2009年11月30日
これまで紹介した動画3編の訳文についてですが…
大変申し訳ありません!!!
ネイティブの知人から指摘を受け、翻訳でおかしいところがやっぱり出ていましたので、再度修正致しました。
以下、ご参照ください。
思わず笑えてしまう動画 〜台湾プロ野球 編〜
思わず笑えてしまう動画 〜台湾プロ野球 編 その2〜
思わず笑えてしまう動画 〜台湾プロ野球 編 その3〜
特に、台湾語が混じっている部分や、ひねりを効かしている部分の理解が乏しく、おかしなものになっていました。
教えてもらいながら、改めて「表現の世界は奥が深いな〜」と思うと同時に、「面白いなぁ〜」と感じずにいられませんでした。
台湾へ行った時に、よく書店へ行きますが、台湾人作家のオリジナル作品が学術書及びその関連書籍以外で極めて少ない事に気付きます。小説もマンガもビジネス本も、多くは海外の書籍の翻訳版が目立つところに置いてあります。
しかし、これまで紹介してきた動画の字幕を追っかけてみると、非常に理解に苦しみます。
ネットの世界や、こうしたところでは非常に豊かな想像力と表現力を見せているのに、どうして表に出てきてその才能を発揮出来る人が少ないのか…
それは本当に残念でなりません。
こうした方々の力を借りれば、もっと面白い世界を作り上げる事ができると思うので、台湾の出版業界はこうした人材を埋もれさせないで、しっかり生かしてほしいと切に願います。
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2009年11月24日
ここのところ、ずっとおかしな話題に振り回されていたので(おかげで巨人とヤンキースの応援に専念出来へんかったやん…)、明るい話題に触れられるのは、実に気分がいいものです。
おかしな話題の方は、もしかしたら大きな波が押し寄せそうな予感がしますが、それは放っといて…
こちらの読売巨人軍のHPでも紹介されておりますが、台湾體育大學・桃園校(台灣啤酒)のエースである黃志龍が、巨人に育成契約で入団する事になり、台湾で会見が行われました。
*こちらの動画をご参照下さい
台湾の各報道によれば(こちらを参考にしました)、2年契約で契約金2000万円、年俸400万、インセンティブで来年の7月31日までに支配下登録されれば契約金は3000万円加算され、年俸も少なくとも600万円まで上がるそうです(注:金額は推定です)。
これは黃のエージェントが明かしたそうですが、これだけ金銭的に恵まれた育成契約の選手は過去にあったのだろうか…という感じです。
2007年に台中で開催されたAAAアジア野球選手権の決勝の韓国戦での好投が、海外のスカウトの目に留まるきっかけになりました。しかし、大会終了後に台湾體育大学・桃園校(当時は國立體育學院)に進学した後は、故障等であまり良くありませんでした。
上の写真は、昨年10月29日に天母で開催された大学選手権「梅花旗」の決勝での様子ですが、この頃や5月に開催された全アマチュアの大会である協會盃で見た時は精彩を欠いていました。
本人には失礼ですが、150km以上を出すと言われた直球も変化球(おそらくスライダーが中心)も、あまりすごさを感じる事が出来ず、他の大学生投手と「どこが違うのかな…」と思いながら見ていました。
今年に入ってから急成長を見せて、9月に欧州で開催されたIBAF主催のW杯の日本戦で好投して更に評価を上げたみたいです。
10月に入り、こちらの一番下の写真にあるように、巨人の2軍の練習に参加した事で、巨人入りへ更に気持ちを強めていったのではないかとみられます。
日本の一部報道で「王建民(ヤンキース)2世」と言われた事については、「ちょっとおかしな感じがするけど」と前置きし、「悪い気分はしない。王建民と同じようになれればいい」という事でした。
それと、前出のVTRでは「小さい頃から巨人ファンだった」と話していますが、こちらの台北ナビの取材では「好きなチームはロッテ」となってます。なぜかは、よく分かりません(涙)。ゴメンナサイ!
せめて、私くらい分かりやすかったら…
そう思わずにいられません!
ただ、前出の台北ナビでは「アメリカよりも日本で」と話していたようなので、元々日本志向が強かったようです。
従って、注目されはじめた時点で、遅かれ早かれこういう展開になっていたと思います。
黃志龍が「育成」から「支配下」に向けて、羽ばたいていく姿を今後楽しみにしたいと思うと同時に、一巨人ファンとしては一日でも早く坂本勇人達と一緒にプレーして、巨人を更に強くしてほしい、と願っています。
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2009年11月21日
*一時中断致しました。すみません!
やはり、台湾特有の表現が多く、非常に難しかったです。当然の如く時間もかかりました。
今回は、過去2回の字幕を作った方とは別の方が作成したものを紹介致します。
惡搞中職 帝國毀滅 ([新聞]象隊想多選)篇
直訳版タイトルは「台湾プロ野球の錯誤 王国の崩壊 〜象さんチームは選手をたくさんほしいねん〜 編」といった感じでしょうか。
当ブログ風には、総統閣下は、相当お知恵が働くようですという感じで。
では、以下の訳をご参照下さい。
(楽しいディナータイムを迎え…)
「今天我把選五個事情告訴其他三隊領隊了」
本日、ドラフトで解雇した5選手の補充(注1)について、他の3チームに連絡をとったんだ
(注1:解雇した選手の数が5人なので、こういう事らしいのです。ついでに、優先して1巡目で指名しようという魂胆も指しているようです)
「明年球季應該沒問題了」
来季は大丈夫だ
「應該有回應了」
そろそろ返事があってもいい頃だな
(手招きをしながら)
「可以先選林恩宇,運氣好說不定連林威助一起包了」
先にドラフトで林恩宇(注2)を指名出来るし、あわよくば林威助(注3)も獲得出来そうだな
(注2:今季まで東北楽天に在籍していた投手。復帰には、ドラフトで指名されなければならないため、指名を希望する場合、申請書を提出するか否かの動向が注目されている。兄弟は、事件の影響で投手を多く失った事から、日本へ行く前に突出した存在だった彼の獲得を目指しています)
(注3:日本のファンにはお馴染みの阪神の外野手。冗談で名前が出てきたとは思いますが、本当に教祖様が考えていそうでコワい…)
(表紙を開けながら)
「我來看一下他們還打借哪些人給我們」
どれどれ… 他の3チームの選手がどんな選手を緊急移籍(注4)に協力してくれるかな…
(注4:10名が永久追放等で試合に出られない状態になったため、教祖様に当たる方は報道を通して、独自の理論を展開し、緊急措置で選手を移籍できるよう、4チームで戦力に偏りが無く、来季を迎えられるよう提案しました。)
(静寂が走り、出席者一同の食事の手が止まる…)
「新聞」
報告
「象隊選秀多選幾個?…」
ワテらはどれだけドラフトで指名出来るかな…
ワクワク!ワクワク!(則巻アラレ風に)
「各領隊暫不同意!」
各チームのGMは、返事を保留(注5)!!
(注5:兄弟側が報道陣を通してした提案に対して、統一7−ELEVEnはノーコメント、興農は「捜査の進展を踏まえた上で」という感じで、明確な返事をしませんでした。当然といえば当然ですが…)
「這寫的是三小(注6)」
何ぢゃごりゃ〜〜!
(注6:この「三小」は台湾語で「何やて?」という意味らしいのです)
「幹……」
あっ……
「幹他X的六兩(注7)搞不清楚狀況嗎」
(筆者涙:ちょ、ちょっと困ります…)
La newのス〜〜カ、ポ〜〜ン、タ〜〜ンは、今の状態を分かっとんのか!
(注7:この「六兩」を台湾語で発音すると「La new」と聞こえるので、La newを指しています)
「什麼『以職業棒球的方式來做』……」
何が「プロ野球の運営方式に則って」だ(注8)!
(注8:こちらは、La newが出した返答で「(選手の移籍は)規則に則った形で行われるべきで、それなら例え(看板スター選手の)陳金鋒でも、移籍交渉に応じさせて頂きます」というものを指しているとみられます。これも当たり前といえば当たり前ですが…)
「幹!我們有自己的玩法!講過幾次了!」
(筆者涙:訳に困ります…)
こんのやろ〜〜〜!ワシらにはワシらのやり方があるのを何度も言ってきたではないか!
