2008年10月08日
少年サッカーは、我々が思っている以上に、日本代表チームの影響を受けている。
指導者側の流行は、「トライアングル」「ラインコントロール」「自由」「考えて走る」「接近・展開」……と、代表監督が繰り出すキーワードをそのまま子どもたちの指導に利用している方が多い。
もちろん、子どもたち自身も、中村俊輔のフリーキックや、遠藤のコロコロPKなど、スーパーなプレーのものまねはもちろん、得点後の喜び方(パフォーマンス)や、失点直後のGKの仕草まで、本当によく見ている。
ウチのチームの小学1年生は、試合で得点後に『ゆりかごダンス』をしたし、3年生は、なぜか左手の薬指(かどうかは微妙だが)にキスしたりもした。
我々オヤジ世代と違って、いまの子どもたちは、スーパーなプレーならビデオやDVDで繰り返し見られるし、サッカー自体を目にする機会も圧倒的に多い。
圧倒的な情報量のなかから、気に入ったプレーを選択し、ものまねしているようだ。
子どもたちは、本当にものまねの天才だ。
リフティング系の魅せ技でもなんでも、何回か見本を見せてやれば、必死に取り組んで、あっという間にものにしてしまう。
まさに、ゴールデンエイジそのものだ。
ワールドカップに向けて、また、緊張感のある試合が見られる。
パスを出したあと、その選手はどうしたか?
ボールを奪われた選手は、そのあとどうしたのか?
パスミスをしてしまった選手はどうしたのか?
ゴール前に何人が飛び込むのか?
逆サイドはどうなっているのか?
フリーキックでキッカーはどんなボールを蹴ったのか?
コーナーキックでどんな攻め方をしたのか?
試合中に選手同士は何を話しているのか?
なんでもいい。
報復行為や“プロフェッショナル”ファールなど、あまり見習ってほしくないものもあるにはあるが、単純なテクニックを見本にするだけでなく、試合に取り組む姿勢や、オフ・ザ・ボールの動きをひとつでも盗んでほしいと思う。
posted by スタッフ スズキ |16:47 |
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2008年09月30日
わがクラブは、小学校を母体とするいわゆる地域のクラブチームだ。
基本的な運営は、グラウンドで子どもたちをサポートする「お父さん(まれにお母さんもいる)コーチ」を中心としたコーチ会と、グラウンド外で子どもたちをサポートする「(実際に働くのはお母さんが中心の)父母会」とで成り立っている。
いわゆる、グラスルーツと呼ばれるサッカークラブの基本的な構成であり、地域のクラブの運営は、だいたいどこも同じような形態が多いと思う。
グラウンドでサッカーを一緒に楽しむ「コーチ」たちは、子どもたちのステージ(学年やスキルレベルなど)が上がれば上がるほど、勝たせ(勝ち)たくなる傾向が見られる。
公式戦ともなれば、勝たせ(勝つ)ための指示やチーム作りに熱くなる御仁が多い。
一方で母親たちは、チームの勝ち負けも大切だが、基本的にはまず「わが子」の動向が気になるようで、試合中のわが子の活躍度やがんばり具合を一喜一憂しながら観戦している場合が多い。
チーム全体での戦闘力を意識し結果を求めるコーチ陣と、わが子の活躍の場を求める(主に)母親たち。
さすがに練習メニューにまで口をはさむ父母は少ないが、先発メンバーの構成や子どもたちが受けもつポジション、試合の進め方などに関しては、それぞれの家庭ごとに感じることがあるようだ。
ここに考え方の差が生じ、コーチと父母との不協和音が生じることも多い。
原因は大きく3つ。
1/大きな大会などで(今までそれほど強くなかったのに)チームが勝ち進み、コーチが勝ちにこだわり過ぎて子どもたちの扱いに差が生じたとき。
もしくは、低学年のうちはけっこう勝てたのに、高学年になって(なんらかの事情で)結果がついてこなくなったとき。
2/家庭ごとにクラブへ参加する意識が異なり、その考え方に温度差がありすぎる場合。
3/(きっぱりと意見を言えるお母さんのいる家庭の)子どもが直接コーチに意見できず、家でなにかをグチったとき。
とはいえ、グラウンドでのサッカーの取り組み方に関して、直接コーチ陣に意見するお母さんというのは、けっこう少ない。
では、どうするか?
