2010年07月29日
[7.28 J1第15節 F東京1-1磐田 国立]
J1第15節の2日目が28日に各地で行われ、東京・国立競技場では暫定11位のFC東京と同13位のジュビロ磐田が対戦した。
F東京は後半2分に元日本代表FW大黒将志の2戦連続弾で先制したが、直後にDF那須大亮のヘディングシュートをクリアミスし、オウンゴールで同点、1-1の引き分けに終わった。F東京はこれでJ1記録を更新するホーム戦7試合連続ドロー劇と“トンネル”から抜け出せない。
F東京はボランチの徳永悠平が怪我で離脱、MF石川直宏はベンチスタートだった。システムはいつもの4-4-2を採用。GKは3試合ぶりの先発復帰となる権田修一、DFラインは右から中村北斗、今野泰幸、キム・ヨングン、松下年宏。中盤はボランチが森重真人と梶山陽平、右MFには大竹洋平、左MFには羽生直剛が入った。2トップはリカルジーニョと大黒将志が組んだ。
対する磐田も4-4-2を採用。GKは八田直樹、DFラインは右から駒野友一、大井健太郎、那須大亮、パク・チュホ。中盤はボランチが山本康裕と上田康太、右MFには西紀寛、左MFにはジウシーニョが入った。2トップは成岡翔と前田遼一が組んだ。
序盤、両軍ともにあまりリスクを冒さず、DFラインやボランチでボールを回す時間が続いた。F東京は前にボールを運ぶも、FWと2列目の距離が遠い。磐田はFWにボールが入らないため、うまく攻撃を仕掛けられなかった。
まったりとした時間が続く中、最初に好機を作ったのは磐田。前半14分、右サイドを日本代表DF駒野が仕掛けてクロス。これを元日本代表FW前田がニアで合わせてヘディングシュートを放った。“1点もの”だったが、これはGK権田の好セーブに阻まれた。
FC東京はセットプレーで好機を作る。前半19分、右サイドで得たFK。これを松下が入れ、F東京選手がヘディングシュート。綺麗にゴールネットを揺らしたが、なんとオフサイドと判定され、幻のゴールに終わった。
その後、左のジウシーニョ、右の西&駒野を起点に攻める磐田が、やや押しこむ展開が続く。だが、F東京はバイタルエリアをしっかりとブロック。突破は許さなかった。F東京は2列目での崩しに工夫がない。ミドルレンジの縦パスを多用し大黒、リカルジーニョを走らせるが、うまくつながらない。両軍とも最後までゆったりとした展開のまま、前半を0-0で折り返した。
ハーフタイムには花火が打ち上げられ、前半戦以上の歓声が上がったが、これが“号砲”となったのか、後半開始すぐに試合が動いた。後半2分、F東京が先制した。梶山の右クロスに元日本代表FW大黒将志がファーサイドでヘディングシュート。丁寧にたたきつけ右サイドに突き刺した。大黒は2試合連続のゴールとなった。
しかし、F東京は流れに乗り切れない。後半6分、すぐに追いつかれてしまった。クロスからDF那須大亮がヘディングシュート。ワンバウンドしたボールはGK権田の伸ばした手の上を抜けてゴールへ・・・。これはライン上ギリギリで松下がクリアしたが、何と大黒に当たりゴールイン・・・。先制したF東京にとっては悔やまれる同点弾となった。
セカンドホームとはいえ、ナビスコ杯を2度制覇した聖地・国立で何としても勝ちたいF東京は、後半13分に大竹に代えて石川直宏を投入。さらにその2分後にはリカルジーニョに代えて赤嶺真吾を送り出した。
それでもなかなか流れはつかめない。磐田が攻勢を仕掛ける。後半15分、ジウシーニョが左45度から綺麗なシュート。同24分には成岡がPA右からフリーでシュート。同24分には、CKのこぼれ球から磐田選手が押しこむ。いずれもいいシュートだったが、GK権田のファインセーブに防がれ、あと一歩で逆転弾が決められなかった。
F東京は後半34分、羽生に代えてMF鈴木達也を投入。対する磐田は同37分、ジウシーニョに代えてMF船谷圭祐を送り出した。F東京は同42分、絶好機を迎えた。鈴木、松下らのパス交換で左サイドを攻略し、最後はPA内左を鈴木が突破して、右にいた赤嶺にラストパス。しかし、赤嶺はシュートに行くまでが遅く、磐田DFにブロックされてしまった。
ロスタイムは3分。磐田はその直前に成岡に代えてDF岡田隆を入れ、引き分けを狙いにいった。F東京は必死に攻めるが、ゴールが割れない。48分、右CKのこぼれ球から梶山がミドルシュートを放つが、上に外れてしまった。試合はそのまま1-1で終了。ともに、あと一歩といえる試合内容となった。
(取材・文 近藤安弘)
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posted by gekisaka |01:21 |
Jリーグマッチレポート |
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2010年07月22日
猛暑襲来!
