2010年01月27日

少年サッカー●「○○禁止」の練習

少年サッカーの指導をしていると、練習中によく「この練習は、ダイレクトでプレーしよう」とか、「ドリブル禁止で試合してみよう」など、制限を加えてのメニューに取り組むことが多い。

パスをもらった後、一度止めて、周りを見回してからでないとパスが出せない選手がいれば、パスを受ける前に周囲を確認してもらうクセをつけてもらうために、ワンタッチプレーだけの制約を設けて練習させたり、ゴール前で時間のない中で、ファーストタッチの精度を上げるためにツータッチ限定のシュート練習をしたり、というのがよくあるパターンであろう。

もらう動きを増やすために1タッチ・2タッチ以内・3タッチ以内など、タッチ数を制限して繰り返すミニゲームや、エリアを限定してワンツー突破を仕掛けることを徹底させるようなメニューもあるはずだ。


バスケットボールやハンドボールと異なり、サッカーにはトラベリングやダブルドリブルという反則はない。

つまり、ボールを受けたら、次のプレー選択は、(手を使わない限り)自由だ。

ルールで規制されているわけでもないのに、なんでわざわざ制約を設けるのか?

どうしても、一度ボールを止めてから蹴る選手に「なぜいつも止めるのか?」を問うてみると、「だって、そのほうが蹴りやすいもん」という応えが返ってくる。

それもまた正論ではある。

たしかに、試合中にトラップミスしたらリカバーする機会はもちろんあるし、ムリにダイレクトで出すよりも一度落ち着かせてから出したほうが正確にできる局面だってある。

『トレーニングの場』というものは、試合中に遭遇するいろいろなシーンを想定し、それぞれの瞬間に対応できるような経験を積む場でもあるはずだ。

ボールが動いている間に、選手自身が周りを見て考えるクセをつけさせたい。
これは、個人的には非常に大切なスキルだと思っている。
この、ボールが動いている間に周囲を見るということを徹底させるためには、(一度ボールをコントロールしてドリブルしながら周りを見るのでは間に合わない)ボールタッチを制限した練習メニューが有効だと思うのだ。


現在の日本サッカーの主流は、少ないボールタッチでパスをつなぎながら、ボールを運んでいくスタイルだ。
この、日本代表にも通じるプレースタイルは、広く少年サッカー界にまで影響を及ぼしている。

ボールを持ちすぎる選手はコーチから「持ちすぎ!」とか「パスを回せ」とか、怒られる場面も多いよう。


現在、世界最高の選手といわれるメッシ。
彼の武器のひとつに、ボックスに向かって斜めに入っていくドリブルがある。

「タッチ数制限のある練習ばかり繰り返していては、彼のような選手は育たない……」
そんな意見をベテランのコーチから聞いた。


もちろん、サッカーの選手育成に絶対的な正解は一つではないはず。

そういえば、かつては「パス禁止」という練習メニューも、特に少年サッカー界ではよく見られた気がする。

posted by スタッフ スズキ |14:25 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年01月21日

少年サッカー●小学校生活最後の大会

現在、わがクラブが所属する地域では4種の県大会が行われている。

ちょうど、各ブロックの予選が終わり、中央大会へと勝ち進んだ32チームが決定したところだ。

この大会は、4種(U-12世代)では、今年度最後の大会。

全国少年サッカー大会とは異なり、全国大会にはつながっていないものの、小学校生活で練習してきた6年間の集大成ということで、選手たちも指導者たちも、一様に盛り上がる大会である。

残念ながらわがチームは、今年もあと少しというところで中央大会への進出を逃してしまった。
選手たちは小学生年代での『公式戦』は、すべてのスケジュールを終えたことになる。
僅差で敗れた試合後は悔し涙を見せる子も多く、先の高校選手権同様『一生懸命戦う』という、スポーツ本来のすがすがしさを感じさせてくれた大会であった。


