2011年02月13日

少年サッカー●日本代表の影響力

 本業のほうが忙しく、なかなかグラウンドで小学生たちと遊んでもらえなかった年始からのスケジュールが一段落したので、久しぶりに4年生の練習試合に帯同した。

まる1ヵ月ぶりに見る子どもたちは、『首振りによる視野の確保』や『ボールのないところでの集中力』など、いままで口を酸っぱくして言い続けてきた、なかなかできなかったスキルが一気に成長したと感じさせる部分もあり、頼もしい限り。

選手自身が、自分で身に染みて感じたことは一気に習得できるものだなと、改めてジュニア年代の吸収力の高さに驚かされた。

そんななか、試合中に面白いシーンを見かけた。

たまたま、相手ディフェンダーの手にボールが当たってしまったのだが、わがチームがペナルティキックを得た。

ゲームキャプテンを命じられている選手がPKを蹴ることになっているので、彼がペナルティスポットにボールを置き、後ろに下がって審判の笛を待っているときのこと。

そう、ほかの3~4人の選手が、ペナルティエリアの5~6メートル後ろで、『よーい、ドン』の構えをとったのだ。

そして、審判の笛とともに、猛ダッシュ。

ペナルティキック自体は、キッカーの蹴ったボールがクロスバーを越え(泣)、PK失敗に終わったのだが、ボールがクロスバーを越えるころには、キーパーの前に3~4人の選手がなだれ込んでいて、もしGKが前にこぼしていれば、間違いなく相手DF選手よりも早く押し込むことができたはずだ。


これは、アジアカップ準決勝の韓国戦で細貝選手が見せた、助走をつけてのこぼれ球からの得点シーンをそのままマネしたアクションである。

たぶん、全国のジュニア世代が、PKのときには同じように助走をつけてこぼれ球を狙っていくことであろう。

改めて、日本代表チームの影響力の大きさに感心するとともに、こういった、オフザボールでの隠れたファインプレーに焦点が当てられ、しかも子どもたちがマネしていくことは、非常に大切なことだと思った次第である。

posted by スタッフ/スズキ |16:27 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年12月23日

少年サッカー●練習観察力

対外試合をすると、相手のウォーミングアップのやり方が気になる。

少年サッカーの場合は、ほとんどが学校の校庭で試合をするので、学校のグラウンド事情もあって、広いウォーミングアップスペースが取れないケースが多いようだ。

そうなると、ボールを使っていろいろなメニューをこなすわけにもいかず、準備体操やストレッチ、アジリティ系のメニューやダッシュなどをこなし、試合に臨むことになる。

大会などが行われている場合は、前の試合のハーフタイムにゴールを使ったシュート練習ができることも多い。
この、ハーフタイムのシュート練習を見ていると、そのチームが強いチームなのか、それほどでもないのかがある程度見抜けたりするから面白い。

三々五々、各自が勝手にボールを蹴っているチーム。

きちんと整列し、コーチがポストに入ってシュート練習をするチーム。

サイドからのクロスに合わせてシュートをうつ練習をするチーム……。

何らかの形でシュート練習をするチームがほとんどだが、その内容には本当にいろいろなパターンがある。


中学生くらいになると選手自身も相手チームのアップが気になるようで、初めて対戦する相手であればその練習態度を見ながら、どの程度の実力なのかを測ってみたりもする。

私自身が若い頃は、通称『ブラジル体操(選手が3~4列に縦に並んで、声を揃えながら、動きながら体操していく)』と呼ばれる準備運動が流行し始めた。

この『ブラジル体操』の、声と動作がきっちり揃っているチームは、基本的には強いチームであった。
私の所属するエリアの現在のジュニアチームで、この『ブラジル体操』を取り入れているチームは意外に少なく、ビシッと揃って動いているチームをたまに見かけると、懐かしいやら、強そうに見えるやらで、コーチの私が先にびびってしまったりもする(苦笑)。

本日は、20チームほどが会場に集まるU-10の草大会に参加した。

例の、試合前のハーフタイム練習で、ゴールを使わずに、激しく5対5のパス回しをしているチームを見かけた。

「あれ?」と思い、ハーフタイム後もしばらく見ていると、試合前だというのに、普通にいろいろな練習メニューをこなしていた。
けっこう強いチームで、草大会に参加するだけでは物足りないのか、試合前も試合後も、みっちり練習しているようだ。

