2008年09月27日

プレーオフ進出チーム決定

 本日、高雄で開催されたダブルヘッダー第一試合のLa new VS 米迪亞で、La newが8−0で勝利したため、CPBLではプレーオフ出場の3チームが以下の通りに確定しました。

1 昨年のチャンピオンチームで前期優勝の統一7-ELEVEn
2 経験があり戦力が充実しているLa new
3 小林亮寛、彭政閔らの奮闘が光る兄弟

 無条件の台湾シリーズ進出には、前期もしくは後期の優勝且つ年間成績1位が条件になりますが、それに手が届きそうなのは、年間2位のLa newに4ゲーム差(27日の第一試合終了現在)をつけている統一7-ELEVEn(以下めんどっちいので、「統一」とします)です。
 前期34勝16敗で、2位のLa newに4.5ゲーム差をつけただけでなく、後期も26勝16敗(9月26日現在)でLa newと兄弟と優勝争いをしています。更にLa newは、今季の統一戦を9月15日に全20試合を終えているため、後期優勝の可能性はあっても、自力での年間1位獲得ができない状況です。

 今のLa newは、4番打者の陳金鋒は、北京五輪から戻ってきてからはずっと欠場中ですし、プレーオフ以上が確定してからは、主力選手を交互に休ませながら残り試合に臨んでいます。
 それは、負傷者を出すような無理をしてまで年間1位にこだわって勝利をもぎとろうというのではなく、照準をプレーオフと台湾シリーズの最大12試合に絞って調整しているような感じです。

 眼下の敵であるLa newが、このような状況なので、統一の年間1位確定は余程ひどいチーム状態に陥らなければ、時間の問題では無いかと思います。

 もし、統一の年間1位が確定した場合、プレーオフはLa new VS 兄弟となります。

 現時点では、CPBLからの正式な発表はありませんが、こちらによれば10月17、18、19日と21、22日になりそうです。

 また、開催地も年間順位が上位のチームが1、2、5戦のホームになるので、現状から判断するとLa newの本拠地の高雄で開催、3、4戦は兄弟が主に平日の主催試合を行っている新莊(台北)での開催と見られます。

 
 日本もそうですが、台湾もいよいよ大詰めになってきました。
 
 今後も、この3チームに注目して、様子を見守っていきたいと思います。

posted by giants3so |20:15 | 台湾野球 | トラックバック(0)
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2008年09月26日

渡辺久信監督へ…

 リーグ優勝、おめでとうございます。

 監督に就任されてからは、色々ご苦労が絶えなかったと思いますが、一年通して見事な戦いっぷりでした。

 後に続く、クライマックスシリーズと日本シリーズでの健闘を祈っております。


 最後に、台湾時代の教え子である陳峰民(La new)は、アジアシリーズで渡辺監督のチームと対戦する事を楽しみにしています。
 彼の所属チームのLa newは、現状から判断すると5試合制のプレーオフで兄弟、台湾シリーズで統一7-ELEVEnと対戦する事になりそうです。

 お互い乗り越えなければならない山は大きいですが、対戦が実現し、お互いに成長した姿を見せあえる機会が出来る事を祈っております。



posted by giants3so |23:29 | 日本野球 | トラックバック(0)
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2008年09月23日

La new VS 巨人

 本日、La newの公式HPに、題字に関する発表がありました。
 *ここを参照。



 以下、紹介します。




 以下の日程で、巨人との親善試合が決定したそうです。


 11月5日(水) 18:35  新莊棒球場(台北)
 11月6日(木) 移動日 (巨人の選手たちによる野球教室を計画中)
 11月7日(金) 18:35  台中洲際棒球場(台中)
 11月8日(土) 17:05  澄清湖棒球場(高雄)
 11月9日(日) 17:05  天母棒球場(台北)

 チケット料金は、内野420元(約1393円)、外野220元(約729円)となります。


 