夏休み前の、最後の試合。
気温35度に達するグラウンドで、ボールを追いかける選手たち。
お互いに決定力を欠き、PK戦へ。
チーム全員が肩を組んで、ひざまずく(どこかで観たシーン……)。
残念ながら、PK戦は2-4で負け。
とりあえず、私が指導するチームの、夏前の大会はこの日の敗戦で終了。
「大会」と名前のつく試合で、緊張感のある戦いを続けることで、少しずつチーム力が上がっていくのは、経験値を重ねる意味でも、非常に大切なこと。
あと1試合か2試合勝ち進むと、より高いレベルのチームと対戦することができて、またワンランク上の経験値を得ることができるのだが……。
今週から、子どもたちは夏休み。
ワールドカップで優勝したスペイン代表のサッカーをお手本に、
・パスはどこに出す?
・そのパスはなんのために出す?
・出したいパスが出せなかったらどうする(優先順位)?
・パスを出した後はどうする?
そして、
・パスを受けるためにはどうする?
そんなことを考えてほしいと、コーチから子どもたちへのお話。
パスで崩して、ドリブルで仕掛ける。
ゴールを目指すためのボールコントロール。
ワールドカップが、彼らにもたらしたモノ。
最後まであきらめない気持ち。
チーム全員が勝利を目指してがんばること。
そして、スペイン代表のような、華麗なパス回し。
好きになったプレーをマネしながら上達していく選手たち。
夏にどれだけボールを触ったか? どれだけサッカーが好きか? で、秋からのプレーに差がつくことを、忘れないでほしいものだ。
posted by スタッフ スズキ |20:42 |
少年サッカー●U-12・4種 |
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2010年07月17日
W杯南アフリカ大会で審判員を務めた西村雄一主審と相樂亨副審が16日、都内のJFAハウスで報告記者会見を行った。ジョン・ヘサン副審を含めた日韓トリオ3人でグループリーグ3試合と準々決勝のオランダ対ブラジルの計4試合を担当したほか、第4の審判員、リザーブ副審(第5の審判員)として日本人で初めてW杯決勝の舞台にも立った。
西村主審は「私たちのチームには、選手のために全力を出し切り、全身全霊でひとつひとつの判定に集中してやっていくという変わらない目標がありました。それぞれの試合で、その目標は達成できたかなと思っています」と大会を振り返り、充実感ものぞかせた。
決勝後はイングランドのハワード・ウェブ主審らとともに表彰され、メダルも授与された。「多くの方々の励ましに支えられて、この大会を乗り切ることができた。皆さんに感謝していますし、このメダルは日本のメダルだと思っています」と強調。相樂副審は「どの試合も変わらないし、毎試合が決勝だと思ってやってきましたが、決勝でメダルをかけてもらったときは、実際にここで(副審として)やりたいという気持ちになったのは事実です」と、さらに刺激も受けた様子だった。
オランダ対ブラジルでは後半28分にFWロッベンを踏みつけたMFフェリペ・メロにレッドカードを提示した。その毅然とした対応と的確なジャッジも高く評価されたが、西村主審は初めてそのときの状況を明かした。
「レフェリーも試合前にゲームプランを立てています。ブラジルがリードしていたら、こうコントロールしようとか、逆にオランダがリードしていたらどうかなど心理的な準備はしていた。あのレッドカードはたまたま見えたのではなくて、その前にオランダが逆転していた状況で、ブラジルの選手にああいうことが起こるのではないかと、しっかり心理的な準備ができていた。それで見えたプレーだった」
ブラジルのベンチにはかつて磐田でもプレーしたドゥンガ監督がいた。相樂副審は「ドゥンガ監督はずっと僕に聞こえるように日本語で文句を言ってきた。“あなたは間違ってる。いつもあなたは間違ってる”って。まだ日本語覚えているんだなと思って、逆に腹は立たなかった」と笑わせ、「後半は元気がなくなって、声も出なくなってた。負け出してからの指示が必要だったんじゃないですかね」と、冗談交じりにブラジルの敗因?を指摘していた。
(取材・文 西山紘平)
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2010年07月17日