試合にきたのか? 練習に来たのか?
それとも、たかが草大会だから練習の一環という認識なのか?
頭の中にはいくつも『?』が点灯した。

もちろん強化も大切だが、ジュニア世代なのだから試合も大切なのではないか。
対外試合というそれなりの真剣勝負ができる貴重な経験の場を、練習の1メニューとしてしまうようなことは、個人的にはあまり賛成できない。

目新しい練習メニューでも探そうといろいろなチームを観察していたところ、試合を練習にしてしまうという、とんでもないチームを発見してしまった1日であった。

posted by スタッフ スズキ |19:33 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2010年11月28日

少年サッカー●アウエーの戦い

アジア大会では、U-21男子日本代表、女子日本代表がそろって優勝するという快挙を成し遂げた。
どちらも、アウエーともいえる状況のなかで、失点をおさえ、ここぞというポイントでゴールを決めての素晴らしい勝利である。

まったく次元が異なるが、わがクラブも12月半ばに、県境を挟んで両県から12チームずつが出場する中規模の大会に参加する。

普段あまり戦ったことのない県外のチーム。
どんなサッカーをするのか? どんな選手がいるのか?
コーチ側としても、初めて対戦するチームとの試合に臨む楽しみは、また格別である。

そういえば過去に、3年生を連れて、県外へと泊まりがけの遠征に出向いたときのこと。

『サッカーどころ』といわれる県への遠征で、このときは60ほどのチームが集まり2日間かけて戦う大会だった。
たまたま、うまい具合に勝ち進んで、2日目には1位パートの決勝トーナメントへと進み、ベスト4進出を賭けた試合でのこと。

それまであまり対戦したことのない、球際に厳しいチームとの対戦。

相手チームに体格の大きな選手が多く、激しく当たられたり、ちょっと足を蹴られたりするシーンが続出。
もやしっ子ぞろいのわがチームは、慣れない激しさにやや気勢を削がれ、押されぎみの状況。

どうにか0-0のままハーフタイムになってベンチに戻ってくると、我々コーチに向かって、
「さっきさぁ、相手チームの10番に『あとで覚えてろよ!』って言われた……」と報告。

(苦笑いしながら)「それで、きみはなんて答えたの?」と聞いてみると、

「なにも言わなかった……」

すると、ふだん大人しい別の選手が
「そんなの、言い返せばいいんじゃん! お前こそ、覚えてろよ!って」

「おれも、相手に当たった時に、悪口言われた!」
「じゃあ、後半は、言い返そうぜ!」

子どもたちの間で、このチームには負けたくないという意識が高まったようだった。
なんだか、その試合のハーフタイムは、戦い方のアドバイスをするというよりも、悪口や汚いプレーに負けるな!という『気持ちの約束』に終始した。


後半になると試合は激しさを増し、わがチームのエースが削られて、負傷退場。

それでも、最後まで踏ん張ったが、どちらも得点を奪えずに、PK戦へ。

残念ながらPK戦で負けてしまい、選手全員が悔し涙にくれる残念な試合となった。

しかし、その試合を境にわがチームはたくましさを増し、地元の大会でかなり良い成績を残せるようになったことも事実。

球際での厳しさや、負けたくない気持ちなど、多くのものを学べた県外遠征であった……。


そんなことを思いながら、現在担当している4年生を見渡す。

たしかに今年の4年生も、そこそこテクニックはあるものの、戦う気持ちが前面に出てこないし、先に失点するとズルズルとそのまま負けてしまうパターンが多い。

再来週から始まる貴重な対外試合を経験して、彼らが一皮むけることを祈りつつ、本日の練習を終えた。

posted by スタッフ/スズキ |17:58 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年11月10日

少年サッカー●コーチを目指す!

夏休みやヒマな週末にはよくクラブに遊びに来て、子どもたちと一緒にボールを蹴っている、大学生の卒業生から突然メールが届いた。

「コーチ(私)の指導に影響を受けて、自分自身もコーチになりたくなった。サッカーコーチの道を目指すため、大学を中退して専門学校へと進むことにした……」という内容。

そのOB君が、サッカーに携わることを進路に選んだことは、すごく嬉しい。
しかし、私自身、子を持つ親として、せっかく入学した大学を中退して、サッカーコーチになるため専門学校に進むというのは、なんともいえない部分があることも事実だ。

