2009年07月31日
第25回BFAアジア野球選手権の札幌ラウンドが、8月1日から始まります。
台湾は、開会式前の10:00から韓国と対戦します。
その後、2日は14:00から日本、3日は10:00から中国と続きます。
代表メンバーは、こちらにて紹介されていますので、ご参照下さい。
以下、簡単に紹介します。
3月に開催されたWBC代表は、捕手の林琨笙と、内野手の林瀚の2名。
林琨笙(下の写真)は、5月に行われたアマチュアの大会では、台湾體育大學・台中校の4番打者として試合に出場するくらいの長打力と、捕手としての総合力の高さが評価されています。
林瀚は、主に二塁手と遊撃手をこなし、守備力走力は比較的高いのですが、打撃はやや落ちるのが弱点。
3年前のWBC代表は、投手の許竹見と内野手の張家浩の2名
許竹見は、その時の日本戦で先発し、初回に多村に2点本塁打を打たれた背番号17の投手といえば分かって頂けるでしょうか。その当時は誠泰所属でした。
張家浩(下の写真は興農時代の2006年)は、今年の春季キャンプ開始前に、長年所属していた興農を自分から退団し、テストを経て台中市のチームに入団しました。
今回は、内外野全てのポジションをこなせる貴重なユーティリティプレイヤーとして、代表入りしています。
この2人に共通しているのは、元プロ野球選手。
彼ら以外では、投手の李明進(元・米迪亞)、捕手の王信民(元・中信)、内野手の郭銘仁(元・米迪亞)も元プロ野球選手です。
張家浩以外は、昨年末に行われた戦力分配を目的とした特別ドラフトから漏れた選手達です。
許竹見は先発ローテーション投手として、李明進はセットアッパーとして、王信民は強打の捕手として、郭銘仁は走攻守にバランスがとれた選手(エラーは多かったですが)として、かつての所属チームの主力選手として活躍していました。
彼ら以外で注目は、投手の黃志龍(下の写真)。
2年前台中で開催されたAAAアジア野球選手権で好投し、台湾チームの優勝に大きく貢献しました。
昨年はあまりよくなかったのですが、それでも大学生クラスではエース級で代表の常連です。
初戦の韓国戦は、彼が先発すると報道されています。
以上、如何でしょうか。
札幌で観戦される方の足しになれば幸いです。
posted by |21:03 |
CT |
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2009年07月26日
現在台北で開催中のウィリアム・ジョーンズ・カップで、台湾代表の田壘や日本の選手3名をはじめ、20名以上の選手が食中毒の症状を訴え、病院で急性胃腸炎と診断を受けていた事が分かりました。
こちらより
↑それにしても… 五十嵐圭は台湾でもエラい人気やね。。。
日本では竹内公輔、網野友雄、竹田謙の3名がこの症状を訴え、昨日の試合ヨルダン戦を欠場しました。その影響に加え、桜井良太、柏木真介、石崎巧の負傷もあり、起用出来る選手が限られてしまったため、試合は58−93と惨敗。
食中毒騒動の件では、当然の如く倉石HCが不快感を露にしているそうですが、おそらく他に被害にあった韓国やイラン、レバノン辺りも同じような感じではないかと見られます。
原因は明らかになっていませんが、主催者である籃球協会は、ひとまず宿舎であるホテル側に衛生管理の徹底を要望し、各チームには外食の際は注意するよう通達を出した模様。
ホテル側の衛生管理に問題があったのか?
選手が外に出て、何かを食べてその症状になったのか?
