2010年01月17日

こ〜の八百長野郎! 2009 〜その12〜 年が明けても続いてます

  何度も申し上げますが、↑の題字はかつて高視聴率を記録した昼のドラマ「牡丹と薔薇」の小沢真珠さんのイメージで叫んで下さい。実感がこもってくるはずです。


 このタイトルを見た方の中には、「おのれはいつまでこのネタ引っ張っとんねん!」と感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、今回は不思議な事にネタが向こうからやってくるのです(ホンマやで!!!)。昨年の台湾シリーズ終了直後から続いてる捜査は、まだ終わっていません。

 「事件は検察で起きてるんじゃない!球場で起きてるんだ!」

 …こんな感じのベタな表現が当てはまってしまいそうになる現実が悲しい


 私が帰ってきた7日前後から、兄弟を中心に動きがありましたので、以下ご報告致します。


①4日に、投手の黃宏任(La new)と捕手の李義偉(興農)が板橋地検で事情聴取

 黄は事情聴取のみだったものの、金銭を受け取って八百長行為を行った事実を認め、その所得の7万元(約20万円)を返納したため、球団からこれまでの選手同様に契約を解除されました。
 所属選手に対して検討されてきた民事での賠償請求については、La new入団前の中信時代の案件(おそらく2007年の案件に相関していると見られます)のため、顧問弁護士と検討中のようです。

 李は、八百長行為で得た1万元(約28,731円)を返納したという事実を重視し、規定で登録出来なくなった事から、契約を解除されました。
 こちらも前出の黄と同様に、中信時代の案件ではないかと見られます。

 以上、こちらより

 黄宏任は、La newでは主にリリーフを務め、時々先発を任されてました。
 李義偉は、興農入団後は出場機会を徐々に増やしていきながら正捕手にほぼ定着、これから…という時のもったいない契約解除になりました。


②兄弟のエースで、昨年まで3年連続でオールスターゲームのファン投票1位の廖于誠が、捜査中の案件で違法賭博団体から既に逮捕→保釈された元投手を通して60万元(約172万4283円)を受けとっていた事実が発覚。八百長行為への加担は否定しているものの、金銭を受けとっていた事実に変わりなく、球団から6日付けで契約を解除。

 この件はトップではないものの、各新聞の1面で扱われただけでなく、緯來のスポーツ専門チャンネル(72ch)のニュースでも、普段はあまりないのですが、終了間際にキャスター同士がこの件に触れて語り合う光景を見かける等、かなり(というより「めっちゃ」)大きな衝撃を与えたようです。

 台湾の報道によれば(ここより)、この対象になった試合は2007年8月25日に澄清湖棒球場で行われたLa new戦(スコアはここをご参照下さい)と言われています。記録を見ると、被安打は1ですが、四死球は7で暴投は1。その暴投は見事に失点に絡んでいます。検察から疑われたとしたら、この部分なのかもしれません。


 現時点では、廖が検察に呼ばれた様子はありませんが、そう遠くない時期に事情聴取に呼ばれるのは確実と見られています。
 
*以上、こちらと、こちらと、こちらを参考にしました。


 昨年のWBCで、東京ドームで荘勝雄さん(元千葉ロッテのコーチ)からあれこれ指導を受けていた廖于誠ですが、その時の顔は至って真剣で、こういう事とは”無縁”としか思えない様子でした。
 その効果があったのか、昨季もエースと呼ぶに相応しい活躍を見せていましたし、当時、投手コーチであり監督でもあった中込伸氏からの信頼も厚かったはずです。
 
 それだけに、この件で選手生命が完全に絶たれてしまったのは、本当に残念でなりません。


③8日、元兄弟のスター選手でアテネ五輪の代表だった蔡豐安が逮捕、その後20万元(約57万5216円)を支払って保釈

 蔡の場合、2006年に既に逮捕された違法賭博団体の人間との不適切な交際があり、その時から八百長行為への加担した容疑で逮捕されたようです。

 2006年8月に突然ウェーバーにかけられ、獲得先が現れないままそのまま現役生活が終わってしまった格好になり、その後は南投(台中からバスで約1時間のところにあります)の中興國中という中学校で指導者になっていました。その指導ぶりや評判は悪くなかったようです。

 ただ、ウェーバーにかけられる前から、蔡についてはこの手の噂がついてまわっていて、ウェーバーにかけられた理由も、「不適格」というのは表向きで、本当の理由は今回逮捕された件ではないか、とずっと言われてきました。

 既に逮捕された莊宏亮と同様に、この逮捕で噂がウソではなかった事が証明されました。
 ついでに、蔡をウェーバーにかけた際に、洪瑞河オーナーが「清い心で野球に専念せよ」という訓示を出したそうですが、それは暗にこの件を指していたようです。しかし、この頃からもっと工夫をして何かしらの手を打っていれば、今頃余計な事を言われなくて済んだのに…とも思ってしまいます。
 同様に選手から検挙者を多数出しているLa newとは、こうした対応の部分で差が大きくついている感があります。また兄弟は、どんどん過去の垢や矛盾をほじくり返され、ドツボにはまっていってるように見えるのは気のせいでしょうか?


