2010年03月08日

大宮が首位!藤本「塚本に勝利を捧げたかった」

[3.7 J1第1節 大宮3-0C大阪 NACK]

 大宮アルディージャが最高の形で開幕戦勝利をつかんだ。攻守でC大阪を圧倒し3-0快勝。得失点差で首位にも立った。何より、癌を公表し手術を行うことになっているDF塚本泰史を勇気づける1勝となった。試合後、大宮イレブンは出迎えた塚本とピッチ上で何度も抱き合い、涙を流した。いろいろな思いが詰まった大きな大きな1勝だった。

 「ずっと、泰史のために開幕戦をやろうと話していた。勝利を捧げたかったんで、泰史に。泰史を勇気づけたいと思っていた。でも逆に、泰史に力をもらった。そんないい方はよくないかもしれないけど、泰史のおかげで逆にチームが一つになれた。泰史もチームの一員だと証明できました」

 主将の藤本主税が目を赤くはらし、試合を振り返った。仲間が癌で手術する。サッカーもできなくなるかもしれない・・・。「俺たちに何ができるのか」。選手たちは千羽鶴を折るなどして塚本に送ったが、サッカーチームである以上、勝利を贈ることが、最高の支えになるとみんなで話し合ったという。手術に向かう前に、開幕戦勝利に勇気づき、少しでも力に変えてくれれば-。そんな強い思いを胸に、結束していた。

 結果だけでなく、試合内容も最高だった。前線から積極的にプレスをかけ、C大阪の香川&乾ら攻撃陣を封じた。攻撃に迫力があった。前半14分、橋本早十のCKが直接ゴールを割り先制。前半44分にはエースラファエルのラストパスからFW石原直樹が追加点を決めた。「頑張る姿を見せたかった。勇気、希望を少しでも与えられればと思っていた」と石原は振り返る。

 このゴールの直後、藤本が天に向かってピースサインを作った。これに皆が反応し、ピッチ上で“ピースの輪”ができた。単なる喜びではない。塚本の背番号「2」を表すポーズだった。「泰史に捧げたかった。ほんとは自分で決めてやろうと思ったけど、人がとってもやろうって。みんなもやってくれた。よかったです」と藤本。昨年までなら、この後に息切れし、反撃を食らう試合も多かったが、今年は違った。後半も集中力は切れず、運動量も落ちない。そして後半37分、ラファエルが3点目を奪った。助っ人エースは「泰史に力を与えたいとゲームに臨んでいた。でも逆に、我々が泰史に力をもらった」と感謝のコメントを残した。

 サポーターも塚本のためにと、一緒になって戦った。試合開始直前、塚本はピッチに現れてサポーターに一礼した。言葉は発しなかったが、涙を流す塚本の姿に、誰もが涙した。「共に戦おう」「ガンに負けるな」などの複数の横断幕のほか、塚本の背番号「2」のユニホームを模した幕などが掲げられ、『塚本コール』が送られた。C大阪サポーターも一緒になって塚本に大声援を送った。

 「ほんと、今日の試合は、一生忘れられない、最高の一日になりました。(試合後)みんなから『頑張れ!』といわれました。『俺たちはやったぞ』と。ほんと、頑張らないといけないと思いました」

 試合後、塚本はスタンド近辺を一周し、サポーターに握手したり、挨拶をして回った。会見も開き、仲間への感謝を口にした。日時や場所は公表されないが、入院し、手術を受ける予定だ。勝利は何よりの“良薬”になったに違いない。もちろん、大宮イレブンは、この日の勝利だけでは満足しない。「塚本の分も」。塚本が完治し、ピッチに戻ってくることを祈って、闘い続ける決意だ。

(取材・文 近藤安弘)

