2008年10月30日
J2への降格が決まっている札幌がオシム親子にラブコールを送っているというニュースが流れた。
息子が監督で、健康に不安を残す父が総監督という意図だろうか。オシムのサッカーへの情熱は衰えることがないようだ。札幌行きが決まったとしても、無理はさせないほうがよい。血管系の病気には寒さが大敵だから。
オシム復帰?が日本で注目を集めていたら、今度は海外から驚きの代表監督就任のニュースが飛び込んできた。なんと、あの神の子でお騒がせなマラドーナがアルゼンチンの代表監督に決まったというではないか。
オシム同様、健康面で問題を抱えた、病めるマラドーナが、こともあろうに一クラブの監督をすっ飛ばして代表監督に選ばれるとは。有力な代表監督候補が複数いるなかで、末席の取締役がいきなり代表権をもつ社長に就任したようなものである。
それも企業にたとえれば、サッカー界の大企業アルゼンチンの代表取締役社長である。
わが浦和レッズはエンゲルスの後任選びで、フロントは相当頭を悩ましていると察するが、オシム、マラドーナの話題に隠れて、埋没しそうである。
一サポーターとしては、名実ともに優れた監督をぜひ招聘してもらいたいと願うばかりだが、名監督の条件をあらためて考え直してみることにした。
「名選手、イコール名監督」とはならないのが一般的常識である。
何気なく名選手、名監督の言葉を使っているが、簡略に言えば「名がつく条件とは結果、実績を残した者」といえよう。
したがって代表監督に就くマラドーナは「名選手」であることは間違いないが、監督経験のないマラドーナは現時点では「ただの監督」でしかない。当たり前だけど。
名監督と呼ばれてきたその結果・実績はざっくりと大きく3つに分けられる。
■ リーグ優勝の実績が多い監督
■ 代表監督のように優勝請負人として結果を出してきた監督
■ 弱小クラブをトップチームへと引き上げた監督
ちょっと古く、しかも野球の監督を例に出して恐縮だが、当てはめれば上からV9監督の川上、ヤクルト、西武のときの広岡、そして広島の古葉というところか。
サッカーで言えばヨーロッパリーグのなかの優勝を宿命付けられるビッククラブの監督たちであり、優勝請負監督で言えばヒディングを真っ先に思い浮かべる。そして3番目は千葉を育てたオシム、大分のシャムスカも入れてよいだろう。
Jリーグに限定するとリーグ自体まだ歴史も浅いため、なかなか名監督候補を絞りにくい。
野球の監督を引っ張り出してきたついでに、野球との比較においてサッカーの監督に求められる資質を考えてみると、特にゲーム中での監督の役割が野球とサッカーではかなり異なることが指摘できる。
サッカーは監督が意図的に試合の流れをストップできるのは3人の選手の交代に限られる。
交代選手に監督の意図をイレブンに伝えるチャンスはたった3回しかない。あとは途中で監督の意図を選手に告げられるハーフタイムである。
サッカーは基本的に試合が始まれば、監督は選手に任せるしかない。基本的なゲーム戦術は試合前に選手に徹底することはできても、時々刻々変化するゲームの流れのなかで、ゲーム戦術と目の前に繰り広げられる展開とにずれが生じれば、選手がそれを敏感に感じ取り、選手が自主的に修正を加えなければならない。
試合が始まってしまえば、監督は無力に近い存在となる。ピッチの外から大声で指示を出しても、動き回る選手にしかも大歓声の中で、正確に伝わることは少ない。
選手交代が監督の思惑通りに運び、さらにそれが結果に結びつくことはまれである。
