2008年07月11日

32番目の男コーリー・ハートの魅力

昨年、両リーグトップの231本のホームランをたたき出し、今シーズンもここまで両リーグで4番目の121本のホームランを量産している強力ブルワーズ打線の中心は、昨年の新人王で今年のオールスターファン投票ナ・リーグ外野手部門トップのライアン・ブラウン外野手と、昨年のホームランキングのプリンス・フィルダー一塁手の2人に代表される。

パワーヒッターのフィルダーに確実性を兼ね揃えたブラウン、それにスピードを加えたのがコーリー・ハートだ。198cmという長身とその打撃フォームから、かつてブルワーズの中軸を担ったリッチー・セクソン(7月10日にマリナーズからリリース)を彷彿とさせる。しかし、ハートのセクソンとの決定的な違いはアベレージを残せるところだ。2003年セクソンが45本塁打を放ち、オールスターにも出場し、最高のシーズンを送った年でさえ打率は.272にとどまった。

一方ハートは2004年にメジャーデビューし、この年は1打席で1三振だったが、2006年には87試合に出場し打率.283、本塁打9とブレークを予感させる活躍をした。2007年は開幕から7番ライトでスタメンに名を連ねた。開幕から打撃好調を維持し、少しずつ打順を上げシーズン終盤には5番に定着した。インコースが苦手という長身選手に特有のウイークポイントもハートには見られず、インサイドの球も腕をうまくたたんで打ち返している印象を受ける。

また、アベレージやホームランだけでなく走れる大型外野手で1番や2番を打つこともある。昨年は打率.295、本塁打24、打点81、盗塁23という成績はブルワーズチーム史上5人目となる20HR、20盗塁をクリアした。今季、開幕戦は6番だったが、ビル・ホールの不振もあって、開幕から15試合目の4月17日のカージナルス戦から5番に昇格した。また、リードオフマンのリッキー・ウイークスが故障者リストに入っている間の6月10日のアストロズ戦から5試合で1番バッターを務め、7月1日のダイヤモンドバックス戦ではフィルダーが休養のため4番に入り3安打、翌2日と3日にブラウンが手首の故障でスタメンを外れた時には3番に入り、この2日間で計4安打するなどマルチな活躍を見せた。

今年はここまで打率	.292、打点52、本塁打15、盗塁13といずれも自己最高のペースである。このまま好調を維持すれば、3割、30本、30盗塁も夢ではない。オールスターでもスピードスターが少ないナ・リーグを引っ張って、対ア・リーグの連敗を10で止めて欲しい。

まだ26歳という若さで3人のパパであることも付け加えておこう。

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2008年07月06日

ライアン・ブラウンはホームランダービーに出場できるか

オールスターのファン投票が日本時間の7月3日に締め切られた。ファン投票の中間発表で、出場をほぼ手中にしている選手、当落線上の選手など身辺があわただしくなってきている。中でもナ・リーグの外野手部門の3位争いはカブスの福留孝介とブルワーズのライアン・ブラウンが3万票差で最後まで予断を許さない状態になっている。福留もブラウンも成績上は当落線上レベルで、ファン投票で選出されなければ、監督推薦で選ばれるのは微妙な状況だ。

そんな中、ブラウンは「もちろん選ばれればの話だが、ファンのために参加したい。」と早々にホームランダービーの出場を明言している。今年はA・ロッドが打撃フォームに影響がでるとしてホームランダービー出場を拒否したり、過去にもイチローが同じ理由でホームランダービーを断ったりと、近年はダービー出場に難色を示す選手が目立ち始めている中、ファンのためとして出場を希望するブラウンがオールスターに選ばれてほしいと思うのは私だけではないはずだ。

しかし、ブラウンがオールスターチームに選ばれるかは微妙な状況だ。先ほども述べたように、ファン投票の最終中間発表ではナ・リーグ外野手部門で福留についで4位。前回の中間発表より差は詰まっているものの、福留がカブスファンの票と日本からの駆け込み票で最終結果では票を伸ばしてくるのは確実。もし、ファン投票で敗れれば、監督推薦を受けなければならないが、この場合はチームメイトとの争いになってくる。メジャーのオールスターは各球団から最低1人は選ばれるシステムにあるため、ナ・リーグの場合、16球団で31人のロースター枠を争わなければならないため(32人目はファン投票)、1チーム1人しか選ばれないケースも多い。

昨年はブルワーズのチーム史上最多の4人が選出されたが、昨年と違ってチームがいまひとつ乗り切れていない状況からすれば今年は1人もしくは2人が妥当だろう。ブルワーズから1人しか選ばれない場合は、ここまで防御率リーグ3位の2.77、勝利数もリーグ3位タイの10勝を挙げているシーツに当確ランプがつくだろう。もし2人選ばれた場合も、チーム打率トップのハート、6月後半から打撃絶好調のハーディらと争うことになる。

いずれにしても、オールスター出場を確実にするためには、ファン投票で福留を逆転することが最低条件だが、投票締め切り直前に手首の怪我によるスランプと欠場はブラウンにとっては痛手だった。7月4日のパイレーツ戦で戦列に復帰し1安打を放ったが、ファン投票でもれた場合のためにも、監督推薦発表までに打ちまくって打率を3割前後まで上げておきたいところだ。ファンのためのホームランダービー出場までブラウンの正念場は続く。

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posted by gogobrewers |09:16 | コメント(1) | トラックバック(0)
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