2008年05月25日

少年サッカー●ミスは目立つ。とくにPKの失敗は…

全日本少年サッカー大会は、1回戦からずっと、一発勝負のトーナメントで進んでいく。

この、全小大会で、とある会場で見かけたシーンである。

小学生ではかなりレベルの高い、なかなか拮抗したよい試合を展開していた。
特に、スイーパーくんはひとりカバーリングに走り回り、チームメイトを鼓舞し、相手コーナーキックをGKの後ろでスーパークリアするなど、文字通りチームの要として戦っていた。

残念なことに、このスイーパーくんのいたチームは得点力にとぼしいらしく、失点もなかったが得点もなく、試合は両チームがノースコアでタイムアップし、ついにPK戦へともつれ込んだ。

ウチのチームとは関係のないチーム同士の戦いだったので、非常に楽しめた試合であった。

自分の子がキッカーに指名されているようで、ベンチ後方での応援にも、かなり熱がこもっている母親がいた。周りでは、同じチームのお母さんたちが何人か一緒に応援している。

PK戦は、ベンチ・応援団含め大いに盛り上がり、一喜一憂の場面が繰り広げられ、例のお母さんの子どもはどうやらPKを失敗してしまったようだが、どうにかチーム自体は勝ちを拾ったようで、周囲のお母さん同士「ホント、ウチの子はもう……」とか言いながらも、一緒に勝利を喜んでいた。


たまたま、そのチームの控え場所が、ウチのチームの控え場所の隣だった。

私は、ウチのチームの子どもたちと一緒にお弁当を食べていたのだが、隣で母子がPK戦のことについて話をしているのが、どうしても聞こえてしまう。

そのお母さんは、例のスイーパーくんの母親であった。

母「あんた、PKが枠に行かないってどういうこと?」

子「オレさ、右の上を狙ったんだよ」

母「ゴールの枠に行かないと、なんにもならないじゃない!」

子「キーパーの背が低かったから上を狙ったんだよ」

母「次は絶対枠に飛ばしてよね!」

子「仕方ないじゃん、緊張したんだから……」



少年サッカーを見ていると、特によく出くわすシーンである。

試合での失敗を非難する(母親に多いような気もするが、父親にも多いかもしれない)親、という図式だ。

空振り、トラップミス、パスミス、マークの乱れ……。基本的に、ミスは目立つ。
ゴール前でシュートをミスキックしてゴール上に大きくハズすなんて、特にわかりやすい。

この場合、ベンチ後方(サポ席?)から「なにやってんの!」と叱る声が飛ぶ。

親の多くはサッカーのことがよくわからないので、結果にのみ反応する。しかも、そのほとんどが失敗の場面。
たとえば「またミスパスした」。
曰く「シュートを外すなんて練習不足ね!」。
もしくは「なんで空振りするの!」。
ほかにも「また負けたの!」……。
とにかく、ミスを責める声が圧倒的に多いのだ。
良くできたことを褒めるのは、「勝ってよかったね」と、「シュートを決めてえらかった」くらい。

シュートを外してしまったけれど、シュートを打つ前に実はマークを振り切るために『消える動き』をしたことに気づいてくれる父親は少ない。
ボールは来なかったけど、後方から、空いたスペースに全力で走り込んだムダ走り(マークを引きつけるのでスペースができたりする)をほめてくれる母親も、まずいない。


子「コーチ、またPK蹴らしてくれるかなぁ!?」
母「次の試合、もしPK失敗したら、晩ご飯のおかずナシ、ね」


母親がいなくなってからその子に
「いやぁ、あのPK、キックは強かったな。大人用のゴールだったら間違いなく入ってたぜ! いい狙いだった」
そう言って、(ラモス瑠偉風に)親指を立てておいた。

posted by スタッフ スズキ |16:48 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(2) | トラックバック(0)
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少年サッカー●ミスは目立つ。とくにPKの失敗は…

思わずニヤリと笑ってしまう内容でした。

やっぱり野球のように結果のみしか評価できない親が多いのには苦笑してしまいます。

息子の所属するチームも地区大会を優勝し、県予選への出場権を得ましたが、その予選大会ではエース的な選手や得点を決めた選手よりも、右SBで小さい体ながら体を張って守備をし、勇気を持ってボールに詰めていて、相手の左サイドの突破を完全にストップするどころか、開いたスペースに果敢に駆け上がってた子供の姿がとても印象に残りました。(4年生ながら出場させてもらった息子も個人的なMVPですが・・)
 祝勝会でその子の保護者に「今日はすごかったね」と声をかけたら、「何をほめてもらったのか分からない」と言われ、複雑な心境になりました。
 たしかに最後のパス、最後のシュートがミスもあったりしてゴールにはつながらなかったものの、彼を含めたDFは献身的にファイトして相手の攻撃をほとんど許しませんでしたし、彼の右サイドは崩されることはほぼ無く、むしろ相手の左サイドをかなり苦しめていました。

わたしもジェイ見たいに満面の笑みを浮かべて声をかけてあげています。

posted by 蹴球 | 2008-05-25 22:19

少年サッカー●ミスは目立つ。とくにPKの失敗は…

いやいや 耳が痛い。。。
私も類にもれず その中の母親の1人かもしれません。
どうしても結果だけ見てしまうので 子供にしたら
腑に落ちないかもしれませんね。
でも 先日行われた全日の予選は雨が降って
グランドコンディションが悪い中 強豪相手に頑張ってくれていました。
結果は負けてしまいましたが、
シュートを外しても空振りしても 誰も責めず
みんな(父兄の方たち)試合後大きな拍手で迎えてました。
こんな風に 大きな気持ちで子供に接してあげれば
子供達も安心してサッカーできるんだと思います。

posted by ちゃー | 2008-06-03 11:39

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