2010年05月31日
近頃は、運動会といえば、5月の催し物。
地元の小学校でも、この週末は運動会が開催された。
昭和世代では、運動会といえば10月の、体育の日前後に行われたものだが……。
ほかの地区のことはよくわからないが、うちの子どもたちが通う学校では体操着というものの統一がなされていない。
紅組/白組の戦いがあるので帽子だけは昔ながらの赤白帽だが、シャツとパンツはバラバラなのだ。
子どもたちは、だいたい似たような白ベースのTシャツ系アイテムに、それぞれ好みのショートパンツというスタイルで、運動会に臨んでいるのだが、このショートパンツとシューズをよく見ると、だいたいその子が現在取り組んでいる競技が垣間見えて面白い。
サッカークラブに所属する子は、サッカーパンツにサッカー用のトレーニングシューズ。
バスケットクラブに所属する子は、バスケットパンツにバッシュ系。
野球の子はハイソックスを履く子が多く、スポーツクラブに所属していない子は超人気ランニングシューズの『瞬足』を着用……といった感じ。
そして、ゆとり教育の影響なのか本当のところはわからないが、ふだんから運動をしている子としていない子の差が昔と比べて大きく開いていることはどうも事実らしく、徒競走を見ていると、一目で違いがわかる。
まっすぐ走るだけでなく、コーナーワークが必要とされる高学年の徒競走では、その違いは歴然としているように感じた。
学力の県別の順位が発表されるたびに、教育に携わる方たちのいろいろな意見が交わされているし、子どもたちの運動能力の低下もまた問題視されているはずだ。
身長も伸び、足も長くなった現代っ子たちだが、その運動能力の伸びに関しても同様に伸びているのであろうか。
とはいえ、子どもたちは皆、一生懸命に練習したダンスや組体操、そして徒競走やリレーなど、本当に全力で取り組んでいる。
6年生の組体操を見て、涙ぐんでいるお母さんがいたくらい、『一生懸命』という姿勢は、感動を見ている側に与える。
開催が直前に迫ってきたワールドカップ。
イングランド代表との戦いで、また、少しだけ前に進み(元に戻った?)はじめたことを示した日本代表。
日本中が感動するような、すがすがしい戦い方を魅せてほしいものだ。
posted by スタッフ スズキ |15:20 |
少年サッカー●U-12・4種 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2010年05月31日
[5.30 ナビスコ杯GL第5節 浦和0-1清水 埼玉]
ナビスコ杯グループリーグ第5節2日目が30日に各地で行われ、埼玉スタジアム2002では、B組4位の浦和レッズと同5位の清水エスパルスが対戦した。試合は両軍ともにチャンスがありながら決定力不足に陥っていたが、清水は後半42分に途中出場のFW原一樹が決勝弾を決めて1-0勝利。勝ち点を8に伸ばし2位に浮上した。
浦和は4-5-1システムを採用。GKは加藤順大、DF ラインは右からサヌ、山田暢久、スピラノビッチ、宇賀神友弥。中盤はボランチに細貝萌と堀之内聖が入り、2列目は右からポンテ、柏木陽介、田中達也が務めた。1トップはエジミウソンが配置された。
対する清水は4-3-3システムを採用。GKは西部洋平、DFラインは右から辻尾真二、岩下敬輔、平岡康裕、太田宏介。中盤はアンカーが本田拓也で2列目は兵働昭弘と小野伸二が務めた。3トップはヨンセンを中央に右に藤本淳吾、左に永井雄一郎が入った。
立ち上がり、浦和は速いサイド攻撃、清水は小野のパスを起点に攻める。開始3分、清水は小野の左CKから岩下がヘディングシュート。これはわずかに右に外れる。浦和は同8分、右クロスを中央で頭で落とし、最後は柏木が右足でシュート。これは左に外れた。
前半も中盤に差し掛かると、浦和がリズムをつかむ。同17分、宇賀神が左サイドを突破してクロス。エジミウソンがヘディングシュートしたが、決めることはできなかった。宇賀神のサイド攻撃は、清水に脅威を与えた。前半24分にも再び左サイドからクロス。このこぼれ球を細貝がシュート。だがわずかに外で、左ポストに弾かれた。
浦和の方がやや試合を支配していた中、アクシデントが起きた。前半34分、ハイボールの競り合いで田中達也が負傷。足を痛めたようで、そのまま担架で外に運ばれ、同36分にFWエスクデロ・セルヒオと緊急交代した。
前半38分、浦和はエスクデロが仕掛けてシュートを放つが、惜しくも右ポストに当たり決まらなかった。同40分、浦和・宇賀神と清水・小野がにらみ合いを展開。だがすぐさま周囲が止めに入りおさまった。とはいえ、ファールの判定をめぐって浦和のフォルカー・フィンケ監督が再三、苛立ちを見せており、不穏な雰囲気が流れた。前半は0-0で折り返したが、引き上げる審判団にフィンケ監督が詰め寄る場面があった。
後半、ともに激しくプレスを掛け合い、一進一退の攻防が続く。前半同様、浦和はサイドからの早い攻め、清水は小野のパスとヨンセンのキープを生かして試合を作った。後半10分、浦和が左サイドから攻め込む。宇賀神、エスクデロとつなぎ、最後はPA内左に入り込んだ柏木が左足でシュート。しかしこれはGK西部にセーブされた。
後半21分、清水は兵働に代えて山本真希を投入。中盤に入れて運動量アップを狙った。その山本は同25分、中央から約22mの左足ミドル。低く抑えたが、パワーが足りずGK加藤にセーブされた。