この食中毒騒動は、当該ホテルに留まらず、台湾全体の衛生管理に関わってくる問題であると同時に、こうした国際大会での受け入れ体制に対する信頼関係に関わるものなので、原因をしっかり究明して再発防止に努めて欲しいところです。
posted by |09:48 |
台湾バスケ |
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2009年07月24日
23日に行われたイランVSヨルダンで、こちらの映像にあるファールと、その後の小競り合いのジャッジを巡って、ヨルダンのHCがそれを不服として、試合を放棄した事でイランが20−0で勝利した、という事がありました。
試合が始まって約3分後で起こってしまった事だそうです。
報道を参考にすると、審判はプレーしていた当事者の2人にアンスポーツマンライク・ファールを与え、騒ぎを大きくした両チームの控え選手全員にファールを与えるジャッジをしたそうです。
ヨルダンのHCは、イラン側の当該選手がプレー後に自チームの選手に暴行を働いている(ように見える)にも関わらず、ディスクオリファイリング・ファールで退場にならない事を不服としていたとみられ、それが試合放棄の原因になったようです。
ヨルダンはこれまで4戦全勝で首位だったのですが、非常にもったいない1敗で首位を独走出来なくなってしましました。
ちなみに、ヨルダンのHCは、この件でかなりご立腹らしく、残り試合の出場についても流動的だそうです。ジャッジに関する部分をはじめ、細かい部分では更なる検証と分析が必要なのかもしれませんが、一時の感情で、こうした展開になってしまったのは、非常に残念でなりません。
この手の騒動は、この大会ではよくある事だそうですが、選手だけでなく、観戦に来られるファンにとっても気分のいいものではないので、運営者側にも再度発生しないよう、注意を払って欲しいところです。
posted by |00:21 |
台湾バスケ |
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2009年07月17日
既に12日から女子の部が始まっているバスケットボールのウィリアムジョーンズカップ。
女子の部は4チームで行われ、新韓銀行のチームで構成された韓国が若手中心の台湾を67−48で下し、優勝しました。
日本は、残念ながら準決勝で予選で勝っていた台湾に58−70で敗れたのが響き、マレーシアに勝って3位でした。
さて…
18日からは、男子の部が開幕します。
日程は、こちらをご参照下さい。
地元の台湾は、8月のアジア選手権を見越したチーム(たぶんこっちがAチーム)と、若手中心のチーム(たぶんこっちがBチーム)で大会に臨みます。
18日の開会式後に台湾代表(Aチーム)と対戦する日本は、先月行われた東アジア大会のメンバーで構成されているようで、こちらもアジア選手権を見越した感じになっています。
ワールドゲームズとほぼ同時開催で、注目が削がれそうな気配ですが、どちらも体だけでなく、心の汗(何か、暑苦しくね?)がほとばしるようなアツい戦いを期待したいと思います。
posted by |23:55 |
台湾バスケ |
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2009年07月17日
16日、高雄にてワールドゲームズの開会式が行われ、馬英九総統が開会を宣言し、11日間の競技日程をスタートさせました。
台湾の報道を見ていたら、気になる話題が…
「中国選手団、開会式不参加」
*参考
こちらより
77名で構成された中国選手団は高雄入りしているそうですが、開会式は不参加となったそうです。
その背景にあるのは…
何があるかは、分かる方には分かって頂けると思うのですが、当ブログでは控えさせて頂きます。
その理由は、どうかお察し下さい。
でも、こういう事があると、寂しいですね。
現地で設けられたワールドゲームズ実行委員会や行政も、最善を尽くして大会を盛り上げるために随分前から準備をしてきただけに、このような形で水を差されたような感じになってしまったのは本当に残念です。
これが、今後の大会に大きな影響を及ぼさない事を祈ります。
posted by |00:44 |
その他 |
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2009年07月15日
16日から高雄でワールドゲームズが行われます。
3月のWBCアジアラウンドでは、台湾代表の選手達のユニホームの左袖に大会ロゴのパッチがつけられ、東京ドームの打席後方にあるフェンスの可動広告で、大会のロゴマークを見かけた方も多くいらしているかと思います。
このワールドゲームズ、五輪の種目から外れている競技を集めて行われる国際大会で、IOCも後援している大会です。高雄大会は31競技(正式26、公開5)、参加105ヶ国、4800人の選手団が参加して行われます。
2001年には秋田でも開催されました。
台湾では、この手の国際大会は初めて行われますが、高雄市は40,000人収容可能な競技場を建設する(設計は日本の伊藤豊雄さん)など、気合いが入っているところを見せています。
