2007年07月03日
韓国プロ野球観戦ツアーを振り返って その2
今回も韓国プロ野球を見て感じたことを書き綴りたいと思います。 ・首位SKワイバーンズの強さ 詳しい分析は室井さんにお任せするとして、SKを見ていて感じたのは「我慢強い」ということ。「細かいことの積み重ねができている」と言い換えても良いでしょう。韓国プロ野球の全てのチームを見ていたわけではないので、言い切るわけにはいきませんが、SK以外の球団のプレーを見ていて「細かいことの積み重ねがうまくできていない」と感じました。 かつて、イチローさんが、「細かいことを積み重ねていると、いつのまにか、自分でも驚くような、とんでもないところに行っていたりするんですよ」(義田貴士 著、学研 刊 『イチロー 果てしなき夢 少年の想い遥かに 』P.179より)と仰っていました。 ここで、よく考えていただきたいのですが、細かいことを積み重ねていくのは、ものすごく我慢がいることですよね? 言葉以上に難しいですよね? でも何かことを成し遂げようとするには、やっぱり大切なことですよね? 韓国プロ野球ファンの方には申し訳ないのですが、SK以外のチームを見ていると、この部分がどうしても弱いように感じます。 例えば、現在最下位に喘ぐKIAタイガース。 *KIAファンのみなさん、ゴメンナサイ! 大小を問わずミスが目立ち、そこから崩れていく傾向がありました。それだけでなく、相手のミスにつけ込んでいくために集中して畳み掛ける事ができないのが歯がゆく見えました。 また、「ヒヤリハット」といわれるミス寸前の状態でも、それに対してきっちり対処している様子もない。結果だけで満足して、ヘラヘラしていて締まりがない。 そうした細かい積み重ねができないから、勝負どころでツメが甘く、勝てるはずの試合をことごとく落としまくる… ここがSKとの差に出ていると感じました。 これは金星根監督はじめ、コーチングスタッフの指導の賜物かと思いますが、もう韓国シリーズどころかアジアシリーズを見据えてもいいようなチーム状態に見えました。 ・ダイヤの原石発見!!! #10韓基周(ハン キジュ) 2005年のAAAアジア選手権で辻内崇伸(巨人)と並んで注目された投手です。 KIAタイガースのクローザーとして1点のリードされた8回ウラにピンチの状況で登場してきましたが、ピッチングを見て、素直に「化け物だぁ~~」と思いました。 ストレートは軽く腕を振って150kmを記録。速球派投手によく見られるコントロールの乱れは少ない。なによりも背中から漂うオーラは、上原浩治や松坂大輔を彷佛させるものがありました。 私がいうのもおこがましいですが、彼は間違いなく朴賛浩(現アストロズ)級の逸材です。 将来、韓国を代表する投手の一人になりうる貴重な人材です。 確か、韓基周は高校卒業してまだ2年目のはず。 未知の可能性を秘めた若者が、クローザーをしているのは驚きました。 おそらく、ルーキーイヤーの昨年に先発で思うように結果が出なくて、セットアップ→クローザーとしているのではないかと思います。しかし、こんな早い段階で出場機会が不規則(現に今のKIAは最下位で、ただでさえクローザーが必要な試合が少なくなってきている)で調整が難しく、1試合出場あたりの体力の消費は少ないものの精神的スタミナの消耗が激しいクローザーをさせるのは、いかがなものかと思います。 確かに彼の球威と精神力の強さは、クローザーとしては魅力十分ですが、彼の可能性等を考えたら、今は我慢してスターターで使い続けるべきではないかと思います。 スターターなら最低でも週1回は確実に登板機会があるから調整もしやすいし、プレッシャーのかかり方もクローザーよりは負担が別れる分、少しは楽な気持ちで試合に臨めるはずです。 そうすることによって、楽な気持ちで試合に臨める分、余分な力が入ることによって生じる故障も回避できるような気がしますが、いかがでしょうか? 何より、あまりにも早い段階でクローザーになって、クローザー以外の世界を知らないとなると、「投手」としてだけでなく「人間」としての視野も狭くなってしまいそうな気がしてならないのです。 クローザーは本人が納得した時にしてあげればいいように感じますが、最近入れ替わったKIAの首脳陣はどう判断するのでしょうか? 私は「狭い世界に、前途有望な若者を放り込んで腐らせて欲しくない」と願っています。 以上、韓国で観戦しながら感じたことをダラダラと書き込ませて頂きました。 改めて 今ツアーでお世話になった皆様、本当にありがとうございました!!!!!!
posted by giants3so |21:53 |
野球全般 |
トラックバック(0)