浦和は後半26分、柏木とエスクデロのコンビネーションで仕掛け、最後はPA内右に柏木が侵入。しかしシュートを打ち切れず、得点にはつながらなかった。
予選突破に向け、何としても勝ちたい清水。後半32分に絶好機を迎える。PA右からヨンセンがクロス。これをフリーで走り込んだ山本真希がヘディングシュートしたが、わずかに上に外れた。清水はその1分後、同時に2枚のカードを切った。永井に代えてFW原一樹、本田に代えて大前元紀を投入した。対する浦和は後半36分、堀之内に代えてMF鈴木啓太を入れた。
清水は後半37分、左サイドからのクロスにヨンセンが頭一つ抜け出しヘディングシュート。しかし、クロスバーに弾かれた。その1分後、浦和がカウンター。ポンテがスルーパスに抜け出すがオフサイドを取られた。
4位とはいえ、勝ち点を見ると2 位の浦和は、決勝T進出を優位に進めるために勝ち点3がほしいところ。後半41分、宇賀神に代えて原口元気を投入。攻撃力を高めた。しかし、清水がここで貴重なゴールを奪った。
後半42分、右サイドから辻尾が仕掛けてクロス。これを原一樹が頭で合わせて1-0とリードを奪った。浦和が破られたサイドは、宇賀神を下げて細貝を配置したばかりだったけに、悔やまれる失点となった。
ロスタイムは4分。浦和は必死に攻めるが、清水が体を張って守る。浦和の願いは届くのか。だが、清水が逃げ切りに成功。清水が勝ち点を8に伸ばし、2位に浮上した。一方の浦和は勝ち点は7のままで5位に後退した。
(取材・文 近藤安弘)
月間4000万ページビューの無料携帯サイトNo,1のサッカーサイト「ゲキサカ」(http://gekisaka.jp)より特別公開。その他記事とあわせてぜひゲキサカ本サイトをご覧ください
posted by gekisaka |13:01 |
ゲキサカ(3キャリア携帯電話用)から公開 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2010年05月31日
[5.30 全国高校総体静岡県予選準決勝 静岡学園 3-2 磐田東 富士総合]
平成22年度全国高校総合体育大会「美ら島沖縄総体2010」静岡県大会準決勝が30日、富士総合運動公園陸上競技場で行われ、静岡学園と磐田東との一戦は2点ビハインドを追いついた静岡学園が延長戦の末、3-2で勝利。悲願の全国総体初出場へあと1勝とした。
プリンスリーグ東海1部でJクラブユース勢を抑えて首位に立つ静岡学園だが、前半終了時点でのスコアは0-2。準々決勝で鎖骨骨折したエース・若松靖之不在の磐田東だったが、山田智章監督は「守備を徹底できる」と4-4-2システムから守備的な4-5-1へ変更して静学の攻撃力を削ぐことに全力を傾ける。
ボールこそ保持していた静学だったが、プリンスリーグ東海2部、そして今大会と無失点を続けている磐田東の守備ブロックの堅さは素晴らしく、くさびのボールを出すことのできない静学はなかなかゴールへ近づくことができない。逆にMF山岡周平を中心とした磐田東の速攻に何度も背走させられてしまう。そして静学中のエースとして昨年の全国中学校大会優勝を経験している1年生FW渡辺準が放った決定的なシュートが磐田東GK大橋優喜のビッグセーブに阻まれると、完全に勢いに乗った磐田東を静学は食い止められなくなった。
11分、相手のミスを突いた磐田東はドリブルで切れ込んだ山岡が強烈なシュート。GKとの接触を厭わず勇気を持って飛び込んだMF山崎章寛がこぼれ球をゴールへと押し込み磐田東が先制に成功する。一方、「磐田東のディフェンスが素晴らしかった」と川口修監督が振り返った静学は、バイタルエリアまではボールを運ぶものの、中途半端なドリブル、パスを繰り返し、鈴木辰主将と奥山義人の両CBを中心とした磐田東DF陣の前に沈黙してしまう。そして前半終了間際、磐田東は右サイドへ開いたMF杉沢祐一がマーカーを鮮やかに抜き去りラストパス。これをFW亀澤豪が頭で押し込み2-0とした。ベンチへ駆け寄って欠場した若松と抱き合って喜ぶ亀澤。盛り上がる磐田東に対し、一方の静学は下を向いたまま前半を終えることとなった。
全国クラスの攻撃陣を擁して5年連続で全日本ユース選手権に出場し、全国高校選手権にも9度出場している静学だが、逆転勝ちは意外なほど少ない。特に35分ハーフと試合時間の短い総体では、失点すると焦り、逃げ切りを図る相手守備陣の前に攻めきれないままズルズルと敗れるのがこのチームの“通例”だった。理由はそれだけではないが、総体の全国大会出場は未だゼロ。“総体の呪縛”を知る関係者にとって2点差は「またか」と思わせる致命的なビハインドだった。
ただ、この日の静学は違った。「このまま負けるか、1点取って学園らしいサッカーをするのか」と指揮官にカツを入れられたイレブンが“静学らしからぬ”勝負強さを発揮する。後半開始から「使う予定はなかった」(川口監督)という“フィジカル系”FW中西倫也とMF利根瑠偉を同時投入。攻撃のリズムをつかんだチームは連続のショートパスで磐田東DFを剥がしはじめると10分、右サイドでの崩しから10番MF大島僚太が放り込んだクロスを中西が頭で押し込み1点差へ迫る。直後にも左CKから最後はDF片井拓己が沈む磐田東をさらに落胆させる同点のヘディングシュート。あっという間に試合を振り出しへと戻した。
一気に試合をひっくり返そうとする静学に対し、磐田東も選手交代を繰り返しながら必死の抵抗。粘り強く守り延長戦に持ち込むが、それでもその後半に力尽きた。静学は延長後半5分、大島のスルーパスで抜け出した中西が独走。GKに倒されて得たPKをFW篠原研吾が右足でゴールへ蹴り込み、熱戦に決着をつけた。