「他娘的……」
(筆者涙:困る…困るではないか!)
あの…
「他娘的接下來一定又要被剪成毀滅帝國三部曲了!」
(筆者涙:訳に困ります…)
あんニャ郎はこの動画を三部作で止めてやろうっていうのか(注9)!
(注9:前の2つは、過去に紹介した2編の動画を指しているとみられます。)
「我幹幹幹幹幹!」
この、この、この、この、この、このーーーー(注10)!
(注10:「幹」が「ガン」と発音しますが、元のドイツ語と絡めて、この字をあてているものとみられます。ついでに、台湾語では困る意味の訳語になるので、上のように訳します)
「馬的」
(筆者涙:どうすりゃエエの…)
くっ…
「然後一定又一堆酸民要高潮了……」
これでまた、ヤツらまたが最高潮になってくるではないか(注11)…
(注11:「ヤツら」は教祖様に批判的な人達を指しているとみられます。「最高潮になる」のは、教祖様が重ね重ね公言した「解散」への機運が高まる事を指しています)
「六兩的老闆真的以為自己是聖人啊!?」
La newのオーナーは、ホンマにおのれの事を聖人君子だと思っとんのか!?
「還以為你中職姓劉啊」
お前はCPBLの中では、まだまだな、ただの「劉」なんだがな(注12)!
(注12:La newは加盟して日が浅いため、その劉保佑オーナーを「ただの『劉』」と強調する事で自分を高みに置く、というイヤらしいところを強調しています。)
「算了……全部給我去澄清沒有選五個的事」
止めだ…まだ選手5人の指名が明確に否定された訳ではないんだ
「你去PTT給我消毒一下!」
君はPTT(注13)をクリーンにしてくれないか
(注13:台湾の大手インターネットの掲示板です。ここの住人は、過去の書き込みで「鄉民」となっていましたが、思わずうなってしまうような鋭い書き込みも多く、「火」を「fire」と称して解雇を表す等、独自の世界観を構築してきています)
「教主 可是鄉民都很靠背」
しかし教祖様、ヤツら(ネットの世界の住人達)はガンガンやってきますよ。
「說得也是 接下來一定被酸的滿投包」
そうだな…無意味にやられ続ける事もないな…
「我們可以找些死忠象迷反擊」
我々には、絶対に裏切らない象さんチームファン(注14)を味方につけられます。
(注14:ここのファンは、過去に紹介した動画のように熱狂的…というより、宗教の信者みたいな感じのファンが多くいます…)
「那你還在這裡嘴砲!」
なら、おのれはそこでやり合うんか!
(一斉に席から離れようとするところへ…)
「阿振 你坐下」
振くん(注15)、君はそこへ座るんだ
(注15:新監督の陳瑞振を指しているとみられます)
「我現在有一個好計劃」
ワシにいい考えがある
「等一下換個衣服穿清涼一點」
肌の露出の多い服に着替えさせてだな
「然後 自拍傳上網說妮妮套圈」
”妮妮(注16)”の写真として撮影しておくんだ
(注16:曹錦輝が「黒い接待」を受けたとされた際に、ご指名したとみられる女性の愛称です。ついでに、LPGAに参戦している曾雅妮も「妮妮」と称される事があります)
「鄉民(注17)注意力就被轉移了」
ヤツらの関心もそこへ移るはずだ
(注17:野球ファン全般を指しているとみられます)
(女性がおもむろに)
「可是傳說妮妮很辣 身材很好……」
ですが…”妮妮”はとてもセクシーで、プロポーションもバッチシ!と…
(教祖様が女性の手を握り…)
「你…… 要對自己有信心」
君… もっと自分を信じるんだ(注18)
(注18:実際の映像と重ね、教祖様がその女性を説得している、もしくは口説いているように見せるために、この字幕をつけたものとみられます。)
「記得修圖再加上馬賽克」
いざとなったら、顔にモザイクをつけてごまかせばいいんだ
「剛剛新聞裡 六倆還叫我們挑城市隊球員」
さっきニュースを見たら、La newはワシらに「各都市チーム(注19)の選手をドラフトせよ」(注20)と言いやがった
(注19:今年3月のWBCで屈辱的な2連敗での予選敗退後に、台北市、台北縣、桃園市、台中市で次々と結成されたチームを指します。この4チームには、昨年消滅した2球団を中心とした元プロ選手が多く在籍しています。)
(注20:兄弟側の出した緊急措置による移籍等について、La newが出した返答は他にも「まずは各都市のチームの選手をドラフトで指名するなり、可能なら契約交渉するなり、方法はいくらでもあるのでは?」というものがあって、それを指しています。La newも球団経営を引き継いだ際に、台湾人投手が3人しかおらず、非常に苦労したので、そこも強調しています。これも当然といえば当然ですね…)
「那要選嗎?」
それなら、獲得しますか?
「你頭殼壞掉了嗎?」
お前、イカれちまったのか?
「選城市隊的球員月薪起碼要6萬」
もし、都市チームの選手を獲得する場合、最低でも月給6万元(約16万7千円。注21)かかるんだぞ
(注21:元プロの選手が多いですから…)
「搞不好找來的還有黑底(注:22)」
もしかしたら過去に八百長やってたヤツがひっかかるかもしれんではないか!
(注22:相手の選手の闇の部分を指していて、八百長やってた過去が掘り起こされるかもしれないという意味になるそうです)
「我要的是零簽約金,月薪三萬起跳的新人」
ワシが求めるのは、契約金0、月給3万元(約83400円。注23)から獲得出来る新人だ
(注23:台湾での月給3万は、大卒の会社員の初任給程度と言うべきでしょうか。冗談とはいえ、契約金0で新人を獲得するのは…)
「哪一種划算,這麼簡單的數學問題」
どんなそろばんを弾くかは、簡単な算数レベルの問題だ
「你不會用你裝豆花的腦袋想一下嗎」
お前さんの豆花(注24)のような、もろくて柔らかい頭で考えてはならん
(注24:別名「豆乳プリン」と呼ばれているそうです。台湾ではデザートとして食べらています。蛇足ですが、台南にある「安平豆花」は、個人的にお勧めです!)
「城市隊就別考慮了」
だから都市チームは考えてはおらん
「還有」
それとな
「我要確立一下找新球員的方針」
ワシは新しい選手の獲得方法を確立しようと思っとる
「最好是找那一種會煽動球迷的」
一番いいのはな、ファンを煽ってくれるような選手を探してくることだ
「像小曹那種咖馬的 或者大餅那種會割喉最好」
小曹(注25)みたいに「Come on!」ってやってくれるヤツや、大餅(注:26)のように首をかっ切るようなパフォーマンスをしてくれるヤツみたいなのが一番いいんだ
(注25:元MLBプレイヤーの曹錦輝を指しているとみられる。「Come on!」は、兄弟でのデビュー戦で曹がファンに対して見せたパフォーマンスで、彼の代名詞になりました。もう過去のものになってしまう可能性が高いのが残念!)
(注26:統一7−ELEVEnのクローザー・林岳平の別名。名前の「平」と「餅」の北京語の発音が似ているところからつけられたとみられます。首をかっ切るパフォーマンスは、当ブログでも紹介しましたが、昨年の台湾シリーズで兄弟のファン相手にやって、チームのバスが囲まれ、物を投げ込まれる事態を起こす要因になりました)
「可是大餅會有複數年約的問題 怎麼處理」
お言葉ですが、大餅は複数年契約を結んでおります。どのように解決なさるおつもりですか?
「開一個領隊會議,強迫各個球隊以後只能一年一簽」
代表者会議を開いて、各球団に今後単年契約しか結ばせないようにするんだ(注27)
(注27:こういう話は今のところ出てませんが、12月末に行われる予定がある会議で本当に出てきたら、恐すぎる…)
「一年一簽 一年一簽 一年一簽」
とにかく、一年一契約、一年一契約、一年一契約だ!
「聯盟我們洪家開的麻」
このリーグはワシら洪家が興したんだからな(注28)
(注28:台湾のプロ野球は洪瑞河氏の長兄の洪騰勝氏が発足に尽力しました。洪瑞河氏は、洪家5兄弟の4番目。こうした姿勢が随所に現れる時が多い事を指して、それをここで皮肉っています)
「我可以去拍照了嗎……」
それでは(妮妮ちゃん風に仕立てて)撮影に入りましょうか?
