2008年05月05日
ストライカーの小脳
昨夜放送のNHKスペシャル、ミラクルボディー「反応の限界を超えろ」。医学や科学について特別な知識のない私にとってとても参考になる番組でした。陸上、野球、ボクシング、剣道のトップアスリートの能力を「反射神経」から探り、そこで取り上げられた「小脳」の働き。これをフットボーラーというかストライカーに当てはめて考えてみました。 番組の中でトップアスリートの反射神経は大脳を使わずに小脳のみで反応するから限界を超えた早さがあるのだと。そして小脳とは「経験を蓄積する場所」で小脳を使えば「過去の経験を引き出し無意識に対応出来る」と紹介されています。 最も小脳の活用はストライカーだけの話ではないのですが、フットボールの仕事を「判断」ではなく「反応」と捉えた場合、それが最も必要なのがシュート(特にバイタルエリア内)で、また最も求められるのがストライカーでしょう。 最近のエトーのプレーについてシュートを打たない、ゴールを見ない、という意見があります。もちろんそれは正しいのですが、この番組的に考えると大脳での「判断」をしているからと言えるでしょう。エトーは元々ゴールへの強い意識からとにかくシュートというかゴールを見ている選手で、それはまさに「反応」と言えるもの。なぜそうかったのかは省きますが(あまりにも長くなるので)それが結果に繋がっていないから批判にもなるのです。 ただストライカーとしての魅力はやはり「反応」。今は小脳より大脳の活用が勝り「反応」出来なくなっているのでは? さてのってるストライカーに共通するゴールとは。よくあるのが「とっさに足が出た!」「ボールが転がって来た!」などがあると思いますが、いずれも「判断」ではなく「反応」したからであって、それは嗅覚という言葉で表現されますが常に小脳の活用が活発だからなのでしょう。 では小脳に必要な経験とは。それは幼年期の過ごし方や私生活や性格などいろいろあるでしょうが、トップアスリートには小脳の学習能力の高さもあるようなので、こればかりは持って生まれたものもあるのでしょうか? 私達日本人が決して忘れられないフットボールの光景に、昨年W杯クロアチア戦柳沢の「あの」シュートがあります。これなどまさに小脳で「反応」していれば歓喜になっていたはずです。地元が同じなので高校生の頃から見ていますが元々柳沢も小脳のストライカーでした。なぜそうなったのか、残念。 エトーが柳沢にならないとも言えません。しかし何かを超えられればインザーギになれるでしょう。その鍵は、やはり小脳の活用にあると思います。
posted by Gonzalez |13:24 |
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