すでに40歳を超えた私たちにとってみれば、いまどきの小学生は本当に上手い。

ボールコントロールも、キックも、ドリブルも。
強豪チームの選手たちは、すべてのプレーを高い次元でこなしている。

ただ、トーナメントで戦われる大会を勝ち進んでいくにつれて、似たようなチームが増えていくことに気づいた。

ていねいにパスをつないで一度サイドに展開し、そこからクロスを中心に試合を作っていく。
壁パスなどショートパスやプレースキックの精度は非常に高いのだが、ゴリゴリのドリブルしかしない選手とか、ボールを受けたらとにかくなんでもシュートばかり打つ選手とか、一昔前の『小学生らしい』プレーは、むしろ減っているような気がした。

これは、まさに今年の高校選手権を見ていてもでも感じたことなのだが……。

昨年、急成長したといわれる日本代表の岡崎選手は、ダイビングヘッドを武器(得意技?)に、試合でアピールを続けている。

ほかにも、西沢選手のボレーとか、松井選手のドリブルとか、たぶん、子どもの頃からそればかりやって、どんどん上手くなっていったんだろうなという選手は、プロリーグでも、その技を武器にして活躍している。


人と違うことが武器になるのが、スポーツの世界。

指導者の『理想のサッカー』の型に選手たちをはめるのではなく、子どもたちがサッカー好きになって、そこから個性を伸ばしていけるような指導をしたいと常々思っている。
でも、個性的な選手ばかりのチームは、大きな大会で勝ち進んでいくことが難しいのであろう。

いいサッカーと負けないサッカーは、なかなか両立しない。

そんな言い訳で自身を納得させながら、今年も卒業生を送り出す季節がやってきた。

それでも、いい意味で『むちゃくちゃ個性的』な選手を、もっともっと少年サッカーで見かけられるようになりたいものである。

posted by スタッフ スズキ |16:30 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年01月20日

10年のJリーグ審判員を発表、主審5人が引退

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 Jリーグは20日、10年前期のJリーグ担当審判員を発表した。J1主審では田辺宏司氏、穴沢努氏、山西博文氏が引退。J2主審から今村義朗氏、木村博之氏、山本雄大氏が昇格し、22人が担当する。

 Jリーグ審判員に定年制はないが、昨年5月で50歳になった田辺氏は50歳をひとつの区切りと考えており、引退を決意。山西氏はもともと職員としてサンフレッチェ広島に所属しており、今季からはクラブの業務に専念することになったという。穴沢氏も勤務する高校での仕事に専念する。

 また、J2主審では池田直寛氏と牧野明久氏が引退。JFL担当から新たに日高晴樹氏、藤田稔人氏、山内宏志氏、岡宏道氏が昇格・復帰し、13人が担当する。

※Jリーグ審判の昇降格制度や各審判の個性についてはコチラからチェック

以下、今季のJ1、J2担当主審
<J1主審>(22人)
・飯田淳平
・家本政明
・井上知大
・今村義朗
・扇谷健司
・岡田正義
・岡部拓人
・奥谷彰男
・柏原丈二
・木村博之
・佐藤隆治
・高山啓義
・東城穣
・鍋島將起
・西村雄一
・野田祐樹
・廣瀬格
・松尾一
・松村和彦
・村上伸次
・山本雄大
・吉田寿光

<J2主審>(13人)
・池内明彦
・今村亮一
・大西弘幸
・岡宏道
・小川直仁
・河合英治
・桜井大介
・早川一行
・日高晴樹
・藤田稔人
・前田拓哉
・山内宏志
・吉田哲朗

(取材・文 西山紘平)


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2010年01月20日

風間弟、田鍋、アンドリューらU-17日本代表がメキシコ武者修行へ

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 FW風間宏矢(清水商高)とMF田鍋陵太(三菱養和SCユース)、MF熊谷アンドリュー(横浜FMユース)ら期待のU-17日本代表が、海外の強豪たちと激突―。メキシコで開催される国際親善トーナメント「コパ・チーバス2010」に出場するU-17日本代表が20日午前、千葉県成田市内でメキシコ入り前の最終練習を行った。

