2008年07月03日
不思議な人事異動 〜その2〜
先月、こちらで紹介した興農ブルズの人事異動ですが、また進展がありましたので、ご報告致します。 新監督として、アテネ五輪の台湾代表監督を務め、過去には味全ドラゴンズや、今は亡き台湾大聯盟の雷公でも監督を務めた徐生明氏の就任が、正式に発表されました。 これに伴い、「監督代行」だった劉榮華はヘッドコーチに就任する事になりました。 現地での報道によれば、契約期間は3年、推定月給は25万元(約87万6000円)。金額も、看板スター選手の張泰山(30万元・約105万1000円)には及ばないものの、昨年の北京五輪アジア予選の日本戦で好投した陽建福(23万5千元・約82万3500円)より高い金額を提示されました。 徐生明監督は、2005年に中信ホエールズの監督を退任した後は、台北郊外の淡水にある真理大學で週2回程度の授業を受け持っていただけでなく、新竹の清華大學では助教授として教壇に立っていました。 また、棒球協会にある台湾代表の選考委員会の委員も務めています。 しかし、気になる事もあります。 既に、清華大學の野球部のコーチ就任が決まっていたはず。 これだけでなく、9月からの新学期の担当授業のコマ割りも決まっていたはずです。 この辺りを、興農はどう調整したのでしょうか? 各大学に迷惑をかけていないでしょうかねぇ… そうすると、「ヨソから平気で人材を横取りしやがる」という事で、興農球団だけでなくプロ野球そのものの印象も悪くなりそうな気がしますが、どうなのでしょうか? 興農球団はその辺りを考慮して、徐生明監督に対して「3年契約で月給25万元」の好条件を提示したと思いますが、”徐生明先生”の授業を楽しみにしていた学生達には、ちゃんと配慮しているのでしょうか? それと、徐生明監督ご本人は「現在は大丈夫」と仰ってますが、アテネ五輪から帰ってきた時は、重度の腎臓疾患で長期入院をしていました。 退院後は現場復帰し、2005年シーズンは1年を通して中信の監督を務められました。監督退任後は、自分のペースで色んな事をこなされてきました。 私が見ている限り、現在は肉体だけでなく、心身も平穏を保ってきています。そのため、その反動がどこかで出て来ないか、と心配になります。 前回も申し上げましたが、コロコロと肝心な部分の人事が変わる現状を、ユニホーム組はどう思っているのでしょうか? 「またか〜!」という感じで、感覚が麻痺している状態でしょうか。 球団は、コーチの人事でもサポートする事を約束しているようなので、現存のコーチの中には、 「来年、オレここにいないかもな…」 と、その先の事を悲観的に考えている者がいるかもしれません。 そう考えてみると、私がユニホーム組だったら、フロントに対してこんな事を口走ってしまいそうです。 ねぇ〜! お願いだからさぁ〜、豆腐の角に頭ぶつけて、あの世に電撃トレードされてぇ〜〜〜〜! もう、この世に帰ってこなくていいからさぁ〜〜! おあとがよろしいようで… 好条件で迎え入れられた徐生明監督は、7月4日の兄弟戦から現場復帰します。 これでチームの状態が好転すればいいのですが、その逆になった場合、徐監督だけでなくチームも大きなキズを負うことになり、収集がつかなくなるかもしれません。
posted by giants3so |21:43 |
台湾野球 |
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