2009年07月07日

アジアシリーズについて   その2

 …すみません

 先ほど、このような報道を確認しました。

 これで続きを載せる意味が無くなってきたと思うのですが、せっかくなので掲載したいと思います。



 台湾側の構想によれば、これまで通りの11月開催を目指すとなっていますが、今の段階で継続審議という事だけでなく、「廃止の方向」という事なので、非常に厳しくなってきました。
 ただ、開催が決まっても、「準備時間が短かすぎやせんか…」という気がします。
 これに加え、台湾における一連の報道から判断させて頂くと、アジアシリーズの台湾開催計画に関して、具体性に乏しく見え、どこまで信頼出来るのか…という感じです。

 簡単に思いつくだけでも、

  1. 後援企業はどのくらいあって、どういった企業が名乗りをあげようとしているのか?
  2. アジアシリーズで、大会と収益の要になる(であろう)日本一のチームから、主力選手はきちんと出場してくれるのか?

 という感じで、疑問が出てきます。

 まず、開催するための準備期間が短い事を考えると、重要になるのは、すぐに準備に取りかかれ、スムースに開催まで進んでいけるような具体的な計画の有無だと思います。もし、李文彬秘書長がNPBを訪問した際に用意するであろう開催計画が、著しく具体性を欠くようならば、日本だけでなく韓国や中国の理解を得るのは、非常に厳しいと言わざるを得ません。
 最初に挙げたように、協賛企業に関する具体的な部分は、運営の根幹に関わる部分なので、表向きには出てこなくとも、計画の中にはしっかり盛り込まれていなければならないでしょう。


 次に、チケットセールスの面で大変重要になってくるのが、「日本一のチームはどこで、どのような選手の編成で台湾へ来るのか?」です。

 「台湾開催なんだから、台湾のチームの方が重要なんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そのCPBLの4チームで、本当の意味で集客力があると言えるのは、今年前半の観客動員アップに大きく貢献した元MLBプレイヤーの曹錦輝、オールスターゲ−ムで毎年最多得票で選出されている彭政閔、代表で実績があり人気も高い陳致遠らを擁し、人気も全国区で営業力もある兄弟ですが、さすがに彼らにも限界はあります。そこで、その限界を越え、更なる成果を期待するには、日本から出場するチームの目に見えない力というか、ブランド力というものがどうしても必要になってきます。
 そのチケットは日本一のチームが決まる前から販売する事になると思いますが、どこのチームになったとしても、たぶんそれなりには売れるとは思います。

 ここからは、仮に日本からエントリーするチームを北海道日本ハムファイターズになったとして進めていきましょう。
 当たり前ですが、日本ハムには、日本を代表するスター選手のダルビッシュ有が在籍しています。ダルビッシュは、台湾でも女性を中心にものすごく人気があるのですが、そんなダルビッシュの出場が決定した場合は、どんなに高額でもチケットは売れるでしょう(NBA台北大会のように15分で完売、とまではいきませんが)。また、会場も構想通りなら約2万人収容可能な台中洲際棒球場か高雄・澄清湖棒球場が有力になると思いますが、ダルビッシュが出場するなら、どこで開催されても確実に売れるはずです。
 ところが、ダルビッシュをはじめ、稲葉篤紀、金子誠といった実績のある主力選手がメンバーから外れ、昨年、台湾遠征をした巨人2軍のようなメンバー構成になる事が確実になった場合、チケットの売れ行きは悲しいくらい低調になるはずです。
 もう一つ、日本ハムには地元台湾出身の陽仲壽がいますが、仮にメンバーに入っていたとしても、今の陽を目当てに高額のチケットを購入して観戦しようというファンは、本人や応援されているファンの方には大変申し訳ありませんが、限られてくると思います。

 それと、日本の主力選手に日本シリーズ終了後に台湾に来てもらい、大会に出場してもらうというのも、容易ではないと思います。2007年の北京五輪アジア予選でもありましたが、台湾の球場に不安を持っている選手は少なくないと見られますし、慢性的なケガや疲労を抱えている選手は出場に消極的になるでしょう。更に、選手会の理解と協力も必要になると思うので、そういった事を解決して開催までこぎ着けるのは難しいと言わざるをえません。
 
 

 こんな感じで少しばかり考えてみると、すごく頭が痛くなってきませんか?
 アジアシリーズ、台湾で開催可能だと思いますか?


 近日中にNPBを訪問される予定の李秘書長は、ここまで私が述べてきたようなチケットの価格設定や日本側の状況等を踏まえながら、どこまで細かく計画を立てて、資料化出来ているのでしょうか?
 更に、他の提案事項でも、どのぐらい具体化された計画が出せるのでしょうか?

 出来ていなければ、どんなに熱意があってもNPBやその関係者達の心を動かす事はできないでしょう。

posted by |00:23 | アジアシリーズ | トラックバック(1)
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