2007年06月29日
3日目は1988年のソウル五輪会場になった蚕室野球場へ訪問。
わかりにくいですが、写真の左側が野球場で奥が五輪スタジアム。
ここは斗山ベアーズとLGツインズの2球団のホーム球場ですが、この日は斗山のホームゲームのため一塁側にある斗山の設備を見学しました。
ここでも、前日の文鶴野球場同様に設備が整っていて、ため息が出るばかり。
しかし、選手用の通路を見ていたら、ため息も出なくなってしまいました。
通路には、斗山の歴史を物語る写真が掲げられ、過去在籍していた選手たちの記念品等がショーウィンドウに飾られていました。
この通路を選手は遠征時以外はほぼ毎日通ることになりますが、こうしたチームの歴史を記したものに四六時中触れることで、単にプロ野球選手としてだけでなく斗山ベアーズの一員としてプライドを持てるようになるんだなぁ…と思いながら見ていました。
前日のSK球団同様、選手に対してきちんとした環境を作り上げている斗山球団のお仕事ぶりに敬服です。
見学後は、スタンドでKIA戦を観戦。
写真は3塁側スタンドより
途中、スタンドを徘徊して、参加者の中で話題になったチアガールをしっかりチェック。肌の露出も少なく、ダンスがしっかりしているので、その可愛らしさが実に際立つ。
見たところ、愛想も悪くない。
KIAのチアガール。韓国プロ野球のチアガールの中でも1、2を争うキレイさだとか。
SBLとはエライ違いではないか!
試合は、斗山が踏んばって勝利。
試合終了後は、スタンドからの「いいなぁ~~」という私たちを羨む声をよそに、斗山の選手たち&ラブリーなチアガールと記念撮影。私の左側にチアガールが来てくれましたが、適切なハングルが思い浮かばず、あえなく撃沈…
斗山のチアガール。この内の一人が私の横に!!!
異国の地でのナンパは楽じゃなかとです…
(って、日本でもそうでしょうが!)
試合終了後は予定どおりの懇親会でしたが、参加を予定されていたKIAの山下千春コーチが出席できないということで、初日の雨天中止以来のショックを味わう事に。
山下コーチは、KIAが低迷中でこの日の試合も敗れたためミーティングが長引きそうだ、という事で出席を見送られたそうです。しかし、泥沼のチーム状態で「深夜までミーティング」となれば、アルコールが入って延々と取り留めのない愚痴と不満の羅列になるのは大体想像がつきますよね?
おそらく、山下コーチは出席されたかった事でしょう。
日本語を使って気軽におしゃべりできるだけでなく、野球関係者以外の方と交流が持てる絶好の機会だったはず。
そういう機会を奪われた無念、なんとなく分かる気がします。
その山下コーチからは、罪滅ぼしのお土産をいただきましたが、私としてはその不毛な時間帯から解放してあげたかった、というのが正直な感想です。
韓国は3回目でしたが、プロ野球観戦は初めてだった今回のツアー。
次回はそれを適当に振り返りたいと思います?
posted by giants3so |22:43 |
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2007年06月28日
韓国プロ野球観戦ツアー2日目は、仁川へ移動のため釜山駅からKTXに乗車。
約2時間強で最寄りの光明駅に到着。
これまた至って普通の日本語を話すガイドに導かれバスの乗車し、2005年に現巨人の辻内崇伸がAAA(高校生)日本代表で奮闘した文鶴野球場へ移動。
SKY BOXからの眺め
まずは、球場の施設を見学。
台湾とは雲泥の差であるその設備のきれいさと充実ぶりにため息が止まらない…
あっけにとられ、口は開いたまま…
ダグアウト、ロッカー、トレーニングルーム、シャワールーム、料理が充実した食堂…
恵まれた環境で野球ができるSKワイバーンズの選手が、うらやましくなったのは言うまでもありません。
また、こういった整った環境に慣れさせることによって、選手にプロとしての自覚を徐々に芽生えさせ、球団職員にSKの一員としてのプライドを持たせるのかな?と思いながら見学を終えました。
その後は、グラウンドでSKの選手と加藤、太田、福原コーチと記念撮影。
前日のロッテの選手達同様、試合前でも気さくにサインに応じる姿を見て、改めて驚く。
試合中はSKY BOXからネット裏に移動して観戦。
ネット裏からの眺め
その際、この日のSKの先発投手レイボーンの奥様とお嬢さんを見かけて、挨拶に向かいました。レイボーンの奥様とお嬢さんは、昨年9月に高雄・澄清湖棒球場でお会いして以来。ちゃんと覚えていてくれてるか心配でしたが、笑顔で迎えてくれただけでなく、韓国初訪問のご両親も紹介して下さいました。
また、お互いに韓国で再会できるとは思っていなかったので、びっくりしました。
しばらくは、レイボーンのご家族とおしゃべりしながら観戦。途中、レイボーンのお嬢さんがまわりにいた韓国人の子供達と知らず知らずのうちに仲良くなって、はしゃぎ回る姿をご家族と一緒に笑いながら見つめてましたが、子供同士はどうしてこんなに仲良くなれるのでしょう?