また、この大会を機に海外からの観光客の増加も期待しているようです。
16日の開会式は、馬英九総統が開会宣言を行います。最近スポーツの会場にいらっしゃる奥様の周美青さんも、競技観戦に訪れ、盛り上げ役を務めそうな気がします。
相撲や空手等、日本人にも馴染みのある競技も行われますので、是非関心を持って頂き、可能な方は観戦して頂きたいと思います。
*参考
日本ワールドゲームズ協会
高雄世界運動會公式HP
台湾通信の特別報道HP
posted by |23:33 |
その他 |
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2009年07月13日
現地時間の12日に行われたMLBのフューチャーズゲームで、羅嘉仁(Chia-Jen, Lo)が6回ウラに登板し、無失点に抑え、勝利投手になりました。
*こちらと、こちらを参考にしました。
3年連続の台湾人選手MVP受賞とはなりませんでしたが、いい経験が出来たのではないかと思います。
雨で4時間以上の中断、MLBの球場での登板…
なかなか経験できることではありません。
羅嘉仁も目一杯楽しめたのではないかと思います。
内容は、エラーと2四球で満塁のピンチを作ってヒヤヒヤものだったみたいですが、変化球を少なくして自信のある直球で押しまくって打者に向かっていったのは、「アイツらしいな〜〜〜」という感じです。
しかし…
その一方で、先発の田澤純一が、マウンドに上がる前にあった4時間以上の雨の中断が響き、1球も投げないまま交代した、というのを知り(こちらより)、複雑な気持ちになりました。
仕方がないとはいえ、「そんな蛇の生殺しみたいな事せんでもええやん…」という感じです。
田澤本人も楽しみにしてたでしょうに。
きっと、日曜日朝の番組で、御大お二人から「喝!」が入るでしょう。
そこで、レッドソックス球団に対して手厳しい言葉が並ぶでしょう。
羅の勝利を祝福しながらも、日曜日朝の番組を期待して待ちたいと思います。
posted by |23:58 |
MLB |
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2009年07月09日
題字の件で進展があったようです。
まず、日本の報道ではこちらとこちら。
台湾では、こちらで記者個人の見解を、こちらでは日本とほぼ同じ内容になっています。
まずは、↓の過去の書き込みをご参照下さい(恥ずかしいですけど)。
その1
その2
その3
私が気になったのは、この部分(「」の部分は、前出URLからの引用です)。
- 台湾側から出された「東京の半分の経費で済み、政府の支援も受けられる。今年が無理なら来年から」という提案
- NPB・長谷川一雄事務局長の「メールで12球団から意見を集約する。台湾には収支計画を含めた具体的な提案を文書で出してほしいと伝えた」というコメント
まずは、1の「政府の支援も受けられる」の部分。
先日、台湾でも報道されたもので、私も気になっていたのですが、まさか会談中に本当に出てくるとは思っていませんでした。
この言葉の意味は、「政府の予算から運営資金を補助してもらえる」という事。
言い換えると「庶民の皆様が納めた税金で、台湾で開催されるアジアシリーズの運営補助が可能だ」となります。
ちなみに、CPBLは「営利を目的とした民間企業」という定義付けです。
このケースでは、最近、経済関連の報道で皆さんが耳にされている財政が破綻した大企業への財政支援と対して変わりないものだ、と言えます。
そうすると、「このような政府の財政支援策は、諸外国では庶民の猛烈な反対や批判も多く聞かれているのに、台湾は大丈夫なのか?」という事になります。
きっと、皆さんそう思われるはずです。
私もそう思っていますので、会談中に本当に出てくるとは思ってもいませんでした。
おそらく、こういう事を公にするのは、それ相応の根拠があっての事だと見ていますが、現実的には「あり得ない」と思います。
「台湾のスポーツ振興事業の一環として」という財政支援への定義付けが出来たとしても、CPBLは営利を目的とした一民間企業という定義付けです。そのような団体が企画・運営し開催するイベントに行政が簡単に財政支援するのは、どうしても抵抗感が出てきます。
また、その財政支援が現実のものとなった場合、納税者である庶民の皆様が黙っていないでしょう。
自分たちが支払った税金(どこの国のどなたでも、「ウチらの税金は、高い!」と思っているはず)を、このような形で使われるのは、確実に理解されないはずです。強烈な反発が予想されます。
これが日本だったら、このような形での財政支援というは、間違いなく理解されないと思いますし、もし現実になった場合は、確実に政府への批判が殺到するでしょう。
おそらく、この話を聞かれていたNPBの皆様も「何もそこまでしてやらなくても…」という感じで、引いてしまったのではないでしょうか。「(庶民の皆様が汗水たらして働いて納めた)税金使って開催された大会に参加する」という事実に、後ろめたさを感じずにはいられなくなってしまうような気がしますが、皆さんは如何ですか?