 この日行われた、約90分間の練習では4対2のパス練習のほか、ハーフコートで約30分間、フルコートで約12分間のゲーム形式トレーニング。下記2チームに分かれて行われたゲーム形式練習では、大熊裕司監督からの「サボるな」「もう一歩頑張れ」などのゲキが飛ぶ中、選手たちは気を緩めることなく走り続けた。

※ゲーム形式練習の各チームメンバー(フィールド9人)
[ビブス黄]
▽DF
柳川剛輝(広島ユース)
遠藤航(湘南ユース)
佐藤令治(JFAアカデミー福島)
▽MF
熊谷アンドリュー(横浜FMユース)
為田大貴(大分U-18)
田鍋陵太(三菱養和SCユース)
端山豪(東京Vユース)
▽FW
風間宏矢(清水商高)
久保裕也(京都U-18)

[ビブス赤]
▽DF
三鬼海(名古屋U18)
宮本和輝(横浜FMユース)
西野貴治(G大阪ユース)
脇本晃成(広島ユース)
▽MF
相馬大士(柏U-18)
和田篤紀(神戸ユース)
鈴木雄斗(横浜FMユース)
▽FW
高原幹(名古屋U18)
柏瀬暁(清水ユース)

※GKは
田尻健(G大阪ユース)
鈴木椋大(横浜FMユース)
がチームを変えながら参加

 同代表は本日午後、メキシコへ向けて出発。現地ではモンテレイ(メキシコ)との初戦(22日)を皮切りにヒューストン・ディナモ(アメリカ)、モレリア(メキシコ)、チーバス・グアダラハラ(メキシコ)、アメリカ(メキシコ)と北中米の強豪クラブユースたちとグループリーグで対戦。6日間で5試合を行う過酷な日程の中で勝ち抜き、チームとしては決勝トーナメント進出、個人としては「厳しい状況で勝てる選手になる」(大熊監督)ように成長を目指す。

<写真>メキシコ遠征前最後の練習を行う風間(右)らU-17日本代表メンバー
(取材・文 吉田太郎)
※最新PHOTONEWSでU-17代表全選手写真UP!


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2010年01月15日

チリ遠征のなでしこジャパンが"男子に先んじ"デンマークに勝利

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 チリ遠征中の日本女子代表=なでしこジャパンは13日(現地時間)、BICENNTENIAL WOMAN'S CUP 2010 第1戦となるデンマーク女子代表(FIFA女子ランキング10位。日本は6位)と対戦。前半14分にあげた山口麻美のゴールを守りきり、1-0で勝利した。試合詳細はのちほど掲載! なお、男子代表はW杯グループリーグ3戦目でデンマークと対戦する。

 なでしこはこのあと、15日にチリ女子代表と、21日にコロンビア女子代表と、23日にアルゼンチン女子代表と対戦する。

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2010年01月13日

日本代表、ついに小笠原を招集!!イエメン戦ハットの平山も引き続き選出

 日本サッカー協会は13日、25日からの鹿児島・指宿合宿、2月2日のキリンチャレンジ杯・ベネズエラ戦(九石ド)に臨む日本代表メンバー25人を発表し、MF小笠原満男(鹿島)が06年のドイツW杯以来、約3年半ぶりとなるA代表復帰を果たした。

 岡田武史監督は、就任後初選出となった小笠原について「ボランチというより攻撃的MFとして期待している。海外組を除くと、攻撃的MFの層は薄い。小笠原の存在感を出してもらえたらと思って呼んだ」と理由を説明。「東アジア選手権を含めてテスト的な意味合いもある」と位置付けた。

 また、6日のアジア杯予選・イエメン戦(3-2)でハットトリックの活躍を見せたFW平山相太(F東京)も引き続き招集された。若手主体で臨んだイエメン戦のメンバーからは平山のほか、MF金崎夢生(名古屋)、GK西川周作(広島)とともに、インフルエンザで途中離脱したDF村松大輔(湘南)も選出された。