 ここまでは、「おっ、ええやんか!」となるのですが…



 しかし、現時点で巨人の公式HPを見ている限り、発表されている様子は無く、日本の報道でもこの手の記事は見かけません。

 見かけても、このくらいです。


 よ~~く考えると、この日程の時期は、日本シリーズと重なっています。


 現時点で巨人が日本シリーズに進出するかどうか分かりませんが、もし進出した場合、ペーストしたHPに名前が出ている内海哲也や阿部慎之助といった一軍の主力級選手が参加できるはずがありません。

 また、2002年以来の日本シリーズとなると、球団としても否応なしに気合も入るでしょうし、日本一になればアジアシリーズも控えているので、成長途上の若手中心のチーム構成といえども、台湾遠征どころではなさそうな気がします。



 これは、台湾側も同様のことが言えます。

 La newも台湾シリーズに進出するかどうかは、今の時点では分かりませんが、もし台湾シリーズ進出が決まった場合、第7戦は11月2日になる予定です(まだ日程の正式発表がないですから、このくらいで)。

 仮に、台湾シリーズでLa newがチャンピオンになった場合、11月13日からアジアシリーズが控えているので、その準備期間が丸々巨人との親善試合で埋まることになり、主力選手が休めなくなるのではないか…という心配も出てきます。

 
 そう考えていくと、「La new、フライングして発表しとらせんか?中止になれへんやろな?」と勘ぐりたくなります。



 おそらく、現時点で巨人側から正式発表がないのは、日本シリーズ進出の可能性があり、その日程が日本シリーズと重なっているため、遠征の中止もありうる、という判断からだと思われます。


 それでも、この親善試合が実現した場合は、姜建銘と育成登録の台湾人選手2人の凱旋試合になりそうなので、今は巨人側の正式発表を待ちたいと思います。

 

posted by giants3so |23:06 | 台湾野球 | トラックバック(0)
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2008年09月18日

李振昌 インディアンス入り

 こちらで、既に紹介されていますが、王建民の母校である台北體育學院の李振昌(下の写真)が、インディアンスと契約しました。

(注)「台湾の田沢」と書かれていますが、台湾のアマチュアの有望株がCPBLを経ずにMLBを目指すのは、よくあることです。その辺りは、ここや、1月に発売されたスラッガーの文章を参考にして頂きたいと思います。
 それ故、私は、田沢純一選手のMLB挑戦が、いろんな意味で大きな話題になっている事がものすごく不思議な気がします。

giants3so-47530.jpg
すみません、小さくて… 5月22日のVS國立體育學院より  インディアンスでは、増菘瑋(投手)、陳俊秀(捕手)に次ぐ、3人目の台湾選手となります。  詳しいことは前記にペーストしたところで記載されているので省略しますが、7月のハーレム大会と8月の北京五輪のキューバ戦で好投したことが、契約へ後押しになったのかもしれません。  李は、来年から1Aのキンストン・インディアンスでMLBを目指すことになります。  あと、思い出したことを…    8月の五輪代表の壮行試合のときでした。  初戦の米迪亞T-REX戦で先発し、5回を投げて無失点と好投しましたが、これをTV観戦していた小林亮寛さん(兄弟)が、「彼、いいですね!」と絶賛していました。  サイドスロー(見方によってはスリークウォーター)から150km前後の直球と切れのいいスライダーを投げ込む李は、台湾ではお目にかかれないタイプだけでなく、思いっきりのよさもあるので、それが亮寛さんの目には魅力的に映ったのかもしれません。  来年のWBC、台湾では王建民がエントリーするか否かが話題になっていますが、彼も代表入りして、もしかしたら日本戦で登板するかもしれないので、皆さんには是非覚えていただきたいと思います。    


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posted by giants3so |01:25 | MLB | トラックバック(0)
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2008年09月15日

ヒーローは一日にしてならず

 以前、ここで紹介した、北京五輪・テコンドー台湾代表の蘇麗文が、13日に手術を行いました。

 北京五輪で、左膝の負傷を押して試合に出場し、何度も倒れながらも起き上がり、相手に立ち向かっていく姿が台湾中の感動を呼びました。
 台湾へ戻った後、主治医の診察を受けたところ、「左膝前十字靭帯断裂」と診断され、13日に手術を受ける事が決まっていました。