たいていは、コーチの妻を経由して、遠回しにいろいろな意見が集まることになる。
コーチの妻の立ち位置というのはクラブにおいて、実は非常に重要なポジションだったりする。
子どもをクラブにあずけるお母さんたちの考え(主に不平不満)を吸い上げてコーチである夫に伝え、逆にコーチたちは「○○という考えのもとに毎週グラウンドで子どもたちに接している」ということをお母さんたちに伝える広報活動も受け持たなくてはならないのだ。
この、コーチとお母さんたちとのパイプ役が上手く機能しないと、子どもたちとコーチたちと父母たちの関係はギクシャクしはじめてしまう。
夫がコーチの役を引き受けたばかりに、「コーチの妻」という重要な役割を担うことになってしまい、コーチとお母さんたちとの間で板挟みになって夫婦ゲンカが絶えない家庭もあると聞く。
本来遊びであるサッカーは、人から押しつけられてやらされるものでも、お稽古ごとのように習うものでもなく、好きだから一生懸命に取り組むもの。
ボールを蹴るのが、仲間と走るのが楽しいから、がんばるモノではなかったか。
あくまでも、主役は子どもたちのはず。
最近、妻を経由してちょっとした「意見」が、伝わってきた。
最近の都会の子どもたちは、サッカーをするのも大変なんだな、と感じたりした。
ストリートで、空き地で、公園で。
いつでも、ボールがひとつあればできるはずのサッカーなのに、グラウンドでサポートするコーチも、グラウンド外でサポートする父母も、どちらが欠けても子どもたちがサッカーできなくなってしまうという現在の状況自体に、すでにひずみはあるのだが……。
posted by スタッフ スズキ |16:11 |
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2008年09月24日
◆本日の練習メニュー(6年生/3.5時間)
・全員での講義(1.5時間)
・体操&アジリティ
・2人組でのボールコントロール
・8対8フルコートゲーム。特に制限なし
・11対11フルコートゲーム。5年生チームが相手
・クールダウン(ストレッチ)
6年生として闘う最後の市内大会。
予選のグループリーグは、苦労しつつもどうにか上のステップに進むことができたので、予選リーグでの自チームの対戦ビデオをみんなで楽しく観戦しつつ、決勝トーナメントにむけての約束事を話し合う講義の時間を設けてみた。
教室に、DVDの再生セットとTVモニタを持ち込み、つい1週間前に自分たちが闘った試合のビデオを用意。
用意した映像は、父兄が撮影してくれた、4-0と大勝した予選リーグでのゲーム。
大勝したゲームをチョイスしたのは、予選リーグでは負けた試合も勝った試合もあったのだが、負けた試合の映像をもとに、(自分たちのプレーが上手くできなかったから負けてしまったのであって、そのこと自体は試合をした本人たちが一番感じているはずなので)傷に塩をすり込むよりも、勝った試合で、「(試合には勝ったけれど)実はいろいろと反省点があるのだ」のほうが、子どもたちにも伝わることが多いかな、という理由から。
対戦相手との力関係で、自分たちが練習してきたことをやろうとしているシーンが多かったゲームだから、ということも大きな理由だが。
ワイワイと、チーム全員でゲームの映像を見ながら盛り上がる。
要所要所では映像を止め、リピート再生し、よかったプレーや問題点について、説明&ディスカッションしていく。
20分ハーフの試合の再生に1時間以上かかってしまった。
最後には、子どもたちだけで話し合い、決勝トーナメントでの約束ごとをホワイトボードにまとめ、キャプテンが発表。
<試合での約束事>
1/パスを出したら走る
2/仲間がボールをもったら走り出す
3/ボールは動いてもらう
4/みんなが連動する
5/必ず声を出す
6/とられたらとりかえす
子どもたちが全員で話し合ってまとめたのが、この6点。
ある意味、あたりまえのことではあるが、改めて全員が認識しなおすことが狙いなのだ。
講義のあとは、5年生チームを相手に、フルコートでのゲーム形式の実践。
ビデオを見ながら、お互いにミスを指摘し合ったり、ここはこうしたほうがいいと話し合ったことを、なんとかやってみようという意識が随所に見られた。