本当に不思議。
肝心のレイボーンは5回までで交代したものの、SKはそのままリードを守ったので、勝利投手になりました。
レイボーン本人との再会はなりませんでしたが、幸運な事にご家族共々元気な姿を見られたので、安心しました。
試合中、突然噴出したスプリンクラー。これで約5分中断。
試合終了後は、渋滞にはまりながらもソウル市内へ移動。
一眠り後は、オリンピックの会場にもなった蚕室野球場です。
土産物、まだ買うてへん…
どないしよ…
つ づ く
posted by giants3so |21:34 |
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2007年06月26日
飛行機搭乗の際の、
「現地の天候によっては、引き返すか福岡へ着陸します」
という航空会社のすばらしい脅し文句から始まった韓国プロ野球観戦ツアー。
結局、着陸時の現地の天候は曇り。
雨は「降りそうで降らない!」という感じでしたが、
「そんなに心配するような天候か!」
と航空会社に突っ込みを入れたくなったのは、私だけではあるまい。
ハングルが見えたので着陸した場所が釜山であることは分かっていたが、お迎えのガイドが博多弁で「こっち来んしゃい!」なんて話しかけてきたらどげんしよ?なんてアホなことを考えながら、通算3度目の韓国入国を果たしました。
至って標準的な日本語を使うガイドに導かれ、空港からホテルへ移動。
小休止後、釜山・社禝野球場へ向かう。
*デジカメのメモリーカードをド忘れしたことを球場で気付いたので、全部携帯電話のカメラ機能での撮影です。あしからずご了承ください。
場内をしばらく散策した後、SKY BOX(とどのつまり、スイートルーム)に集合してグラウンドへ移動。ロッテ・ジャイアンツの主力選手2名と記念撮影をしましたが、試合開始直前の選手がこういうリクエストに気軽に応じてくれるだけでなく、参加者からの急なサインの要求にも気さくに応じていたので、びっくりしながら見ていました。
日本の選手の中には、試合前にピリピリしていて恐くて近付けない選手がいると聞いていた事もあり、違和感を感じていたし「大丈夫かなぁ~?」なんて思っていました。それこそ「怒鳴られたらいやだなぁ」なんて思っていました。
ところが、当該選手2名が異国のファンと接点が持てたことを楽しんでしたようなので、ホッとしながらも「すげ~なぁ~」ってな感じで、その光景を眺めていました。
SKY BOXへ戻って試合を待っていたら、試合開始直前に雨が大降りになって早々に中止が決定。観客席がさほど埋まらなかったのと、ロッテが水原、SKが仁川への移動を控えていた事が原因と見られるが、参加者の多くはギター侍よろしく「残念!」という感じでした。
私は「しゃ~ないわねぁ~」という感じでしたが、球場から出る時には雨が止んでいたので(下の写真参照)「阪神が好調時の甲子園球場ならボロクソやろねぇ~」なんて思いながらバスに乗り込み、緊急懇親会の会場へと移動。
中止決定後の球場正面入り口前。雨が止んでいるのが分かるでしょ?
懇親会終了後は、ホテルの部屋へ帰ってそのまま釜山の一夜が終わりました。
慣れない場所でフラフラ歩き回るのは好きじゃないけん、ずっと部屋で寝とったとです。
釜山で一眠りした後は、KTXという新幹線みたいな高速鉄道で仁川へ移動です。
仁川での様子は、次回にて紹介します。
それでは、もう一度あのフレーズを…
じゃあの。
posted by giants3so |22:09 |
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2007年06月25日
昨日、韓国から帰ってきました!
