2008年06月30日

少年サッカー●地球を守る正義の4バック

今週は、近くのクラブ4チームが集まっての、フレンドリーマッチ。

試合形式というか、20分1本を総当たりで回していくことに。

せっかくの機会だから、普段の練習とは異なり多少でも緊張感のある場で、最近の課題がどれだけ克服できたかを試ために有効活用する狙いがあったりする。

その中でのこと。

ちょうど1巡(20分を3本こなした)、U-12でいえば1.5試合を戦ったころには、集中力も切れぎみになりちょっとダレできていたので、子どもたちに「疲れていない子だけで、今日キミたちがいちばん強いと思うフォーメーションを、全員で相談して組んで戦ってごらん」という注文を出してみた。

通常の試合ではある程度ポジションも決まっているので、ほぼそれに準じた形で構成されていたのだが、その日シュートをハズしまくっていたFWのSが、なぜかサイドバックのポジションについた。


普段のわがチームはそれほどフォーメーションにこだわっていないので、相手が格下の場合にはコレが3トップ(もしくは4トップ)に変化し、相手が格上の場合には前線に1人が孤立しがちな1トップになる、良く言えば今回のユーロで良かったときのオランダ風1トップ(というか、ASローマ風ノートップ)。


なんとなく、4-2-3-1っぽい形。

いずれにせよコーチとしては、フォーメーション自体はどうでもよくて、みんなで声をかけあって協力して試合ができるかどうかだけを気にしていたつもりだった。

その試合では、例のSの取り組んだ、不慣れなサイドバックが面白かった。

もともと、思い切りのよい縦への突破スピードが最大の魅力のプレーヤー。
選手層が厚ければ、サイドバックも試してみたいと思っていたこともあり、観察していたのだが……。

「オレはバックだから…」という理由からなのか、まったく攻め上がらない。
たまたま対戦相手のほうが弱かったため、ほぼ相手コートでゲームを繰り広げていて、相手FWなどマークすべきプレーヤーもいないのに、最後方左端で1人、ぽつんと残っている。


幼児や小学校低学年の試合では、ボールをひたすら追いかける子、ボールから少し離れた地点で「ヘイヘイ」呼んでいる子などとともに、キーパーでもないのにゴールを守る子が現れる。

まさにそんな状態。
ただ、ゴールを守るわけでもなく、左サイドを守っていたのだが……。


試合が終わってから、「なんで1人だけ、上がらずに守ってたの?」と聞いてみたところ、本人は「オレがカバーして守っていれば負けないかなと思った」的なことを、モゴモゴと言い訳していた。

と、その横から、本職のセンターバックくんが一言。

「Sはさぁ、地球を守ってたんだよ。正義の味方だからな。だって、守る相手もいないのに1人で陣地を守ってんだもん!」

「そうかもね……」
苦笑いするS。


FWはやはり、打たれ強くないとやっていけないポジションらしい(苦笑)。

posted by スタッフ スズキ |15:30 | 少年サッカー●U-12・4種 | コメント(0) | トラックバック(1)
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さて、わたしの場合は「指導する上で、こういうサッカー観を子供たちにイメージさせてあげたら、上達しやすいのではないか」という観点で、少し述べさせてもらいます。

2008-06-30 20:12 | 続きを読む
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