 また、左膝前十字靭帯不全損傷、左膝外側半月板損傷のため長期離脱を強いられたMF石川直宏(F東京)も昨年10月14日のトーゴ戦以来となる復帰を果たし、MF香川真司(C大阪)も昨年6月のW杯アジア最終予選以来、約半年ぶりに招集された。

以下、日本代表メンバー

▽GK
楢崎正剛(名古屋)
川島永嗣(川崎F)
西川周作(広島)

▽DF
中澤佑二(横浜FM)
田中マルクス闘莉王(名古屋)
駒野友一(磐田)
岩政大樹(鹿島)
今野泰幸(F東京)
徳永悠平(F東京)
長友佑都(F東京)
内田篤人(鹿島)
村松大輔(湘南)

▽MF
小笠原満男(鹿島)
遠藤保仁(G大阪)
中村憲剛(川崎F)
石川直宏(F東京)
阿部勇樹(浦和)
大久保嘉人(神戸)
金崎夢生(名古屋)
香川真司(C大阪)

▽FW
玉田圭司(名古屋)
佐藤寿人(広島)
平山相太(F東京)
岡崎慎司(清水)
興梠慎三(鹿島)

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2010年01月13日

[高校選手権]青森山田~あるOB選手の物語~

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 居ても立ってもいられなかった。9日、母校の決勝進出をテレビで見届けると、すぐに東京行きを決めた。青森山田高OBで、現在、ガイナーレ鳥取に所属するFW小澤竜己だ。翌日10日午後、鳥取から空路で上京。恩師の黒田監督や、後輩たちを激励に訪れた。そしてこの日、国立のスタンドでゲキを飛ばし続けた。

 「やっぱり、生で試合を見て、応援したいと思った。山田の先輩や、同級生に連絡を取って、みんなで応援に行こうと思って。負けて残念だったけど、よく頑張ったと思います」

 小澤はかって、青森山田高のエースストライカーだった。横浜FMへの入団が決まっているMF松本怜(早大)や山形への入団が決まっているMF伊東俊(国士舘大)らとともに、一時代を築いた。2005年の3年時、選手権は優勝候補に挙げられながら16強止まりだったが、同年夏のインターハイでは、青森県勢として初めて全国制覇に導いたメンバーの中心人物だった。

 「自分たちができなかった、全国制覇をぜひ、成し遂げてほしい」-。そんな思いから、わざわざ応援に駆けつけた。JFLクラブの給料で、鳥取-東京の往復の交通費、ホテル代(合計6-7万円)は、決して安い金額ではない。それでも、生観戦で応援したかった。後輩たちにエールを送るとともに、ある“目的”があったからだ。

 「後輩たちの頑張りを見て、自分も元気をもらいたかった。高校時代を思い出して、もう一度、自分を奮い立たせたかった。あのころのように、もう一度、トップレベルでやりたいんで。エネルギーというか、そういうのを感じたいと思ったんです」

 後輩たちに飛ばしていたゲキは、自らへのものでもあった。小澤は高校卒業後、FC東京に入団したが、怪我もあり、レギュラーをつかむことはできなかった。06年、07年の2シーズンでリーグ戦出場3試合、カップ戦出場3試合と結果が出ず、08年にガイナーレ鳥取に期限付き移籍。スーパーサブとして11得点を挙げた。しかし、09年はFC東京から戦力外通告・・・。よって、鳥取に完全移籍しているが、U18、19、20の日本代表にも選ばれた点取り屋だけに、プライドはずたずたになった。

 そんな中、さらに辛い現実を突きつけられた。2010年もガイナーレ鳥取に残留することは決まったが、提示された契約内容は“半アマ契約”だった。チームからはプロ契約とは思えない給与しかえられず、生活に足りない部分は、クラブのスポンサー企業などで、週数回のアルバイトを“強要”されることになったのだ。