初めて見た韓国プロ野球では、学ぶ事が非常に多く収穫「大」でした。
その報告は後日改めて行いたいと思います。
ツアーのガイド役の室井昌也さんをはじめ、韓国野球に詳しい参加者の皆様に色々教えて頂いたので、「ただただ感謝するしかない!」というのが、今の心境です。
ツアー期間中、日韓問わずお世話になった皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!
posted by giants3so |22:54 |
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2007年06月18日
完全に私事ですが、21~24日にかけて、韓国へ行って参ります。
↓のツアーに参加して参ります。
http://www.h6.dion.ne.jp/~k-bb/tour2007.html
荷物を軽くし、機動力を重視したいのでPCと一眼デジカメは持参しない予定です。
そのため、報告は可能な限りさせていただく予定ですが、ツアー参加期間中は行いません。
色々学んできたいと思うと同時に、他のツアー参加者の皆様へ迷惑をかけないよう、おとなしくしていたいと思います。
↓が、blogのシメの言葉として、現在流行っているそうなので、私も
じゃあの。
posted by giants3so |22:35 |
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2007年06月16日
今回は、最近書店で購入した「さくらパパ」こと横峯良郎さんが執筆した『「あがってナンボ」のてげてげ人生論』(出版:小学館)を紹介したい。
「高校進学の時点で失敗した」と振り返る自らの経験と体験をもとにして、3人の娘を育てていく過程で感じた事が等身大で書かれているので、読書が苦手という方にも読みやすくなっている。無論、「勉強は嫌い」と著者自身が語るだけあって、こむずかしい表現は一切使われていない。皆さんがTVで見たままのさくらパパが、そのまま本の中で再現されている。
3人の娘をプロゴルファーにしたいと思い、自分の時間と私財を投げうってひたすら特訓をさせた過程で感じた、恐ろしく金がかかる日本のゴルフをプレーする環境の劣悪ぶりを紹介。もちろん、「さくらゴルフアカデミー」経営者の視点での批判も欠かさない。
もう一方では、自分の学校生活で失敗し進路を誤った経験をもとに、3人の娘を育てていく中で感じた学校、日本の教育、教師、そして子供を必要以上に甘やかし勘違いさせる「バカ親」へ向けられた厳しい言葉が並ぶ。厳しいながらも、TVで見たさくらとのケンカを再現するかの如しで、我々と同じ目線だから何だかホッとする。
さくらパパ自身が体調を崩した経験から「食」の大切さを説き、長女・留衣が患った花粉症を克服した方法や、さくらがお手製のキャンピングカーで転戦生活をしていた時の食事の一例を紹介。さくらパパが学習し実践してきた方法の一部が書かれているので、毎日の食事で悩む方や、慢性的な体調不良に悩まされてきた方にも参考になるものが多いのではないだろうか。
それらを踏まえて、最後の第5章『これから始まる「人生の残りハーフ」』では、本の帯にも記載されている「さくらを育てた名物オヤジのニッポン再生マニュフェスト」として様々な提言がなされている。これを読むと、さくらパパがどうして今度の参議院選への出馬を決断したかがよく理解できるようになっている。
おそらく、選挙期間中のさくらパパの演説は、この本に書かれている事をそのまま踏襲するような格好になると思うので、予習がてら読む事も可能だ。
だらしない私には厳しいことが書かれているが、「お前ら、これでいいのか?」と目標を持つことの大切さを自身の経験をもとにした具体例を示しながら諭しているし、「私でよければ相談にのりますよ」の一言で、突き放されていない安心感を与えてくれる。
何より、過去に多くの学校の教師たちに泣かされてきた私には、さくらパパが彼等の無責任ぶりと彼等をのさぼらせる学校及び教育現場のデタラメぶりを糾弾してくれただけでも溜飲が下がる思いがした。
娘のさくらには「ウザい親父」かもしれないが、その親父が綴った「てげてげ」の人生論。横峯さくらファンや一般のゴルフファンだけでなく、特に学校で泣かされ人生に悩んでいる人たちに是非読んで頂きたい1冊だ。
posted by giants3so |22:41 |
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2007年06月12日
ドジャース・郭泓志の母校・南英商工を卒業したばかり(注:台湾は6月が卒業シーズン)の林哲シュエン(「玉」へんに「宣」)が、レッドソックスとマイナー契約を結んだ。