CPBLの李文彬秘書長は、どんな感じでこの話をされたのか分かりませんが、台湾の納税者の感覚や、日本側に容易に芽生えてきそうな、このような感情を全く考慮していないのならば、アジアシリーズ開催を議論する以前の問題でしょう。
次に、2にある長谷川事務局長のお言葉。
日本での報道を見ている限り、「日韓チャンピオンシップ」は開催候補地の話題が出る等、かなり掘り下げた部分まで決まっていると見られます。そのような構想に本当の意味で対抗し、台湾でのアジアシリーズ開催に持ち込むには、長谷川事務局長の言われるところの「収支計画を含む具体的な提案」が最初から必要なのは明らかです。
大変申し訳ありませんが、このようなお言葉が出てくるという事は、暗に「もう少し先の事をしっかり見据えて、入念に準備しないと、これでは…」と言われてるような気がします。
更に、こうした段取りの悪さは、台湾開催に向けて余計な不安を煽ってしまったようにも見えますが、如何でしょうか?
加藤良三コミッショナーも「(アジアシリーズは)当面は開催が難しい」という見解を示されてましたが、このような見解を完全に崩し切れなかったCPBL側のアプローチは、残念ながら「成功した」とはとても言い難いものになってしまったようです。
posted by |23:56 |
アジアシリーズ |
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2009年07月07日
先ほど、こちらの報道を確認しました。
この記事のもとは、こちらになりますが、どうなりますやら…
前2回の書き込みの通りの展開になるのでしょうか?
それとも、予想外に何かしらの進展はあるのでしょうか?
それでは、最後の書き込みです。
私個人としては、アジアシリーズは継続開催して欲しいと願っています。
昨年の決勝戦終了後の事でした。
こちらの最後で紹介したように、表彰式後に行われた両チーム一緒になっての記念撮影の後、お互いのキャップとユニホームを交換しあう、という光景がありました。
いずれも、野球ではなかなか見られない光景で、それをプロの選手が自然な姿でやっているのが、ものすごく新鮮に映りました。
また、ペーストした文中にもありますが、平尾博嗣選手に至っては、試合前の練習中に笑顔で相手選手のパフォーマンスを讃えただけでなく、試合後はキャップに留まらず、ユニホームの交換にも応じてくれました。
このとき見られた相手の健闘を自然に讃え合う光景は、もしかしたらこれからの国際大会で習慣化してくるかもしれません。しかし、このような習慣が定着するには、アジアシリーズが継続して開催される必要があり、そこで毎年のように行われれば、あちこちで定着してくるかもしれません。
確かに、昨年までのアジアシリーズは、既に各方面からの指摘があるような問題があります。
しかし、昨年、埼玉西武と統一7-ELEVEnの選手達が、極めて自然な形で野球を通じた国際交流のあり方の一つを見せてくれた事で、アジアシリーズが新しい概念を世界に発信出来る可能性を十分に秘めたイベントとして成長してきた、と言えるのではないかと思うのです。
趙守博会長のお言葉を借りて言わせて頂くと、アジアシリーズが残したこのような小さな灯は、何が何でも消してはならない、と私は思っています。
しかし、昨日からの報道や、これまでに紹介した台湾側の事情、経済事情や世相を考慮すると、継続は絶望的のようです。
新しい国際交流の形は、「日韓チャンピオンシップ」に引き継いでもらうか、作ってもらうしかなさそうです。
posted by |22:44 |
アジアシリーズ |
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2009年07月07日
…すみません
先ほど、このような報道を確認しました。
これで続きを載せる意味が無くなってきたと思うのですが、せっかくなので掲載したいと思います。
台湾側の構想によれば、これまで通りの11月開催を目指すとなっていますが、今の段階で継続審議という事だけでなく、「廃止の方向」という事なので、非常に厳しくなってきました。
ただ、開催が決まっても、「準備時間が短かすぎやせんか…」という気がします。
これに加え、台湾における一連の報道から判断させて頂くと、アジアシリーズの台湾開催計画に関して、具体性に乏しく見え、どこまで信頼出来るのか…という感じです。
簡単に思いつくだけでも、
- 後援企業はどのくらいあって、どういった企業が名乗りをあげようとしているのか?
