2010年01月02日

09年を審判で振り返る(4)ピクシーの"スーパーゴール"

 09年Jリーグの“ベストゴール”とも言えるストイコビッチ監督のひと蹴りは、10月17日の横浜F・マリノス対名古屋グランパスの試合で炸裂した。

 後半40分、ボールがアウトオブプレーになった場面で横浜FMのGK榎本哲也がボールをタッチラインへ蹴り出すと、ベンチに座っていたストイコビッチ監督が立ち上がり、飛んできたボールをダイレクトで蹴り返した。

 なんと、この“シュート”は山なりの放物線を描いて、そのままゴールマウスへ。革靴で、ダイレクトで、約50mの距離から決めたピクシーの“スーパーゴール”にスタンドはどよめいた。

 廣瀬格主審はこの“シュート”を見ていなかったが、第4の審判員が気づき、廣瀬主審に伝えた。そして、試合中から判定に異議を示していたストイコビッチ監督に対し、繰り返しの異議と判断した廣瀬主審は退席処分を命じた。

 日本サッカー協会審判委員会委員長の松崎康弘氏は著書『サッカーを100倍楽しむための審判入門』で、「廣瀬主審に拍手を送るくらいの技量があってもよかったのではないか」(本書第1章より抜粋)と、主審の対応に疑問を投げかけている。

 口頭で注意し、落ち着かせるように促せば、ストイコビッチ監督も納得してベンチに下がったのではないか。監督の執拗な異議に対し退席を命じるのは正しい判断だが、「決められたルールに基づいてしか対応できないのは、日本の審判の特徴でもある」(本書第1章より抜粋)と指摘。松崎氏は、レフェリングの技術だけでなく、コミュニケーション能力を含めたマンマネージメント面でも審判員のさらなるレベルアップ、育成に力を注いでいく考えを明かしている。

posted by gekisaka |02:22 | ゲキサカ(3キャリア携帯電話用)から公開 | コメント(3) | トラックバック(0)
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09年を審判で振り返る(4)ピクシーの"スーパーゴール"

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こんにちは

私の個人的意見ですが
ストイコビッチ監督のゴールはすばらしくて笑いましたが、
主審の威厳を保つためには正しい判定だったと思います。
だから珍プレーになり得たし、皆があんな事ばっかりだったらと思うと・・・

posted by hope_8841 | 2010-01-02 16:13

09年を審判で振り返る(4)ピクシーの"スーパーゴール"

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同感です。
試合後のインタビューのピクシーのコメントが物語ってました。「誰も傷つけるつもりはなかった。ごめんなさい。でも素晴らしいゴールだったでしょ」って茶目っ気あるコメント。
日本人はジョークが通じないなぁって感じで。
その後の退席処分に伴う次戦のベンチ入り禁止に関しても協会は「頭固いな」って思いました。
Jリーグアウォードで特別賞とかで表彰してくれるような心意気が欲しいものですね。
選手や監督が緊張状態、興奮状態にあるからこそ審判が冷静に笑顔で潤滑油になれればいいのですが一部の審判はすぐにキレて高圧的な態度で権限を乱用しカードも乱用しています。
安定したファウル基準によるレフェリングやカードに頼りきるのではなくコミュニケーションによるコントロールなど、いろんな意味でのゲームマネージメント力の向上を期待します。

posted by 第5審判員 | 2010-01-02 20:46

09年を審判で振り返る(4)ピクシーの"スーパーゴール"

コメント投稿者ID :

難しい対応でしたがたしかに著者のいわれているようなことをしてもよかったかもしれないですね。
画期的なことかもしれません。
でも、それはそれでまた「騒動」にもなっていたのかも。

一方でピクシーは退場あってのピクシーなんて気もしています(笑)

posted by しんしん | 2010-01-02 21:09

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