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2010年03月08日

少年サッカー●ケガをしないスキル

うちの息子が中学生になり、体育の授業で柔道を習い始めた。

学校の授業で習う柔道は、必ず受け身からスタートするようだ。

横受け身と、後ろ受け身。

この後、上四方固めなどの寝技を習って、前回り受け身……。
こんな感じで授業が進んでいくらしい。

これはかつて、私自身が体育の授業で習った柔道のプロセスとそれほど変わらない。

サッカーに限らず、バスケットボールでもハンドボールでもアメリカンフットボールでも、対人の接触プレーがルール上(競技によって接触の強度や部位は変わってくるものの)許されている競技では、コンタクトされる際の、コンタクトされる側の身体の使い方にも『技術』が必要なのではないだろうか。

そんな考えが浮かんだ。

「当たられる」とわかっていて身構えた時には、かなりハードなチャージにも対応できるが、後ろからなど視界の外から不意に当たられた際には、それほど強くなくてもバランスを崩してしまったり、場合によってはケガにつながることも多い。

サッカーやフットサルの世界でも「アーリー・ヒット」といって、ぶつかってくる相手に対し、身構え、態勢を整えて自分から当たりにいく技術がある。

ぶつかられるのをただ待つのではなく、自分からコンタクトしにいくことで、よい態勢を維持する。

加えて、トッププロの選手たちは、非常にうまく手を使う。

広げる・突っ張る……。

ファールにならないコンタクトの仕方や、ケガをしにくい(転んだ時の)受け身の取り方。

これこそ、子どもの頃からぜひとも身につけてほしい重要なスキルだ。


そんなわけで、週末練習のアップメニューは、「おしくらまんじゅう」(笑)。

手を使ったり使わなかったりと、いろいろなルールで「おしくらまんじゅう」に挑戦した。

盛り上がるし、暖まるし。

ボールを使わなくても、役に立つ練習メニューはたくさんあるはずだ。

posted by スタッフ スズキ |13:59 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年03月08日

日本高校選抜、風間FK弾など静岡選抜に逆転許すも追いつきドロー

[3.7 静岡県ヤングサッカーフェスティバルU-18の部_2 静岡県高校選抜 2-2 日本高校選抜 草薙]

 第25回静岡県ヤングサッカーフェスティバルが7日、静岡市の草薙総合運動公園球技場で行われ、第88回全国高校サッカー選手権の優秀選手から構成された日本高校選抜が、高校1、2年生で構成された静岡県高校選抜と対戦。1-0で迎えた後半の10分、16分に失点して逆転されたものの、後半21分にMF柳直人(作陽高)が同点ゴールを決め、2-2で引き分けた。
 
 日本高校選抜の先発は11人中9人が2月27日に行われたU-18Jリーグ選抜戦と同じメンバー。布陣は4-4-2でGKが櫛引政敏(青森山田)、4バックは右から平塚拓真(山梨学院)、中田寛人(山梨学院)、須藤貴郁(矢板中央)、中島龍基(青森山田)。中盤中央にMF碓井鉄平主将(山梨学院)と柴崎岳(青森山田)が入り、右MFが小島秀仁(前橋育英)、左が三田尚希(青森山田)、2トップは赤崎秀平(佐賀東)と宮市亮(中京大中京)がコンビを組んだ。

 柴崎、小島、宮市の09年U-17W杯日本代表トリオが先発した日本選抜に対し、静岡県高校選抜は3-5-2システムでGKが打桐健太(浜名)。3バックがDF向田将悟(藤枝明誠)、鈴木辰(磐田東)、新井一耀(清水商)で、右の木下高彰(浜松開誠館)と左の大島僚太(静岡学園)の両ワイドMFがほぼDFラインに近い位置を取り、実質5バックのような陣形。1ボランチを高校選手権8強の藤枝明誠で主力だった原口祐次郎が担い、その右前方が増田湧介(清水東)で左が前澤甲気(清水商)。2トップは10番の篠原研吾(静岡学園)と10年U-17日本代表の風間宏矢(清水商)が先発した。