- アジアシリーズで、大会と収益の要になる(であろう)日本一のチームから、主力選手はきちんと出場してくれるのか?
という感じで、疑問が出てきます。
まず、開催するための準備期間が短い事を考えると、重要になるのは、すぐに準備に取りかかれ、スムースに開催まで進んでいけるような具体的な計画の有無だと思います。もし、李文彬秘書長がNPBを訪問した際に用意するであろう開催計画が、著しく具体性を欠くようならば、日本だけでなく韓国や中国の理解を得るのは、非常に厳しいと言わざるを得ません。
最初に挙げたように、協賛企業に関する具体的な部分は、運営の根幹に関わる部分なので、表向きには出てこなくとも、計画の中にはしっかり盛り込まれていなければならないでしょう。
次に、チケットセールスの面で大変重要になってくるのが、「日本一のチームはどこで、どのような選手の編成で台湾へ来るのか?」です。
「台湾開催なんだから、台湾のチームの方が重要なんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そのCPBLの4チームで、本当の意味で集客力があると言えるのは、今年前半の観客動員アップに大きく貢献した元MLBプレイヤーの曹錦輝、オールスターゲ−ムで毎年最多得票で選出されている彭政閔、代表で実績があり人気も高い陳致遠らを擁し、人気も全国区で営業力もある兄弟ですが、さすがに彼らにも限界はあります。そこで、その限界を越え、更なる成果を期待するには、日本から出場するチームの目に見えない力というか、ブランド力というものがどうしても必要になってきます。
そのチケットは日本一のチームが決まる前から販売する事になると思いますが、どこのチームになったとしても、たぶんそれなりには売れるとは思います。
ここからは、仮に日本からエントリーするチームを北海道日本ハムファイターズになったとして進めていきましょう。
当たり前ですが、日本ハムには、日本を代表するスター選手のダルビッシュ有が在籍しています。ダルビッシュは、台湾でも女性を中心にものすごく人気があるのですが、そんなダルビッシュの出場が決定した場合は、どんなに高額でもチケットは売れるでしょう(NBA台北大会のように15分で完売、とまではいきませんが)。また、会場も構想通りなら約2万人収容可能な台中洲際棒球場か高雄・澄清湖棒球場が有力になると思いますが、ダルビッシュが出場するなら、どこで開催されても確実に売れるはずです。
ところが、ダルビッシュをはじめ、稲葉篤紀、金子誠といった実績のある主力選手がメンバーから外れ、昨年、台湾遠征をした巨人2軍のようなメンバー構成になる事が確実になった場合、チケットの売れ行きは悲しいくらい低調になるはずです。
もう一つ、日本ハムには地元台湾出身の陽仲壽がいますが、仮にメンバーに入っていたとしても、今の陽を目当てに高額のチケットを購入して観戦しようというファンは、本人や応援されているファンの方には大変申し訳ありませんが、限られてくると思います。
それと、日本の主力選手に日本シリーズ終了後に台湾に来てもらい、大会に出場してもらうというのも、容易ではないと思います。2007年の北京五輪アジア予選でもありましたが、台湾の球場に不安を持っている選手は少なくないと見られますし、慢性的なケガや疲労を抱えている選手は出場に消極的になるでしょう。更に、選手会の理解と協力も必要になると思うので、そういった事を解決して開催までこぎ着けるのは難しいと言わざるをえません。
こんな感じで少しばかり考えてみると、すごく頭が痛くなってきませんか?
アジアシリーズ、台湾で開催可能だと思いますか?
近日中にNPBを訪問される予定の李秘書長は、ここまで私が述べてきたようなチケットの価格設定や日本側の状況等を踏まえながら、どこまで細かく計画を立てて、資料化出来ているのでしょうか?
更に、他の提案事項でも、どのぐらい具体化された計画が出せるのでしょうか?