契約金は40万ドル(推定)。MLBのチームと契約を結んだ台湾人野手ではドジャースと60万ドルで契約を結んだ陳金鋒(現La newベアーズ)に次ぐ金額。
林は陸上選手だった父に鍛えられただけあって、学校の100m走で10.7秒、右打席から一塁までのタイムは3.8秒(記事によれば左打席のイチローは3.7秒だとか)を記録するほどの俊足が魅力の外野手。
林は「4年でのメジャー昇格を目指す」と目標を掲げ、台湾のヒーロー・王建民との対戦を夢見て(だと思う)ルーキーリーグからスタートする。
12日に台北で父親の林漢森と共に入団会見を行ったが、親子とも実にいい笑顔をしているのが印象的(↓参照)。
http://www.libertytimes.com.tw/2007/new/jun/12/today-sp5.htm
http://sport.1-apple.com.tw/index.cfm?Fuseaction=NewsContent&Article_ID=3553692&SportCatID=537&NewsDate=20070612&App_ID=1
記事によれば、レッドソックスの環太平洋地区担当スカウトのジョン・ディーブルが林を2年間追いかけていたそうだ。
また、林にはレッドソックス以外にもマリナーズ、ブルージェイズ、ツインズ、レッズ、カブスが興味を示し、中には陳金鋒と同じ60万ドルの契約金を提示した球団もあったという。
本blogでも2月上旬に紹介した高校野球の全国大会では、MLBのスカウトが集まっていたが、台湾の球団は提携先であるMLBのチームの案内役で来ていたある球団の関係者のみだったらしい。
いくらルールで高校を卒業したばかりの選手を獲得できない(兵役法との絡みから)とはいえ、この温度差は何なのだろう。
単なる「夢」や「あこがれ」だけでなく、契約金の金額や福利厚生などの好待遇が林のレッドソックス入団を決断する要因になっているのは間違いないが、それ以上に彼等親子を動かしたのは、2年もかけて彼を追いかけてきたディーブルの「熱意」ではないだろうか?
これに対して台湾の球団はルールの前にただひれ伏しているだけで、何もしようとしていないのが現実だ。
財政事情からスカウト機能を充実させる事ができない、というものはあるかもしれないが、人材流出を嘆くだけで、自らは何もしない彼等に選手やその家族の気持ちが全くなびかないのは当然ではないだろうか。
2月行われている大会ならシーズンオフなのだから、各球団関係者が視察に行けるはずだし問題もないはずなのに、どうして視察に行かないのか本当に不思議でならない。大会の視察に顔を出し球団としての「姿勢」を見せるだけでも、周囲に与える印象は違うし、何より当該球団の「本気」を伝えることができるはずだ。
残念ながら、いまの台湾の各球団からは、そういった「気迫」や、人材流出がもたらす「危機感」を感じとることができない。
MLBと台湾のプロ野球球団では、資金力にどうしようもないくらい明らかな差があるので、一律で選手の獲得競争をしたら歯が立たない。
選手もその家族も、目の前に大きい額のお金を見せられ、なおかつ選手として活動するための練習環境(マイナーといえども台湾よりはいい)や語学研修の様々な負担をしてもらえるとならば、飛びつかないはずがない。
実際、英語ができれば現役をリタイアしても進路の選択の幅も広がるので、選手本人にとっても非常に都合がいい。英語も着実に習得し、それでいてメジャーに上がれば台湾プロ野球ではまずあり得ない金額の年俸も得られるとあれば、こんなおいしい話はない。
こうした台湾におけるMLBのスカウト活動の活発化に対して、台湾プロ野球だけでなく台湾野球界でも人材流出に懸念の声があがっているのは間違いない。実際、色々規制を設けて人材流出を極力防ごうという動きもある。
だが、目の前にぶら下がっているニンジンを前にしている人たちには全く意味がないのは明らか。百戦錬磨のエージェントカンパニーや法律のエキスパート達によって、その規制の抜け道を探られ、くぐり抜けられて契約締結に至るのがオチである。また、それが王建民の成功でMLBに対して強いあこがれを持つようになった選手達の強い望みでもあるのだから、人材流出に歯止めがかかる確率は極めて低い。
手もとにある、団野村さんの著書「交渉力」(出版:角川グループパブリッシング)にこういう一文がある。
《「こんなにいい場所を離れたくない」と選手が思えるような、魅力的な環境を整えることが先決なのだ。》
これは選手がMLBに流出している事で、危機感を抱いている日本のプロ野球の関係者へ向けられた提言であるが、「日本」を「台湾」に置き換えても十分あてはまる。
台湾の野球関係者や球団経営者に、こうした感覚を持った人材が少しでもいれば、林哲シュエン(「玉」へんに「宣」)のようなMLBへの(またはNPBへの)人材流出を抑えることができるのではないだろうか?