たまたま、遊びに来ていた(ホメ上手の大学生)OBから「おい、6年、夏休みが終わって、急に強くなったんじゃないか?」なんて、感想をもらってうれしそうにボールを追いかけていた。
来週からは決勝トーナメントが始まる。
地域の強豪チームを相手に、ウチのチームの子どもたちはどんな試合ができるのだろうか。
posted by スタッフ スズキ |14:02 |
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2008年09月19日
サッカーの試合で、なかなかうまく相手チームに対処できないとき、ベンチからはどんな指示を出せばいいのだろうか。
試合中に、選手にどう動いてほしいのかを伝えたいときの言い方だ。
「あたり負けるな!」、「走れ!」、「あげろ!」では、あまりにも漠然とし過ぎ。
「○○番を自由にやらせるな!」などは、よくある指示だ。
「もう3メートルあがれ!」
ディフェンスラインをコントロールするための指示としてはわかりやすい。
もちろん、わがチームではこれほど細かい指示を要求するような内容もレベルもないのだが、それでも、個々の役割があまりにも果たされない場合には、ベンチからの指示を必要とする場合がある。
たとえば、相手チームの力が上で、どうしてもおし込まれぎみになってしまい、MF陣がディフェンスラインに吸収され、MFとFWとの間がぽっかりと開きすぎるような状況。なんとか相手からボールを奪っても、前線で孤立するFWが囲まれてボールを奪われるばかりで、すぐにまた攻めこまれてしまう。
ベンチとしては、何点取られてもいいから、なんとか1点取りにいってほしいし、少しでも練習してきたことにチャレンジしてほしいという思いから、効果的な指示を送りたいのだが……。
どうやら、子どもたちは子どもたちなりに、試合で自分たちがうまくいっていないことをわかっているようだ。
個別には何か言い合っているようなのだが、どうも要領を得ない。
ただ、お互いにどこをどう修正すればいいのかのポイントが見抜けないし、試合中ではなかなかきっちりとはコミュニケーションが取れないしで、ズルズルと流されているような感じらしい。
失敗を失敗としてベンチから指摘されれば、「わかってるよ……」とふてくされることになる。
子どもたちは、なかなか上手に仲間の失敗を励ますことができない。
(それほど悪気はないのだろうが)「○○すんなよ!」と、キツめの口調で仲間に声をかける場合が多い。
この場合、声をかけられた側が打たれ強いタイプであればいいのだが、律儀に気にするタイプだったりすると、だんだん動きが悪くなりはじめ、萎縮したプレーが見られるようになる。
コーチのかける声も同様だ。
先日対戦したチームには、ベンチにやたらと怒鳴る方がいた。
「やる気あんのか~!」
「おまえ、交代させるぞ!」
専門用語をふんだんに使って指示しても、たぶん、瞬間的には伝わらない。
だからといって、精神論ばかりでも、うまくいかない。
先日対戦したチームのコーチは論外だが、的確な指示が瞬時に送れるようになるまでには、まだまだ勉強が必要なようだ。
posted by スタッフ スズキ |12:24 |
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2008年09月17日
この3連休は、市の大会や、わがチームが主催するイベントなどがあって、子どもたちとサッカー漬けの3日間を過ごした。
一応どれも、勝てば「優勝」という名誉のかかっているイベントで、それなりの緊張感のなかで、闘った。
ベンチに座っていると、「絶対に負けられない戦い」なんてフレーズではないが、後半の残り時間が半分を過ぎると、リードしている試合の『壊し方』が気になり始める。
わがチームのような地域クラブのレベルでは、(コーチのレベルの低さももちろんだが)試合中のベンチワークで勝つ試合なんて、ほとんどない。
選手層自体がそれほど厚くないこともあり、ジョーカー的な切り札や、専門職のプレーヤーがベンチにいないことが大きな理由だ。それでも、ベンチはベンチで、試合に出ていない子を交代で出場させたり、ポジションを入れ替えたりしながら、それなりに工夫はしてみているつもりなのだが……。