 09年は怪我に泣かされながらも、19試合で6得点と、チームでは4番目、全体でも31位のゴール数を残した。他のクラブを探す選択肢もあったが、「ここで逃げるのは簡単。同じJFLのクラブや東南アジアのクラブでプレーするなら、鳥取にはお世話になっている人がたくさんいるし、逃げるような形で退団するのは嫌だと思った。チームメートの中には、自分を必要としてくれた人もいた。だったら残って、今年、何としてもチームのJ2昇格に貢献したいと思った」と残留を決断した。

 JFLやその下の地域リーグでは仕事をしながらサッカーを続けている人はたくさんいる。小澤もそういう現実を知っており、そういう人たちに負けたくないという気持ちもあった。だが、ユース世代では日本を代表するFWだっただけに、失意の度合いは計り知れない。それでも、「自分より環境が悪い人はもっといます。ここを乗り越えないといけない」と“荒波”に立ち向かう覚悟を決めた。

 そういう状況だったからこそ、後輩たちの勇姿を目に焼き付けて、自分のパワーに変えたかった。残念ながら日本一は逃したが、小澤は「いい刺激になりましたよ。準優勝もすごいこと。自分は今年、マジでやります。絶対に結果を出しますよ。チームをJ2に上げます」と力を込めた。

 12日からチームは始動するため、試合後はすぐに飛行機に飛び乗った。昨年の怪我はすでに完治し、今オフは元日本代表MF藤田俊哉(熊本)らとともに自主トレし、万全の状態を整えている。あとはやるだけ! 必ずやあの、輝いていた自分を取り戻す-。“勝負の一年”。小澤はこの日の国立でわき出た熱き思いを胸に刻み、突き進んでいく。

(取材・文 近藤安弘)

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2010年01月12日

少年サッカー●U-6/幼稚園生たちの体験

毎年、新年が明ける頃になると、春から新入生となる予定の年長さんたちが「体験」という名目で、遊びにやってくる。

わがクラブは地域の2つの小学校を母体とするサッカークラブで、基本的には小学校に入ったら入部でき、小学校卒業の6年間、楽しくサッカーボールを追いかける日々が続くことになる。

そのための準備というか、野球やサッカー、バスケットボールなど、いろいろあるスポーツのなかから、どれをやろうか?と、希望でいっぱいの子どもたちが、『お試し』にやってくるわけだ。


小学生のクラブスポーツとしてサッカーをみた場合、ボールが1個あれば、ほかにはなにもいらないことになる。

最近では、シンガードやトレーニングシューズ、レプリカユニフォーム……と、いろいろな『装備』を用意する子(親?)が、ほとんどだが。

野球はグローブとバットがないと試合にならないし、バスケットはリングがないとプレーできない。

そんな、勝手な都合を考えていくと、やはりサッカーは広く誰でも始めやすい要素をもっていて、これもまた世界中で多くの人たちに愛される理由のひとつであろう。

地域のクラブであるから、指導者は基本的にはお父さんお母さんと、卒業生たちである。

一応、指導資格をもったコーチも何人かいるものの、ほとんどのコーチは自分の子どもが入部して初めて、サッカーの指導に携わることになる。

プレーヤーとしてならした人も、そうでない人も。
みんな、ジュニアの指導は手探りでスタートする。

「サッカー好きな人間に育てたい」

「プロを目指すような選手を育てたい」

「サッカーを通して人間形成に役立てたい」

「楽しい思い出をたくさん作ってやりたい」

「勝つことで良い経験をさせてやりたい」

それこそ、コーチたちの思惑もまたそれぞれである。


そんな大人の気持ちを知ってか知らずか、子どもたちはピカピカのボールを抱えて、小学校のグラウンドにやってくる。

多少、緊張しながら、先輩である小学1年生に混ざって、ボールを追いかける。

もちろん、試合形式の練習にもそのまま出してもらえる。

一生懸命ボールを追いかける子もいれば、すみのほうで戦いごっこのポーズをつけている子も、運悪くボールが顔面を直撃して泣き出した子もいた。


サッカー好きへの第一歩。

彼らにとって『初体験』の場が、素敵な経験でありますように。
そう思いながら、ボールを追いかける子どもたちを見ていて、つい目尻が下がってしまう、私であった。

posted by スタッフ スズキ |14:08 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2010年01月12日