DF金大貴主将が「昨年に比べて個がうまい訳ではないし、そこに頼ることはできない」と話すように、例年に比べて足技で目立つ選手はいない。加えて2年時から活躍していたエースFW鈴木健太と快足MF廣渡剛太がケガのため不在。タレントにボールを預けてその突破に期待することは難しいが、逆にチームで崩そうとする姿勢は近年になく強く、司令塔の大島と秋山一輝、星野有亮を中心に繰り出すパスワークが最大の特長・武器となっている。2点ビハインドだったが、自分たちの武器を貫いて逆転勝利。指揮官は「(ここ数年は)大事な試合で勝負にこだわり過ぎて、学園らしさを出せなかった。でも今年は(ショートパスとドリブルで崩す)コテコテの学園サッカー。学園らしさをテーマに決勝でも相手を圧倒するような試合がしたい」と言い切った。
決勝は全国V4回など“夏の清商”と評されるほど総体に強い清水商に対し、過去8回総体県決勝で敗れているという静学が全国総体初出場を果たすことができるかが注目ポイント。“静学らしからぬ”逆転劇を演じた10年版静学は果たして、金主将が「新たな歴史をつくって全国へいきたい」と意気込むとおりに、県総体初Vを成し遂げて沖縄の地を踏むことができるか。
(取材・文 吉田太郎)
posted by gekisaka |09:11 |
高校サッカー |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2010年05月31日
[5.30 全国高校総体静岡県予選準決勝 清水商 1-0 藤枝明誠 富士総合]
平成22年度全国高校総合体育大会「美ら島沖縄総体2010」静岡県大会準決勝が30日、富士総合運動公園陸上競技場で行われ、ともにプリンスリーグ(U-18)東海1部に属する清水商と藤枝明誠が対戦。清水商が1年生FW佐野翼の決勝ゴールにより、1-0で勝ち、2年連続の全国総体出場へ王手を懸けた。
昨年の全国高校総体に出場した清水商と全日本ユース選手権&全国高校選手権8強の藤枝明誠。決勝進出の権利を懸けた実力派対決を制したのは清水商だった。1本のパスで局面を変えることのできるMF原口祐次郎主将とMF松村悠平を中心に徹底してボールをつないで攻める藤枝明誠に対して、個の能力で上回る清水商はU-17日本代表FW風間宏矢や右MF岩崎隆太郎らが抜群のキープ力を活かして前進。そしてシュートセンスの高さを見せる左MF前澤甲気や風間の一撃が鋭くゴールを襲った。
ただ、前半に最大のチャンスをつくったのは藤枝明誠。27分、SB神谷良太とMF伊藤優馬のコンビで完璧に左サイドを破る。だが、シュートがポストとDFのスーパークリアに遭い、スコアを動かすことができない。一方の清水商も32分に風間が直接狙った右足FKがGK鷲山祥基のビッグセーブによってゴールからはじき出されるなど、決定打を放つことができず前半を無得点で終えた。
得点につながるような致命的なミスはなく、後半も膠着したまま時間が経過。その中で勝敗を分けるわずかな差を生んだのは、清水商の大瀧雅良監督が「ウチは真ん中でもっている」と信頼を寄せる大道桂三と新井一耀の両CBの存在、そして同監督が「1年生であれだけグイグイいけるのは(横浜FMなどでプレーした)安永(聡太郎)以来」と賞賛した1年生FW佐野翼だった。
清水商は後半15分、右サイドでFKを得ると、キッカーの風間が右足でコントロールしたクロスを放り込む。するとファーサイドから飛び込んだ佐野が頭で合わせて公式戦初ゴールとなる先制弾を決めた。藤枝明誠はバイタルエリアまではボールを運ぶものの、その先で効果的な攻撃をすることができず。DFラインの背後を狙っても大道と新井を中心に判断よく守る清水商の堅い守りに阻まれ、決定的な場面をつくることのできないまま全国総体初出場の夢は潰えた。
絶対的なゲームメーカー、風間宏希が君臨していた昨年に比べ「今年の方が弱い」と指揮官・選手ともに声をそろえる今年の清水商。だが、サッカー王国・静岡で抜きん出た全国総体優勝4回・出場14回という“夏の清商”の伝統、そして昨年7年ぶりに県大会を突破したことで取り戻した勝負強さは今年も健在だ。特に1点取った後、試合終了まで守りきる集中力と我慢強さは、他のライバルにはない絶対の武器。風間は「“上手いチーム”ではないけれど、“強いチーム”だと思う。上へ行く、というモチベーションも相手と違った」。決勝は静岡学園との名門対決。清水商はその勝負強さで2年連続の全国切符を掴み取る。
(取材・文 吉田太郎)
posted by gekisaka |09:09 |
高校サッカー |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2010年05月30日
[5.29 ナビスコ杯GL第5節 横浜FM3-0湘南 ニッパ球]
ナビスコ杯グループリーグ第5節が29日に各地で行われ、横浜・ニッパツ三ツ沢球技場では、B組5位の横浜F・マリノスと同最下位の湘南ベルマーレが対戦。横浜FMが終始試合を支配し、3-0で完勝。暫定2位に浮上した。湘南は敗退が決定した。
横浜FMは4-4-2を採用。GKは飯倉大樹、DFラインは右から金井貢史、栗原勇蔵、小椋祥平、田中裕介が入った。ボランチは清水範久と今季初出場初先発となる松田直樹が組み、2列目は兵藤慎剛と齋藤学が入った。前線は渡邉千真と山瀬功治の2トップだったが、山瀬は中盤にも加わった。
