2010年09月02日
ビューンで見られるゲキサカプラスより
挨拶代わりのヘッド弾だ。日本代表のアルベルト・ザッケローニ新監督が視察した“御前試合”。清水エスパルスの日本代表FW岡崎慎司が得意のヘディングで先制ゴールを叩き込んだ。
後半23分、左サイドを抜け出したMF兵働昭弘がクロス。ゴール前でワンバウンドしたボールに低い体勢から頭で合わせ、ゴール左隅に流し込む。ボールスピード、シュートコースともに申し分なし。技ありのヘディングシュートで均衡を破った。
「ヘディングだったので、感覚で。マイナスに来たボールをこのへんに打てば入るだろうっていう感覚で打った。思い切り打てたことがよかった。かっこよくボレーシュートを打たなくてよかった」
そう苦笑いした岡崎だが、この日はF東京の厳しい守備の前にチームとしてなかなかいい形をつくれず、自身もシュート1本。「試合を通して、いいところはあのゴールぐらい」と満足はしていなかった。
ザッケローニ新監督の視察についても「知ってたけど、あまり意識してなかった」と言う。それでも明日2日から始まる代表合宿に向け「何もかもが新たなスタート。何も決まっていないし、自分のいいところを出していきたい」と意気込んでいた。
「いろんなことを吸収して伸びることができるのが自分のいいところだと思うし、新しい監督に適用することも大事。でも、自分の譲れない部分も持って、自分の良さを出していきたい。いいサバイバルができると思うので、楽しみにしています」
南アフリカW杯ではチームとしてベスト16進出を果たしたが、岡崎自身は本大会直前に先発落ちし、4試合すべて途中出場にとどまった。日本の真のエースとしてブラジルW杯に臨むために、ザックジャパンとともに岡崎も新たなスタートを切る。
(取材・文 西山紘平)
posted by gekisaka |18:32 |
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2010年09月02日
ビューンで見られるゲキサカプラスより
ナビスコ杯決勝トーナメント、準々決勝第1戦が1日に各地で行われ、茨城県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズと昨年準優勝の川崎フロンターレが激突。Jリーグでは5戦連続勝ち星がない鹿島がFWマルキーニョス、FW興梠慎三のゴールで2-1で先勝した。鹿島は公式戦6戦ぶり勝利を挙げた。
鹿島は4-4-2システム。GKはGK曽ヶ端準、DFラインは右から新井場徹、岩政大樹、伊野波雅彦、ジウトン。中盤は怪我で離脱中の中田浩二が不在で、ボランチに青木剛と小笠原満男、2列目は右に野沢拓也、左にフェリペ・ガブリエルが入った。2トップは興梠慎三とマルキーニョスが組んだ。
対する川崎Fも4-4-2を採用。GKは相澤貴志、DFラインは右から森勇介、菊地光将、伊藤宏樹、小宮山尊信。中盤はボランチに稲本潤一と中村憲剛、2列目は右に田坂祐介、左にヴィトール・ジュニオールが入った。2トップはジュニーニョと黒津勝だった。
ともにACL出場組で今大会初登場。開始直後から、お互いにボールを持った選手に激しくプレス。中盤での奪い合いが続く。サイドから仕掛け合うが、どちらも簡単には守備が破綻しなかった。
前半10分、川崎Fは左サイドでFKをゲット。これを田坂が入れ、GK曽ヶ端のクリアボールに稲本が反応してシュートを放つが、DFにブロックされた。鹿島は同13分、右サイドから中の興梠に入れ、ドリブル突破。しかし、中央のDFが硬く、攻め込めない。この際、興梠は凸凹のピッチに足を取られ、少し痛めてしまった。
その後も、お互いボール保持者に対して激しく当たり、中盤で自由にさせない。両軍ともミドルシュートやサイドからのクロスに頼るが、なかなか効果的な崩しができなかった。
しかし、前半31分、ようやく鹿島が待望の先制点をつかんだ。小笠原が稲本に倒されて得たPA正面やや右でのFK。これをエース・マルキーニョスが右足を鋭く振り抜き、グラウンダーシュートでゴール左下に突き刺した。鹿島は8月のリーグ戦全5試合(3分け2敗)で勝ち星がなかったが、その流れを変えるかもしれない一撃となった。
川崎Fもセットプレーで反撃を試みる。前半34分、V・ジュニオールがPA左で倒されてFKをゲット。これを田坂が直接狙った。ボールはきれいな弧を描いて左上に飛んでいったが、わずかに外れてしまった。
鹿島リードの1-0で後半がスタート。しかし、アクシデントに襲われる。開始直後にフェリペ・ガブリエルが足を痛め、同4分にMF本山雅志と交代した。この2人の入れ替えはよくあるが、時間的に少し早いタイミングとなった。
それでも、鹿島のペースで試合が進む。そして早い時間に追加点を奪った。後半10分、縦パスから右サイドをマルキーニョスが抜け出して突進。PA内に侵入すると、これを中へ折り返し、飛び込んだ興梠慎三がスライディングしながら押し込んで2-0とリードした。
第2戦につなげるためにも、1点を返したい川崎Fは後半14分、田坂に代えてMF谷口博之を投入。中村憲剛をボランチから2列目に上げて攻勢を狙った。
これが当たった。後半23分、右サイドを森が突破してクロス。これをファーサイドで谷口が頭で折り返し、最後は黒津勝が豪快に蹴り込み川崎Fが1点を返した。その1分後、稲本に代えてMF横山知伸を投入した。
その後、ゆったりとボールを回す鹿島、カウンターを狙う川崎Fという図式となる。鹿島は後半28分、野沢が本山とのコンビネーションでPA左を攻略し、最後はループシュートを放ったが、わずかに上に外れた。同31分、川崎FはジュニーニョがPA内左でシュートを放つが、GK曽ヶ端にセーブされた。同33分には今度はマルキーニョスが同じくPA内左で強烈なシュートを放ったが、GK相澤にセーブされた。
鹿島は後半34分、興梠に代えてFW佐々木竜太を投入。川崎Fは同35分、V・ジュニオールに代えてMF楠神順平を入れた。その3分後、鹿島は再びメンバー交代。野沢に代えてMF遠藤康を送り出した。これで両軍とも交代枠を使い切った。
試合はその後、一進一退の攻防が続く。気温は28度だったが、湿度が80%と高く、選手の運動量が落ちていった。川崎Fは何とか同点に追いつこうとするが、バイタルエリアを崩しきれない。そのまま終了し、2-1で鹿島が先勝した。鹿島は“悪夢の夏”を断ち切る勝利となった。
(取材・文 近藤安弘)
posted by gekisaka |16:46 |
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