 手術は、右足の腱を断裂した左膝に移植するもので、当初2時間の予定が4時間まで延びました。

 手術は成功し、順調なら7〜10日で抜糸、その後は、リハビリに務め、大体3ヶ月後から軽いランニングで膝を強化し、徐々に運動量を上げながら約9ヶ月後を目標に競技復帰を目指す事になります。



 この蘇麗文、診察時に左膝の前靭帯断裂の他、左足薬指の骨折と左手首の三角繊維軟骨の損傷も見つかりました。

 普通、これだけケガをすると、完全休養にしたくなりますが、使える右側を欠かさず鍛えている彼女の姿(こちらの写真より)を見ていると、「努力」という言葉の本当の意味を教えられているような気がします。



 

posted by giants3so |14:54 | 格闘技 | トラックバック(0)
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2008年09月13日

台風上陸中…

 台風13号の影響で、昨日からプロ野球の試合が中止になっています。
 その様子は、こちらのメイフェさんの書き込みをご参照下さい。

 おかげで、14日に高雄と台北で予定されていたダブルヘッダーの4試合も中止になってしまいました。

 本日13日もそうですが、14日の試合が中止になった理由としては、単に台風という荒天だけなく、前日に各自治体の政府が、安全のために学校の登校と会社の出社の停止を決定したこともあります。

 この停止の告知、一般の方々にとって大変ありがたいのは、一旦登校と出社の停止が出た場合、翌日の天気が変わってスカッ晴れになっても、その告知は生き、そのまま学校と会社が休みになる事です。
 なので、この告知が出ると、当然喜ぶ人がいます。

 今ならインターネットで簡単に分かりますが(そうだよな?)、私が初めて経験した時は、TVかラジオのニュースで知る事が主でした。参考までに、この告知をTVで知った知人は、「よっしゃ〜〜〜!」と右の拳を天に突き上げ、翌日の会社の「行政公認のサボリ」を喜んでました。 

 でも、今回は週末で、学校も会社も基本的に休み。
 「行政公認のサボり」の喜びは半減、といった感じでしょうか。
   

 …と思ったら、14日は中秋節。
 「なぁ〜〜んでか?」はよう分からんけど(誰か教えて!)、台湾では、中秋節にバーベキューを行う習慣があり、楽しみにしている人も多くいます。
 今年は、新政権の環境保護政策(二酸化炭素排出量削減)の影響で規制されそうになったそうですが(馬英九さん、野暮な事言いなさんな)、どうやら台風で規制され、「ガックリ」という感じだと思います。

 14日に高雄で主催試合を予定していたLa newは、中秋節に合わせてファン向けのバーベキュー企画を予定していましたが、それもぶっ飛んでしまいました(改めてやり直すんやろか?)。

 La newも含め、バーベキューのために用意した材料、どうするのでしょうか?
 


 …と、くだらん心配をしたくなる、台風上陸&中秋節でした。

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posted by giants3so |22:00 | 台湾野球 | トラックバック(0)
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2008年09月11日

どっちなの…

 本日、アジアシリーズ2008の日程が発表されました。

 過去3回と同じ日程で同じ場所(東京ドーム)になっていますが、とりあえず紹介台湾分を致します。

 11月13日(木)
 12:00 CBA(中国)VS CPBL(台湾)
 
 11月14日(金)
 18:00 CPBL VS NPB(日本)

 11月15日(土)
 18:00 KBO(韓国) VS CPBL

  11月16日(日)
 14:00 決勝 予選1位 VS 予選2位 

 こんな感じですが、実は、公式HPNPBのHPで開始時間が違っているものがあります。

 まず、11月14日。

 KBO VS CBAは公式HPは12:30で、NPBの方は12:00。
 CPBL VS NPBは公式HPは18:30で、NPBの方は18:00。
 
 11月16日の決勝は、公式HPは18:00に対し、NPBの方は14:00。

 CPBLの公式HPでも台湾時間で紹介されていますが、基本はNPBの方で紹介されてます。
 
 でも、16日の決勝は14:00と記載されています。
 これは、日本時間では15:00という事です。


 そうしますと、決勝戦の開始時刻は3種類ある事になりますが、一体どちらが正しいのでしょうか?
 14日の日程は30分違いなので、「まだええかな?」という感じですが、決勝の14:00(または15:00)と18:00では、ちょっと困ってしまいます。