対する湘南は4-3-3を採用。GKは金永基、DFラインは右から臼井幸平、山口貴弘、村松大輔、小澤雄希が入った。中盤はアンカーが永田亮太、2列目がハン・グギョンと馬場賢治だった。3トップは右から三平和司、田原豊、阿部吉朗が組んだ。
序盤から一方的に横浜FMが攻め込んだ。サイド、2 トップをうまく使い勢いよく攻め込む。開始2分、PA左で金井がシュート。その1分後には右クロスを渡邉がヘディングシュート。いずれもDFに当たったが、チャンスを作り続ける。さらに前半5分、金井のクロスから渡邉がボレーシュート。これはミートせずにフワリと浮いてネットの上に落ちた。
湘南は田原を残して引いて必死に守るが、跳ね返すだけでなかなかボールをつなげない。自らのパスミスと横浜FMのプレッシャーに苦しんだ。そんな中、前半 13分にようやく横浜FMが先制点を奪った。左サイド35m付近で得たFKを兵藤慎剛が中央へ。これが、湘南守備陣がうまく競れなかったこともあり、バウンドしてそのままゴールイン。ラッキーな形でゴールを挙げた。
先制後も横浜FMは攻撃の手を緩めない。前半21分、右サイドを崩し、最後は山瀬の落しから金井がドリブル突進。金井はPA内中央から左足を振り抜くが、これはわずかに左に外れた。
前半25分過ぎから、少しずつ湘南がリズムを取り戻す。同31分、阿部が左サイドから仕掛けグラウンダーのクロス。絶妙なコースへ入ったが、これはわずかに味方選手が合わせられなかった。同34分にはハン・グギョンがミドルシュート。これはGK飯倉の正面を突いた。
それでも相変わらず横浜FMが中盤を支配する。そして前半40分、左サイドを崩してPA内左から山瀬が兵藤にパス。これをシュートしたがDFに当たり、こぼれ球を右サイドからオーバーラップしていた金井貢史が押し込み2-0リードに導いた。前半はこのまま横浜FMリードで折り返した。
後半、湘南は馬場に代えて小林竜樹を投入。選手は何とか流れを変えようと必死だった。しかし、横浜FMが優位に進める。ピッチを広く使いボールをつないだ。
一進一退の攻防が続く中、横浜FMは後半21分、兵藤が右サイドからクロス。これはGKにキャッチされた。その3分後、渡邉がドリブルで仕掛けてPA内左からシュート。これはDFに跳ね返され。
湘南は後半25分、三平に代えて中村祐也を投入。ドリブラーを入れてボール支配率のアップを目指した。そして後半30分、ハン・グギョンが右足でミドルシュート。これは右上に外れた。横浜FMも後半30分、齋藤に代えて長谷川アーリアジャスールを投入した。
横浜FMは後半33分、渡邉がDFに囲まれながらもシュート。わずかに左に外れた。湘南は直後に選手交代。永田に代えてベテランMF寺川能人を投入した。横浜FMは同38分、山瀬に代えて狩野健太を投入。その1分後、左サイドからのクロスを兵藤がヘディング。しかし、これは力なくシュートは決まらなかった。
その後、一進一退の攻防が続く。そして後半45分、左サイドから長谷川が中央の渡邉へ。しかし、相手DFに囲まれシュートまではいけなかった。ロスタイムは3 分。横浜FMは右サイドのスローインから栗原がPA内に侵入。渡邉千真が受けて左足でシュート。土壇場でダメ押しの3点目を奪った。試合はこのまま終了。横浜FMは暫定2位に浮上した。
(取材・文 近藤安弘)
月間4000万ページビューの無料携帯サイトNo,1のサッカーサイト「ゲキサカ」(http://gekisaka.jp)より特別公開。その他記事とあわせてぜひゲキサカ本サイトをご覧ください
posted by gekisaka |15:03 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2010年05月24日
[5.23 関東大学1部第9節 明治大 2-1 早稲田大 NACK]
明治大が首位独走―。第84回関東大学サッカーリーグ1部第9節、明治大対早稲田大が23日、埼玉県のNACK5スタジアム大宮で行われ、明大がDF丸山祐市(3年=國學院久我山高)とMF田中恵太(3年=三菱養和SCユース)のゴールにより2-1で勝利。戦績を8勝1分とした明大は2位・駒澤大に勝ち点8差をつけ、優勝争いで独走態勢に入っている。
今季9試合810分間戦って未だリードされた時間が1分もない明大。王者の無敵の進撃は、降り続く雨の中で行われた一戦でも脅かされることはなかった。「先に失点してしまうと大きく試合が動いてしまう。この点について選手たちがよく理解してくれている」と神川明彦監督も目を細める戦いぶり。決して楽な展開だった訳ではない。序盤は前線からの守備を欠かせない早大の前にやや押し込まれた。それでも明大は丸山が相手のキーマン、FW富山貴光(2年=矢板中央高、07年・08年ベガルタ仙台特別指定選手)にシュートを許さず。「前からディフェンスしてくれているし、最後は自分たちがやらせないこと」と丸山が語ったように、攻められても4年生の右SB鹿野崇史(4年=市立船橋高)が要所を締め、CB松岡祐介(2年=広島皆実高)がクロスを跳ね返すなど明大守備陣は全く隙を見せない。