この親子の笑顔から何も学ばなければ、台湾野球界の未来は暗い。
posted by giants3so |23:14 |
MLB |
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2007年06月10日
今回は↓の記事「LA NEW開幕戦制す」を見て頂きたい。
http://asia.npb.or.jp/2007/news/000003.html
スコアや試合の経過を見ていると、いかにも現地で取材して記事が作成されているように見えるが、ところどころ気になる部分があるので、皆様も一緒に考えて頂きたい。
1.文中《暖かさの続く日本と同様、春の到来を思わせる気候の中華台北だったが、3月17日の開幕日は珍しく少し寒い日となった。》の部分。
これは、曇って小雨がパラついていた台北なら《少し肌寒い日》というのは分かる。この時期の台北は、曇って雨が降る事も多く《少し肌寒い日》が続くことがあるからだ。開幕戦の翌日早朝に台北に到着した私も感じたから。しかし、南の高雄はこの日は晴天。気温も最高で30℃前後はあったので、私は思わずYシャツを脱いでTシャツ姿になった。
また、当時統一ライオンズの監督だった大橋穣監督が「キャップがメッシュじゃないから、頭がムレてたまらんよ~」と漏らしていたほどだったので、その暑さは皆さんも想像できると思う。
それにしても、この記事を書いた場所と情報を収集した場所は、いったいどこなのだろうか?
2.文中《高雄県立澄清湖球場には全6球団が打ちそろって、中華台北野球の新たな1年目(=101年目)を祝い、盛大なオープニングセレモニーを行った。》も、《全6球団が打ちそろって》はおかしい。
その《盛大なオープニングセレモニー》をグラウンドで見ていた私の横では、多くの関係者がいたが、その中で興農ブルズの趙宏文GMは見かけて簡単に挨拶させて頂いたが、残念ながらそれ以外の他球団の関係者は見かけなかった。
だがよく考えたら、この翌日は兄弟エレファンツVS中信ホエールズの開幕戦が花蓮で予定されていたので、両チームの関係者はその準備で忙殺されているので出席できなかったはず。実際、主催チームの兄弟は開幕戦が行われている時間帯に、サイン会や街頭でのボランティア活動などを行っていたので、兄弟球団の全関係者がその活動へ同行していたら高雄のセレモニーには出席はできないからだ。
この文章を読むと、全6球団の選手と関係者が球場にそろっているように解釈することもできるが、こういう事情なの絶対であり得ない。
もしかしたら他球団の関係者の訪問を、私が当日見落としていたかもしれない。
しかし、セレモニーで行政のトップや台湾の野球関係者が多く訪問している中で、スタンドか貴賓席で静かに見ているだけでいるとはちょっと考えにくい。挨拶をするために必ずグラウンドに降りてきているはずだ。
こう考えると、この記事の情報提供者は会場のどこにいたのだろうか?また、ちゃんと会場にいたのだろうか?実に気になる…
3.《満員の観衆に拍手を浴びた。》とある部分。
当日の観客は公式発表で10012人。最近3ケタ台まで観客動員が落ち込む事もある台湾プロ野球では、確かに「大入り」に相当する数である。しかし、キャパシティが20000人である(実際はそれ以上入るらしい)澄清湖棒球場では、「五分入り」と見るのが妥当。その場合、観客の多くは本塁寄りに集まってくるので、そういった局部的な視点でいけば《満員》かもしれない。しかし、外野席や内野2階席では空席が目立っていたので、《満員》と表記するのはおかしい気がする。
仮にTVで試合を観戦していて、観客が集まっている部分が映っているのを見て《満員》としているのならまだ納得ができる。だが、TVの中継を預かる者の視点でいけば、マイナスのイメージを避けるために空席が目立つスタンドを敢えて放映する事はしないだろう。
小さい事ではあるが、この情報配信者はどこで試合を見ていたのだろうか?