リードしている試合でも、子どもたちはボールを奪えば、そこからひたすら攻めこんでいく。
「大人のサッカー」では当たり前の、あからさまな時間稼ぎをすることもなく、得意の形を繰り返し、ゴール前へとボールを運ぶ。
せっかくボールをポゼッションできているのに……。
「ポゼッション」とは、直訳すると所有とか所持という意味で、サッカーではボールの支配率のことを指す言葉だ。
サッカーの戦術を表す場合には、「自チームが常にボールを支配することで、試合の主導権を握り、相手の攻撃機会を封じる戦い方」とでも言おうか。
ショートパスを中心にボールを回しながら相手を引きつけ、相手フィールドにスペースと時間を作り出し、チーム全体の共通意識のもとで組織的に闘うことを目指す。日本では、スペインやアルゼンチンなどの戦い方が好まれ、今年のユーロを制したスペイン代表の戦い方は、世界中のプレスからも高い評価を得ていた。
わがチームには、スーパープレーヤーはいないが、選手個々の基本技術はそれなりにあるので、比較的ボールポゼッションが高めである。
しかし、ポゼッションサッカーを本気で志向するためには、オフ・ザ・ボールの動きの質が求められる。
ボールを引き出す動き。
相手を引きつける動き。
スペースを作る動き。
……。
まだまだ、わがチームのプレーヤーたちには、判断伴わない部分が多すぎる。
だからといって、「とりかご」的な時間稼ぎを強要してまで勝ちにいくほどには、狡さも強かさも足りない。
その日の試合。
わがチームは運悪く、きれいなカウンターをくらい、結果として勝ち点を失ってしまった。
狙っていたトロフィーは、ひと回り小さなものになってしまった。
彼らの流した悔し涙が、今後の財産になっていけばいいのだけが……。
posted by スタッフ スズキ |18:27 |
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2008年09月11日
よく、子どもから出される質問に、「誰がいちばん?」がある。
たとえば、「日本代表でいちばんフリーキックがうまいのは誰か?」という質問。
「いまだったら、中村俊輔かな。このまえのバーレーン戦のやつ、見たでしょ!?」と、気軽に答えられるのでいいのだが、困る(うえによくされる)のが「誰がいちばんうまい?」とか「誰が一番強い?」とかいう質問。
具体的なひとつの技術に関して、「誰が~?」であれば大人としても答えやすくていいのだが、たいていの場合、子どもの質問は漠然とした物言いになりがちである。
仕方ないので、卑怯な(?)手ではあるが、質問に質問で答える日本人ならではの作戦。
子ども:「いま、日本代表で誰が一番うまい?」
私:「キミは、誰だと思う?」
子ども:「オレは、俊輔だと思う」
私:「どうして?」
子ども:「だって、点取ったもん」
私:「そっか~、点取る選手がうまい選手なんだ~」
子ども:「だってさぁ~、俊輔はフリーキックとかもいつも蹴ってるでしょ。ウチのチームでも、フリーキック蹴るのは、うまいヤツじゃん」
私:「なるほどねぇ~」
子ども「でもさぁ~、俊輔って、ヘディングとかあんまりしないけど、なんでかなぁ~。オレとかヘディングしなくて、いつもコーチに怒られてるのにさ……」
「誰がいちばん~」から話は脱線していって、いつのまにか、闘莉王のヘディングの話になり、そこからまた、どんどんとズレていってしまった。
「バーレーン戦では誰がいちばん走っていたか?」
「誰がいちばんシュートを撃ったか?」
「誰がいちばん声を出していたか?」
「誰がいちばんボールを取られた後一生懸命追いかけていたか?」
止める・蹴るといった単純な基礎スキルはもちろんだが、代表戦のなかで、子どもたちが見てほしい見本となるべきポイントは、それこそ無限にある。
日本代表の選手たちには、もっとたくさんの「いちばん」を見せてもらって、子どもたちが必死にマネするような、強いチームになってほしいものである。
posted by スタッフ スズキ |16:24 |
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2008年09月09日
この週末は、近づいている市の大会に向けて練習試合を組んでもらった。
練習試合なので、もちろんテーマをもって試合に挑むことになる。