[高校MOM181]山梨学院大付MF碓井鉄平(3年)ユースではなく高校を選んだ主将の魂の決勝点

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ181]
[1.11 全国高校選手権決勝 山梨学院大付1-0青森山田 国立]

 主将の魂のキックが全国高校選手権の歴史に新たな1ページを切り開いた。山梨学院大付(山梨)は前半11分、左サイドの深い位置まで進入したMF鈴木峻太(3年)がマイナス気味に落とすと、フリーのMF碓井鉄平主将(3年)が思い切りよく右足を振り抜いた。ゴール右上に突き刺さる弾丸シュート。4万3635人で埋め尽くされたスタンドの度肝を抜くひと蹴りが決勝点になった。

 「1回鈴木にパスを入れて、自分は中に入ろうかと思ったんだけど、ゴール前は混んでいて自分の周りが空いていた。ボールを受ける前からシュートは考えていた。鈴木が右足にいいボールをくれて、トラップして、右足で狙った。入った瞬間は鳥肌が立ちました」

 個性派集団を主将としてまとめ、引っ張ってきた。FW加部未蘭(2年)が右足甲の疲労骨折のため時間限定での出場を余儀なくされ、得点源を欠いたまま臨んだ今大会。碓井を含め、実に8人が得点を挙げたが、その中でもいつも大事な場面でゴールを決めてきたのが碓井だった。

 昨年12月31日の野洲との1回戦(4-2)では2-1から試合を決定付ける決勝点を決め、2日の2回戦・立命館宇治戦(1-0)でも決勝点。9日の準決勝・矢板中央戦(2-0)でもダメ押しの2点目を決めた。そして決勝での優勝決定弾。大会通算4ゴールの司令塔は「キャプテンとしてやってきて、こうやってみんなの役に立てたと思うとうれしいです」と白い歯をこぼした。

 中学時代はF東京U-15むさしに所属。3年時には高円宮杯全日本ユース(U-15)選手権で決勝まで勝ち進んが、惜しくも準優勝に終わっていた。3年前の借りを返す全国制覇。それは、クラブユースではなく、高校サッカーを選択した自分の決断が間違っていなかったことを証明する日本一でもあった。

 「前回、選手権に出られなかったときは、正直、ユースに行けばよかったかなとも思った。でも、今はこの学校に来て本当によかったと思っています」。中学卒業時はF東京U-18に昇格することもできた。しかし、「増嶋(竜也)さんやカレン・ロバートさんがいたころの市立船橋とか、小さいころに選手権を見ていて、高校サッカーに行きたいとずっと思っていた。そのままユースに上がることも考えたけど、やっぱり選手権に出たかった」と、山梨学院への入学を決意した。

 F東京U-18は昨年12月のJユースカップで2年ぶり2度目の優勝に輝いていた。自分と同期の選手たちが全国の頂点に立ったことを知り、「いい刺激になった」と闘争心に火が付いた。自分たちも日本一になる。ひそかに心に決めていた。

 試合終了のホイッスルが鳴った瞬間は「力が抜けた」という。試合後はチームメイトからも胴上げされた。「最高の瞬間でした。胸を張って堂々と山梨に帰ります」。山梨県に初めてもたらした全国制覇。そのときの主将として碓井の名は永遠に刻まれる。そして、国立で叩き込んだ豪快な決勝点も、人々の記憶にいつまでも残るはずだ。

<写真>表彰式に臨む山梨学院大付MF碓井※写真はゲキサカ本サイトで

(取材・文 西山紘平)


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2010年01月12日

[高校選手権]碓井V弾!山梨学院大付が初出場初V!!