地域のクラブだから、私たちコーチ陣は全員がボランティアでコーチをしている。
サッカー経験の有無に関わらず、ほとんどのコーチが自分の子どもが入部したことをきっかけにコーチを始め、コーチの楽しさや、子どもたちから元気をもらえるサッカーという競技の魅力にハマり、そのままクラブに残っているというパターンだ。

私自身も、このパターンでボランティアコーチを務めている身である。

子どもたちと一緒にサッカーを楽しむ責任もあるので、いろいろな指導書や日本サッカー協会の講習などで学び、それなりにアレンジして、一生懸命サッカー指導に取り組んでいるという自負はある。

そのOB君がクラブに遊びに来たときは、身近な『よい見本』として、細かいテクニックを見せてもらったり、一緒にゲームに参加してもらったりはしていたが、これまで指導に関して深い話をしたことはなかった。
わがクラブ指導陣の何を見て、指導者を目指すことにしたのか、本当のところはわからない。

単純に、子どもたちと一緒に、純粋に楽しそうにサッカーボールを追いかけていることが、素敵に映ったのかもしれない……。

前出のメールが届いたときは、正直、嬉しさ半分の複雑な心境だった。
が、そこからいろいろとメールのやりとりをしてみて、彼のまっすぐな気持ちにこちらが心を打たれた。

彼自身、よく考えて決めたことだという。
すでに親にも承認をとり、来春からは親元を離れてひとり暮らしを始め、コーチになるための勉強をするらしい。

ある意味で、プロサッカー選手を輩出するよりも嬉しいかもしれない。

OB君よ、自分で決めた道を突き進むことはすばらしい。
しかも、サッカーコーチを目指して。

まだまだ、道は険しいかもしれないが、がんばれ!

posted by スタッフ/スズキ |12:34 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年10月23日

少年サッカー●成長痛

現在、所属するサッカークラブで私が担当しているのは、小学4年生。

本日の練習が始まる前に、チームのエース級選手がお母さんと一緒に、グラウンドに現れた。
お母さん曰く「最近、ヒザが痛いってよく言っているので、あまり無理はさせたくない」とのこと。

最近の練習で、じん帯でも痛めたのかと話を聞いてみると、いわゆる『成長痛』というやつ。
医者にも診てもらっていて、「痛みがひどくなければ運動はしてもいい」と言われているということだった。

熱中症、打撲、捻挫、脱水症状、骨折……。

少年サッカーの場合、心の傷のケアも大切だが、体の傷のケアも最低限の知識を仕入れておく必要がある。

正直、医学的なことはそれほど詳しくないのだが、成長痛(オスグッド)のことは、多少勉強した。10代前半の成長期に、激しい運動により骨と筋肉とのバランスが崩れ、ヒザ周りやかかとなどに痛みを生じる障害のことだ。

たしかに、お母さんと相談にきた選手は4年生のなかでは体も大きく、骨の成長がまさに今なされているという感じ。

ただ本人は、サッカーが大好きなので練習を休みたくないと、涙目で訴えてくる。


最近、腰が痛いとか四十肩だとか体のあちこちにガタがきていて、体の機能も細胞も、『衰えの加速度』を実感しているオヤジ世代としてはうらやましい限りだが、成長期には成長期なりの悩みがあるものだ。

その選手とは、痛みがあったら必ず報告し練習を休むことと、練習前と練習後にストレッチなどのケアをきちんとやることを約束した。

子どもにとって、体に痛みがあることももちろんストレスになるが、サッカーができないこともまた、大きなストレスになる。
安静にしていれば、3~6ヵ月くらいでよくなるケースが多いといわれる成長痛だか、その期間がものすごく長く感じることも事実であろう。

今回、成長痛に関して相談しにきた選手に、「自分はサッカーをやっているんだから、自分の体を大切にするんだ」という気持ちが芽生え、ウォーミングアップやクールダウンでストレッチをしたり、アイシングをしたりするようになれば、しめたもの。

練習を始める前の準備、家でのケアなど、生活すべてが『サッカーをやること』とつながっていることを、少しでも理解してくれれば、それだけでも、彼にとっては成長痛になった価値があったといえるかもしれない。

posted by スタッフ・スズキ |13:38 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年10月11日

少年サッカー●シュート力/決定力

日本サッカー界で、決定力不足が嘆かれて久しいが、実際のところ、決定力というものは、どうやったら強化できるのだろうか。

私が少年サッカーの指導に携わるようになってすでに10年以上。
正直、ズバ抜けたストライカーは輩出できていない。

たしかに普段の練習では、1日の総練習時間におけるシュート練習の割合というのは、決して高くない。

わがクラブの場合は、小学校の校庭で、幼稚園の年長から小学6年生までが入り乱れて練習しているような練習状況だ。ゴールを交替で使うような状況では、思う存分シュート練習に取り組むような贅沢はなかなか望めないというのが、シュート練習の時間が増えないいちばん大きな理由だ。