4.《LA NEWは主砲の陳金鋒がソロホームランを打てば、統一は六番の高国慶が同じくソロで対抗。》とある部分は、下のスコアと照らし合わせれば整合性がとれるようになっているが、誤解を招きやすい表記だと思うので補足したい。
《高國慶のソロ》は2回表の先制HRである。これに対して陳金鋒のソロHRは6回裏に出たこの試合La newの3点目のHRである。本blogで速報をしていたので、それを閲覧された方は分かって頂けたかと思う。
おそらくLa newが開幕戦を勝利した事を強調するために、あの書き方になったと見られるが、スコアの記載がなければ読者は「La newが陳金鋒のソロHRなどで先制しながらも、統一は高国慶のソロHRで追い上げたが、結局La newが勝った」と思うのではないだろうか。
記事の筆者がしっかり観戦しているか、情報を正確に分析していれば、このように誤解を招きかねない書き方はしないと思うが、実際どうなのだろうか?
参考までに、↓は書き込み常連さんのメイフェさんが書かれた開幕戦レポート。
http://plaza.rakuten.co.jp/HWkirakiraTAIWAN/diary/200703180000/
私のレポートも写真を使用しているので、文章のみで字数の制限もある(であろう)レポートと比較するのは卑怯かもしれない。だが中身はどんなに専門的でも、現地で観戦した者からすると些細な事とはいえ記述に疑問を感じる部分がある文章よりも、ファンの視点で温かみがあるメイフェさんのレポートの方が説得力があり伝わってくるものがある、と感じるのは私だけだろうか?
私自身、改めて学ぶべき事が多い開幕戦のレポートだった。
posted by giants3so |21:48 |
80対20の法則 20への挑戦シリーズ |
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2007年06月10日
昨日行われたバスケットボール女子の北京五輪出場権をかけたアジア選手権で、日本だけでなく台湾も韓国に70ー80で敗れ、韓国が五輪の出場権を獲得した。
(↓参照)
http://sport.1-apple.com.tw/index.cfm?Fuseaction=NewsContent&Article_ID=3549077&SportCatID=536&NewsDate=20070610&App_ID=1
キャプテンの錢薇娟は「韓国の方が一枚も二枚も上手だった。自分達の方が予選よりも内容が悪かった」と振り返った。
対戦相手の韓国が、この勝利で五輪出場が決まっただけに心中は複雑だろう。錢は涙こそ見せなかったものの、「めちゃくちゃ悔しい!情けない!」とつぶやくぐらい悔まれる内容だったようだ。
また、錢は自身の事について「(36歳という年齢から)まだ引退を語る段階じゃない!(五輪出場へは)来年6月の世界予選があるから、絶対にあきらめない!」と語り、五輪出場の夢へ前向きな発言をして意欲を見せると同時に「遠くから来てくれたファンに、勝利を見せられなくて申し訳ない」と会場で応援をしていたファンを気遣った。
昨日敗れた台湾と日本が来年6月に挑む世界予選は、12か国(構成は、各大陸でアメリカ3、オセアニア1、欧州4、アフリカ2、アジア2)で上位5ヶ国が北京五輪の出場権を獲得するが、錢の言葉を借りると「欧米各チームともに韓国・河恩珠(202cm)クラスの体格の選手が5、6人はいるだろう」というチームと戦って勝ち取らなければならない。
世界予選の競争倍率は低いように見えるが、台湾と日本にとっては今アジア選手権以上の厳しい戦いが待っている。
10日は日本との3位決定戦が予定されている。どちらも五輪の出場権獲得が目標だっただけに、その意味合いは薄いが、錢は「3位決定戦といえども我々はファンを絶対に失望させない!」と意欲満々。
夢の五輪出場と自身の現役生活の集大成へ向けて…
その第一歩は3位決定戦ではあるが、予選で2002年の世界選手権以来久しぶりに敗れた日本へのリベンジから始まる。
posted by giants3so |16:20 |
台湾バスケ |
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2007年06月06日
以前HBLという台湾の高校バスケを紹介した時に、淡水商工というチームを紹介したが、覚えている方はどれくらいいるだろうか?