日本サッカー協会は16日、イングランドサッカー協会との間で実施している審判交流プログラムの一環として佐藤隆治主審(33)、東城穣主審(33)を今月下旬から3週間、イングランドへ派遣することを発表した。イングランドからは15日から8月4日までの日程でプレミアリーグ担当のスチュアート・アトウェル主審(27)、アントニー・テイラー主審(31)を招聘した。
過去2年はポーランドと審判交流プログラムを提携し、同国から審判を受け入れる一方、08年は西村雄一主審、相樂亨副審、岡野宇広副審、09年は扇谷健司主審、相樂副審、山崎裕彦主審を派遣してきた。今回はイングランドとの提携となり、佐藤主審、東城主審の派遣が決定。松崎康弘審判委員長は「スチュアート主審ほどではないが、2人とも若い。現代サッカーでは審判にもスピードへの対応が求められ、若い審判が登用されている傾向がある。若さと将来性を考えて決めた」と説明した。
記者会見に出席した東城主審は「たくさんいるレフェリーの中で貴重な経験をさせていただけることに感謝しています。3週間という期間ですが、向こうでの経験、体験を生かして、少しでもレベルアップして、帰って来てからのJリーグで発揮したい」とコメント。佐藤主審は「次のブラジルW杯は僕が行きますとはまだ胸を張って言えませんが、今回西村さんが決勝に行ったことが刺激になったのは事実です。自分の力は自分で分かっているので、(W杯が)身近になったわけではありませんが、ひとまわりもふたまわりも大きくなって帰ってきたい」と決意を語っていた。
2人は7月27日から渡欧予定で、同31日、8月1日にロンドンで開催される「エミレーズカップ2010」(アーセナル、ミラン、リヨン、セルティックが出場)で実際に笛を吹くほか、イングランドのプロフェッショナルレフェリーのセミナーへの参加やプレミアリーグ観戦などがプログラムに含まれているという。
イングランドから招聘したアトウェル主審、テイラー主審も会見に出席。5月24日の日本対韓国戦でも主審を務めたアトウェル主審は「互いのチーム、サポーターに対してリスペクトを持って応援しているのが印象的だった。またこうした機会を与えてもらって光栄」と話し、テイラー主審も「イングランドでもJリーグを見ているが、ここに入ってレフェリーを務められることを楽しみにしている」と目を輝かせた。両主審はJ2から担当し、その後J1でも笛を吹く予定。テイラー主審は25日の柏対千葉を相樂副審とともに担当することも決まっている。
(取材・文 西山紘平)
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2010年07月12日
10日、英BBCの番組『ニュースナイト』で、国際サッカー連盟(FIFA)が、南アフリカで行われている2010年W杯でナイジェリア代表チームが八百長試合の標的になりやすかった可能性があると警告した、と発表した。
この件について、サッカーを食い物にする八百長エージェントの実態を暴いたノンフィクション『THE FIX SOCCER AND ORGANIZED CRIME』(邦題:黒いワールドカップ)の著者であるデクラン・ヒル氏は、自身のブログで以下のように経緯と内幕を語っている。
「UEFAの(不自然な賭博行為が行われていないかなどを監視する)捜査員が、FIFAの設置している『早期警告システム』(EWS)に、ナイジェリア戦で疑わしい賭けの動きがあったと伝えたのだ。さらにナイジェリアの選手たちがW杯で置かれた状況を心配し、選手たちが『汚職の標的になりやすい』と伝えたという。これらすべての情報はFIFAに報告されている。FIFAの幹部職員は現時点では『(この)ワールドカップに八百長が行われた証拠はない』と反応している」
なお、疑惑の対象とされているのはグループリーグのギリシャ対ナイジェリア戦で、試合はナイジェリアが先制しつつも不用意なプレーで退場者を出し、1-2で逆転負けを喫している。
ヒル氏は続ける。
「(八百長の可能性を報じるという)難しい内容の話を取り上げたBBCの試みに栄誉を与えたい。ただ話はそれだけではない。
