2010年03月11日
[ACL]広島は悪夢のロスタイム失点で王者・浦項に敗れる
[3.10 ACL第2節 浦項2-1広島 浦項]
ACLは10日、グループリーグH組の第2節が行われ、サンフレッチェ広島はアウェーで、昨季アジア王者でクラブW杯3位の浦項スティーラーズ(韓国)と対戦した。広島は圧倒的に攻め込まれ後半9分に先制されたが、後半44分にDF槙野智章がPA内で倒されて得たPKをDFストヤノフが決めて同点に。しかし、ロスタイムにセットプレーから決められ1-2で敗れた。広島はACL2連敗と苦しい状況に追い込まれた。
敵地で王者が相手とはいえ、初戦の山東魯能(中国)戦に負けている広島は、勝ち点3がほしいところ。せめて引き分けにはしたかった。システムはいつもの3-6-1でGKは西川周作、3バックは右から森脇良太、ストヤノフ、槙野智章。中盤はボランチが森崎和幸と中島浩司、右MFに山岸智、左MFに服部公太、2列目に森崎浩司、高萩洋次郎が入った。1トップは日本代表FW佐藤寿人が務めた。
浦項は09年ACL・MVPのFWノ・ビョンジュン、韓国代表でキックの精度が高いMFキム・ジェソンのほか、外国人FWのモッタ、バチスタら役者がそろっていた。なおかつ、監督はあの鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督の弟、ワルデマール・オリヴェイラ。広島は序盤から押されっぱなしだった。
開始2分、いきなりピンチを迎えた。PA中央からPA内右にスルーパス。これをキム・ジェソンがグラウンダーで折り返し、ファーサイドに走り込んだキム・テソがシュート。幸い角度がなかったため、枠に決まらなかったが、のっけからひやりとさせられた。
その後も、浦項が中盤を支配。フィジカルを生かしてセカンドボールも拾った。広島は佐藤寿人以外、全員が自陣に引いて守備。体を張ってしのぎ続けたが、攻撃が構築できない。ストヤノフや森崎和からうまくサイドにつながる場面もあったが、前線で佐藤が孤立。苦しい状態が続いた。それでも前半は何とか守り切り、0-0で折り返した。
後半も広島が押し込まれる場面が続いた。それでも最終ラインが奮闘して何とかはじき返していたが、同10分、セットプレーで失点した。左サイドのFKから、ゲームキャプテンのDFファン・ジェウォンにバックヘッドで先制ゴールを決められてしまった。
後半17分、広島は森崎浩に代えて FW李忠成を投入。その後、少しずつリズムを取り戻す。守ってからのカウンターを徹底し、活路を見出した。後半35分、ゴール前のつなぎから李忠成がゴールエリア左へ技ありの浮球パス。これを佐藤がシュートしたが、GK正面に蹴ってしまった。さらに同39分には左サイドを崩し、最後は李忠成が右足でシュート。利き足とは逆の影響か威力がなく、こちらもGKにセーブされた。
それでも、後半44分、再三の攻撃参加を見せていた槙野が PA左をドリブルで突破。たまらず相手守備陣がファウルで倒し、PKをゲット。これをストヤノフが落ち着いて決めて1-1の同点に追いついた。
ロスタイムは4分。広島は敵地で貴重な勝ち点1を奪うために何とか守り切りたかったが、悪夢が待っていた。ロスタイム突入から2分、ゴール中央、遠いエリアでのFKをゴール前に放り込まれ、これを広島DF陣が競り負ける。 GK西川周作も飛び出していたため、こぼれ球を途中出場のFWアウミールに無人のゴールに押し込まれた。そのまま試合は1-2で終了。悔やまれる敗戦となった。
(ニュース担当 近藤安弘)
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