子どもたちは練習の空き時間になると、ゴールを前にサッカーボールを持って集まって、何も言わなくてもシュートを打ち始める。
というか、まるで条件反射のように、ゴールがあれば勝手にシュート練習(というよりもシュート遊び)を始める。

遊びのなかで、普段の生活のなかで、ボールを蹴れるスペースがたくさんあれば、それだけで、子どもたちの上達スピードが変わるような気がする。

しかし、学校側のさまざまな理由もあり、校庭に常時サッカーのゴールが設置されているところも減ってきているようだ。
私が子どもの頃、私の出身地ではどこの学校にも設置されていたキック板も、ウチの周囲の小中学校ではあまり見なくなった。

住宅街でもどこでも、自由にボールをぶつけていい壁が減ってきたのか?
壁打ちを黙認しているブロック塀なんて、そうそうあるものでもない。
野球でもサッカーでもテニスでも、壁打ちができる場所は少ないだろう。

キックの精度を高めるため、ひたすら壁打ちを繰り返せるような場所があれば、中村俊輔のように、フリーキックの精度が自慢の選手が生まれるかもしれない……。

そう簡単に、釜本選手が生まれるとは思わないが、1度輩出された実績があるのだから、いつかまた、日本にすごいストライカーが生み出される時があるはずだ。


ザックジャパンは今回、本職のFWも、得点力のあるMFも合わせて8人をFW登録選手として招集した。

先のアルゼンチン戦では、得点は1点。

たしかに、シュートを打つ選手は、今までよりも増えた。
しかし、その精度は……?

サッカーの指導に携わる者として、少しでも効果的な練習メソッドを考えなくてはならないが、『ストライカー育成』とか、『得点力アップ』という課題となると、正直、どこに正解があるのか、いまだ掴めないでいる。

posted by スタッフ/スズキ |19:52 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年09月22日

少年サッカー●8人制サッカー

週末は、近所の仲良しチームをホームへと招いての練習試合。

わがチームが所属するエリアでは、私の担当する学年は本年度の大きな大会も終わったので、きたるべき本格的な8人制への移行に合わせて、選手もコーチも慣れておこうというのが大きな狙い。


普段から慣れ親しんでいる11人制と比べると、8人制の場合は1人1人の受け持つエリアも広く、特に中盤の選手の負担が大きくなるので、ズバ抜けた選手のいないわがチームはどうしても『ごまかし』が効きにくくなる。

大会など公式戦となると、ちょっと苦戦しそうな雰囲気だ。

もう一つの問題は、試合に参加できる選手の数。
11人制から8人制へと移行することで、幸いにも子どもの数が多いわがチームでは、1試合に参加できる選手数が減ってしまう。

大会の運営のことを考えると、1クラブからの複数チームのエントリーは難しそうなので、単純に公式戦を経験できる選手の数が減ってしまいそうで、ちょっと残念。

8人制の場合は、1-3-3-1か、1-3-2-2あたりが、基本的なフォーメーション。
普段の練習でも8人制の紅白戦はよくやっているので、選手たちはそれほど違和感なく取り組んでいる。

8人制への移行で最も大きな問題は、我々コーチ陣にある。
1人で担当する審判のほうだ。

普段の練習では、コーチ人数の都合もあり、よく1人審判制で試合を見ているものの、対外試合でのジャッジとなると、なかなか難しい。

特に、微妙なオフサイドの判定や、ボールがラインを割ったか割らないかの判断は、実際のところ完全に判断できるとは思えない。
特に、ジュニアサッカーとはいえ高学年になるとディフェンスラインとFWとの間で駆け引きが始まるオフサイドのジャッジは、『明らかにオフサイド』なもの以外は、アバウトな判断が増えてしまいそうだ。

確かに、サッカー経験の少ない『お父さん審判』による誤審も、試合をする選手たちにとってはかわいそうだったが、1人審判制による見落としや誤審の増加もまた、選手たちにとってイイことだとは思えない。
対戦チームのベンチや、応援団からのヤジも増えそうだ。
普段、「笛が鳴るまでプレーしろ!」と言い続けている側としては、「正直に判断しなさい……」とは、なかなか切り替えづらい部分もある。


