2006年08月08日

キューバの野球事情

 第2回女子野球ワールドカップで、6位と低迷したキューバ。

 http://www.udn.com/2006/8/5/NEWS/SPORTS/SPO1/3457196.shtml
   http://plaza.rakuten.co.jp/momi051/diary/200608070001/

 上記URL(上は台湾・聯合報。下はその記事の翻訳を紹介)で、キューバの野球事情を紹介しています。

 これらの文章以外にも、私の経験をもとにキューバの野球事情を少し紹介したいと思います。

 昨夏、台北で開催された少年野球の国際大会で日本チームの通訳を引き受けた時の事でした。

 初日の試合を控えて球場で待機していた時、キューバのコーチから通訳を介して、いきなりバットのレンタルの依頼が日本チームにありました。
 キューバがチームで用意したバットが2本しかなく、ゲームで支障をきたす事を恐れて依頼してきたようですが、私もチームの関係者と一緒に驚いたのを覚えています。その後、試合を見ていたら、使い勝手が良かったらしく、選手達は日本チームのバットを終了まで使い続けていました。
 バット以外では、確かにヘルメットも各選手のグローブも、また彼等が持参してきた用具も上記URLで指摘されているように使い古してボロボロ。

 更には、2004年に台北で開催されたAAA(U-18)世界野球選手権(現西武・涌井や、現日本ハム・ダルビッシュが日本代表で参加)では、キューバの選手達が自分のユニホームを売って帰国資金を捻出していた、という話も聞いています。

 上記URLの文章を作成した筆者の方々には、大変申し訳ないですが、キューバが第2回女子野球ワールドカップで低迷したのは、予算不足や用具の不備が全てとは言えません。それ以外にも、クラス毎でのルールの違いによるものもあるようです。
 実際、投手とホームの間の長さ、塁間の長さは選手の発育状況に合わせて変えたり、投手も変化球の使用制限を設けたりとか、色々選手が長く野球を楽しくやれるよう工夫しているという話を聞いていますが、それが全てのルールが成人仕様になるこの手の国際大会では「常識外」になるので、結局適応仕切れず、ああいう低迷につながっていると思います。

 ちなみに、私が昨年通訳を引き受けた少年野球の国際大会、キューバは予選2勝(香港、インドネシア)2敗で、順位決定戦で韓国を倒し5位でした。人様の用具使っても、ここまで健闘しています。
 
 一方、日本。立場を問わず、若い選手達に「用具の使い捨て」の考え方が出てきているとか。グローブのひもが一本切れただけで、修繕しないで安易に交換を頼む選手が増えているそうです。世界を見渡せば、こういう事をやっているのは高給取りのMLBの選手くらい。今の選手たちには、如何に自分達が恵まれた環境の中で野球ができているか、もっと分かってほしいですね。

posted by giants3so |22:30 | 台湾野球 | トラックバック(0)
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