逆に明大は24分にMF宮阪政樹(3年=F東京U-18)が右足での弾丸FK。26分にはDFの背後を突いたFW山本紘之(4年=柏U-18)の決定的なシュートが相手ゴールを襲う。そして前半終了間際、セットプレーで試合を動かした。45分、明大はジェフユナイテッド千葉特別指定選手のFW久保裕一(4年=名古屋U18)が相手DFを引きずるかような力強い突破でFKを獲得する。ゴール正面右寄りの位置で得たセットプレーによる先制のチャンス。キッカーの丸山が放った左足シュートは、壁の外側を低い弾道で巻くとGKの手前でバウンドし、そのままゴール左隅へと吸い込まれた。
対してここまで2連敗中の早大は右サイドから反撃を展開。ドリブラーのMF奥井諒(3年=履正社高)、優秀なクロッサーのSB野田明弘(4年=広島ユース)が右サイドから攻略を試みるが、明大がゴール前に築く砦は険しく決定的なシュートへ持ち込むことができない。逆に明大は後半23分、敵陣中央でFKを得るとMF小林裕紀(4年=ヴェルディユース)がクイックリスタート。これに反応した田中恵が右足で貴重な2点目のゴールを奪った。
今季8試合で2失点の明大にとって2-0は“セーフティーリード”。それでも司令塔のMF中野遼太郎(4年=F東京U-18)とDFリーダーのCB小川諒(4年=柏U-18)を代え、ボランチに今季初出場となる清水エスパルス加入内定のCB岡根直哉(4年=初芝橋本高)、CBに畑尾大翔(2年=F東京U-18)を投入した早大は攻守で重要な役割を果たした岡根を基点に巻き返す。そして39分、野田の右CKを畑尾が頭で合せて1点差。反撃ムードが高まったが、インカレ優勝の立役者のひとりであるCB楠木啓介(3年=鹿児島実高)を中盤へ送り出して引き締めた明大に冷や汗をかかせるような場面を作り出すことはできず、試合終了。明大が開幕からの無敗を9へ伸ばし、3週間のリーグ戦中断期間を迎えた。
主将のMF山田大記(4年=藤枝東高)は「全員の、切り替えだったり、守備の意識が高い。落ち着いて試合をすることができる」とピッチに立つ11人全員の力による勝利であることを強調する。関東大学リーグ1部、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント、全日本大学サッカー選手権での3冠を目指すチームは、この後一発トーナメントの総理大臣杯関東予選に出場。まだ一度もリードをされていないため、リードされた際にどのような戦いができるかという“強者であるがゆえの悩み”を持つが山田は「公式戦でリードされていないのは不安要素。でも心配はしているけどやることは変わらない。もし点を取られたとしてもブレずにしっかりやるだけ」と頼もしかった。昨年は法政大に0-2で敗れ全国にたどり着くことができなかったが、今年のチームにはその不安も感じさせない強さがある。
(取材・文 吉田太郎)
posted by gekisaka |17:53 |
ゲキサカ(3キャリア携帯電話用)から公開 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2010年05月24日
[5.23 関東大学1部第9節 国士舘大 1-1 法政大 NACK]
第84回関東大学サッカーリーグ1部第9節、暫定5位の国士舘大対11位の法政大は1-1で引き分けた。
今季8戦1勝と苦しい戦いの続いていた法大が巻き返しへ向けて大きな勝ち点1をもぎ取った。膠着した序盤の展開を先に動かしたのは、エース格のFW吉野峻光(3年=静岡学園高)とMF蓮沼優(3年=千葉U-18)を負傷で欠きながら上位につけている国士大。前半38分、ハーフウェーラインをわずかに越えた位置から元FWの左SB瀬川和樹(2年=盈進高)が左足を振りぬくと、この超ロングシュートがゴールを捉え、先制に成功する。
ただ、この後決定機を活かすことができなかった国士大に対し、法大はカウンターからFW相原辰(4年=帝京高)やFW浅田大樹(3年=帝京高)らが国士大ゴールを強襲。決定的なシュートを打ち込んでいく。ただ、国士大GK新井章太(4年=正智深谷高)の守るゴールを割ることができず、19分にはゴール前のこぼれ球に反応したFW深町伸太朗(3年=東福岡高)が右足を振りぬくが、これも相手選手にクリアされてしまう。
徐々に追い込まれていった法大だったがMF山岸純平(4年=横浜FMユース)やGK土田健太(4年=前橋商高)らの好守で失点を免れると38分、MF金子直道(4年=帝京高)がPAへ転がしたパスを、右サイドから勢いよく飛び込んだSB上野恭平(4年=大津高)が右足でゴールへとねじ込み同点。1-1の引き分けに持ち込んだ。
今季なかなか先発メンバーが固定されなかった法大。前節・神奈川大戦(0-3で敗戦)は1、2年生6人を先発起用していたが、元日本代表MFの水沼貴史監督はこの日、今季初出場となる上野ら4年生8人を先発としてピッチへと送り出した。「ボクの意気込みでもあるし、4年生の意気込みでもある。チームが安定しない中でよりコミュニケーションを取ることのできる選手たちを選んだ。走れる選手で、走ろうとする意思を見せよう、根本的な部分からチームを変えようとした」と指揮官。これまでは中央大戦、順天堂大戦の2試合連続で後半ロスタイムに決勝点を献上するなど相手を追い込みながらもあと一歩のところで甘さが出ていたが、この日は逆に苦しい展開で強い精神力を発揮する。
「(法大は先発の多くを4年生が占め)結束してくるからきょうは気をつけろ、と言っていたけど・・・」と細田三二監督が警戒していた国士大に終盤追いつき、勝ち点1を奪取。その要因について、法大・水沼監督は4年生たちの存在を挙げ「チームとしての責任を見せてくれた」と目を細めていた。