わがチームの大きな課題に、日本代表と同じ(?)得点力不足がある。
なので、本日のテーマは、練習してきたサイド攻撃と、ワンツーでの突破にチャレンジし、シュートをたくさん撃つこと。
わがチームには超小学生級のスーパープレーヤーはいないので、全員で協力して頑張ることがすべての基本。
相手からのプレッシャーがきつくなると、ややパスの精度が落ちるのがたまにキズではあるが、個々の技術はそれなりで悪くないから、ボールポゼッションはまずまず。
(気まぐれなFWの気合いが入れば)前からのプレスを大切に、攻守の切り替えと寄せの早さで戦う(というコーチの思惑がある)チーム。
サイドからのクロスを基本に攻めるのが攻撃パターン。
(ただ、サイド攻撃にこだわりすぎて、中央に飛び込む選手の枚数が足りなかったりする場合が多い……)
正確なプレースキッカーと、ボール(人も)を怖がらずに飛び込んでいける選手が多いので、セットプレーはけっこうな武器である。
本来はスピードがあるのに、ゴール前にいくほどスピードダウンするエースFW(泣)。
攻守の切り替えが早く、前からすごくまじめにディフェンスしてくれる1.5列目の選手がいる。
フィードの質は決して高くないが、(なんとかつなごうとしている意識はあるものの)はね返すことが得意なセンターバック。
気合いが空回りする場面も(たまに)見られるGK……。
と、チームのスタイルもまるで日本代表チームのような感じではある。
そんなわけで、決定力不足を補うためには、チャンスを1回でも多く作って、そのなかから、何回か上手く得点につながれば、勝てる感じ。
そんな具合なのに、最近は(エースFWを筆頭に)シュートを撃たないプレーヤーまで増えてきた。
ゴール前でバックパス。
ペナルティエリア内で横パス。
練習試合では、同じポテンシャルのチーム同士が戦ったら、気持ちが消極的になったほうがやられるんだ。何度失敗してもいいから、自分たちの得意なプレーと、練習してきているプレーをチャレンジして続けられるよう頑張ろう!
そんな話をして送り出された選手たちであった。
うまいこと気合いが入ったのか、立ち上がりから動きがよく、得意のセットプレーと、最近練習しているワンツー(できればスリーまで)での突破などが決まり、前半で2点リードすることができた。
ところが後半。
GKの単純なミスから失点。
子どもたちは、2~3点リードしている試合でも、そこで失点すると、とたんにバタバタし始める。
練習試合なので、ベンチからはそれほど細かい指示もせず、自分たちでどう対処できるか試合を見ているコーチ陣。
蹴るだけ、走らない、声も出ないと、あせりが悪循環を生み、流れを戻すようなプレーはなかなかできない。
(ま、代表でもできないのだから仕方ないのか……)
結局、最後までバタバタ感がなくならないまま、試合終了を迎えた。
地域のクラブなので、卒業後は同じ中学に進学する子が多いとはいえ、私立校に進学する子や、越境入学する子もいて、現6年生にとっては、このメンバーで挑む小学生最後の市の大会。
コーチたちの思いとは裏腹に、子どもたちはあいかわらずマイペースでしか成長していかないようだ。
posted by スタッフ スズキ |15:50 |
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2008年09月03日
先日、ひさしぶりに、5年生の試合を観戦した。
ウチのチームの基本的な行動様式は、「学年ごとに」ということになっている。
現在のウチのチームでは、お父さんコーチが面倒をみる仕組みのため、学年ごとに指導する事情が少しずつ異なる。
6年生チームの場合、普段の練習では子どもが13名に対してコーチ1~2名という場合が多い。
5年生チームは、子どもが20~22名に対してコーチが5~6名という感じ。
ウチのチームの5年生は子どもが多く、それと比例してお父さんコーチも多いので、いつも大勢のコーチに見守られながら練習にも試合にも取り組んでいる。
現6年生は、(良くも悪くも)放任主義。
子どもが15名以上いるのにコーチが1人という状況での練習も多かったので、課題も揉め事も、基本的には子どもたち同士で話し合って決めなさいという風潮ができあがっている。