私個人としては、8人制の考え方自体には賛成だが、試合の運営方法はもう少し違うやり方があってもイイのではないかと思う。

大会運営に関しては、エリアごと/大会ごとの、ローカルルールが適用されることが増えそうなので、実際にプレーする選手たちにとって『何がベストなのか?』を考えながら、取り組んでいきたいと思う。

posted by スタッフ スズキ |00:12 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年09月08日

少年サッカー●日本代表戦、映像の見方

昨晩仕事を終えて帰宅したら、中2の息子が録画した代表戦を観ていた。

「おー、どっちが勝ったか、知ってるの?」と問うてみると
「知らないから、今見てる」と、反抗期ならではの、必要最低限の返事。

どうやら学習塾の都合で、リアルタイムではテレビ観戦できなかったようだ。


じっと観ていると、なんだか展開がヤケに早く、音声もヘンに高い。

「ん!? なんか、テレビがヘンじゃないか?」
「明日も学校だし時間がもったいないから、倍速再生で見てる。音声とか、すぐに慣れるよ。シュートが早くて、ゲームみたいで面白いし……」

私自身も仕事の都合で代表戦を観ていなかったので、現在チャンネル権を持っているのは息子だからと、違和感を感じながらも隣に座って一緒に観戦。

たしかに、10分ほど観ていると、映像と音声のスピードには少しずつ慣れてくる。

ただ、もともとバタバタしがちな中盤でのボール奪取争いは、倍速映像で観ると一段と激しく、ボールは落ち着かない。
香川のドリブルはそれこそキレキレで、ドイツにたった2ヵ月いただけでこんなにキレが増すのか?というほど。

しかし、である。

もともとヒキの映像が少ない国内放送の放映では、ただでさえオフ・ザ・ボールの動きや、逆サイドの動きがわかりにくいのに、早回しのおかげで、私自身の判断のスピードがついていかないため、試合の中で次の展開はまず読めない。

倍速再生での観戦はミスばかりが目立つ、つまらない試合になる。

結果だけが知りたいならインターネットで確認すればいいし、シュートシーンを見たいなら、TVでスポーツニュースかYOUTUBEで映像を探せばいい。

では、サッカーの中継で何が観たいのか?

私の場合は、試合の流れや展開。
そして、オフ・ザ・ボールの動きや崩しの駆け引きなど。

そういった、ボールの行方を観ながら周りの選手の動きを追う、2つ以上の情報を目で追いかける作業が、倍速再生ではすこぶる難しい。
ボールの行方、展開を予測するトレーニングとして、この倍速再生が使えるかもしれない……?

ほぼ半分の時間で試合観戦を終え、
「日本代表が勝って、よかったね。やっぱり中村憲剛が入ってからがイイ感じだったね」と、あくびをしながら自室に向かうわが息子。

世代の違いというか、価値観の差というか。

TV観戦の仕方も変わったものである。

『連動』という観点では、やや不満が残る今回のグアテマラ戦。
一発を狙う選手ばかりの試合は、倍速観戦でちょうどよかった!? とか思いながらも、息子が就寝した後に、通常再生でもう一度、前半だけ見直した私であった。

posted by スタッフ スズキ |15:40 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(1) | トラックバック(2)
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2010年08月30日

少年サッカー●センターハーフの憂鬱

バルサのセンターハーフといえば、シャビ。

バルサのサッカーでは、かつてチームを作ったクライフ監督の名言「4番はセンターサークルから出ないでプレーしろ!」がある通り、チームの中央に構え、ボールを失うことなく、リズムよく的確に配球することでゲームを組み立てる。


少年サッカーの場合、チーム戦術というかメンバー配置でいうと、大きく2つのパターンに分けることができる。

一つは、中盤重視型。
MFに、身体能力の高い選手もボールコントロールの上手い選手も配置して、ボール保持率を高めるやり方。

もう一つは、センター前後強化型。
トップとセンターバック、特にFWに身体能力の高い選手を置き、そこにボールを集めることで試合を決めてしまうやり方。

少年サッカーというか、年代別サッカーの場合はどうしても、その年に集まった選手のなかで『やりくり』をするしか方法がなく、大会などである程度よい結果を求めるのであれば、現実的な方法をとるチームが多くなることは理解できる。
ボカンと大きなキックを、速さと強さを兼ね備えたFWくんが競り勝ち、ゴールを決めてしまう。
8人で守って、2人で攻める……といったイメージか。