年間100試合以上をこなすプロ野球でも、監督の采配がぴたっとはまって、勝利を手にすることは年に何回もないという。監督も選手も考える時間がサッカーに比べてダントツに多い野球でも、監督のお手柄でゲームに勝利することはめったにない。ましてサッカーにおいてやである。
サッカーにおける監督の役割はこうしてみるとゲーム中ならびにその前後の時間において限定的にならざるをえない。
選手に対するハーフタイムの指示は細かなことをぐたぐたいっても通じない。簡潔に要点をかいつまんで伝えるのがベストな方法だ。伝え方は選手以上にハイテンションで大げさに感情を込めたり、その逆に神が降りてきたように静かに語りかけるなど、その場の雰囲気を察して監督は最も効果的な方法を選択する。
結局、優れた監督は選手の心理やその場の空気を的確に捉えることに秀でた指導者である。
特に代表監督は選手を育てながら試合にのぞみ、年間単位で結果を求められるクラブの監督とは違い、限られた準備期間とトーナメント方式の試合では、監督の選手掌握術の巧拙で勝敗への影響度は高くなるだろう。
その意味で良き代表監督は良き心理学者であることが条件のひとつとなる。
条件の中には監督のカリスマ性もあげられる。
特に元名選手だった監督ならば現役時代の輝かしい実績がカリスマ性を高める。
異論があるかもしれないが、ジーコ率いた2004年アジアカップの優勝は毎試合、信じられない出来事の連続だった。最後の最後までじたばたしたそぶりも見せないジーコの姿勢が選手に落ち着きを与え、劇的な勝利を重ねることだできた。そこにはジーコのカリスマ性が選手に心理的な勇気を与えた結果だと思う。
元名選手にして現監督といえば名古屋のピクシーにも触れなければならない。
今期の名古屋の躍進はかつてのベンゲルに重ね合わせてしまう。中位あたりをうろちょろしていた名古屋を前年と変わらぬ戦力で戦い、一躍優勝戦線に引き上げてしまったベンゲルの手腕に、監督の能力がいかに成績に直結するのか目の当たりにした。
今期のピクシーにも当てはまる。ベンゲルは志半ばでイングランドに去ってしまったが、ピクシーは大の日本びいきだから、来期以降がさらに楽しみになる。
ゆえにマラドーナが将来、名監督となる可能性があるとすれば、彼の選手時代のカリスマ性が大きな武器になる。
凡庸な監督と名監督の境は監督個人の能力以外に、出会いというかなり偶然性の高い要素も大きくかかわってくる。川上監督のV9という偉業は王、長島の二人のスーパースターとの出会いなくしてありえなかった。
監督と選手の出会いもさることながら、同様にクラブの方針と監督との取り合わせも重要な要素である。長いスパンでクラブ強化を目指す経営姿勢と若手選手の育成に手腕を発揮する監督の出会いは、ジェフ千葉とオシムの関係によく現れている。どちらが欠けてもジェフ千葉の活性化はなかっただろう。
さて、エンゲルスへの失望を隠しきれないわが浦和の次期監督選びの話である。
エンゲルスの最大の不幸は高原、エジミウソンとの出会いがうまくいかなかったことである。二人の移籍はエンゲルスが監督になる前の既成事実であり、エンゲルスの本意ではなかった。これがエンゲルスの不幸の始まりだった。しかし、エンゲルスがこの二人を使い続けたこともチーム内に不満と不信を育てたことはエンゲルス自身の責任である。
エンゲルスが不幸だったことはクラブの経営陣にも問題がある。犬飼元社長がトップを続けていれば、もうすこしエンゲルスをバックアップする環境を整えてくれていたかもしれない。現経営陣には浦和の未来像をはっきり描ききれていないような感じがしてならない。