ただ、追いついたところで大喜びしていた選手たちに「追いついたことで満足してはいけない。次を狙わないと」と指揮官は苦言も忘れなかった。それでも、これまでよりも強い精神力と結束力を見せた法大イレブン。前線から果敢なプレッシングに加え、2年生の10番濱中祐輔(国見高)のほか、この日出番のなかった下級生にも実力派のタレントが揃うだけに11位から巻き返すことのできる実力は十分にある。それだけに大きかった追いついての勝ち点1獲得。3連敗中だったチームはリーグ戦中断、総理大臣杯関東予選開幕前に重苦しい雰囲気を振り払うことに成功した。
(取材・文 吉田太郎)
posted by gekisaka |17:51 |
ゲキサカ(3キャリア携帯電話用)から公開 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2010年05月22日
南アフリカワールドカップに臨む日本代表。
その背番号が決まった。
◎GK◎
川口能活(ジュビロ磐田)-------------- 23
楢崎正剛(名古屋グランパス)------------ 1
川島永嗣(川崎フロンターレ)---------- 21
◎DF◎
中沢佑二(横浜F・マリノス)---------- 22
田中マルクス闘莉王(名古屋グランパス)-- 4
駒野友一(ジュビロ磐田)---------------- 3
岩政大樹(鹿島アントラーズ)---------- 13
今野泰幸(FC東京)------------------ 15
長友佑都(FC東京)-------------------- 5
内田篤人(鹿島アントラーズ)------------ 6
◎MF◎
中村俊輔(横浜F・マリノス)----------- 10
稲本潤一(川崎フロンターレ)----------- 20
遠藤保仁(ガンバ大阪)------------------- 7
中村憲剛(川崎フロンターレ)----------- 14
松井大輔(グルノーブル)----------------- 8
阿部勇樹(浦和レッズ)------------------- 2
長谷部誠(ヴォルフスブルク)----------- 17
本田圭佑(CSKAモスクワ)----------- 18
◎FW◎
玉田圭司(名古屋グランパス)----------- 11
大久保嘉人(ヴィッセル神戸)----------- 16
矢野貴章(アルビレックス新潟)--------- 12
岡崎慎司(清水エスパルス)--------------- 9
森本貴幸(カターニア)----------------- 19
以上。
中村俊輔は2大会連続の10番、(話題の?)本田圭祐は18番。
なんと言っても、子どもたちの注目は、やはり10番。
子どもたちの間では大ブレイク中の
『イナズマイレブン』イナズマジャパンで10番をつける豪炎寺修也も、
『キャプテン翼』で10番をつけ続ける大空翼も、
やはり、大人気のキャラクター。
せっかくなので、前回大会の番号も紹介。
以下の通り。
◎GK◎
楢崎正剛(名古屋グランパスエイト)------ 1
土肥洋一(FC東京)------------------ 12
川口能活(ジュビロ磐田)-------------- 23
◎DF◎
茂庭照幸(FC東京)-------------------- 2
駒野友一(サンフレッチェ広島)---------- 3
宮本恒靖(ガンバ大阪)------------------ 5
中田浩二(バーゼル)-------------------- 6
三都主アレサンドロ(浦和レッズ)------ 14
坪井慶介(浦和レッズ)---------------- 19
加地亮(ガンバ大阪)------------------ 21
中澤佑二(横浜F・マリノス)---------- 22
◎MF◎
遠藤保仁(ガンバ大阪)------------------ 4
中田英寿(ボルトン)-------------------- 7
小笠原満男(鹿島アントラーズ)---------- 8
中村俊輔(セルティック)-------------- 10
福西崇史(ジュビロ磐田)-------------- 15
稲本潤一(ウェスト・ブロムウィッチ)-- 17
小野伸二(浦和レッズ)---------------- 18
◎FW◎
高原直泰(ハンブルガーSV)------------ 9
巻誠一郎(ジェフ千葉)---------------- 11
柳沢敦(鹿島アントラーズ)----------- 13
大黒将志(グルノーブル)------------- 16
玉田圭司(名古屋グランパス)--------- 20
確かに、豪華な顔ぶれ。懐かしい……。
わがチームのファーストジャージは、全学年で背番号をシェアーしているため、学年によっては、80~99なんていう、重い数字を背負うことになる。
子どもたちなりに、もっと若い数字が欲しいようで、セカンドジャージでの試合では、背番号の奪い合い。
たまにしかつけられない、ひとケタの数字を背負って、気持ちも新たに試合に臨むことができるようだ。
所属するJチームの番号など、背負い慣れた背番号を身につける選手も多いようだが、いよいよ始まる……と、また一歩、ワールドカップ開幕が近づいた気がする。
今回のワールドカップ、レプリカジャージは何番のユニフォームが人気なのだろうか?