低学年のころは、毎週誰かと誰か(争う組み合わせが日替わりで異なる)がケンカしていて、お互いにいろいろな障害を乗り越えて現在に至っているので、いろいろな意味で、個々の関係はきっちりできあがっている(と思う)。
基礎練習など、子どもにとってつまらない単調な練習の場合にはふざける子も多く、正確な技術が習得できないまま、我流で突き進んでいる子も少なくない。
サッカーをやるのは、(コーチではなく)子どもたちなのだから、自分たちでどうすればいいのか?考えるクセをつけてほしいという狙いも遠からずあるのだが、コーチの絶対数が少ないという理由が大きかったりもする。
一方、現5年生は、(端から見ていると)管理主義。
子ども3~4人に対してコーチが1人つく感じなので、基礎練習などを行う際には、隅々まで、目が届く。
サボればすぐコーチに叱られるし、ボールの蹴り方が悪ければ、個別に声をかけてもらえる。
5年生と6年生を見比べると、蹴り方や止め方などはあきらかに(細部まで目が行き届くため)5年生のほうがキレイだと思う。
(で、5年生の試合)
前半を終えて1点リードしていた5年生チームは、後半開始早々に1点入れられてしまった。
とたんに、ベンチをちらちら見る子が増えた。
「オレたち、どうしたらいいの?」
同点に追いつかれてパニックになった子が、コーチの指示を待っている。
残念ながら、子どもたち同士で声を掛け合うシーンは見られなかった。
現6年生は、コーチの人数が少ない都合もあって、子どもが集中できない基礎練習を少なめにし、1対1~5対5まで、なにかとゲーム形式の練習を多く取り入れてきているため、負けず嫌い集団になっていて、とにかく勝ち負けにこだわるメンバーが多い。
コーチが何も言わなくても、(なかなか結果は出ないが)なんとかして勝とうとする子が何人かいる。
我が強すぎて試合中にもめ出すケースも、勝ちたい気持ちが空回りするケースも多々あるのだが……。
正確な止める蹴るなどのスキル習得と、今なにをすべきなのか考えて行動できること。
この2つを、バランスよく同時に身につけられるような育成方法は、グラスルーツである、地域のサッカークラブでは本当に難しい。
posted by スタッフ スズキ |12:42 |
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2008年09月01日
◆本日の練習メニュー(6年生/3時間)
・全体での体操
・アジリティ
・2人組でのボールコントロール
・向かい合ってのロングキック
・ファーストタッチで向きを変えてのシュート練習
・2対1のシュート
・シュートラインの2対2
・リフティング(遊び)
・11対11フルコートゲーム。特に制限なし
・クールダウン(ストレッチ)
<今月のテーマ>
『判断力の強化、攻守の切り替えを早く!』
<対応策としての練習メニュー>
『シュートラインの2対2』
楽しかった夏休みも終わり、いよいよ、秋の大会に向けての練習が始まった。
ウチのように、ズバ抜けた選手のいないチームは、全員で攻守の切り替えを早くし、寄せを早くしないと戦っていけない。
なので、攻守の切り替え・寄せの両方を早くするメニューに取り組んでみた。
内容は、いたって普通。
まず、縦長のフィールドを用意し、ペナルティエリアよりやや狭い感じ(ウチの場合は約12m)で、シュートラインを引いておく。
2人ずつのチームを組むのだが、スタート時点での選手の配置が異なる。
最初は、ディフェンス側とオフェンス側に分かれ、ディフェンス側の選手Cの、対面Aへのキックでスタート。
Aは、Cからのボールをコントロールし、前方の選手Bと協力して、ゴールを目指すことに。
ディフェンス側の選手Dは、Cのキック後すばやくBに寄せてディフェンス。
Bも、Cのキック後フィールドに入りAとともにオフェンス。
ここからは、通常の2対2が始まるのだが、オフェンス側はお互い、シュートラインを越えなとシュートを打てないルールだ。
さっそく、2対2のスタート。
最初しばらくは、ボールをキックする側の、CのBへの寄せがあまりにも遅く、簡単にシュートを打たれてしまう。
DFラインがズルズルと下がってしまえばすぐにシュートを打たれてしまうという症状を修正する狙いもあってこのメニューに取り組むことにしたため、GKはあえてナシにしてある。