豊富な資金力を使い、名前だけで選手をスカウトするやり方で次期監督を選びそうなのが心配だ。
浦和をどんなクラブにしたいのか、その鋳型を作ることが先決で、その鋳型に合う監督を選ばねばならないし、同じように選手の移籍と育成を考えなければならない。
posted by futbolwold |11:09 |
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2008年10月27日
今シーズンのJ1はまれに見る大混戦。残り4試合で勝ち点6のなかに7チームがひしめき合う。第30節を終えた成績は以下の通り。
順位 チーム 勝点 得失点31節 32節 33節 34節
1、 鹿島 53 23 新潟 大分 磐田 札幌
2、 名古屋 52 11 柏 京都 札幌 大分
3、 川崎 51 14 大宮 G大阪 神戸 東京V
4、 大分 51 8 千葉 鹿島 柏 名古屋
5、 浦和 50 14 札幌 清水 G大阪 横浜
6、 FC東京 48 3 G大阪 神戸 新潟 千葉
7、 G大阪 47 3 FC東京 川崎 浦和 新潟
第30節の試合結果は鹿島、大分、大阪が敗れ、名古屋は引き分け、川崎、浦和、FC東京が勝った。この結果が上のような順位だが、残り4試合の見所はやはり、上位7チームによる直接対決である。
ここで優勝の鍵を握るのが大分とG大阪。大分は1位の鹿島と2位の名古屋と直接対決を控えている。当面の敵をつぶすチャンスである。G大阪は首位鹿島と勝ち点6の差の7チームの中で数字的にはもっとも苦しい立場だが、川崎、浦和、FC東京と直接対決を3つ残しているのが強みだ。
大分とG大阪の優勝の可能性を考えて、直接対決をそれぞれ全勝したと仮定する。
G大阪が仮に直接対決を全部勝つとして勝ち点9をうわずみしたとして56となり、鹿島が残り1勝3敗ならば勝ち点でG大阪と並ぶ。しかし得失点差は23と3だからG大阪はやはり苦しく、鹿島の優位は動かない。
同じように大分は直接対決2試合を制して2勝2敗であれば勝ち点は57となり、現在首位の鹿島は最低2勝しなければ大分を上回れない。
大分との対戦を残す2位名古屋も鹿島同様、2勝しなければ大分を上回れない。
大分、G大阪以外のチームを上から順に見ていくと、3位の川崎はG大阪と対戦が残っているが大分と同じ現在勝ち点51だから、2勝2敗だとすると、鹿島も名古屋が2勝すると大分同様追いつかない。
5位浦和は、昨日の新潟戦を勝って勝ち点50である。優勝のラインの勝ち点が59と仮定すると3勝しないといけない。鹿島が2勝して勝ち点59で並ぶが、得失点差でまだまだ不利である。
FC東京は勝ち点48で現在6位だが残り4試合全勝して勝ち点60だから鹿島、名古屋が3勝すれば届かない。
こうしてみると、当たり前だがやはり鹿島の優勝確立がかなり高い。
では直接対決以外の試合を各チームどう戦うかということも、当然重要になってくる。
対戦相手が中位グループか下位グループかで、微妙に違うが、J2降格ラインのチームと対戦するのは中位グループのチームとの対戦より難しくなるだろう。
鹿島は降格圏の磐田が必死になってくるので要注意。川崎は調子を上げてきた神戸がいやな存在だ。浦和は30節でG大阪を撃破した清水と最終戦の横浜といやな相手を残している。
鹿島以外では残りの対戦相手(大分戦をのぞく3戦)で比較的いい条件は名古屋ではないだろうか?