記憶の有無に関係なく、↓を見ていただきたい。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/giants3so/article/202
ここで紹介した錢薇娟は、現在淡水商工のアシスタントコーチだけでなく現役選手としての顔も持っていて、台湾のバスケファンでは知らない人はいないという位のヒーロー。現在、韓国・仁川で開催されている北京五輪の予選を兼ねた女子バスケのアジア選手権では、台湾代表のガードのレギュラーで試合に出場しているだけでなく、キャプテンの重責も担っている。
5日の深夜に放送されたフジテレビ系列の「すぽると」で、この大会の結果が紹介されていた映像で錢薇娟が映っていたので、調べてみたら台湾でもしっかり記事になっていた。
まずは↓を参照してほしい。
http://sport.1-apple.com.tw/index.cfm?Fuseaction=NewsContent&Article_ID=3531626&SportCatID=536&NewsDate=20070604&App_ID=1
要約すると、現在36歳の錢薇娟は1986年のクアラルンプールで開催されたアジア選手権から11回もアジア選手権に参加している。他にもユニバーシヤード、世界選手権、アジア選手権などの国際大会に出場しているのだが、唯一五輪だけが参加できないでいる。今回のアジア選手権が五輪に出場を狙える絶好のチャンスであると位置づけ、右ひざの古傷と闘いながらチームを鼓舞し続けている。
錢薇娟は2004年に日本で開催されたアジア選手権でもう一歩のところで五輪出場を逃し、「絶対にあきらめない!このまま終わってたまるか!」と泣き崩れたという。HBLで見せたような選手顔負けのガッツポーズ(本文冒頭のURL参照)は、きっとこの時の悔しさを忘れる事なく、現役選手としての情熱と執念を失っていない事を証明していたような気がする。
その台湾は、昨日日本に2002年の世界選手権以来となる57ー68で敗れ、1勝2敗。リーグ戦の1位ー4位と2位ー3位が準決勝で対戦する事になっているが、2位ー3位狙いで韓国との対戦を避けて決勝にコマを進めようと奮闘中。
HBLのときは決勝で敗れ泣き崩れている淡水商工の選手達を「ほら、アンタたち泣かないの!」と強く励ましてきた錢薇娟。果たして、彼女はこの大会で悲願の五輪出場を勝ち取ってうれし涙を流すのか?
日本のバスケファンは日本代表の北京五輪出場に関心がついいってしまいがちだと思うが、こちらにも関心をもっていただければ幸いである?
posted by giants3so |20:46 |
台湾バスケ |
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2007年06月06日
日本ハムが昨日の広島戦に勝利し、12連勝の球団記録を達成しました。
報告が遅くなりましたが、このうちナゴヤドームの中日戦2試合を観戦してきました。
ナゴヤの2試合を見た限りでは、新庄、小笠原がいない分昨年よりも迫力も攻撃力も低下している感じがしました。しかし、我慢比べをしながら相手の些細なミスなどのスキにつけ込んでどん欲に得点をとりにいく姿は、昨年のチャンピオンチームにふさわしい戦い方をしていると感じました。
また、昨年に比べ打線が小粒化している分、選手一人一人が自分の役割を認識し、必要最低限のことをきっちりこなしているので、この連勝はなるべくしてなっているという印象も受けました。
それを象徴していたのが、2戦目の9回表。グラセスキから1死満塁で、途中から出場している飯山がスクイズをちらつかせて暴投を誘い、3塁ランナーをホームインさせ、飯山自身もグラウンドへ高く弾むサードゴロを打って、暴投で進塁した3塁ランナーを更に返すシーンは、高田統括本部長みたく「こりゃ、強いわ…」と思わず叫んでしまいました。
投手も先発、リリーフとも自分の役割を必要最低限はこなしているので、あとは昨年築いたパターンに当てはめていくだけ。特にセットアップの武田久が終盤の苦しい場面を何度もしのいでくれたのは本当に大きかったでしょう。
観戦目的の一つであった陽仲壽ですが、試合に出ていないので大きな貢献はできていませんが、運気が上昇しているチームの一員としていられるだけでも、「よし」としないとバチがあたるでしょう。あと、一塁手レギュラー候補兼5番候補の新外国人選手・ジョーンズの獲得も決まりのようなので、出場機会がますます減る可能性も出てきました。
名古屋へ移動してきたばかりのとき(札幌で試合を終えてからの移動)も大分お疲れモードだったので、1軍のハードな移動スケジュール(北海道が本拠地なので、飛行機の移動がよそのチームより多い)がこたえている様子。
11月の北京五輪予選と世界選手権も控えているし、球団も期待しているので風邪やケガに注意して一軍生活を送ってほしいと願っています。
posted by giants3so |00:42 |
日本野球 |
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2007年06月05日