 選考合宿を経て選ばれた3年生中心の日本高校選抜に対して、静岡選抜は急造の1、2年生メンバー。日本選抜優位は動かないところだが、4年前の対戦ではFW國吉貴博(静岡学園=現甲府)の決勝ゴールで静岡選抜が勝っているように、この恒例カードは比較的静岡選抜が善戦していることが多い。
 ただ、日本選抜の碓井主将が「(1-1で引き分けた)Jユースとの試合の時よりも内容がよかった」と振り返ったように、序盤はボールを支配した日本選抜が完全に主導権を握って攻め続けた。そして14分にはセンターサークル付近でパスを受けた柴崎が右サイドを走る赤崎へ鮮やかなスルーパス。1本のパスでDFの裏を取った赤崎がドリブルから右足で先制ゴールを叩き込んだ。

 碓井、柴崎がテンポよくボールを散らす日本選抜は18分にも碓井が右足ミドル。25分には自陣から中島と宮市がそれぞれ個人技でマークを外して、左サイドをあっさり攻略するなど、個のよさも絡めて攻めていく。ただ、崩す意識が強すぎたか、攻めていた割にはシュート本数は前半通じて5本と少なく、逆にゴール前で静岡選抜DFにボールを引っかけてしまう場面が増えていった。
 序盤は相手のパスワークについていけなかった感のあった静岡選抜も、守備的布陣が功を奏してか相手のラストパスを封じ続けて1点差のまま試合を進める。また、篠原と風間がワンツーから突破を図るなど、攻撃面でも敵陣のPAへ近づく場面を増やしていった。そして36分には敵陣でインターセプトした篠原のラストパスから風間が決定的な左足シュート。相手を慌てさせる場面もつくった。

 激しい風雨の中で行われた試合は、水溜りができるなど重いピッチに苦戦する選手が続出した。日本選抜は後半開始からDF横濱充俊(青森山田)、MF大西晃広(香川西)、FW黄順旻(神村学園)、そしてU-18Jリーグ選抜戦でゴールを決めているFW山本大貴(ルーテル学院)をピッチへと送り出す。フレッシュな選手たちの投入で加速したかったが、後半先に点を奪ったのはDF大道桂三(清水商)を投入して4バックへチェンジした静岡選抜だった。
 
 10分、敵陣で相手のクリアミスを拾った篠原が静学仕込みの得意のドリブルでGKをかわして同点ゴール。劣勢に立たされていた静岡選抜が1チャンスをものにして追いついた。直後に日本選抜はMF柳直人(作陽)、静岡選抜もMF廣渡剛太(静岡学園)と両チームともにドリブラーを投入し、勝ち越し点を狙いにいく。ここで再び試合を動かしたのは静岡選抜だった。
 16分、静岡選抜は敵陣左サイド、ゴールまで約30mほどの距離でFKを獲得し、キッカーの風間が右足を振りぬく。「(普段から)GKがクロスかシュートか判断しづらいところを意識して蹴っている。ただ長すぎたと思った」と風間は振り返ったが、これを両腕でキャッチしようとした名手・GK櫛引がまさかのファンブル。そのままゴールへと吸い込まれ、静岡選抜が勝ち越した。

 下級生相手に負けられない日本選抜は21分、黄順旻が右サイドをえぐり折り返し。飛び込んできた碓井がファーサイドへつなぐと、最後は柳が左足でゴールへ沈めて再び試合を振り出しへ戻した。この直後、日本選抜は碓井に代えてMF椎名伸志(青森山田)を投入し、柴崎とのダブルボランチへ変更。また26分にはGK菅野一輝(尚志)とDF小谷祐喜(関大一)も投入し、フィールドプレーヤー全てを使い切った。静岡もDF山崎晋平(清水東)、MF松村悠平(藤枝明誠)、GK長谷川和(磐田北)を起用し、登録全選手出場。試合を決めようと積極的に攻める日本選抜は黄順旻が強引にシュートを放ち、黄順旻のラストパスから柳が決定的なシュートを放つ場面もあったが、粘る静岡守備陣の前に最後まで決めきることができず。試合内容については前向きに話す選手が多かったが、結果は不満の引き分けに終わった。

(取材・文 吉田太郎)
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posted by gekisaka |01:15 | 高校サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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