ちなみに、わがチーム(U-10)の場合は、コーチたちの志向もあり、『中盤重視』を基本に、なんとか全員でがんばってボールをつないでゴール前まで運んでいくことを目指している。

そんなわがチームでセンターハーフを勤めるのは、Sくん。

チームで一番リフティングが上手くて、チームで一番負けん気が強く、そしてチームで一番小さい選手だ。

『チームで一番』がたくさんつくのだがらよい選手なのだが、本当に体が小さくて、2学年下の選手だといっても通るくらい。
しかも残念なことに、スピードも速くない。

体も小さくてスピードもそれほどないSくん。
4年生になって、少し壁にぶつかっている。

いままでは、得意のボールコントロールとドリブル、そしてガッツでどうにかプレーできていたことが、体格差や相手チームの試合の進め方によって、自由にできなくなってきているのだ。

中盤重視型のチームと対戦するときは、相手チームのエース選手がSくんの対応しなくてはならない相手になるし、センター前後強化型チームの場合には、ボールは頭の上を通り過ぎていくばかりの試合になる。

ジュニアサッカーも4年生くらいになると、パスやドリブルの選択をきちんとできる選手も増え、それぞれの選手が自分の頭の中でいろいろなことを判断しながら試合を運んでいく。

選手個々が自分で判断しているということは、たとえば「この選手にボールを預ければどうにかしてくれる」も「この選手にボールを預けたら相手に取られてしまう」も、個々が判断していることになる。

試合の中で、そんな選手対選手の相性を判断され、いままでSくんに集まっていたボールがなかなか集まらない。

ボールが集まらないから、自分で取りに行く。

チーム全体の『真ん中』にいるべきセンターハーフが、ボールを追いかけて自分の担当スペースを離れていってしまうから、そこから攻められる……。

そんな悪循環が続く現在のわがチーム。


単純に結果を求めるだけのチームであれば選手配置を見直して、大きくて強い選手をセンターに配置する方法もありだろう。
しかし、それほど選手層が厚くないうえに、Sくんにこの壁を乗り越えてもらい、チーム全体をワンランクアップさせるのが、秋から冬にかけてのわがチームの課題だ。


夏休みも終わり、真っ黒に日焼けした選手たちがグラウンドに集まっている。

・失敗を恐れずにチャレンジする。
・仲間のミスを他の仲間がカバーし合う。

とりあえず、この2点を選手たちに伝えたのだが、4年生~5年生という、まさに『ギャングエイジ』へと突入した私の担当学年。
小学校卒業までに、『いいチーム』になっているためには、これからコーチ陣がどんなサポートができるのか、改めて考えていかなくてはならない。

posted by スタッフ スズキ |14:27 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年08月21日

少年サッカー●敗者の負けっぷり

甲子園がついに決勝戦を迎え、連覇を狙う興南と、古豪東海大相模との対決となった。

本命と呼ばれるチームがきっちりと勝ち進んでくることも、すごいことだと思う。
春夏連覇か、40年ぶりの優勝か。
甲子園に足を運んだファンだけでなく、TV桟敷で盛り上がるファンも多いことだろう。


甲子園で敗れたチームがベンチ前で『甲子園の砂』を集めるシーンは、それはそれでいいものだ。

ワールドカップにしても、甲子園にしても、インターハイにしても、最後の最後まで勝ち進むことのできる幸せなチームはただ1つ。
残りはすべて、負けて終わっている。

スポーツ大会の歴史は、敗者の歴史だ。

惜敗。
運が足りなかった。
惨敗。
ボロ負け。
……。

そして我々は、その負け方にこだわる。
できることなら勝ちたいが、負けるにしても、どう美しく敗れるか?

負けっぷりにもいろいろあるし、試合をした当時者である選手自身と、観戦していた指導者、応援していたサポーターでは、それぞれ感じ方も異なる。

今回の南アフリカW杯では、ベスト16に進出し、パラグアイに敗れた日本代表の負けっぷりが国民全体から評価されることになった。

私が指導しているチームの子どもたちは、夏休みの期間を利用して、遠征や練習試合など、思ったよりも多くの試合が経験できた。
緊張感のある試合を経験すると、子どもたちは一試合ごとに、驚くほど成長する。

少年サッカーの場合は、「次につながる負け」にしたいものだ。

posted by スタッフ スズキ |14:19 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(0) | トラックバック(0)
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