ここでお断りしておきますが、オリジナルの方はドイツ語です。私はドイツ語が全く分かりませんので、何を言っているのかさっぱり分かりません。
また、動画にある字幕が必ずしも現状を反映し、正確に捉えているとは限りません。
私や事情がわかる台湾の方々は、それを踏まえた上で、笑って見ておりますので、あらかじめご了承ください。
解説&後記
過去2回に分けて紹介した動画とは違う方が字幕をつけているようですが、もしかしたら同じ方なのでは?と思いたくなるような内容になってます。
比喩がよりうまくなって、面白さが更に増したかな…という感じです。
色々(注:)で書き込ませて頂きましたが、本家の教祖様は相変わらず自己中心的のようです。
最近の動きとして、外野手の楊宗範が検察に8万元を支払って「仮釈放」状態にされ(本人は容疑を否認しています)、また給料の支払い&出場停止処分になった選手が増えました。
これに合わせて、台湾側の報道では来月行われる代表者会議で、「仮釈放条項」の改正と戦力ダウン著しい兄弟球団の救済法が議論されそうだ、というのが出ていました。いずれも、これまでに紹介した動画で、散々皮肉られたことです。
それでも、動画の中の教祖様は、毒を吐きながらもまだ笑える存在でしたが、これが現実になると本当に笑えません。前出の議論のネタが、全部兄弟に有利なように改正された場合、今回の動画にある翻訳の「このリーグはワシら洪家が興したんだからな」というのが現実になる事を意味します。そうなると、他球団の選手や関係者、ファンの不満を更に溜め込みかねない要因になり、また同様の事案が発生する温床になるかもしれません。
それだけでなく、兄弟は自分たちが契約を解除した曹錦輝の再契約を模索しているみたいです。最初に仲間の陳致遠に「1年だけ一緒では寂しい」と同情する発言したのを機に、事件の影響で出国制限がある彼の心理的不安を突く巧妙なやり方には、ただただ敬服するばかりです。少しでも有利な状態で契約をするために、検察とうまく演出しとらせんか?と思いたくなります。
こんな感じで教祖様の都合のいいように全て事が進み、お世辞でも「信頼を損ね、社会的制裁を十分に受けている」とは言い難いくらいの状態では、検察官が漏らした「台湾のプロ野球も終わったな」という言葉は、より現実のものとなりそうです。
そして、本当の意味で良心的で聡明な方々は、静かに教祖様のもとを去って行き、有望株と言われる選手達の海外志向はますます顕著になっていくでしょう。
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2009年11月20日
さあ、
さあ、
そこの坊ちゃん、嬢ちゃん、寄ってらっしゃい! 見てらっしゃい!
台湾プロ野球名物、八百長事件の捜査は、これだけでは終わらないよ!
叩けばホコリで、どんどん出てきまっせ!
…前回と同じオチではつまらないですね、やっぱし
本題に入ります。
昨日、検察で事情聴取を受けた3名についてです(こちらを参照しました)。
まず、「逮捕」と書き込んだ内野手の蔣智聰は、逮捕されておりませんでした。
台湾の速報版を参考にそう書き込んだのですが、容疑を認め8万元(約22万円)を納付し”仮釈放”状態となっていました。
この点については、誤りがありましたので、ここに訂正致します。すみませんでした。
他の内野手の黄小偉、投手の許文雄も蔣智聰同様に容疑を認め、8万元を納付し”仮釈放”状態になりました。
3名とも行為で得た所得の返納にも応じる意向を示しています。
そして本日、新たに投手の許志華、内野手の林津平、昨年までLa newに在籍して現在は台北市チームに所属している投手の許志昌が検察に呼ばれ、事情聴取を行いました。昨年の試合で八百長行為を行っていたのではないか、という事で捜査の対象になったようです。
この結果、許志華は8万元、林津平と許志昌は6万元(約16万5千円)で”仮釈放”状態になりました。
同時にリーグの規定に基づき、La new所属の5名は即時に給料の支払い停止と出場停止になりました。
La new球団はこれを受け、前日の蔡英峰、蔡宗佑と同様に、前出の所属選手5名(黄小偉、許文雄、蔣智聰、許志華、林津平)の解雇を発表しました(こちらより)。同時に、彼らへの賠償請求も検討する事になります。
もう1人の許志昌は、台北市チームを解雇になる見込みで、正式発表待ちの状態です。
同時に、La new球団からも賠償請求の対象にもなりました。
(こちらと、こちらを参照しました)
許文雄は、日本のファンには昨年の北京五輪の日本戦で先発して好投した投手といえば思い出して頂けるでしょうか。
また、2006年のアジアシリーズ決勝で先発し、北海道日本ハムを途中まで0点に抑えた投手でもあり、同年に開催されたWBCの日本戦でも登板した投手でもあります。
こちらの映像では奥様が出てきてますが、私が彼ら夫婦と知り合ったのは、2006年のWBC開催期間中でした。
奥様は、代表のユニホームを着たご主人の応援のために、東京へ来ていました。
その後も、澄清湖棒球場で会う機会が幾度とあり、奥様はよく澄清湖棒球場に来て、ご主人やLa newの応援に来ていました。その都度、彼ら夫婦に声をかけさせてもらいましたが、大変仲が良かった印象を持っています。
それで突然わき上がった、今回の騒動。
こちらもそういう様子は全くと言っていいほど無かったので、ただただ驚いています。
また、前出の映像での奥様の様子を見ていると、非常に心が痛みます。
前回も紹介しましたが、許文雄は埼玉西武・渡辺久信監督の台湾時代の教え子。
渡辺監督の著書「寛容力(講談社:刊)」にも、彼の名前は登場します。北京五輪での彼の姿を大変喜んでおられたそうです。
この報道を知って、渡辺監督がどんな気持ちでおられるか、非常に気になります。
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2009年11月19日
ハイ、
ハイ、
ハイ、
そこの兄ちゃん、姉ちゃん、寄ってらっしゃい! 見てらっしゃい!
久しぶりに動きがあった台湾プロ野球名物(こう言われても仕方がないくらいなので…)、八百長事件の捜査!
今度は象さんチームから熊さんチームだよ!
…はどうでもいいので、本題に入ります(こちらより。動画はこちらをご参照下さい。)。
昨日、板橋地検は、一連の八百長事件でLa newの内野手・蔡宗佑、投手の蔡英峰の2名から事情聴取を行いました。
その結果、両者とも行為を認め、行為で得た所得の返納に応じる意向を示した事で、8万元(約223,200円)を納めて、”仮釈放”状態になりました。
容疑は、違法賭博団体の仲介役として、蔡英峰が投手部門、蔡宗佑が野手部門の担当者として、他の選手達を引き込み、八百長行為を昨年から行い、報酬を得ていた事についてです。
これを受けて、2人とも給与の支払い停止と出場停止処分が科せられましたが、本日La new球団は彼らの解雇を発表(こちらより)、併せて2人に対して民事での賠償請求も行う事になりました。
蔡宗佑は、張誌家と共に検察へ呼ばれましたが、その時は証人扱いでした。しかし、その後の捜査で容疑が固まったという事で、今度は「被告(この言葉の意味は、過去に書き込んだ中込氏の件のをご参照下さい。)」の身分で検察に呼ばれ、供述する事になりました。
蔡英峰は、2006年に林光宏投手コーチ(当時)が拉致され、八百長行為を強要された件で名前が出たそうですが、翌2007年の中信の事件ではチームメイトと共に容疑がかかったものの、証拠不十分で捜査協力に留まっていたようです。
つまり、その頃からその手の噂がついてまわっとったという事です。
蔡英峰は第1回WBCで代表に選ばれ、東京に来ました(日本戦でも投げました)。また、その年のアジアシリーズでも東京へきました(この時は故障で登板ナシでした)。
また、アマチュア時代から代表の実績も豊富で、大きな期待もされていた選手でした。
私は、第1回WBC辺りから蔡英峰を知っていますが、その当時は新人だったせいか、誰よりも静かで大人しい感じでした。それは今でも変わらなかったと思います。
先に逮捕された黄俊中もそうですが、そういう事をやるように見えないため、これまた非常にショックです。
本日も許文雄、蔣智聰、黄小偉の3名が検察に事情聴取で呼ばれました(こちらより)。
蔣智聰は逮捕、黄小偉は8万元で”仮釈放”、許文雄は事情聴取中だそうです。
どうなるか分かりませんが、許文雄は埼玉西武・渡辺久信監督の台湾時代の教え子。
渡辺監督は、どんな心境でこのニュースを聞いているのでしょうか?