1つ目の問題は、FIFAの『早期警告システム』はほとんど使い物にならないということだ。彼らは捜査しない。選手を守ることもない。仮にあなたが内部告発者として懸念を暴露したとしても、保護や状況改善を期待してはいけない。
2つ目は、ナイジェリアサッカー協会があまりにも長い間、完全に機能不全であること。多くのナイジェリア人は協会を閉鎖して再建するために自暴自棄になっている。ナイジェリア政府も関与した(W杯敗退後に今後国際試合を当面禁止するという声明が大統領からあったが、政治のスポーツへの介入を嫌うFIFAが反応したところ、この声明は訂正された)。さらに事実を言うと、同国のかつてのスター選手であるオーガスティン・ジェイ・ジェイ・オコチャがFIFAにW杯のボーナスをナイジェリアサッカー協会に支払わないように懇願したのだ。彼の懸念は、『そのボーナスが選手の手に渡る前に消えてしまう』ことだった。
W杯で汚職に繋がる基本的なシナリオは、世界最大の大会に出場したことで生じる給料やボーナスが選手に支払われることを保証できないほど、サッカー協会の多くの職員が無能な場合だ。FIFAがこの搾取を阻止し、選手に直接支払いをし、UEFAにあるような適切な捜査本部を設置するまで、この手の話は後を絶たないだろう」
FIFAはこの報告を受けて、ヒル氏が書いているように事実は確認できていないとしつつ、調査の必要はあるともしている。世界最大の大会だからこそ、魔の手は伸びるのか──?
※ご覧いただけば分かりますが本記事は当該チームが八百長を仕組んだ可能性があるということではありません。賭博(正当なものも違法なものもあります)に関して不自然な動きがあった、とするものです。
黒いワールドカップ
posted by gekisaka |19:13 |
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2010年07月08日
ポゼッション。
守備的/攻撃的。
ショートカウンター。
守備のブロック。
攻守の切り替え。
4-2-3-1/4-1-4-1、そして4-4-2。
ワールドカップ限定のライト層サッカーファンの間で使われるようになった、サッカー用語。
それはそれとして。
日本で少年サッカーを指導する身としては、やはりスペイン代表のサッカーは参考になる部分が多い。
なんといっても、その『正確で、早くて、複雑な』パス回し。しかも、フィールドを横に広く、上手に使って。
我々の基準からいけば、『凝り過ぎで、回し過ぎ・時間かけ過ぎ』なパス回しなのだが、じっくり構築されたドイツの守備ブロックでも、飛びこむことを躊躇させるほどの精度で、試合をじっくりコントロールした。
早めに寝て、3時に目覚ましをかけて起きてきた息子と一緒に、準決勝を観戦。
「スペインって、オレたちが練習でやるパス回しの5対5を、本番の試合でやっているみたい。スゲー。でも、練習のパス回しの5対5って、攻める方向がないから面白くないんだよね……」
なんていう発言に、なるほど、グループでのボール保持練習も、意識づけが大切なのだなと思ったりしながら、TV観戦を親子で楽しむ。
息子も中学生になり、反抗期ということもあって「別に~」が始まり、あまり会話のなかった親子間で、久しぶりのサッカー談義が繰り返されるのもまた、わが家限定のワールドカップ効果といえるのか!?
横→横→縦(斜め)。
もしくは、
ショート→ショート→ミドル。
この、3ステップ目のパスがスイッチとなって攻撃のリズムを変える、スペインのサッカー。
局面を、3人くらいで、突然のリズムの変化で崩していく。
ファーストタッチや、個々の選手のボールを受ける際の体の向き、ボールを持っていない選手の動き方……。
お手本としてマネすべき点は、それこそいくらでもある。
スペイン代表の中盤は、ほぼバルセロナ。
対するは、オランダ代表。
古いファンに言わせれば、ある意味『クライフ対決』となる、決勝戦。
どちらが勝っても、初優勝。
息子と2人、深夜の密かな楽しみは、あと少しだけ続く。
posted by スタッフ スズキ |14:35 |
少年サッカー●U-12・4種 |
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