いずれにしても鹿島が残り2勝2敗ならば、最終試合の終了のホイッスルまで、優勝の行方がわからないということになる。
posted by futbolwold |11:27 |
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2008年10月25日
昨年の今頃、レッズはACLを勝ち抜きながら、リーグ優勝も視野に入れた戦いをしていた。
とくに城南一和との追いつ追われつの戦いは私のなかで昨シーズンのベストゲームにあげるほど選手たちの強い意志と闘志が満ち溢れていた。絶対に勝負をあきらめない気持ちの強さがプレーに現れていた。
そしてACLチャンピョンになった喜びは、とても晴れがましく、激闘を戦った選手たちに感謝とねぎらいの言葉を贈るに値した。
しかし、リーグ戦の終盤はACLの戦いで心と肉体のエネルギーを使い果たしてしまったのか、それとも勝利の女神から見放されたのだろうか、とにかく勝てなかった。それでも、最終戦の横浜FCに勝てば、という心のゆるみがどこかにあったのかもしれない。まさかの敗戦で優勝を逃してしまった。
私の手帳の中には2007年12月1日付けの「横浜FC vs浦和レッドダイヤモンズ」のチケット半券がこの1年間、ずっと入っている。あの悔しさを忘れないために。
浦和生え抜きの永井がエンゲルス批判をして、移籍希望を表明したらしい。
永井は不思議と大きな試合で得点を挙げていた。サポーターにとってはここ一番で頼りになる奴!という高い評価を受けている。その永井が出場機会を奪われ、自ら浦和を去りたいといっている。なんともさびしい話だ。負けがこめば不協和音が聞こえてくるのは世の常だ。戦犯探しを始めてもなんの解決にもならないから、敢えてするつもりもないが、戦う気持ちが薄れていくと不思議と伝染病のように弱気の病が広がっていく。
病んだ選手に自らの意思で病を克服することはできない。こんなときは的確な処方箋を施す医者の出番だ。沈滞する雰囲気と疑心暗鬼に陥りそうな選手に良薬を施す対処療法は監督の交代以外にない。
監督も人間だから好き嫌いは当然ある。相性の問題もある。監督交代の利点は監督の選手を見る目が変わることで、チーム内にある種の活気が出てくることだ。それまで不遇を囲ってきた選手が突然レギラーの抜擢される。「あいつが選ばれるならこの俺も」という選手が現れる。よどんだ空気がうまくかき回され、ゲームに勝てばおのずと自信につながる。この歯車がうまくかみ合えば、もともと力のあるチームの立ち直りは早い。
だから、監督交代のタイミングは早ければ早いほどよい。人事はその情報が漏れたとたん、うまくいかなくなるというのが組織の宿命のようなものである。来期、監督交代が確実と思われているのに、ずるずる引き延ばすのはどう考えても得策ではない。
そう、エンゲルスは早急に辞めてもらったほうがチームのため、本人のためにもよい。
選手の気持ちがばらばらになりながら残り5試合と天皇杯に勝てるほど、勝負は甘くない。
もちろん監督交代が裏目に出ることも十分ありうる。だから後任監督選びはフロント最大の役割である。監督交代で結果が出なければ、今度はフロントの責任が問われるのは世の中のルールである。
posted by futbolwold |16:34 |
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2008年10月23日
試合後の埼玉スタジアムは異様に静かだった。
敗戦後、選手たちがピッチを回りサポーターへ挨拶をしても、スタンドは飛び交う怒号もなく、まばらな拍手が選手たちにおくられていただけだった。ふがいない敗戦にサポーターの怒りが静かにぶつけられているような光景だった。
今夜の試合内容を一言でいえば今期抱えた問題点が鮮やかに凝縮されたゲームだった。
中盤だが、昨年ゲームをコントロールしてきたポンテが今年は最後まで調子が上がらず、ポンテのところでボールがきっちりおさまらず、さらにボールを持ちすぎて相手に奪われるシーンがすくなからずあった。
闘莉王のパスはそのポンテをすっ飛ばして前線の二人へ放り込むだけで、相変わらずなんの工夫も見られない。高原とエジミウソンの二人は厳しいマークを振り切る強さと技術不足で、周りのサポートがないまま孤立し、ボールを何度も相手に奪われる。