Cは、「ボールを蹴った足が着地した瞬間が寄せへのスタートだ」ということを改めて確認して、練習再開。
多少、Cの寄せが早くなると、2対2の練習のはずが、今度は単純なB対Cの1対1の練習になってしまう。
もちろん、「シュートを打てる」と感じた瞬間にシュートを打つことは、それはそれで非常に大切なことではあるが、時間ばかりかかってしまう1対1をひたすら続けることは、あまり現実的ではない。
打てるタイミングがあれば打つ。
ダメなら下げてやりなおす。
なんだか、日本代表が陥る、うまくいかないときの試合みたいだなぁ、なんて思いながら練習を見ていた。
攻守の切り替えを早く。
判断よく。
サッカーの試合では、当たり前に大切なことがまだまだできていない。
秋の大会も近い。
他のチームと比べても仕方ないとはわかっているのだが、もう夏休みも終わってしまったというのに、このところ伸び悩んでいる気がする。
posted by スタッフ スズキ |17:21 |
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2008年08月27日
地域の選抜チームに、ウチのチームからも2名を送り出している。
地域の11チームから集められたメンバーが、選抜チームという名の下でいくつかの大会に向けて練習し試合をする。
ふだんチームで経験するのとはまた別の、貴重な体験ができる場ということで、勝つことにこだわりつつなるべく多くの子どもが経験でき、またその経験をチームに持ち帰れるように、個々のもつサッカースキルだけでなく性格やチーム事情なども考慮して選出されているようだ。
ウチのチームからは、野生児系FWが1名とガッツ系MFが1名、選抜チームに選ばれた。
気持ちで戦うガッツ系MFは、「選抜チーム」に選ばれたという自信の部分と、ふだんのチームメイトよりもレベルの高いメンバーと一緒に練習や試合をすることで、ワンランクアップして、夏休みを終えた。
で、問題は、野生児系FWのほう。
彼のよさは、まさにその野生児的なプレーぶりにあると私は感じている。
小粒でスピードがあり、前線でのらりくらりしていたかと思うと突然動きだし、ボールを持ったら得意のドリブルで一直線に仕掛けていく。
正直、あまり周りは見ていない。
そのFWくんの動きが、最近すこぶる悪い。
聞いてみると、そのFWくんは、選抜チームでもFWでの起用が多かったらしい。
そして、ふだんまったくやったことのないポストプレーを強いられたということだ。
ウチのFWくんは体が小さいのでレベルの高いストッパーがマークにつくと、なかなか前を向かせてもらえない。
パスを受ける前に、瞬間的な消える動きなどボールを引き出す動きができればいいのだが、そのあたりは、まさにいま練習中でまだ身についているとはいえない。
たぶん、そのあたりを感じた選抜チームのコーチが、「ポストプレーをしなさい」と指導したようなのだ。
個人的には、もちろん、ポストプレーも大切なFWの仕事のひとつだとは思うが、FWはボールをもったら、まずはゴールに向かって仕掛けてほしいと思っている。
田中達也しかり、大久保嘉人しかり。
問題は、ふだんの所属チームと選抜チームとで、コーチがまったく異なるプレーをしなさいと指示していること。
彼は混乱しているらしく、プレーに迷いが出て、なんだか判断のスピードが極端に遅くなってしまっていると感じた。
本人と話をしてみたところ、「選抜チームでは、コーチの言う通りにしないと試合に出られない」と、使い分けに挑戦しているようなのだ。
サッカーのプレー選択では、正解はひとつではないとよくいわれる。
「自分がいちばんいいと思うことをしてごらん」
「いちばんいいことって?」
「サッカーはどうすれば勝つ競技だったっけ?」
「点を取る」
「だったら、FWがどういうプレーをすれば点が取れるか考えてみれば?」
「……」
いままでずっと、楽しいだけでプレーしてきた野生児系FWくんがぶつかったちょっとした試練。
彼も、はやく一皮むけてほしいものだ。
posted by gekisaka |12:24 |
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