詳細は、また今度という事で
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2009年11月15日
以前書き込んだ思わず笑えてしまう動画 〜台湾プロ野球 編〜を、こちらの訳や解説の不備が分かったため、書き直しました。
続編も、少し書き直しました。
改めて見て頂ければ幸いです。
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2009年11月12日
前回を振り返ると…
文字にしたとたんに安っぽく、且つ「これって、どこが笑えるの?」という感じになっていました。
私自身の工夫が足りなかったからでしょうか。。。
猛省して、続編をやりたいと思います。
前回紹介した動画の字幕を制作された方が、違うシーンで制作されてましたので、それを紹介させて頂きます。
帝國毀滅 中職版 二部曲
何度もお断り致しますが、主人公にあたるヒトラー役の方に該当するのは…
過去の書き込みをご参照下さい。ヒントは「河蟹」であり、「洪老」です。
以下、字幕の訳文です。動画は、ここと照らし合わせて見て頂ければ幸いです。
私の個人的感覚が入るだけでなく、いくら頑張っても不明な部分がありますので、そこは私個人の感性にてやらせて頂きます。
字幕:帝國毀滅 中職版 二部曲(BGMは、映画「キルビル」で使われた布袋寅泰さんの「Battle Without Honor Or Humanity」)
(注:↑は動画のタイトルです。直訳すると「王国の崩壊 台湾プロ野球版 第2部」)
当ブログ風につけるタイトルは総統閣下は、思い通りにならず相当カッカきているようです
〜今日も不機嫌な総統閣下の画より〜
「鄉民(注1):你說過旗下球員涉賭 球團要罰一千萬」
ファンより:かつて教祖様は「八百長に関わった選手を抱える球団には、1000万元(約2790万円)の罰金を科すべきだ」とお話しされました。
(注1:「鄉民」は村人、村民の意味ですが、ここではインターネットの世界の掲示板にいる住人の皆様を指しているそうです。)
「我.. 我.. 我哪有有說過(汗) 別栽賊好不好 」
そ… そ… そんな事言ったかな〜(汗をかきかき)… 言いがかりをつけるなよ。。。
「幹!你們那壺不開提那壺」
フンっ! お前らはああ言えばこう言う、こう言えばああ言う
「都營造出非情氣氛了」
そうやってけったいな雰囲気作りしたいんだろ!
「想看我自表?」
それでワシがどんな風になるか見たいんだろ!
「都沒看到遊行的隊伍落落長」
ちゃちなデモ行進なんて見たかないだろ!
「黃潮(注2)再現嗎?」
兄弟の絶対王朝を再現させるってか?
(注2:「黄潮」は「皇朝」と同じ発音。「皇朝」は王朝の意味があるため、「黄潮」も王朝を指すとみられます。ついでに、黄色は兄弟のチームカラー)
「都挺我的啦!!」
みんなワシを支持してくれるのか!!
「幹你媽的 鄉民再酸阿?」
(筆者涙:訳に困ります…)
何さらしとんねん!アイツらまたワシにケンカを売ろうっていうのか?おいっ!
(総統閣下が机を叩きながら…)
「再酸阿??」
やんのか??
「再酸阿???」
やんのか???
「再酸阿????」
(も一つおまけに)やんのか???
字幕:嗆完鄉民後…
ひとしきりインターネット界の住人をこき下ろした後…
(総統閣下、執務室を出てから)
「告訴我現在檢調又有什麼新動作」
検察が今どんな動きを見せているのか、ワシに報告しろ
「教主,多一個楊蔥範被約談」
教祖様、さらに楊蔥範(注3)が事情聴取に呼ばれました。
(注3:外野手の楊宗範と見られる。彼は事情聴取のみで終わった)
「教主,還有雞排伸想烙跑被銬回來」
教祖様、さらに雞排伸(注4)が鍋から逃げようとして(注5)、手錠をかけられて戻ってきました。
(注4:中込伸前監督とみられます。「雞排」はフライドチキンという意味で、中込前監督の外見を形容したとみられます)
(注5:丸々と太ったチキンを生きたまま油で揚げようとしているところを想像して下さい。つまり、「台湾脱出を図って」という事です)
「我們已經火5人,禁賽5人,請回2人,計有10人無法比賽」
我々はすでに5人がクロ(注6)で、出場停止が5人(注7)、そのまま帰宅が2人(注8)と、合計10名が試合に出られません。
(注6:八百長行為を認め、そのまま解雇された捕手の汪竣泰、投手の吳保賢と王勁力と李濠任、内野手の朱鴻森の5名をさしています。なお、上の原文の「火」は英語の「fire」を指しています)
(注7:金銭を納付して仮釈放扱いの投手の買嘉瑞と黃榮義、正捕手の郭一峰、センターのレギュラーの黃正偉に加え、「黒い交際」疑惑で契約更新を見送られた元MLBプレイヤーの曹錦輝の5人とみられます)
(注8:外野手の楊宗範と投手の柳裕展の2名とみられます。楊宗範はもう一度検察に呼ばれ、仮釈放状態になって出場停止になっています)
「去給我向法院提出撒銷具保」
裁判所へ仮釈放扱いの解除申請(注9)を行うんだ
(注9:仮釈放扱いの4名については、今のままでは出場停止状態にあるので、兄弟球団は仮釈放扱いの解除申請を裁判所で行いました)
「教主,還是改規章?」
教祖様、やはり規則改定に動きますか(注10)?
(注10:裁判所への申請は、司法手続きであるため申請が受理されても時間がかかる事は確実で、申請を却下される恐れがあるため、こういう動きを起こしたと見る向きがあります)
「好啦,給我接小李子(注11)上線」
おう、李ちゃんにつなぐんだ!
(注11:本来なら「李子」はスモモのことですが、ここでは西太后の側近だった李連英を指し、教祖様が徹底擁護しているCPBLの李文彬秘書長の事を指しています。また、西太后を教祖様に置き換え、李連英を李文彬秘書長に置き換え、その関係性をうまく描写しています。しかし、これは歴史を知らんと分からへんやん…)
(受話器を取り…)
「喂?」
もしもし
「那個永不下台的小李子在嗎?」
そこに、絶対に辞めない(注12)鋼鉄の精神を持つ男・李ちゃんはいるかね?
(注12:李文彬秘書長は、昨年から起きた不祥事に対して「自分の責任はどこにあるのか?」ということで、周囲の辞任を求める声を完全に無視しています)
「蛤?」
ハ〜〜〜イ(いくらちゃん風で)!
「那個任內爆發5次假球案的秘書長」
在任中に5回も八百長事件が起こった伝説の秘書長(注13)かね
(注13:日本では事務局長に相当。CPBLでは実務レベルでの責任者です。ついでに、2005年から今年まで、大小を問わず5年連続で八百長事件は発生しています)
「蛤?我們聯盟深表遺憾」
ハ〜〜〜イ(いくらちゃん風に)、それでリーグとして遺憾の意を表しましたが
「媽的,你是自動答錄機喔」
(筆者涙:これも訳に困るではないか…)
ス〜〜〜〜カ、ポ〜〜〜〜ン、タ〜〜〜ン(ドロンジョ風に)! おのれは自動オペレーターサービスか!
「去修改那該死的『交保就禁賽』的規定」
あ〜〜〜の、いまいましい『仮釈放条項』(注14)の改正に着手するんだ!
(注14:CPBLの規則には仮釈放もしくはその定義にある処分を受けた選手は、検察の対応が決まるまで給与の支払い停止と出場停止処分が科せられる規則がある)
「拍謝,上節目被電太慘還沒回神」
えろうすんまへん、TV出演で失態をさらし過ぎて(注15)、まだアカンのですわ
(注15:これは、TVBSで放映されている「2100」という日本でいうところの「朝まで生テレビ」のような討論番組で、象さんチームのファンや討論の参加者達に突っ込まれまくって、しどろもどろになった事を指しているそうです)
「你說那個球員交保就禁賽的規定喔?」
あ〜、仰るところは、仮釈放状態即出場停止処分を科す、という規定ですね?