 昼の試合なら、夜の時間を有意義に使える(といっても寝る時間が増えるだけやけど…)のですが、夜ならと昼からずっと観戦モードにせなあかん(私だけ?)ので、時間を有効に使えなくなってしまいます。
 観戦予定のファンの方も、昼なら安心して子供を連れて観戦できますが、夜なら翌日の学校や出勤に響くので、帰宅時間を気にしながら観戦しないといけません。

 海外からやってくる選手やスタッフ達もそうです。
 昼の試合なら、予定が空く夜の時間を有効に使ってあちこち観光できそうですが、夜の試合なら朝起きた時点で試合を意識しなければならないし、仮に球場入りまでに自由時間があったとしても、遠出は出来ず、近所を散歩する程度の外出しかできないでしょう。



 ここまで、あげ足を取るみたいな書き込みで大変申し訳ないのですが…

 

 一体、どっちやねん?


 そういう感じです。

posted by giants3so |22:10 | アジアシリーズ | トラックバック(0)
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2008年09月10日

7年目の9.11

 早いものですね。

 搭乗する便が違っていたら殺されていたであろう、あの事件から7年が経ちます。
 あらかじめ断っておきますが、事件に巻き込まれた後、がれきの山から復活して書き込んでいる訳ではありませんので、あしからず。

 僕は死にましぇん!

 あなたが〜〜、チュキだから!


 …すんません
  また、暴走してもうた…

 一昨年は2001年を振り返り、昨年は2002年

 今年は、2003年の9.11を振り返ってみたいと思います。
 なお、私は、これ以降ニューヨークは縁がなくて行けてません。そのため、こうして振り返るのは今年で最後になります。



 2003年9月は、「マイナーリーグや独立リーグを見に行こう!」と思って、ドジャース傘下の3A・ラスベガス51's(当時の4番打者は、現La newの陳金鋒だったな…)を皮切りに、ドジャースタジアム、2001年の事件で行き損ねたアナハイム、最後にニューヨークへ行きました。

 9.11は、最後の滞在先のニューヨークで迎えました。
 前年同様、早起きしてグランド・ゼロに向かいましたが、前日観戦したメッツ傘下のブルックリン・サイクロンズの試合が長引き、ホテルに戻ったのが0時過ぎ。思いっきり眠かったとです。

 おかげでグランド・ゼロの近所で、赤信号で横断歩道を渡りかけ、ごっついデカいトラックにはねられそうになりました。

 その後の展開は、昨年の記述の前半にあるものと変わらなかったので、省略します。



 夜は、ヤンキースタジアムでタイガース戦を観戦。
 前年ほどではありませんでしたが、9.11追悼セレモニーはしっかり行われていました。

 この年は、松井秀喜のルーキーイヤーだったので、日本人ファンがやたらと多かったのを覚えています。前年まで暗くて殺風景だった外野席も、日本人が入るようになり、濃ゆいヤンキースファンが少なくなって、雰囲気が明るくなったような気がしました。
 
 それと、前年まで、ぶっきらぼうでどうしようもなかったスタッフが、妙に愛想が良くなっていました。フレンドリー過ぎるくらいフレンドリーになっていて、仲良くなって記念写真を一緒にバチバチ撮りまくっていました。

 この現象を、私は「松井効果」と勝手に呼び、大いに感心したものです。
 
 
 今は、王建民が加わり、台湾人が増え、雰囲気も更に変わったのではないかと思います。
 来年は新球場になりますが、どうなるでしょうか? 
 