結局、攻めの形は前線の二人とポンテの3人で切り盛りしているだけで、攻撃に厚みと迫力を欠いた、単調なプレーの連続だった。
攻撃に厚みのない理由は単純明快だ。後ろからの押上がまるでないことだ。前線に残ったガンバフォワード一人に対しレッズのバックはなんと4人。その4人は相手ゴール前の攻防を傍観者のように眺めているだけだ。
守りを固める作戦ならば、なぜセットプレーからマークを怠り、フリーで2失点を食らうのか。明らかに集中力を欠いていたとしか言いようがない守備だった。
たった一人の相手フォワードにバック4人が居残っていたように、レッズの選手たちは漫然とゴール前に立っている案山子のようなものだ。後半は守れ!という監督の指示に従っただけだ、そんな選手の本音が聞こえるような気がする。
今夜の試合がたとえ負けても来期につながれば、と思っていたが甘かった。試合内容はその正反対で今期の病巣がどっと吹き出たものだった。
リーグ開始前から抱えていた問題点が、連敗スタートで顕在化したとき、緊急的外科手術で監督を交代したところまでは的確な判断だったが、病気の根っこを根本から除去したものではなく、夏ごろからじわじわと、癌のようにあちこちに転移して、ついにこのガンバ戦で悪性癌であることがはっきりした。
リーグ3位以内と天皇杯優勝が来期のACL出場可能条件だが、ここへきてどちらも微妙になってきた。
不退転の決意で来期に臨まなければ、このままずるずると癌が全身に転移して、後は座して死を待つだけになる恐れがある。
おそらくエンゲルスはこのまま監督に居座ることは不可能だろう。しかし監督交代は根本的な治療にはならない。外科的治療に加え、体質そのものを変えるような治癒が必要だ。
たとえば、資本増強で三菱自動車離れを進め、経営陣は親会社からの出向ではなく、プロパーで経営感覚が優れたプロを引っ張ってくるべきだ。すなわち企業体質から改めるべきである。
監督という立場は組織からみれば、部長、本部長である。監督はクラブの経営方針を忠実に実践し、成果をあげてなんぼの世界である。成果が上がらなければ、いつでも首はすげ替えることができる。それができる経営者が親会社からの出向者で、いつも顔が本社に向いているサラリーマン社長では、これほど矛盾した話はない。
今期、残されたわずかの期間であるがエンゲルスに望みたいことは、天皇杯において勝負を度外視して来期につながるような選手起用、吹っ切れたゲーム戦術をぜひ見せて欲しいものである。
posted by futbolwold |11:02 |
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2008年10月20日
今シーズンのスタメン(キーパーを除く)10人の平均年齢は28,2才。
このままメンバーが半固定状態のまま来シーズンに突入してしまうと、30才に限りなく近づいてしまう。サブの山田(33才)、内館(34才)を交代要員として起用すればさらに平均年齢は上がっていく。何しろ若手の代表格と思われてきた田中達也でさえ、来シーズンは27才だ。もうベテランの領域に一歩踏み入れる年齢である。
タイトな試合スケジュールを考慮すれば、来シーズンはレギュラーの若返りは必須である。
犬飼会長がユースとそっくり入れ替えれば浦和は強くなる、発言は冗談半分としても25%くらいは的を得ている。それくらい今シーズンの浦和はサポーターの期待を裏切り続けてきた。
そこでベテラン(ここでは27~28歳以上をさす)と若手のバランスの取れた組み合わせを現実的な対処法として、独断で考えてみた。
近藤(もしくは堤)・闘莉王・坪井
阿部・細貝
相馬(もしくは三都主)・ポンテ・梅崎
田中達・原口
これでいくと来シーズンのスタメンの平均年齢は26,2才となり現在との比較でも2才若くなる。若手を各ポジションに一人入れてベテランと組み合わせるという考え方である。
若手の登用を優先して考えると、必然的に移籍による補強は極力押さえることになる。
幸いJrユースには潜在能力を秘めた若手が育っている。中長期的なチーム戦略にたてば、金で他クラブからエース級を引き抜く必要性もない。生え抜きの若手が活躍すれば興行的にもプラス効果が期待できる。
