阿佐智の「アサスポ・ワールド・ベースボール」

プレミア12 アメリカ代表チームを分析する

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 現在、ウェブマガジン「週刊野球太郎」において、現在開催中の国際大会、プレミア12のチーム紹介を行っている。世界17か国でプロ野球を観てきたといえども、さすがに各国の代表選手を把握しているわけでもないのだが、私なりにこれまでの蓄積と新たな調査によって記事を書いてみた。 それにしても、今回の各国のロースターにある意味、この大会の立ち位置が如実に表れている。バリバリ本気のホスト国日本、台湾に、それにお付き合いする韓国。国家の威信をかけて出場のキューバは、そして、欧州勢はそれなりのメンバーをそろえている。それに対し、南北アメリカ勢のやる気のなさには正直幻滅させられる。メジャーリーガーの不参加どころか、NPB勢まで「稼いだあとはバカンスだ」とばかり、軒並み不参加を決め込んでいる。正直、プエルトリコ、メキシコあたりはひどい状況だ(そのプエルトリコにあの試合じゃどうなの?侍ジャパン)。 そもそも野球の母国、アメリカから本気度があまり感じられない。メジャーが出場しない上、マイナーリーガーも主だった者はのきなみ、ウィンターリーグに修行しに行っている。彼らにすれば、国際大会なんかに出場している間に、別の選手にアピールの場を奪われるようなリスクは取りたくないのだろう。正直、この大会より、ウィンターリーグの方がメジャーのスカウト陣は多いだろう。 そのアメリカチームだが、今回のメンバーは、夏に行われたパンアメリカン大会の出場者が中心である。3Aが17人、2Aが7人、Aが1人。うち3Aのひとり、ダン・ブラックは韓国のKBOに途中移籍している。  メジャー経験者は6人。現在は3Aでプレーする彼らが今大会の核になることは間違いない。通算8勝で今年はロイヤルズの3Aでリリーバーとしてプレーした28歳のケーシー・コールマンが、メジャー通算8勝、オリオールズの3Aで2勝0敗の成績を残した31歳のディナ・イブランドなどがいる。通算26勝29敗のアーロン・ラフィー、30歳は、今年はロッキーズの3Aで主に先発で5勝4敗の成績を挙げているので彼も先発陣の一角を占めるかもしれない。球速は出ないものの、変化球を低めに集めるジャレット・グルーペ(インディアンズ3A, 33歳)の存在も不気味だ。  野手では、フィリーズ3Aでプレーしたタイラー・パストルニッキー、25歳が内野のかなめ、今大会では2塁、あるいは3塁での起用が濃厚だ。そのほか、マット・マクブライド(ロッキーズ3A, 30歳)がベテランとしてチームを引っ張るか。  これに加え、有望株選手として、内野では、ブレット・フィリップス(ブリュワーズ2A) にも注目したい。2Aではホームラン1本だけというから、打撃面ではまだAレベルだろうが、若井選手はこういう大きな舞台を経験して成長する。その他内野には、フィリーズA級でプレーした、ドラフト4巡目、カイル・マーティンや、まだ守りに粗さが目立つものの、強打を誇るショートストップ、ギャビン・セッキーニ(メッツ2A)らが控えている。  また、23歳のジェイコブ・メイ(ホワイトソックス2A)、24歳のジェイク・バレット(ダイヤモンドバックス2A)らまだまだ伸びしろのある選手のプレーにも注目したい。



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