2008年06月06日
サポーターの在り方
“Jリーグは、これからも、世界に誇れる「安全で快適なスタジアム」、「地域に愛されるクラブ」づくりを実現し、常にフェアで魅力的な試合を行うことで、地域の皆様に夢と楽しみを提供していきます。” 5月23日、Jリーグがリリースした『「安全なスタジアム」づくりの実現に向けて』の冒頭文である。この文は5月17日に開催された浦和レッズVSガンバ大阪の一戦で発生したサポーター同士の衝突や、選手・スタッフによる相次ぐ不祥事を受けて発表された。Jリーグがこのような声明を出すに至った経緯にサポーターの活動が大きく関わっている。Jリーグとは切っても切り離せない存在であるサポーターについて考えてみたい。
5月17日のサポーター同士の衝突はスポーツニュースだけでなく、報道ニュースなどでも取り上げられ大きく報道された。つまりサッカーを普段から見ない層にも知られる事件となり、彼らにサッカースタジアムではこのような暴動が起きると知らせた。これは当該クラブだけではなく、サッカー界にとても不利に働く。普段からサッカーを見ない、つまりは、これからサッカーに取り込むべき層が「サッカースタジアムは危険」という認識を得かねないからだ。サポーターの行為がクラブに不利益を与えたと言えるだろう。 そもそもサポーターとはどういう存在なのだろうか? 広辞苑を引くとサポーターは「支持者。後援者。特にサッカーで特定チームの応援者。」と書かれている。 では、今回、ガンバ側の人間が行った水風船投げや、それに対して浦和側の人々が行った囲い込み、4月13日の浦和レッズVS鹿島アントラーズの際に鹿島側の人々が「FUCK YOU REDS」という文字を掲げた活動は支持者・後援者・応援者の行為なのだろうか? 私はそのようには全く思えない。私には、彼らはスタジアム・クラブを利用して日頃は自制している攻撃的・狂気的な一面を発揮する事でストレスを発散しているだけ、つまりはただ暴れているだけのように見える。私は、昨年のACL制覇の際に大きく報道された浦和レッズサポーターの応援スタイルや、横浜フリューゲルスの消滅問題の時に存続に向けて行った様々な働きなど、クラブの事を真剣に考え、クラブのために行う活動こそがサポーターの行為だと思う。要するに、ただストレス発散のためにチャントを歌い、手拍子を揃え、跳ねている人がサポーターなのではなく、どんな形であれクラブを想っている人こそサポーターなのである。 『世界に誇れる「安全で快適なスタジアム」』はJリーグだけの願いでなく、私の願いでもある。これを叶えるためには私たちサポーターの働きが不可欠だ。そして日本のサポーターはこのミッションを遂行するだけの力があると私は信じている。 イングランドFAの前チェアマン アラン・ハーデカーは “試合を自分たちの所有物のように考え、ファンが儀式に参加する事のできる恩恵を受けているかのように考える選手を私は知っている。しかし、現実は全く逆である” と、語っている。つまり、私たちサポーターによってプロサッカーの試合は創られるのだ スタジアムに足を運ぶ皆さんが「試合を創る自覚」を携えれば、Jリーグは自ずと世界に誇れるリーグとなるだろう。この文を読んでくださった皆さんにも、もう一度サポーターの在り方を考えていただきたい。
posted by gambarca1324 |10:35 |
雑感 |
コメント(2) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/gambarca1324/tb_ping/16
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
サポーターの在り方
観客動員数の年間平均が日本は世界第4位らしいのでそれに伴ってサポーターのあり方も良い方向に向かっていってほしいものです。。。
posted by ジェラ | 2008-06-06 16:55
サポーターの在り方
ジェラさんコメントありがとうございます!!
第4位だったんですか!それは存じ上げておりませんでした。今の状況でも世界に比べたらかなり良いんでしょうが、日本にも目覚めつつあるクラブを愛するが故の熱狂が、行き過ぎないように考えるのには良い機会になったと思います。
posted by gambarca1324 | 2008-06-06 22:04