「可是我接到酸民的整理資料」
お言葉ですが…整理された資料を見たところですね…
「你之前有意提高處分標準,說交保的也被開除。」
教祖様が高い処分基準を求めておられたみたいですね、それこそ仮釈放状態なら解雇されて然るべきだと
「你不是要最高道德標準嗎?」
崇高な道徳観や倫理観を求めていらしたのは、教祖様ではありませんか?
「可是現在情況就不一樣啦 幹!」
今はな、状況が違うんだよ!おいっ!
「快去修改就對」
さっさと(規則)改正すりゃいいんだ!
「不給我修? 幹! 我就放大絕說沒人打不下去啦!!」
改正できないのか?おいっ!ワシはこのおいしい立場を手放したくないんだぞ!!
(ガチャン!と電話を切って)
「這下絕對沒問題」
よし、これでい〜のだ(バカボンのパパ風に)!
「沒問題啦!」
これでい〜のだ(ここもバカボンのパパ風に)!!!!
「我們就是有兩套標準」
我々はダブルスタンダードだからな
「因為我們身穿尊貴黃色聖衣」
なぜなら、我々は崇高かつ神聖な黄色のユニホームを身にまとっているのだからな(注16)
(注16:兄弟の名前がある限り何でもできる、という事を指しているとみられます)
「教主,球隊的解散危機暫時解除」
教祖様、チーム解散の危機は一時的に脱した、という事ですね
「那麼遊行球迷們的三大訴求呢?」
それなら、ファンがデモ行進(注17)で求めた3大要求(注18)は、どうなりますか?
(注17:11月1日に行われたデモ行進を指すとみられる)
(注18:11月1日のデモ行進で、政府に「プロスポーツ特別法」、「道徳及び倫理教育の徹底」、「部門を越えて責任を負う事が出来る専門的機構の設立」の3点を要求した事を指しているとみられる)
「關我屁事!!」
わ、わ、わ、ワシの知ったことか(注19)!
(注19:ドイツ語の発音に併せて映像が加工されておりますが、ついでに訳に困るものでもあります…)
ここでお断りしておきますが、オリジナルの方はドイツ語です。私はドイツ語が全く分かりませんので、何を言っているのかさっぱり分かりません。
また、動画にある字幕が必ずしも現状を反映し、正確に捉えているとは限りません。
私や事情がわかる台湾の方々は、それを踏まえた上で、笑って見ておりますので、あらかじめご了承ください。
解説&後記
事態が進み、解雇を含め試合に出られない選手が多く出ている現状から、自らを批判するごくごく普通で聡明なファンを恨み、出場停止中の選手を何が何でも出場させるために奔走する、とある球団のオーナーの悲哀をおもしろおかしく字幕をつけてパロっています。また、知らず知らずのうちに自分で自分の首を絞めている滑稽さも、おもしろおかしく描写しております。
そして、いちばん面白いのは「幹」という言葉の使い方です。「幹」は「ガン」と発音し、主に「何々する」という意味で使われる事が多い単語ですが、この動画では、台湾語の放送禁止表現にあたるものであり(それを書き込むとアップ出来ませんから、ここでは書き込みません)、映像のドイツ語の発音と語気に合わせて用いられています。そのため、私は吐き捨てるように使われているとみて、そのような表現を使った次第です。
描写も見事で、ユーモアのセンスも大変素晴らしいものがあると思います。
台湾でこういうセンスのある方は、台湾のプロ野球の報道の分野ではなかなか見られません。見られない…というより、こういうモノを封殺したがる向き(詳しくは過去の書き込みをご参照下さい)があり、成熟した記事やひねりが利いた文言を拝める機会は殆どありません。それ故、こうした方は貴重な存在なのかもしれません。
私の字幕訳は、どう頑張ってもこの動画に字幕をつけた方には、逆立ちしてもかなわないようです。ユーモアのセンスも遊び心も、どうも中途半端でいけません。
このままでは…
いかん、いかん
まだ、面白いのがあるので、それもやらないと…
また、挑戦します。
それでは失礼します。
posted by |22:17 |
台湾野球 |
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2009年11月10日
*やはり翻訳上の不備が多々ありましたので、改めてやり直しました。
それでも…
オリジナルのユーモアには叶わないですね(涙、涙、涙)
兄弟の中込伸前監督の身柄拘束を受けて、日本で話題を振りまいてきた台湾プロ野球名物(こう言われても仕方がないでしょ)の八百長事件。
今年の事件を受けて、こんな動画が出てきました。
帝国毀滅 中職版
*タイトルは、「王国の崩壊 台湾プロ野球版」とでもしましょうか
当ブログ風なら、総統閣下は、自分で自分の首を絞めて相当困っているようですで
この動画は、ヒトラーをモデルにした映画「ヒトラー〜最後の12日間〜(ここをご参照下さい)」のワンシーンを切り取り、字幕をあてたものです。台湾でもこの動画は紹介されました(こんな感じです)。
どちらかというと、言葉が分かる方々のエキスパート向けなのですが、単に面白いだけでなく、この続編や派生してできたものも腹を抱えて笑いたくなるものでしたので、動画にある字幕の翻訳のトレーニングがてら皆さんにご紹介させて頂きます。
ちなみに本編の映画の主人公はヒトラー役の方(よく似てますね)ですが、台湾プロ野球版の場合は…
過去の書き込みを読んで頂ければお分かり頂けるでしょう!
以下、字幕の訳文です。動画は、ここと照らし合わせて見て頂ければ幸いです。
私の個人的感覚が入るだけでなく、いくら頑張っても不明な部分がありますので、そこは私個人の感性にてやらせて頂きます。
「教主,我們有懷消息要告訴你」
教祖様(注1)、お伝えしなければならない残念なお知らせがございます。
(注1:「教主」は教祖様という意味です。この主人公には、教祖様の方がふさわしいのでこちらにします)
「今天上午檢調兵分二十九路」
本日午前、検察が29カ所で家宅捜査を行いましたが、
「進入我們宿舍進行搜查」
その際、我々の宿舎でも捜査を行いました。
「很多球員睡倒一半被嚇醒」
多くの選手は半ば叩き起こされた感じだったそうです(注2)。
(注2:台湾シリーズ第7戦終了翌日の10月26日の午前に一斉捜査が行われました。兄弟の選手は前日の夜の試合終了後、バスで宿舎及び自宅へ移動しているため、必然的に寝ぼけた状態になってます、という事です)
「並且已經有人被抓去約談了」
すでに検察から事情聴取を受ける事になった選手も出てきています。
「這只是小事情」
ちっぽけな事だ。
「先跟我說明年選秀第一順位要選誰」
まず、ドラフト会議で1巡目に誰を指名するか話をしたまえ。
(しばし沈黙…)
「教主……」
教祖様……
「這個……」
そ、そ、その……
「很遺憾的跟你說」
誠に遺憾ですが…
「我們已經有球員承認收錢打假球」
我がチームの選手に金銭を受け取って八百長行為を行っていた事を認めた者がおります。
「搞不好沒職棒二十一年(注3)」
もしかしたら来季はないかもしれません。
(注3:今季はプロ野球20年目のシーズンで、来季は21年目になります。日本の元号に該当するものにあたります)
(眼鏡をはずす手を震わせながら…)
「那些咩局克,海巡隊,聖人隊」
(筆者涙:辞書を引いても出てきまへんねん…)
他の3球団(注4)に関係するもの
(注4:どうやら「咩局克=興農,海巡隊=統一7−ELEVEn,聖人隊=La new」という感じで、兄弟以外の3球団を指しているようなのです。)
「都給我出去」
みんなここから出てくれないかね。
(外出者多数を見届けて…)
「你他媽的在搞什麼飛機」
(筆者涙:直訳できましぇん… 恐いですわ…)
お前ら、何さらしてんねん!
「他們怎麼敢給我收錢打假球」
ヤツらはワシを何だと思ってるんだ!
「為什麼我都不知道,也不跟我打小報告」
どうしてでワシだけ何も知らないんだ!どいつもこいつも、のけ者にしやがって!
(部屋の外で聞いている部下達の画)
「這樣,我怎麼河蟹(注5:)掉?」
そうか、ワシを陥れようとしているのか?