今シーズンの高原、エジミウソンの働きぶりを考えると、生え抜きの選手を育て上げることには大きな意味がある。
Jリーグの「ジャイアンツ」とまわりから侮蔑させることもなくなり、名実ともにビッククラブへの道がおのずと開かれてくるというものだ。
監督はこの思い切ったチーム編成をできる人間でなければならない。海外からビックネームをスカウトするのも結構だが、選手の意識のなかに「変革」と「新生」を植えつけるのなら、ここはあえて「福田正博」の名を上げてみたい。
福田が経験不足というなら、誰か信頼できる参謀的補佐役をつければいい。それが外国人であっても特に問題はないだろう。
それと、フロントに関して言えば、スカウトの人材不足を指摘しておきたい。早急に国内外に人脈を持った有能なスカウトを、それこそスカウトすべきだろう。
posted by futbolwold |16:47 |
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2008年10月19日
今期、苦手としている神戸にまたもや苦汁を飲まされ、リーグ戦はまだ5試合を残しているとはいえ、ほぼリーグ優勝への道は閉ざされたようだ。
今期のこれまでの不振の遠因はリーグ開幕前に出揃っていた。
ポンテの長期離脱、長谷部、小野の移籍でぽっかり穴の開いた中盤をなぜか埋めようとしなかったフロントの無為無策が最大の不振の原因である。
オジェックの固定メンバーによる昨シーズンの戦い方のひずみが選手の疲労、故障を招き、今期のスタートダッシュに失敗した。鈴木啓太、坪井は代表とのかけもちから肉体的にも精神的にも調子を落としてしまった。
新加入のエジミウソン、高原の機能不全、そして戻ってきた三都主の故障も痛かった。三都主の正確なクロスがあれば、エジミウソン、高原ももう少し点を取れたかもしれない。
チームとしての連携、バランスが取れないまま、何とか首位グループにこれまで踏みとどまってきたが、ついにというか、当然というか、その限界がはっきり出てしまった。
チームの総得点は現時点で45、そのうちエジミウソンと闘莉王が各10点で、高原、田中達也は周囲の期待を裏切った。
今シーズンの浦和は良くも悪くも闘莉王のワンマンチームになってしまっている。
フォワードの得点力不足をカバーするために闘莉王を前にあげ、昨年のような堅実な守備が見られなくなり、チームのバランスが揺らいでしまった。結局、攻めも守りも負の連鎖に陥って、個の力で何とか現在の成績を維持してきたのが実情だ。
この苛立ちは選手自身が一番強く感じているはずで、昨日の闘莉王の涙が象徴していた。
また、途中交代したエンゲルスの監督としての手腕にも疑問符がつく。
エンゲルスは参謀役としては日本滞在も長く、かつ能力的にも高かったかもしれないが、監督としてはいまいちである。今期の選手起用も昨年の遺産を食い潰すような起用法で、周囲をあっと言わせるようなニューパワーを引き出すこともできなかった。手堅いというか冒険を恐れたというか、状況をがらっと変えるような大胆な選手起用を試みることがなかった。残念ながらドイツ人の堅実さ頑固さにおいてオジェックと五十歩百歩だった。
今期の不振の理由をあげつらえばまだまだあるが、死んだ子の年を数えているような後ろ向きな思考は自分には似合わない。
幸い、先のユース選手権での若手の大活躍が一脈の希望を感じさせる。Jrユースから昇格した、山田、高橋、原口の三人はなんとしても、来期は上手に育て浦和の新戦力になってもらいたい。
監督、フロント総入れ替えで新生レッズを何んとしてもみたい。22日にはG大阪とACLを闘う。チームとしてのバランスを崩して、ぼろ負けするか、予想に反して快勝するかは、神のみぞ知るが、結果に一喜一憂する気はもういまさらない。とはいいつつも、勝負である限り、ぜひ勝ってもらいたいが、勝っても負けても来期につながるようなゲームを見せてくればいい。
いずれにしても、首位鹿島とは勝ち点6の差だから、数字上は優勝の可能性はなくはない。
でも、今期の浦和はもう終わったと言うのが正直な自分の気持である。
posted by futbolwold |12:37 |
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2008年10月16日
