2008年07月08日
少年サッカー●数的不利な状況
先週は、カップ戦に招待された。
2dayにまたがって行われた、負けたら終わりのトーナメント戦。
1日に3試合を行うこともあり、そのぶん1試合の試合時間を短めに設定しての開催であった。
試合時間が短いので、実力差が少ない対戦では結果としてPK戦が多くなり、子どもたちにはかわいそうな状況も見られたが……。
ウチのチームには、決定的なストライカーがいない。
コーチとしては、それこそ欧州選手権で優勝したスペインを(勝手に)イメージしているのだが、みんなでパスをつないでたくさんチャンスを作り、そのなかで何本か決めようというのがおおまかな戦術。
しかし、(まるでW杯予選を戦う日本チームのように)ボールは支配しパスは回るものの、とにかく点が入らない。せめてもの救いは、某日本代表よりもシュート数が多い(入らないのでほめられたものではないが……)ことくらい。
それでも、混戦から押し込んだり相手のミスに助けられたりしながら、どうにか準決勝まで勝ち進んでくれた。
で、準決勝の後半開始早々のこと。
ウチのGKと相手FWが交錯し、GKが負傷退場。
当日は、塾やらなんやらと子どもたちの都合がつかず、全12名での遠征。しかも前の試合で、1人気分が悪くなっていたこともあって、もうベンチに交代要員はいない。
そこからは急遽、4年生まではGKも兼任していた子を急造GKにし、10人で戦うことに。
残り時間はまだたっぷりある。
試合は2-2の同点。
試合が再開された直後に、GKが突然叫んだ。
「○○のぶんまでがんばろうぜ!」
そこから急に、わがチームの動きがよくなる。
みんなが励まし合って、ボールを回す。
ミスパスを誰も責めない。
ヘディング嫌いの子が、バンバンとヘディングするようになった。
いままで、黙々とプレーするタイプだった子までが、何かを叫んでいる。
危なっかしいプレーぶりの急造GKを見て、なんとかシュートを撃たれないように体を張るDFたち……。
終了間際に、フリーキックを頭で合わせて突き放し、なんとか勝利をもぎ取ったわがチーム。
「なんだ、こいつら、やればできるじゃん」
ベンチにいるコーチたちは、いつも指導しながら悩んでいるいくつかのことがほぼ解決していることを、笑いながら話し合っていた。
その日3試合目、10人でヘロヘロになりながら挑んだ決勝では残念ながら負けてしまったが、『崖っぷち』という状況が、子どもたちを強くすることが感じられた。
よい試練の場になった、今回のカップ戦。
子どもたちの敗戦の弁に、ケガや人数のことがなかったことがなにより嬉しかった。
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posted by スタッフ スズキ |16:41 |
少年サッカー●U-12・4種 |
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