posted by スタッフ スズキ |15:02 |
少年サッカー●U-12・4種 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2010年05月20日
[5.19 関東大学1部第8節 流通経済大 1-1 駒澤大 西が丘]
W杯日本代表のサポートメンバーに選出されたDF山村和也(3年=国見高)擁する流通経済大が19日、第84回関東大学サッカーリーグ1部第8節で2位・駒澤大と対戦。MF金久保彩(4年=花咲徳栄高)のゴールで駒大が先制した試合は後半40分に流経大の注目ルーキーMF椎名伸志(青森山田高)が同点ゴールを決めて1-1で引き分けた。
21日から日本代表合宿に長期帯同する山村の“壮行試合”。昨シーズン22試合を通して3敗しかしなかったチームが今季は第6節までにすでに3敗を喫していることもあり、何とか勝利で山村を送り出したかった流経大だったが、その前に駒大が大きく立ちはだかった。
前半からFW田中信也(4年=国見高)にポスト直撃のシュートを放たれるなど危機を迎えていた流経大。その田中にDFラインの背後を突かれた後半2分のピンチは全日本大学選抜GK増田卓也(3年=広島皆実高)のビッグセーブにより事なきを得たが、直後の4分に右クロスのこぼれ球を拾った駒大SB酒井隆介(4年=名古屋U18)の絶妙なラストパスを中央で金久保に合わされて先制点を献上してしまう。
その後もアタッキングエリアで隙があれば仕掛けてくる1年生MF碓井鉄平(山梨学院高)の突破やDFのミスからゴールを襲われる場面があった。このピンチこそGK増田の好守で防いだ流経大だったが、得点ランキング2位の武藤雄樹(4年=武相高)と同5位の征矢智和(3年=東京Vユース)中心に繰り出した攻撃が駒大GK岡大生(4年=清水商高)に跳ね返されて得点を奪うことができない。
リードされた展開ではチーム一の攻撃力を持つ山村をボランチへ動かして攻撃シフトへ移す場面が多い流経大だが、相手の一発を警戒したこの日の山村は前線を信頼して上がらず。ゴールが遠い流経大は時間の経過とともに追い詰められていったが、それでも後半37分に投入された椎名が駒大の堅い守りを切り裂いた。
40分、左クロスをファーサイドの征矢が頭で落とすと、猛スピードで飛び込んだ椎名が左足ボレーで公式戦初ゴールを叩き込む。このあと一進一退となった激しい展開の中、流経大は決定機をつくりながらも活かせず引き分け。敗れはしなかったものの、無敗で首位を走る明治大から勝ち点差11をつけられ、早くもリーグ3連覇に黄信号が点った。
試合後、接触プレーでカットした口元を腫らしたままロッカールームから出てきた山村。自身のプレーについて「ロングボールからのヘディングで練習の成果が出せてきている」と手ごたえを口にし、チームについても「(シーズン)最初の頃よりもよくなっている」と話した。ただ、中野雄二監督は試合終盤にミスからPA付近でボールを失った山村のプレーを見逃さず「大学ではトップでも、あのレベルのプレーしか出来なかったら、南アフリカでは水汲みしかできない。できる選手は褒めてもしょうがないので言いますけど、彼は1ランク上を追及していかないといけない」と厳しく指摘していた。
21日からの合宿参加前に中野監督は、より山村の気を引き締めさせる模様。その山村は「やるしかない。緊張はするけど、してもしょうがない。ガツガツやらないといけない。大会へ向けたコンディションの作り方、気持ちの面の激しさを学んできたい。そして日本が勝つことが一番。自分も貢献してきたい」と力をこめた。
A代表デビュー戦となった1月のアジア杯予選イエメン戦のメンバーは若手中心で今回とは顔ぶれが違った。それだけにほぼ面識のない選手たちとの合宿となるが、「次回のワールドカップには選手として必ず出られるようにアピールしてきたい」と意気込む。この日の試合後、拍手でチームメートから送り出された山村。相手選手のひとりに「動きを読まれている気がしたし、どうすれば抜けるのか分からなかった」と言わしめた、その守備力で日本代表選手たちに顔と名前を印象付ける。
(取材・文 吉田太郎)
posted by gekisaka |15:40 |
ゲキサカ(3キャリア携帯電話用)から公開 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2010年05月20日