 でも…
 
 チケット代はめっちゃ高なるし、

 原油代の高騰もあるから、これからは気軽に行けんくなるな。。。

 ヤンキースタジアム、大好きなんだけど。。。 



 以上、5年前の9.11を、茶〜しばきながら振り返ってみました。


 

posted by giants3so |21:40 | その他 | トラックバック(1)
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2008年09月02日

北京五輪の野球  総括(台湾中心やけどね…) その4

 …アカン!
  ダラダラやりすぎた!
  もう終わりにする!
  絶対終わりにする!

 (注)台湾のファン向けの内容なので、興味のない方は飛ばしてもらっても構いません。

 3.WBCに向けて

 私は壮行試合5試合を現地で観戦してきました。
 その5試合で、当然の事ながら「これ、大丈夫か?」と思えるものを見る事ができました。

 簡単に挙げると、こんな感じです。

・24名全員が揃ったチーム全体での練習が大幅に不足している

・その全体練習の中でも、サインプレーや守備の練習が特に不足している

・不足しているにもかかわらず、試合終了後など時間があるのに練習している形跡がない

 練習不足を補うには、練習をすればいいだけなので、WBCを迎える前に時間を多く設けていくしかないでしょう。特にサインプレーの練習は、苦手にしている形跡があるので徹底的に行うべきでしょう。
 
 そして、大会前の壮行試合は、主力が抜け、レベルがガクンと落ちるCPBLの球団との対戦は避けるべきです。
 レベルの低い対戦相手では、調整にはなれども、ミスが目立ちにくくなり、チームにとって喫緊な課題が見えにくくなります。また、自分たちと同じ台湾人で構成される台湾のチームでは緊張感も保ちにくいでしょう。
 北京五輪前の段階で、失敗をあげるとしたら、壮行試合で適度な緊張感を保てなかったことでしょうか。また、格下相手で「勝って当たり前、負けたら恥」と思われているため、勝利を優先させるあまりに、やるべき事や修正もすべき事も出来なくなる、という悪循環も生まれていました。

 可能なら、台湾から飛行機で1時間強で移動できる沖縄で合宿を行い、練習試合はキャンプを行っている日本や韓国の球団の胸を借りて行って欲しい、と思います。


 それと、前記した3つの課題は、台湾の報道では五輪で予選敗退が決まった辺りから「問題点」として出てきていますが、私は壮行試合の時に視察に来ていたある関係者に指摘し、その方からも「そうだよねぇ」という返答を頂いております。

 また、選手の多くも、練習量が足りない事を認めていました。

 私がその記事を見た時の感想は、
 
 「そんなもん、壮行試合の時点で分かっている事なんだから、その時に指摘せんか!終わりがけになって、なにを言っとるんじゃ!」
 
 と、少々怒りがこみ上げてきました。

 「仕方がない」と言えばそれまでかもしれませんが、壮行試合の時の報道は、「XX戦は誰それが先発しそうだ」とか、「誰それは安打を量産して打撃の状態がいい」といった表面的な事を追いかけたネタばかり。それがファンにとって最大の関心であるのなら、それでいいと思います。

 でも、「じゃ、チームの状態はどうなんだ?五輪で勝てるチームなのか?」という関心を持ったファンも少なからずいたと思います。その辺りの分析を求めるファンも、恐らく4年前のアテネ五輪以上に増えていると思いますが、如何でしょうか?

 もし、そういう声を無視して、取材及び編集している人間が自分達の価値観だけで、記事の内容を制限しているのであれば、「それでいいの?」と思ってしまいます。私には、台湾の野球ファンは段々目が肥えてきているように見えてなりませんが、この辺りはどういう認識なのでしょうか?