出来ていなければ、どんなに熱意があってもNPBやその関係者達の心を動かす事はできないでしょう。
posted by |00:23 |
アジアシリーズ |
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2009年07月06日
題字の件ですが、本来なら色んな事が正式決定してから書き込ませて頂こうかと思っていました。
現在検討中の事案で、不明な点も多く、安易に意見できないと思ったからです。
しかしながら、こういう報道が日本でもされるようになってきた(この記事間違ってるとこあるやん…)ので、この報道のもととなった台湾の報道内容を紹介し、個人的見解を記したいと思います。
注:上記ペーストした記事では「中華民国棒球協会(CTBA)」となっていますが、正しくは「中華職業棒球大聯盟(CPBL)」です。五輪の予選等、代表が絡む大会は棒球協会の管轄ですが、アジアシリーズはプロ野球のイベントなので、CPBLが管轄となります。
*こちらを参照しました。
注:基本的に台湾で報じられている内容は、ほぼ同じです。
CPBLの趙守博会長(コミッショナーに相当)が記者達に明かしたもので、開催が危ぶまれているアジアシリーズの台湾での代替開催を含め、存続を求めていくために、近日中に李文彬秘書長(事務局長に相当)に直筆の信書を託して、直接NPBの加藤良三コミッショナーに呼びかけていきたい、というものです。
箇条書きされている提案内容は、以下の通りです。
- アジアシリーズは、アジア野球界において一つのステータスとして確立されており、もし、日本で開催されないという事であれば、及ばずながら台湾で開催を引き継ぎたい。予想される必要経費も、1億元(約2億9706万円)を越えない見込みだ。
- もし、日本で引き続き開催できるのであれば、必要経費に関する部分について改めて見直したい。例えば、日本滞在にかかる経費を自己負担にする等。
- アジアシリーズを維持するか、もしくはその枠組みを残した親善試合に改め、日本、韓国、台湾で主催を交替させていく形を残す。
台湾での運営能力の有無については、趙会長は「日本ほどの好条件での運営は望めず、賞金の額も下がるが、運営能力が無いわけではない。今季は観客動員や入場料収入も大幅にアップし、後援企業の協賛する意欲も比較的高いので、問題はない」としています。そして、「今年、何が何でも開催してアジアシリーズの灯を消さないようにしたい」と意欲も見せています。
以下、私個人の見解を記させて頂きます。
まず、気になるのは、趙会長が「こうした構想を、どうして今頃になって打ち出したのか?」という事です。
恐らく、こちらで室井さんが紹介されておられる「日韓チャンピオンシップ(仮称)」に関する報道がされたからだと思われます。
しかし、今年のアジアシリーズの開催が危ぶまれているのは、今に始まった事ではありません。こちらでも記載されていますが、昨年のアジアシリーズ終了後から、既に今年の開催を危ぶむ声が出ていた事を李秘書長自らが認めています。
そうだとしたら、この頃から行動を起こしていても何ら不思議ではないのですが、何故今になって行動しようと思い立ったのでしょうか?
まさか…
「とりあえず、日本がなんとかしてくれるだろうから」という感じで、アジアシリーズの存続を訴えかける事を怠ってきたので、「日韓チャンピオンシップ」構想が出てきた事で、切羽詰まった状況に追い込まれて、ようやく事の重大さに気付き、行動を起こさないと色んな意味で大変な事になる。
と気付いたからなのでしょうか?