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[1.11 全国高校選手権決勝 山梨学院大付 1-0 青森山田 国立]

 第88回全国高校サッカー選手権決勝が11日、東京・国立競技場で行われ、ともに初優勝を目指す山梨学院大付(山梨)と青森山田(青森)が激突。前半11分にU-18日本代表候補MF碓井鉄平主将(3年)が挙げた1点を守った山梨学院が、86年度の東海大一(現東海大翔洋、静岡県)以来となる初出場初優勝、そして山梨県勢初優勝を果たした。

 新鋭・山梨学院の勢いが序盤から北の名門・青森山田を凌駕した。試合開始からアグレッシブに仕掛ける山梨学院は球際での攻防戦でも優位に立ち、相手に押し返す間を与えない。FW伊東拓弥とFW佐野敬祐(ともに3年)が次々とDFの背後を突き、あわやの場面をつくっていく。
 
 10分には伊東のスルーパスに佐野が反応。これは青森山田GK櫛引政敏(2年)の好守に阻まれたが、直後の11分だ。左サイドを深くえぐると、PA内でフリーでパスを受けた碓井主将が右足を一閃。左45度の角度から放たれた強烈な一撃は、GKの右手の先を抜けてゴール右隅へと突き刺さった。

 縦へのフィードが山梨学院CB関篤志(2年)にことごとく跳ね返された青森山田はサイド攻撃も封殺され、得点機をつくりだすことができない。それでも24分に左サイドを駆け上がったU-17W杯日本代表SB中島龍基(3年)のクロスにFW野間涼太(3年)が飛び込み、28分にもドリブルで中央へ切れ込んだ中島のパスを受けたU-17W杯日本代表MF柴崎岳(2年)の右足シュートが枠を捉える。
 だが、前を向けば果敢に仕掛けてくる相手の両SH、U-18日本代表候補MF平塚拓真と鈴木峻太(ともに3年)と2トップの存在に悩まされる展開は変わらず、流れを引き寄せることができない。

 32分、優位に試合を進めていた山梨学院にアクシデントが襲う。右サイドで攻守に精力的なプレーを見せていたSB井上拓臣(3年)が右足を痛めて途中交代。サイドに蓋をしていた選手の離脱で流れが変わるかと思われた。ただ、山梨学院は緊急出場となったDF渡辺圭祐(3年)らが決定機をつくられながらも失点することなく前半を終えた。

 後半、同点に追いつきたい青森山田だったが山梨学院は7分、前半から思い切ったシュートを連発していた左SB藤巻謙(3年)がクロスバー直撃の左足ミドル。その後も鋭いカウンターで相手ゴールを襲うなど、自陣に引きこもることなく、攻める姿勢を見せ続けた。
 それでも、後半サイドを有効に使って攻め出した青森山田は22分に柴崎のスルーパスに中島が反応し、24分には柴崎の右クロスにFW成田鷹晃(2年)が飛び込む。そして28分にはPA内でこぼれ球を拾った野間が決定的な右足シュートを放つ。だが山梨学院はGK松田ラン(3年)が身体でストップ。得点を許さなかった。

 U-18日本代表候補MF椎名伸志主将(3年)と柴崎を中心に必死の反撃を展開する青森山田は、33分に185cmの長身CB櫛引信敏(3年)を前線へ投入。パワープレーへシフトするが、37分に野間のポストプレーから櫛引信が放った決定的な左足シュートは、山梨学院DFがスーパークリア。山梨学院は安定した守備を続ける中田寛人(3年)と関の両CBにMF宮本龍(2年)もセカンドボールを拾い続ける。そして途中出場のU-18日本代表候補FW加部未蘭(2年)もセットプレーからのクロスボールをはじき返した。4分間のロスタイムも集中力を切らさなかった山梨学院が、高校ナンバー1の座に就いた。

(取材・文 吉田太郎)

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posted by gekisaka |00:59 | 高校サッカー選手権 | コメント(0) | トラックバック(0)
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