 そんな蔡豐安は、現役時代に球場でいつも私に声をかけてくれ、また可愛がってくれました。そのため、私も彼を慕って声をかけに行ってました。その当時から前出のような噂があったとはいえ、そういう風には全く見えませんでした。
 また、蔡は醸し出している雰囲気が松本人志さんに似ている(ここの写真をご参照下さい)ので、ちょっとした親近感も持ってました。
 中学で指導者としてうまくやっていけたのは、そういう一面があったからなのかもしれません。

 台湾の各媒体の速報版で「蔡豐安、逮捕」という見出しを見た時、その当時の事を思い出しながらも「ついに検挙されおったか…」と思わずつぶやいてしまいました。


 保釈後、中興國中に戻って指導者として戻ろうとしたところ、一旦逮捕→保釈された事を受けて、棒球協会から「資格停止」となってしまいました。

 これで蔡豐安は野球とは完全に関われなくなりました。
 指導を受けていた選手達や、蔡に関わってきた周囲の方々の心中を考えると、ものすごく複雑です。

*以上、こちらを参照しました。


④兄弟の看板スター選手で、代表経験も豊富な外野手の陳致遠に、不適切な交際及び八百長行為加担の疑惑が浮上

 廖于誠ショックが抜け切らない状態の中で浮上したこの疑惑。陳は疑惑が浮上した8日から「負傷箇所のリハビリ」という事で練習を欠席、それがほぼ「無期限」という状態になっていました。

 その後、11日から練習に復帰する事を受け、11日の午前に疑惑の件について会見を行いました。
 *その会見の様子は、こちらをご参照下さい。

 映像の本人の様子を見ていると、憔悴しきっていて、言葉に詰まったり、沈黙が長かったりと、「相当つらかったんだろうな…」と思います。肝心の不適切な交際や疑惑に関しては完全否定、感情的(質問する側の多くが、「ワテらがやったるで!」という感じで感情的になっとるからしゃ〜ないですね…)で具体性に欠ける感が強いのですが、側にいる担当弁護士の配慮で詳細は語られませんでした。

 これもその後の展開を考えたら、「仕方がない」といえば「仕方がない」のですが…

 しかし、この件を受け、兄弟球団は陳致遠に給与支払い停止処分を課しました。
 球団は疑惑が完全に晴れてから、支払い停止期間中の給与を支払う方針ですが、何かぬるま湯に浸かったような中途半端な感じがするこの処分は、一体何を意味しているのでしょうか?
 

 色々整理し総括していくと、この陳致遠も廖于誠と同様に、そう遠くない時期に検察に呼ばれ、事情聴取を受ける事になりそうです。

*こちらこちらこちらこちらこちらこちらを参照しました


⑤兄弟の現役選手からは、他にも3名が事情聴取を受ける

 その1
 陳致遠の件に相関してと見られますが、その陳のいとこにあたる投手の曾嘉敏が5日と11日に2度に渡って板橋検察で事情聴取を受けていました。いずれも、事情聴取のみだったそうですが、この先の展開は予想がつきません。

 *こちらを参照しました

 その2
 昨年も、1度事情聴取を受けた投手の柳裕展が12日に検察で事情聴取を受けました。
 こちらも、かつての同僚だった元中信の選手達同様に2007年の八百長事件に相関したものと見られます。今の時点では、事情聴取のみで終わっているようですが、今後の捜査の展開次第ではこちらも保釈金を払って保釈(場合によっては逮捕)→球団から契約を解除、という道を辿るかもしれません。

 *こちらを参照しました

 その3
 13日には、ユーティリティプレイヤーの劉耿欣が検察に呼ばれて事情聴取を受けました。
 こちらは、過去の兄弟の選手達による昨年9月9日の澄清湖棒球場で行われたLa new戦(スコアはこちらより)に相関するもので、その試合の4回ウラの8失点に絡むエラーをした事で、逮捕された元投手らから20万元(約57万円)を受けとっていたのでは?という件ではないか、と見られますが、別の報道では2007年の案件ではないか…ともいわれています。

 「一体どっちやねん!」と思いますが、劉が捜査対象になっているのは間違いないようです。

 その2、3で登場した柳と柳は事情聴取後、練習を欠席しているそうです。
 特に劉は契約解除を覚悟して宿舎で自分の荷物をまとめている、と報じられています。

 ここまでくると、兄弟球団に自浄能力がない事が証明されているように見えます。

*以上、こちらこちらこちらこちらを参考にしました


⑥元中信選手2名が検察に呼ばれる

 元中信でアマチュアの桃園航空城チーム所属の内野手・陳永哲、現在無所属の外野手・許人介が、15日に板橋検察に呼ばれました。こちらも2007年の中信の事件での事情聴取だったようです。

 陳の方は容疑を認め、許は容疑を否認しているようですが、報道がバラバラなので正確な事は分かりません。

 これは彼らに限った事ではないですが、顔をマスクで隠しうつむいて検察へ向かう写真を見ると、かつての選手としての面影が全く無くなっているのは悲しい限りです。
 
*こちらこちら、とこちらを参考にしました。
 


 検察の捜査はいまだに続行しています。まだまだ終わる気配もありません。
 この捜査期間の長さは極めて異例なのだそうです。

 しかし、この件を受けての兄弟球団の対応を見ていると、その動揺ぶりが「これでもか!」というくらい顕著になってきているので、まるでそれを楽しむかのような検察からの「つうこんのいちげき」は、まだまだ止まらないのかもしれません。

posted by |21:34 | 台湾野球 | トラックバック(0)
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