私がこういう見方をしてしまうのは、週刊ベースボール2008年7月7日号の93・94頁に掲載された読売巨人軍の清武英利球団代表の「野球は幸せか!」にある、この一文(*は引用。新潮社刊:「巨人軍は非情か」にも掲載されています)を読んだからです。
*台湾の趙守博会長は長い会食の最後に、「日本はアジア野球の50%の責任を負っている」と言った。
この一文の前後を見たとき、「この方は、自分でアジア野球界発展のための努力をしようとしないで、殆ど日本に丸投げして楽しようとしているのではないのか?」と思わずにいられませんでした。「自分たちも、日本のように50%、いや、それ以上の責任を負わなければならないんだ」という自覚が欠如しているように見えるからです。
また、趙会長らの行動の根本に「今まで日本を当てにしとったけど、もうどうにもならなくなったから、今こそどげんかせんといかん!」というものがあるとしたら、「認識が甘すぎないか?」と言われても反論できないでしょう。
趙会長らは、アジアシリーズの台湾開催に意欲を見せていますが、どうしてもその熱意が伝わってきません。
3月にWBCが東京で行われていた時の事でした。
会場で趙会長を見かけませんでした。その代わりに李秘書長は見かけました。
その李秘書長、場内では関係者として代表を視察していた特定の関係者の方とと、何やらお話に専念しておられるところを見かけました。私が見ている限り、コバンザメのようにその方の側にくっついて、ずっと話しておられました。その様子と雰囲気からは、少なくとも「アジアシリーズ存続のための活動を行っている」とか、「CPBLを代表して視察に来た」という様子はあまり感じられませんでした。
WBCの場でしたら、NPBはもちろんの事、韓国や中国のも関係者達も会場に集まっていましたので、アジアシリーズ存続に向けて絶好のアピールの場になったはずです。もしかしたら、私の知らないところで行われていたのかもしれませんが、残念ながらそうした様子は見られませんでした。
もしかしたら、趙会長もご多忙な方なので、今回も含め、その当時は日本に来られなかったのかもしれません。
しかし、同じアピールでも、最高責任者がその場で行うのと、そうでないのとでは、相手への伝わり方が全然違ってくるはずです。
更に、憂慮しているのは、今のCPBLと訪問予定の李秘書長達が、NPBの方々にどのように映っているか?という事です。
CPBLは、今でこそ観客動員も上昇して「好景気」といえる状態にありますが、昨年は球団ぐるみの八百長事件と球団の解散(それもアジアシリーズ開幕直前に)で球団が減り、事業(リーグ戦)が縮小してしまった団体です。
球団ぐるみの八百長事件という前代未聞の不祥事が起きたとき、責任者だった方々は他ならぬ趙会長であり李秘書長です。また、その不祥事を起こした米迪亞球団を承認し、プロ野球の世界に入れた責任者の一人でもあります。そのお二人が、このような不祥事を受けて、「どのような責任をとったのか?」といえば、「あれ…、そういえば…」という感じです。
NPBだけでなく、韓国や中国の関係者達もこうした相手方の事情を全く知らない、という事は絶対にないはずです。
このブログを見るまでもなく、何らかの形で知っているはずです。
そのため、このような背景を持つ方々が、CPBLを代表して加藤コミッショナーらと面会して、
「どんな話をするのか?」
「軽く見られて、適当にあしらわれないのか?」
「本当の意味で信頼してもらえるのか?」
と憂慮したくなってしまうのです。
閲覧中の皆さんが、このお二人を迎える側に立たれたら、どうされますか?
李秘書長が、趙会長の熱意がこもった信書を加藤コミッショナーに直接手渡す予定がある、という事ですが、その熱意がどのくらい伝わるのかは、皆さんの中で自ずと答えが出てくると思います。
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2009年07月01日
昨日紹介した倪福徳が、現地時間の29日、オークランドで行われたアスレチックス戦で2番手で登板し、メジャーデビューを果たしました。
1−5とリードを許した5回裏途中からの登板で、1回2/3を投げライアン・スウィーニーにソロ本塁打を打たれた1失点のみ。ジェイソン・ジオンビからのを含む奪三振3と好投を見せ、リーランド監督からもなかなかの評価を受けたようです。
こちらの動画で、本塁打を打たれたシーンを見ました。
高さはいいと思いますが、ちょっと真ん中に入ってきた分、バットの芯にあたりやすかったのかな…という感じでした。
過去2年、倪を台湾で見ていた時の印象ですと、選手層が薄かったチーム事情から、先発(通算35試合)でもリリーフ(通算34試合)でも使い回されて、顔に元気がなく、豪快にくたびれた様子で投げていた感じでした。
アメリカに行ってからは、起用法が明確になり、調整もしやすくなったのかもしれません。それだけでなく、台湾よりも野球に専念できる環境が整っている事も作用しているようにも見えます。
こちらにある写真や、前出の動画を見ていると、表情も活き活きしていますし、躍動感も感じられ、見ていて気持ちのいいものでした。
この後も、このような形で登板機会がまわってくるはずです。
デビュー戦で見せたような姿を、台湾のファンに見せて元気を与えてくれる事を願います。
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