 でも… 

 取材に来ている記者達が、試合や練習を表面的にしか見ていなければ、そういう事をネタにした報道が出来ないのは仕方がないですよね。
 


 こうして報道の事を取り上げたくなるのは、2年前の王建民(ヤンキース)の対台湾メディア取材拒否事件から、台湾の多くのメディアが何一つ学んでいない事へのいら立ちがあるだけでなく、北京五輪の敗因に彼らの取材及び報道姿勢にもあるのではないか?という見方を少なからずしているからです。

 前記した専門の記者達は別として、特にTV関係の取材者達のレベルの低さには辟易せざるを得ません。

 壮行試合の試合後の共同会見で起きた事でした。

 8月8日の統一戦が19:00開始で、9日の興農戦は10:30開始に、直前になって変更されました。これは、8月14日の日本戦が19:00、15日の中国戦が10:30開始になっていたので、その日程に慣らすために変更したのですが、これはCPBLのHPをはじめ、取材に来ている各新聞社のHPあたりでチェックすれば分かる事です。 
 これを、わざわざ会見で洪一中監督に聞いていたTV局の記者がいました。
 
 陳偉殷(中日)が先発した試合の時も、TV局の記者が左足を右ヒザ上に置き、椅子にふんぞり返って「会見には陳偉殷を絶対呼べ!」と偉そうに担当者に要求していた者もいました。

 こちらはカメラマンですが、勝手に感情移入して「中華隊加油(台湾頑張れ)!」と質問しないでそう叫んだり、意味不明なコメントを求め、洪監督に思いっきり無視された者もいました。

 北京へ移動中の時もそうでした。
 経由地の香港へ移動中の機内で、選手達を撮影していたTV局がありました。
 選手達は、5:00起床で6:00に台中の宿舎からバスで2時間かけて空港へ移動しているので、睡眠不足やバス移動による疲労、といったものがあるのは明らかです。
 なので、撮影しているのは、当然選手の寝顔ばかり。それでは放送する上で画にならないので、選手を無理やり起こして話を収録するのですが、起こした相手は羅嘉仁(中國文化大學)と郭嚴文(レッズR)といった若い選手ばかり。陳金鋒(La new)のように怒ると本当に恐い選手には、話はおろか、映像すらありませんでした。 
 そういうところから判断すると、この撮影が無許可で行われたものであるのは間違いありません。


 極めつけは、北京到着後。

 非公開で予定していた練習を行う前に、それに納得できない台湾メディアが洪一中監督に直談判して、台湾メディアのみ急遽公開される、ということがあったそうです。
 球場の管理者(たぶん主催者だと思う)には、既に「非公開」として伝わっているため、公開の前は当然の如く混乱が生じたらしいです。

 おそらく、普段野球の取材をしていないTV局の記者達が洪監督を捕まえて直談判に持ち込んだのでしょうし、それに追随した者も少なからずいたはずです。
 
 それにしても、なぜチームマネージメントに専念すべきはずの洪監督が、交渉の窓口として直談判に応じなければならなかったのでしょうか?なぜ、彼らは練習が「非公開」なのか、という事を考えないのでしょうか?

 こういう節操のなさが、2年前、温厚でチームメイトやスタッフからも慕われている王建民を本気で怒らせた、という事を全く分かっていないとしか言いようがありません。
 また、こういうメディアに囲まれていれば、「常に自分たちのプレーを厳しい目で見られている」という緊張感を現場の方々は当然持てるはずがなく、ダラ〜〜〜っとした空気が漂い、最終的に毎度お馴染みの敗北を喫する、という悪循環につながっていっているのでは?と思っています。



 洪一中監督は、台湾へ帰ってきてから、正式に辞意を表明しましたが、五輪の成績だけでなく、自分の仕事に専念させてくれないメディアの相手をさせられる事に、うんざりしたからだと思います。

 そうなると、WBCの監督の人選への必要条件は、単純に経験や能力があるだけでなく、こうしたメディアと適切な距離を置く事ができ、緊張感を保てる事が重要になるでしょう。
 理不尽で無茶苦茶な取材要求をしてきたり、プライバシーを無視し、無用の混乱を招く選手の滞在先を報道するような節操のないメディアに対して、(反省を促すような意味も含めた)取材拒否をビシッと通告できるくらいの図太い神経を持った方なら、なおいいでしょう。
 そうやって選手達の威厳、プライバシー、練習環境を本当の意味で守れる監督が、今の台湾には必要だと私は考えます。