(注5:「河蟹」はチュウゴクモズクガニの事ですが、ここでは負の情報を蟹のハサミでチョッキンコ!する事を指すそうです。ついでに、教祖様に該当する方のお名前もあるので、そこをうまく突いたものでもあります。)
「我還寫公開信嗆檢調」
だから、ワシは検察にあてて書状(注6)を送ったんだ!
(注6:球団やCPBLのHP上で公開された検察への抗議文です)
「還被檢察官竟然語帶調侃的說,『中職玩完了』」
あろう事か調子にのった検察官がこう吐き捨てたんだ!『(台湾の)プロ野球も終わったな』って(注7)
(注7:一斉捜査の際に、こう言われたそうですが、毎年のように事件を起こしてきた過去があり、そうした過去だけに言われても仕方がないのでは…)
「一群白癡全都被釣上岸」
あの愚か者どもを一網打尽にしてくれるわ!
「讓我怎麼找台階下」
ワシを引きずり降ろそうとしやがって!
「我說過有人涉案就要解散球隊」
ワシはかつて八百長事件が自分のところで発生したら、「即解散!」って言ったんだ(注8)!
(注8:教祖様に当たるは、事ある毎にこう公言しておられました)
「教主,發表聲明說深表遺憾」
教祖様、遺憾の意を表す声明を出しておきました。
「但還是會咬牙撐下去」
そうすれば、まだそのまま運営して続けていけるはずです。
「幹你媽,版上一堆酸民都高潮了」
(筆者涙:訳に困ります…)
貴様、その機運(注9)がすでに高まってしまってるではないか!
(注9:「解散の」機運です。事ある毎に解散を公言してこられましたので、これは必然でしょう)
「再這樣說 我還可以翻身嗎?」
…ってことはアレか、ワシに前言を覆せって言うのか?
「但教主,我們象迷都不離不棄」
しかし教祖様、我々が育てたあの兄弟ファン(注10)は見捨てたりはしませんよ。
(注10:過去のブログの書き込みでペーストしてきた映像をご参照下さい。教祖様を囲う熱狂的な兄弟ファンが、宗教の信者みたいに見えませんか?)
「廣告商都收手了 有球迷又怎麼樣?」
広告主(注11)が全部撤退してしまったら、ファンはどうなるんだ?
(注11:兄弟のユニホームにはF1のレーシングスーツのように広告主のワッペンが多く張られています)
「你們給我想一想」
水前寺…じゃなかった、ちーたー考えんか!
「維基上被人寫2009黑蕉(注12)事件」
ウィキでは「2009黒バナナ事件と書かれてるんだぞ!
(注12:「蕉」はバナナを意味する「香蕉」からつけられています。兄弟のユニホームが全身黄色であるところから、それがバナナに見えるためにつけられたそうです)
「三代象(注13)一堆收錢放水」
今の世代の連中は金でつられたんだ!
(注13:「三代象」は兄弟の歴史から、今の世代の選手達を指すとみられる)
「逆襲? 逆拎老目啦(注14)」
何が「逆襲」だ?こっちがやったるわ!
(注14:ここは巧妙に書き換えられてますが、訳に困るものであります…)
(画が外に移り)
「這樣只會讓版上一堆酸民酸到死」
こうすりゃワシをやり玉に上げた連中は、さぞ面白いだろうよ(筆者涙:この部分はちょっと自信がありません)!
「當初河蟹救世主的時候 還有人護航去改造」
救世主(注15)をチョッキンコしたときにな、あるヤツが海外へ連れて行って、フォーム改造に着手したんだ(注16)。
(注15:逮捕された元兄弟投手の莊宏亮の別名が「救世主」でした)
(注16:中込伸前監督が、兄弟をリリースされた莊宏亮をかつて運営していた沖縄のチームに入れて再生させようとした出来事を指しているようです)
「回來會屠殺中職」
戻ってきたら台湾プロ野球はやられちまうぞ(注17)!
(注17:「フォームを改造し、復帰してリーグを制圧する」という意味と、「違う意味で進化して事件でリーグを制圧する」という意味を掛け合わせています)
「結果現在回來……」
やっぱりそういう展開になっちまった…
「我們真的被他媽的給屠殺」
ワシらは本当にアイツら(注18)にやられちまうぞ!
(注18:逮捕された元投手や行為を認めた選手達の事です)
「早知道當初就給李毫任簽約金」
既に李毫任(注19)が買収されていたようだな…
(注19:投手の李濠任とみられる)
「9/9號為了一百萬」
9月9日に、100万元(注20)のためにな…
(注20:李濠任が9月9日の試合で先発し、八百長行為によって得た成功報酬の金額を指してます。約279万円。)
「被打成什麼鳥樣」
そして、ボコボコにされた
「當晚被酸爪爪障礙 再創新高」
あの晩、イヤな感じがしたんだが…、とうとうやりおったんだ!
「真他媽的衰」
(筆者涙:これも訳に困ります…)
チクショー!
「那時候還想沒簽約金賺到,總冠軍賽G6還拿勝投」
あの時、金銭(注21)を受けとる約束があるとは思わなかったし、台湾シリーズ第6戦(注22)では勝利投手になったのにな…
(注21:恐らく成功報酬の事を指すとみられる)
(注22:今年のシリーズです)
「還有…最讓我失望的是朱佬」
それと…ワシが最もがっかりしたのが朱のヤツ(注23)だ。
(注23:恐らく八百長行為を認めた朱鴻森を指すとみられる)
「總冠軍賽讓我們多了一堆球迷」
台湾シリーズでは我々のファンの方が多かった。
「版上寫遇到朱佬還6分鐘被推爆」
朱のヤツが6分で退場になった(注24)のが既にあちこちでネタにされたな。
(注24:朱鴻森は第7戦の最終打席で、タイムを解除するタイミングの悪さを不服とし、審判の胸を押して退場処分になりました。その後、検察の事情聴取で金銭を受け取っての八百長行為を認めたので、それが最後の晴れ姿となりました)
「還寫網誌裝無辜 結果都是演的」
ヤツはブログ上では潔白を装っていたが、結局全て芝居がかかってやがったんだ!
(外の画になる。泣く女性に)
「放心 洪老不會解散隊伍的」
ねぇ、泣かないで、おじさま(注25)は絶対に私達をバラバラにしないわ。
(注25:洪の字が名前にある偉大な方を指しますが、動画ではヒトラー役の方を指しています)
「你們去給我查查」
お前達、調べてくれないか。
「看買迦瑞跟黃正瑋是不是清白的」
買迦瑞(注26)と黄正瑋(注27)が潔白であるかどうかを。
(注26:投手の買嘉瑞とみられる。まだ22歳で、将来のエース候補)
(注27:外野手の黃正偉とみられる。センターのレギュラーで、守備力が高いのが特徴)
「不能再砍人了……」
これ以上は選手をチョッキンコ!できへんさかい…
「去跟政府說」
政府(注28)へ陳情にでも行ってくるか
(注28:CPBLと兄弟球団に妙に理解がある行政院の體育委員會、特に主席委員長の戴遐齡女史を指しているとみられます)
「希望斷絕亂象的立場 否則將乾脆收山不完」
ついでに荒れている状態を治めないとな。そうしないと本当に終わっちまう。
「就算這樣說被酸爆也無所謂」
どんなにバッシングを受けても、それほど苦にはならん
「幹拎老師打假球的」
(筆者涙:訳に困ります…)
八百長なんて!八百長なんて!