まずは、↓をどうぞ。
http://sports.news.yam.com/cna/sports/200706/20070604341935.html
昨日行われた、11月6日から開催される世界選手権のPR会見での様子。郭泰源・監督の代表ユニホーム姿をご堪能下さい。背番号は誠泰時代につけていた「88」のようです。
なお、台湾の開幕戦の相手は日本(おそらく夕刻の開会式直後の試合)。日本はアマチュアの選手中心で構成されますが、時期的に大学の明治神宮大会や社会人の日本選手権があってベストメンバーを構成するのは難しいでしょう。それでも、ドラフト候補が何人かエントリーされると見られるので、会場となる台北か台中の4球場のどこの球場で行われても満員確実でしょう。
世界選手権のロゴとマスコットは、↓をご参照ください。
http://udn.com/NEWS/SPORTS/SPO1/3874656.shtml
マスコットの名前は「Glokey」(最初にあるURLの写真で、郭泰源監督の左側に写っているます)。台湾で特別保護動物に指定されている「台湾アカゲザル」がモデルで、背番号はマスコットと同じ愛称「Monkey」こと巨人・姜建銘が昨年までつけていた「97」。キャラクターが「台湾テナガザル」で、この番号が選ばれた理由は、姜建銘と同じように活発で発展した姿を表現してのこと。
世界選手権は、台湾代表にとって北京五輪代表選考試合前の大事な試合。と同時に、TVやインターネット中継も予定されている注目度の高い試合になるので、2001年に台湾で開催されたとき以上の成績が求められるでしょう。
プレッシャーは北京五輪代表選考試合ほどではないでしょうが、2001年のときは高橋由伸や阿部慎之助といったプロ選手がいた日本に勝って3位になっただけにファンの期待は大きいはず。
裏で開催されるアジアシリーズと、どう折り合いをつけるか定かではありませんが、こちらも注目です。
posted by giants3so |22:02 |
CT |
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2007年06月03日
前回お約束した通り、今回は「張誌家がCPBL入り」の記事がどうして配信されたか、私なりに分析をしてみたい。
改めて↓の「張誌家がCPBL入り」の部分を見ていただきたい。
http://asia.npb.or.jp/2007/news/000015.html
おそらくこの記事が配信されたのは、web上では5月1日だが、雑誌の誌面上では4月中旬ではないだろうか。
まず、この記事が配信される心当たりがある出来事を皆様に紹介したい。
4月の頭、巨人・姜建銘の今シーズン初先発の取材に来ていた台湾の記者達と会った時の事。ランチをとりながら、彼等といろんな話をしたが、そこで出てきた話題の一つに「張誌家が最近アメリカから帰ってきたらしいぞ」というものがあった。
そこで、ある記者から「張誌家が、どうしてこの時期に台湾へ帰ってきたか分からない」という声が上がった。
私は、すかさず「アメリカ・ビザの取得事情が厳しくなってきている(注:台湾人の事情はよく分からないが、日本人は厳しくなってきているらしい)から、ビザの期限が切れて仕方なく帰ってきたのではないか?」と返答し、質問した記者も納得した感じだった。実際、5月上旬に台湾へ帰ってきたという事実から判断すると、再渡航してシーズンが6月から始まるマイナーリーグ・ショートシーズンか独立リーグでの入団先を探していたのではないかと見られる。
おそらく、この記事の情報配信者はその時帰国した張本人と代理人に直接会って話をしたか、その時に関係者から漏れ伝わった情報を執筆者に提供したと思われる。そして情報を受け取った執筆者も、まるで「右から左へ受け流す」かの如く情報を配信しているが、そこに主体性は全く感じられない。受け取った情報をそのまま信じきっているようだ。
ここで記事の執筆者に言えるのは、「台湾プロ野球の事情に精通している」はずであるにも関わらず、その分析は短絡的で甘い。
更に、情報の提供者には「聞いた話をそのまま鵜呑みにして、そのまま『情報』として提供しているだけ」で、事実関係を踏み込んで調査している様子が少しも感じられない。
しつこくなるが、今まで私が何度も指摘したとおり、保有権が2球団にあるという事態を「異常」だと感じる事ができるだけで、こういう記事は配信できないはず。私なら、より確実な根拠や情報がない限り恐くて配信しない。
今回は張誌家の情報が台湾から出てきたのを機に、偶然見つけたこの記事を私なりに分析、検証させていただいた。だが、やはり同じ執筆者と情報配信者で相変わらず間違いやアラが目立つものが多いので、引き続き「80対20の法則 20への挑戦」シリーズとして取り上げていきたい。
posted by giants3so |20:24 |
80対20の法則 20への挑戦シリーズ |
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