 2002年のサッカーW杯で、韓国を躍進させたフース・ヒディンク監督みたいに、メディアにどんなに嫌われても、勝ちまくって結果を残せば、最終的にヒーロー扱いにせざるを得ない訳ですから、強い信念をお持ちで、達観の域にある方の起用を強く望みます。 


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2008年09月01日

北京五輪の野球  総括(台湾中心やけどね…) その3

(注)台湾のファン向けの内容なので、興味のない方は飛ばしてもらっても構いません。

 2.張泰山(興農)らの欠場の影響

 日本では一部で報道されていますが、「5番・三塁手」で先発出場が期待されていた張泰山が、五輪前に行われた抜き打ちのドーピング検査で陽性反応が出たため、出場できませんでした。
 これが北京入りする前の段階で分かっていれば、入れ替えが出来たのですが、最終メンバーを提出してからだったため、それも叶わず、台湾は23名で北京五輪を戦っていました。

 試合をする上では、「この影響はあったか?」という事になりますが、私は「無かった」と思います。

 洪一中監督は、今回は選手起用で批判が噴出していますが、3月の世界最終予選やLa newでの実績を見手いる限りでは、他球団の監督と比べても、選手のやりくりは上手だと見ています。
 特に、3月の世界最終予選では、「歴代最弱」と評された平均年例23.7歳の選手達をうまく起用し、北京五輪の出場権を獲得しました。

 そういう方なので、「おるメンバーでやるしかないのだから、仕方がないでしょ?」という感じで、進めていったはずです。

 その張泰山の穴を埋めたのは、私が思わず「何で選ばれたの?」と叩いてしまった石志偉(La new)でした。投手に与える恐怖感と、打線の安定を考えると張泰山には劣りますが、五輪では攻守に渡り大変貴重な働きをしました(皆さん、本当にゴメンナサイ)。
 日本戦とアメリカ戦で好投した許文雄(La new)もそうでしたが、洪監督が自分のチームの選手に偏った代表選考をした、といわれる代表的な存在で、陰口もたくさん聞いてきたはずです。恐らく、本人もそれを分かった上でプレーしていた事でしょう。その中で結果を出した石は、もっと高く評価されてもいいと思います。

 張泰山以上に、痛かったのは、腰痛が悪化して(これを、壮行試合の段階で見抜けなかった私は大変マヌケ…)本来の力を出せなかった4番打者の陳金鋒(La new)でしょうか。

 陳金鋒は4戦目のキューバ戦を含め3試合欠場しましたが、その影響は、控えの野手が捕手の2名と郭嚴文(レッズR)のみになった、という形で現れ、代打や代走だけでなく戦術の選択肢が大きく削られるという形で現れました。

 それ以上に、彼の欠場は、打線に迫力を欠き、相手投手の負担を軽くしたのは間違いありません。
 仮に出場しても、腰痛でスイングにキレを欠く彼に長打を打たれる危険も少ないため、相手投手は恐さを抱かなかったはずです。

 それが豪快に出ていたのは、0−1で負けたキューバ戦。
 キューバの投手達は、台湾の打者を見下ろし、悠々と投げていました。惜しい試合ではありましたが、陳金鋒がいたら…とか、万全なら…と思ったファンは多くいたはずです。

 こうして北京五輪でファンの期待に応えられなかっただけでなく、チームがいい結果を残せなかった責任を自身の不甲斐なさ故と感じた陳金鋒は、強行出場した6戦目のアメリカ戦後、代表からの引退を示唆するような発言を残しました。

 この陳金鋒の発言だけでなく、洪一中監督の人選を含めた選手起用は、もしかしたら、いつまでも同じ選手をあてにした戦いをするのではなく、北京で一緒にプレーした若い選手達を中心に世代交代を進め、軸がぶれないで落ち着いて戦えるチームをつくらないといけない、という願望が含まれていたのかもしれません。

 

posted by giants3so |22:51 | CT  | トラックバック(0)
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