昨今の代表戦の不人気など、どこ吹く風で「浦和美園」駅は平日の夕方6時すぎというのに,大勢の人、人、人。真剣勝負の代表戦には関心を寄せるファンがまだまだ多いことがよく解かる。
ウズベキスタンはこれまで2戦2敗でいまだ勝ち点はない。最悪でも引き分け、勝ち点1を取りたいところだ。アウエーの戦い方としては、がっちり守って早いカウンターというのがセオリーであろう。実際、ウズベキスタンはその通りの戦い方をしてきた。すばやい戻りと、ゴール前に高い壁を作りボールを跳ね返す作戦は日本の工夫のなさも手伝って、前半の終わり近くまでは思惑通りの展開になった。
日本の工夫のなさはいくつかあげられるが、左サイドの阿部、香川の組み合わせがまず最初にあげられる。ウズベキスタンがガチガチに守りを固めることは想定内で、日本の攻撃のポイントはサイドからの崩しにかかっていた。しかしサイド攻撃が機能していたのは右のみで左からの崩しはほとんどといって良いくらい、機能していなかった。
UEA戦で香川が光ったのはゴール中央付近でのプレーで、彼の特徴はゴールに結びつく位置取りの巧みさである。左サイドの崩しを彼に委ねたのは岡田監督の采配ミスかもしれない。
また前半はチームとしてサイドを意識しすぎた結果、センターに人が少なく後方からのフィードがうまくおさまらない。そのため、センターから両サイドにボールを散らすという戦術は有名無実になってしまった。
攻撃面での工夫のなさはセットプレーにも現れていた。これは前後半を通していえることで、ゴール前のセンタリングはことごとく高い壁とキーパーの好守に阻まれていた。たった一度だけショートコーナーを試みて、ゴールライン際深く進入して得点の臭いを感じさせてくれたが、そこまでだった。
後半の攻撃で気になったのが、パスの工夫のなさである。守りを固めるウズベキだが、90分間、引いて守っているわけではない。上下動を繰り返している間に、疲労は蓄積していく。特に後半は激しい日本の接触プレーで、ピッチに倒れこむ選手はほとんどがウズベキの選手たちだった。したがって好守の切り替えも前半ほどのスピードもなく、日本にとっては早い攻めのチャンスは何度かあった。
しかし、パスにワンクッションを入れすぎである。具体的な話をすると、相手ボールを奪いパスを受けたセンターの選手がサイドに展開をするとき、サイドを駆け上がる選手にダイレクトにパスを出せばいいところ、二人の中間に位置取りしている選手にワンクッション入れるようにパスを出している。このワンクッションがプレーを遅らせ、重い足取りのウズベクに戻る時間を与えてしまっていた。
短いパスをつなげるプレーは流れるようなテンポのよさを見る側に与えるが、速い攻めを仕掛けるケースではかえって無駄なことが多い。
この傾向は今に始まったことではなく、消極的なパス交換が昨今目立つ。工夫を要する点だ。
パスのまずさをついでに付け加えれば、中澤の前線へのフィードのパスが二度、相手フォワードにかっさらわれ、ピンチを招いたシーンがあった。パススピードが弱いというミスである。中澤の守備での不安定さは、試合のリズムを時として壊してしまう。相手ゴール前での高さを活かした、得点感覚は確かに中澤の魅力である。しかし、それはおまけであり、本職はがっちりした守りであるべきだ。
同じことは闘莉王にもいえる。
前半の失点のきっかけはペナルティーエリア外の左付近に上がったイージーボールを確実に処理せず、アクロバッテックなキックを試みてボールがマイナス方向へ上がり、それを相手に拾われ、失点してしまった。はっきりいえば、軽率な闘莉王のプレーである。
得点力不足が何かと話題に取り上げられるが、ここ一番の守備の弱さも指摘しておきたい。
後半になって興梠、岡崎を玉田、大久保に代えて投入したが、チームにフィットせずほとんど機能していなかった。思い切った若手の起用はけして反対するものではないが、チームの一員として溶け込む時間があまりにも少ない。それなりの時間をかけた起用でなければ、本人のためにも、チームのためにもあまり好ましい状況ではない。
思い出すのは反町元五輪監督の選手起用にも同様の傾向があった。ここはもう少し中長期的な戦略にたった選手選考、ならびに起用を心がけるべきだろう。