こんな感じです。
うまく訳せているかどうか分かりませんが、あの動画を少しでも私と同じような感覚で楽しんで頂ければ、と思っています。
ここでお断りしておきますが、オリジナルの方はドイツ語です。私はドイツ語が全く分かりませんので、何を言っているのかさっぱり分かりません。
また、動画にある字幕が必ずしも現状を反映し、正確に捉えているとは限りません。
私や事情がわかる台湾の方々は、それを踏まえた上で、笑って見ておりますので、あらかじめご了承ください。
解説&後記
とある球団の経営者が、絶対に起こりえない(と思い込んでいる)不祥事が突然起きた事で、うろたえ、追いつめられる様子が如実に出ている(私の翻訳がうまければ、の話ですが)動画です。
ただ…
その後の教祖様の様子を見ていますと、相変わらず反省している様子は無く、逃げの姿勢を貫き、表舞台から退き、責任を豪快に逃れました。こういうお方は、先天的なものがあり、かつての大仁田厚さんのような人を引きつける魅力を持ち合わせているため、今後なかなか現れないでしょう。
そんな教祖様は、作者から見れば、この映像のヒトラーのように見えて仕方がなかったのでしょう。
教祖様が言うところの「道徳」や「倫理」といったものを無理やり押し付けられ、不愉快な思いをした方々は、映像の中にある「ヤツら」のような反抗をするか、こうした映像でウサを晴らして笑い転げるしかありません。
教祖様には、同じような事件が延々繰り返される背景に自分のような存在がある事をいち早く認め、オバマ大統領のように「CHANGE」して頂くしかないでしょう。
この動画には、そんな皮肉も込められています。
私の場合、このユーモアのセンス、改めて見習わないといけません…
posted by |20:35 |
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2009年11月09日
これまで紹介してきた八百長事件で、大きな打撃を受けた兄弟球団が、8日から秋季練習を始めました。
その様子は、こちらをご参照下さい。
ここを休んで巨人とヤンキースの応援に専念している最中(どっちも勝ったので、めでたし、めでたし)に、兄弟球団の方は人事異動があったようです。
元々、2年契約を望んでいた中込伸前監督の後任は、レギュラーの三塁手だった陳瑞振になりました。
また、大変残念な事に、今回の騒動の真の主役である洪瑞河オーナーが会長兼常務理事に就任し、球団運営の実務分野での責任者であるGM職から退き、チーム付きのマネージャーだった楊愛華氏が新GMに就任しました。
その楊愛華新GMの”最初”とも言えるお仕事が、どうやら前出のペーストした映像のような謝罪だったようです。
映像や写真を見ていて気になるのですが、楊GMはどんな心境で頭を下げられたのでしょうか?
本来なら、事件当時の責任者である洪瑞河オーナーがやらなければならない事だと思うのですが、この謝罪直前に人事異動を行うと、どうしても「こういうのを避けるために、やりおったな〜〜〜」と思ってしまいたくなるもの。
そして、報道陣への対応は、陳瑞振新監督と看板スター選手でしっかり者の彭政閔、陳致遠に任せ(こんな感じで)、オバマ大統領よろしく「CHANGE」をアピールしているように見えます。
あまり考えたくないのですが、もし、楊GMや陳監督、彭政閔らが対外的に務めてきた役割を、洪瑞河氏が第一戦から退く事で「彼らに押し付けた」としたら…
私の記憶が間違ってなければ、かつて「報道ステーション」の前身の番組である「ニュースステーション」でリポーターを務めた若林正人さんが、随分前に発売されたとある雑誌に掲載した論文で、同じ番組でコメンテーターを務めていた人物が週刊誌で女性スキャンダルを報じられた事を理由に突然降板した事について、「(番組内で他人を散々批判しながら、自分の時は何の説明もしなかった態度を)男の風上にもおけない」と一刀両断された事がありました。
台湾シリーズ終了直後に検察の捜査が入ってからの洪瑞河氏は、自身の管理責任について一切回答をせず、突然人事異動で第一戦から身を引きました。
人事異動の理由は、健康面での不安と今回の騒動での心理的負担の増大らしい(ここより)のですが、兄弟球団では創業家として、またリーグでは洪氏自身が強く推している趙守博会長(日本ではコミッショナーに相当)と李文彬秘書長(日本では事務局長に相当)が、何度も八百長絡みの不祥事が起きても辞任をしないで、その職務に留まり続けている事(ここより)から、今後も影響力を及ぼし続けるのは確実で、それを額面通りに信じるファンがどれだけいる分かりません。
注:趙会長と李秘書長は、11月1日の兄弟ファン主催のデモ行進で辞任を声高に主張されています(こことここより)。
一応、実務分野では職を辞し、後任に譲っている点から、「(経営者としての)管理責任は果たした」という事は出来ますが、今回の楊愛華GMをはじめとするユニホーム組の謝罪の様子を見ていると、「都合の悪いところから逃げて、現場の人達を批判の矢面に立たせている」と思われても仕方がないでしょう。
それが事実であり本音だとしたら、それこそ前出の若林さんが言うところの「男の風上にも置けない」と言えるのではないでしょうか。
洪氏は、こちらの川崎フロンターレの皆さんのような強い責任感で、自らが先頭に立って謝罪をする必要があったのでは?と思いますが、来年の開幕戦で、その光景は見られるのでしょうか?
大変申し訳ありませんが、前出の謝罪の仕方では、その場にいた兄弟ファンは納得しても、不特定多数の一般のファンは納得しないでしょう。
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2009年11月04日
本日、急遽「情報ライブ ミヤネ屋」という番組にわずかの時間ですが電話で出演させて頂きました。
話した内容は、中込さんの身柄拘束で注目が集まる台湾プロ野球の八百長事件に相関するところ(彼らは、一体いつになったらもっとええ形で注目されんのやろか)です。
合間をぬって、何とかOAを視聴させて頂きましたが、脂汗が止まらず、ひたすらそれを拭っていました。
分かっているとはいえ、それはもう恥ずかしい事この上ないったらありゃしない!
でも、今後のためにしっかり見ておかないといけないし…
…で、1人でメダパニ(コンフュともいう)がかかった状態になっていました。
それでも、無事に終わって、ホッとしました。
ここで、意味不明なお笑いネタを書き込んでばかりいた、こんな私でも何とかお役に立たせて頂く事が出来ました。
番組制作をご担当されてる皆様には、本当にお世話になりました。
この場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
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2009年11月03日
強調しますが、↑の題字はかつて高視聴率を記録した昼のドラマ「牡丹と薔薇」の小沢真珠さんのイメージで叫んで下さい。
あたいの知らないところで、前回の書き込みが↓のように紹介されておりまして…
大変驚いております。。。
サーチナさん
台湾のTVBSさん
今日も進展があったのですが、前回の書き込みが情報不足である事が露呈してしまっているので、その部分を補いながら書き込ませて頂きます。
兄弟の中込伸前監督は、球団事務所での手続きの際に3日に日本へ帰る予定だと伝えたそうです。
(ここより)
その後、2日の14:00に検察が事情聴取の手続きに入り、15:00に球団事務所へ訪問。
対応したスタッフが宿舎にいる事を伝えたため、宿舎に向かったところ、「荷物を持って空港へ向かったばかり」という事で、空港警察に連絡をとって、そこへ現れた中込前監督が身柄を拘束された、という次第です(ここより)。
*違うところでは、検察からの出頭要請があった際に「忙しいから」として断った後に、空港へ向かっていた(ここより)というのもありました。
拘束後は、前回の書き込みで板橋地検へ移送されたと書き込みましたが、先に台北の捜査機関に移され、一晩を明かした後、3日の9:00に板橋地検に移され、事情聴取を受けたとのことでした。
(ここより)
聴取終了後、3日の昼に15万元のところを、球団から契約を解除され収入が無くなる点と、台湾からの出国制限などで行動範囲が限られてくる点などから、交渉の末、8万元を支払って拘束解除になりました。
台湾の刑事訴訟法の専門用語をしっかり理解していないので、断言はむずかしいのですが、以下簡単に説明をさせて頂きます。
現在の中込前監督の立場は、向こうの言葉で「被告」です。この言葉は、検察が捜査や事情聴取を行う対象人物に使われるものですが、刑事事件で起訴出来るのは日本と同じ検察なので、もし検察が起訴して、その起訴状に「中込伸」の名前があれば、そのまま日本でいうところの「被告」になります。
言い換えれば、検察の腹一つで中込前監督は刑事裁判の被告にもなり得るし、そのまま立件されずに釈放されて、日本へ戻る事ができるようになる(かもしれない)、という状態です。
中込前監督への容疑は、前回も触れましたが、9月9日に高雄で行われたLa new戦(スコアを参照下さい)での采配に関するところです。
すでに逮捕された元投手の莊宏亮を介して、違法賭博団体の人間から接待を受け、9月9日の試合に要求どおり「ただ負けるだけでなく、5点差以上をつけて負ける」ための采配を行ったのではないか?という疑いがかかっているようです。
理由としては、元々の先発投手が柳裕展だったのが、試合開始直前に李濠任に変更された事、李の後に登板したのが呉保賢だった、という事。その2人で12失点を喫し、要求通り「5点差以上」で敗れ、予定通りだった李と呉だけでなく、他2名(おそらく行為を認めた朱鴻森と汪竣泰とみられる)の選手も金銭を受け取っているからです(しかも、スタンドで団体の人間の監視&指示付きだったそうです)。
*ここより
以下、個人的な見解を
中込前監督の行動で、一番まずかったのは予定を早めて帰国をしようとした事でしょうか。
あとで出てきた事ですが、急に検察と連絡が取れなくなってしまった事もまずかったかもしれません。
(ここより)
これが、検察に「逃亡を図った」と思われ、悪印象を与えてしまった感があり、私は最初「逮捕もあり得る」と思っていました。
おそらく、検察の事情聴取にしっかり対応した事や弁護士の対応で、拘束を解かれ、金額も減額できたのではないかと思いますが、もし、もう一度検察に呼ばれたら、その時は容疑を認めざるを得なくなった時で、場合によっては逮捕されるかもしれません。
それと、「問題が多い」と噂の絶えなかった莊宏亮との接点が継続してあった事が、本当にネックになってしまっています。それ故だと思いますが、検察から事件の「カギを握る重要人物」として定義されているようです。
日本でも大々的に報道されていますが、ご本人は容疑を否認しています。
おそらく、投手の起用法にいちいち釈明を加えなければならなかったのは、本当に面倒くさかったはずです。
万人が納得がいく起用法なんて、なかなか無いと思いますから。
しかし、潔白を証明していくには、これを乗り越えなければならないので、台湾に留まり我慢強くやっていくしかなさそうです。
前回も指摘しましたが、この事態を受けての洪瑞河オーナーは、やっぱり「もうウチの人間じゃないから、知らない」というコメントを残していました(ここより)。
さらには、莊宏亮との接点についても「分かってて会っている訳だから、それはダメでしょ」とサラリ。中込前監督には「やはり潔白であってほしい」とは願っているみたいですが、既に多くの選手が手を染めていた(とされる)現実を如何様に受け止めているのでしょうか?
