一刀両断

横綱の引き際を考える

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平成29年初場所はついに稀勢の里が悲願の初優勝を遂げて横綱昇進を決定づける反面、日馬富士、鶴竜の途中休場、更には白鵬も平幕相手の取りこぼしが目立つなど、3横綱にやや衰えが目立った場所となった。更には琴奨菊の大関陥落、豪栄道も休場、照ノ富士も大敗するなど、稀勢の里以外の横綱・大関にとっては散々な場所となった。日馬富士は4月には33歳となり、白鵬、鶴竜も今年で32歳を迎える。過去の横綱であればすでに引退していてもおかしくない年齢であり、彼らがそろって下り坂を迎えるのもやむを得ない面もある。  しかし、彼らが過去の横綱のように、不成績が続いたからといってすぐに引退という結論を出すことができるのであろうか。彼らは過去の横綱とは異なり、引退に際して大きな制約を抱えているのである。  彼らは現在のままでは年寄として協会に残ることができないのだ。彼らは過去の横綱とは異なり、日本国籍を有していないので、親方となることができないのだ。すなわち、引退=即安定収入を失うこととなる。過去の元横綱らは、横綱の引き際云々を語るかもしれないが、少なくとも彼らは引退においても少なくとも年寄として協会に残るという保証があったのだ。仮に年寄株を確保していなかったとしても、日本国籍があれば、少なくとも5年間は現役時代のしこ名で年寄となることができたが、現役の3横綱は年寄として協会に残る権利はないのである。  さらに、現役の3横綱は「横綱の引退」なるものをほとんど間近で見ていないのである。直近の引退は平成22年初場所後の朝青龍の引退にまで遡らなければならないし、朝青龍の引退は協会から引退勧告を受けた、やや特殊な形の引退であった。それより以前の引退となると、平成15年九州場所の武蔵丸の引退にまで遡らなければならない。当時は白鵬、日馬富士は十両目前とは言え幕下力士にすぎなかったし、鶴竜に至っては三段目の力士にすぎなかった。更に、横綱の引き際を語ることができる元横綱の親方も現状角界内には5人しか残っていないのである。  こうした状況で、彼らが更なる力の衰えを見せたとしても、引き続き横綱の地位にしがみつくことも十分に考えられるだろう。途中休場や不成績を連発したとしても・・・



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横綱の引き際を考える

せっかくの4横綱時代、長く続いてほしいものです。
大阪場所では白鵬はすぐに休場してしまいましたが。幕張メッセ場所では本人が石浦を内弟子と呼んでいました。本当はすぐにでも指導者になりたいのでしょうね。
日馬富士はメッセ場所トーナメント戦で優勝。気持ちと体調がかみ合えばこれほど強い人はいないから、15日からだを持たせてほしいです。ある意味一年を通して調整して、長持ちさせてほしい。
鶴竜、北の富士さんに言わせると、責任を感じすぎだそうです。相撲を取ることを楽しむ気持ちを思い出してほしいです。
稀勢の里はこれからです、それこそオリンピックまでやってほしいですね。

自身のプライドとやる気と、勝敗のみではなく相撲界そのものをしょって立つ責任感が、横綱を続ける原動力なのだと思います。
相撲を見ていると、生き様まで見えてきます。まだ30歳そこそこなのに、これだけの経験をしているってすさまじい人生だと思います。
引き際、辛い言葉だなあ、相撲に想いがあるうちは、現役を続けてほしいです。まわりも一、二場所の成績だけでガタガタ言わずに、見守っていきたいものです。何しろ皆さん、直近一年間で優勝しているしね。

横綱の引き際を考える

別にそんなに心配はいらないんじゃないですか。あんまり酷いようなら、朝青龍の時のように引退勧告をすれば良いでしょう。

横綱の引き際を考える

正直あの二人にはもう横綱の実力は無い、近いうちに強制的にでも引退させるべきだ。

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