[5.19 関東大学1部第8節 筑波大 2-1 拓殖大 西が丘]
筑波大が終盤2発で逆転勝利。第84回関東大学サッカーリーグ1部第8節の筑波大対拓殖大が19日に行われ、1点ビハインドを追っていた筑波大が後半34分からの2得点で逆転し、2-1で勝った。筑波大は前節までの6位から5位へ浮上した。
以前ならばズルズルと勝ち点3を失っていたかもしれない。前半39分に拓大FW三村真(4年=山陽高)に自ら蹴った右CKのこぼれ弾を拾われて、鮮烈な左足シュートを決められていた筑波大。ハイレベルな技術を持つ選手を先発に並べるチームは「ミスがなければボールを失うことはない」と、自陣から徹底的につなぐスタイルをこの日も貫く。ただ、雨でスリッピーなグラウンドではMF八反田康平(3年=鹿児島中央高)やMF森谷賢太郎(4年=横浜FMユース)ら一部選手を除くと、普段よりもスピードの上がったパスに受け手のトラップが乱れるなど苦しんでいた。
前節早稲田大に競り勝って1部初勝利を飾っている拓大はわずかなミスを見逃さず、前方へ蹴りだすと一瞬でのギアチェンジから一気に加速する三村とFW目黒祥晃(4年=利府高)の2トップを中心に高速カウンターを繰り出した。
筑波大はボールこそ保持しているものの、自陣で堅い守りを敷く相手を崩せず敗れる試合が、今年に限らず近年何度もあった。今季は元日本代表MF風間八宏監督就任3年目で過去最高のタレントが揃う布陣となったが、開幕4試合で3敗を喫するなどリーグ9位に終わった昨年同様「上手いけど強くはなかった」。0-1のまま後半30分を迎えたこの日もいわば“負けパターン”。ただ、レベルの高い11人がミスを犯さずボールを運び、前節慶應義塾大戦では相手ゴールに5発を叩き込んで“覚醒の兆し”を見せていたイレブンは、苦しみながらも終盤に試合をひっくり返す。
圧巻のボールコントロールを見せる八反田や森谷が拓大DFの間を絶妙なボディコントロールですり抜けていく。そしてPAで張るエースMF小澤司(4年=桐蔭学園高)へボールが通ると、ゴールへの期待は一層高まった。31分に八反田からの折り返しを受けた全日本大学選抜FW瀬沼優司(2年=桐光学園高)の左足シュートは拓大GK奥津翔夢(4年=麻布大淵野辺高)のビッグセーブに阻まれたが34分、小澤の左CKのこぼれ球を拾った森谷が右足を振りぬくと、ボールは集中した守備を貫いてきた拓大のゴール左隅へと吸い込まれた。
“覚醒の兆し”を見せる筑波大は同点だけでは終わらない。劇的なV弾を決めたのはスランプに苦しんできた“大砲”瀬沼だった。43分、右サイドでDF長沼恭平(4年=札幌U-18)からのパスを受けた森谷がドリブルで切れ込みクロス。相手DFに当たったボールはコースが変わったが、抜群の身体能力を活かして浮き球をコントロールした瀬沼が「無我夢中で反応して思い切り蹴った」と渾身の右足シュートでゴールを破る。これまでの試合、再三の決定機を演出してもらいながらノーゴールが続き「FWとして納得のできるプレーではなかった。苦しかった」という瀬沼の悩みを知るイレブンは、勝利を決定付ける瀬沼の復活ゴールに喜びを大爆発させた。
風間監督は「もうちょっと出来ると思ったけど、90分間変わらなかった。もっと止める技術を上げないとダメ」とチームに対して厳しかったが、瀬沼の初ゴールと勝ち点3をもぎ取ったことについては評価。昨年はリードされて迎えた終盤に逆転し勝ったケースは1度もなかったが、この日それを断ち切った。
過去2年間「タイトル」という言葉を口にしなかった指揮官が栄冠への期待を寄せる今季は、選手たちも「Jとやっても真っ向勝負できる」手ごたえがある。その「強さ」が慶大戦での5発にこの日の逆転勝ちと結果にもつながってきた。森谷は「今までの筑波は上手いけど強くないという印象だったと思う。でも慶應に5-1で勝って、きょうも『勝てない』という雰囲気を振り払うことができた。自信になった」。果たして“強い筑波”は本物か? 上位争いに踏みとどまったリーグ戦前期残り3試合と、間もなく始まる総理大臣杯全日本大学トーナメント予選でまずはその真価が問われる。
(取材・文 吉田太郎)
posted by gekisaka |15:38 |
ゲキサカ(3キャリア携帯電話用)から公開 |
コメント(0) |
トラックバック(0)