2日は捕手の汪竣泰が2度目に検察に呼ばれ、八百長行為を認め、その行為で得た所得20万元を返還しました。3日は、外野手の楊宗範が検察に呼ばれて事情聴取を受けました。
球団のHP(ここ)や、CPBLのHP(ここ)にファンへ感謝のメッセージを残していますが、「その前に、しっかり自分の球団の現実を見据えた方がいいのでは?」というのが一般的なファンの見方ではないかと思います。
ここまで来ると、困難に立ち向かっている自分に豪快に酔いしれている、という感じがします。
いつまで続くか、今後も注目していきたいと思います。
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2009年11月02日
まずは、こちらより
やはり、日本でも取り上げられはじめました…
2日午後、帰国のために台北桃園国際空港へ向かった前兄弟の中込伸監督が、出国手続きの際、10月30日に出国制限がかけられている事が分かり、そのまま身柄を拘束され、空港から板橋地検に移送されました。
その様子は、以下の映像をご参照下さい。
その1
その2
その1を見ると、完全に逮捕されているように見えるのが悲しい…
中込前監督の場合は、試合中の采配で手心を加えた疑いと、既に逮捕された元兄弟の投手だった莊宏亮との接点から、仲介役をしていた疑いで、事情聴取を受けていると見られます。
疑いがかけられていると見られる試合は、9月9日に澄清湖棒球場で行われた対La new戦。
*スコアはここをご参照下さい。
この試合、八百長行為を認めた先発の李濠任が3.2回を投げて被安打4だったものの、四死球が8で、10失点でKOされました。
検察は、この試合で李が違法賭博団体に100万元で買収され、仲介役だったといわれる莊宏亮が約200万元の利益を上げていたと見ています(ここを参照しました)。また、李の後を受けて登板した呉保賢も莊に20万元で買収され、八百長行為に加担したとも言われています。
これは聞いた話なのですが、検察が疑いを持っているのは、中込前監督と接点がある莊が八百長を仲介したこの9月9日の試合で、莊を通して買収された(とされる)李が火だるま状態になっても続投させた事と、李と同様に買収された(とされる)呉を起用した事のようです。
参考までに、中込前監督は、昨年投手コーチとして就任してから、投手の起用に関しては、全幅の信頼を置かれていて、中込前監督自身が交代を審判に告げていました。中込”コーチ”就任後、効果は徐々に現れ、起用法が明確になったため、各投手の調整がやりやすくなった事もあって、それが昨年、今年のシリーズ進出及び死闘につながっていきました。
監督に就任されてからも、その投手コーチの延長線上という感じでやっておられたので、特別違和感もありませんでした。
当たり前の事ですが、投手の起用法っていうのは、その時にブルペンにいる投手たちだけでなく、チーム全体が抱えている事情等で大きく変わってくるはずです。そこに疑惑を向けられ、「八百長じゃないのか?」と言われたら、監督や担当コーチは何と答えればいいのでしょうか?
また、それによって検察は何が分かるのでしょうか?
それを言い出したら、きりがないと思いますが如何でしょうか?
中込前監督に出国制限がかかり、地検に身柄を拘束された背景にあるのは、既に逮捕された莊宏亮が退団した後も継続して接点があり、その際に八百長の仲介を依頼された(検察に事情聴取を受けた11選手のうち、投手が7人いるため)事を疑われた事ですが、気になる事もあります。
この騒動での完全無欠の主役である洪瑞河オーナーが、監督の契約更新を見送った事を29日に発表した際に、莊との接点があった事を明かした(前回の書き込みをご参照下さい)のですが、その後の展開が妙に早い気がします。
中込前監督に出国制限がかかったのは、契約更新を見送られた10月30日。
土日を挟んで2日に出国する直前、球団事務所で契約がなされていない事を証明する「離隊証明書」というものを受けとってから空港に向かったのですが(ここを参照)、その後すぐに身柄を拘束されました。
もし、洪瑞河オーナーが「(わずか2年で放出された過去の処遇を巡って)報復をしている」と恐れている(注:これを記者の前で普通に話しているのです)莊宏亮が中込前監督の事を供述しているのなら、事の重大さや本人との関係から鑑みても莊が逮捕された直後に兄弟の5選手が検察に呼ばれた時点か、その後の4名が呼ばれた時点で事情聴取を受けていてもおかしくありません。
それが、洪オーナーの発言の後、出国制限(本人は全く知らなかった模様)→契約に関する手続き→出国直前に身柄拘束(この映像のように、空港で報道陣がしっかり準備して待ち構えていたのは、なぜなのでしょう?)、と段取りが非常に良すぎる印象があります。
それと、「離隊証明書」を交付し、自分のもとから離れたため、「あの人は完全無欠の他人」というのが露骨に現れていて、中込前監督へのコメントが非常に冷めているのです。
「法を犯した者は、相応の捜査を受けるべきであり、(有罪なら)その裁きを受けるべき」とか、「問題の多かった莊宏亮と、その『問題』の意味を知っていながら接点を持ち続けたのなら、その責任をとるべきだ」といった内容のものを残しています。
それなら、洪オーナーご自身は、球団経営者として問題の多い(と言われていた)莊を獲得した責任、そんな曰く付きの莊と接点をもった中込前監督を”コーチ”として球団に迎え入れた責任、さらには八百長行為に加担していた(とされる)選手達への管理責任は、全く無いのでしょうか?
前回も触れましたが、洪オーナーは自分の会社が起こした不祥事であるにも関わらず、自身の経営のトップとしての責任問題には全く触れておりません。
映像や一連の報道を見ている限り、過去に八百長疑惑(及び噂)のあったOBが知り合い(どんな知り合いかはお察し下さい)を連れて選手を訪れ、八百長行為を依頼した(ここより)事を紹介するなどして、記者達の目先を変えることによって自分と球団の保身に徹底しているように見えるので、これからも絶対に触れる事はないでしょう。
中込前監督は、選手達の話では、責任感が強く親分肌で大変面倒見が良かったようです。
それが、昨年兄弟のコーチとして復帰して、5月途中で監督に就任した後、このような事件に巻き込まれてしまったのは、前記の面が災いしたとしか言いようがありません。
中込前監督の潔白が証明され、日本へ早く帰ってこられる事を祈りますが、こればかりは何とも言えません。
ただ静観するしかなさそうです。
posted by |23:14 |
台湾野球 |
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