最終予選はまだ2試合を消化した時点だから、さし当たって来年の残り試合にウズベキ戦で見えてきた課題を、選手の再選考を含め早急に修正してもらいたいものだ。
posted by futbolwold |10:19 |
日本代表 |
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2008年10月13日
2010年W杯、アジア最終予選の第二戦目は、明後日ウズベキスタンを埼玉スタジアムに迎えて行われる。
先のUAE戦は興梠、香川らの起用があたって唯一の得点に結びついた。相変わらず詰めの甘さが目立ったが、フィニッシュまでの形はいいものが見えてきた。このままウズベキ戦につながれば攻撃面では今まで見えてこなかった光が少し見えることを期待したい。
守備に目を転じれば、気になる点が目立った。
それはここ何試合かの共通したことだが、守備の頭数はそろっているのに、簡単にマークをはずされ、ゴールを決められる場面が多いことである。
UAE戦では一人の相手にマークが二人ついているのに、シュートを決められた。岡田監督は一失点は仕方がない、という評価をしていたが果たしてそれでいいのだろうか。
慢性的得点力不足は常に問題にあげられるが、守備における数的有利な状況下でも、失点を食らう弱さを問題視しない姿勢には疑問符がつく。
12日(日)の朝日の朝刊に布啓一郎のインタビュー記事が載っていた。布は市立船橋を率いて高校総体と高校選手権で8度優勝に導き、その実績を評価され現在は協会の副技術委員長に就いている。若手育成に実績のある布の話のなかで「守備」に言及した部分が興味深かった。
それは「~国内の試合では、攻撃力が弱いから守るほうはボールを奪うための激しい守備をせずにゴール前で待っているような試合が多くなってしまう。~」という言葉だ。
速攻を仕掛けられ、1対1になれば確かに守るほうは難しい。しかし、数的有利な状況での失点を目の当たりにすると、布の言葉はなかなか説得力がある。
現代表の守備の要、中澤と闘莉王は高さと強さを兼ね備えた最強の二人ではあるが、闘莉王は浦和でエジミウソンと並び、10得点でチーム得点王であり、中澤も代表においてはセットプレーでの高さを期待されている。攻撃力アップに寄与することはいいのだが、やはり本職のほうで鉄壁の守りを見せて欲しい。ウズベキ戦ではマンツーマンで絶対抜かれない、シュートを打たせない、そのことで二人にはぜひ目立って欲しい。
posted by futbolwold |16:42 |
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2008年10月10日
一昨日は浦和VS大阪のACL準決勝を恵比寿の「Footnik」でビールを飲みながらむんむんする熱気の中で異様に興奮して(アルコールの飲みすぎかもしれない)ゲームにのめりこんでいた。
そして昨晩は日本代表とUEAの親善マッチを、こちらは大人しく居間のTVではなく自室のTVでアルコールも飲まず、清く正しく、つつましく観戦していました。大声を出すでもなく、大久保、香川のノーマークシュートがはずれても「あ~、またやったな」と大人の分別丸出しで、自分でも驚くほど静かなるテンションでした。
観戦の環境の違いも大きく影響しているのかもしれませんが、たぶん今の代表の戦い振りでは競技場で観戦していても、大して変わらない気もする。15日のウズベキスタン戦のチケットを手にしているので、どんな心理状態になるのか当日にならないと自分でもよく解からない。
代表の試合にひところのような観客が集まらない。いろいろ理由がつけられるだろうけど、一番の理由はファンの目が肥えたということだろう。試合の見所をよく見極めて、見に行くか行かないかを賢く選択するファンの割合が増えた結果だろう。試合前からわくわくどきどきしないゲームに大枚は払えない。世界同時不況が深刻化しそうな情勢では特にシビアにならざるをえない。
リーグ戦に天皇杯、ナビスコカップ、キリンカップのようなカップ戦、そして昨年浦和がチャンピョンになったACL、さらにWカップと五輪の予選ならびに本戦、各年代の代表の国際試合、アジア選手権など、代表選手には過酷な日程が組みこまれている。
Jリーグのチーム数も増え、見るべき試合が一昔前に比べずいぶん増えている。
そんなサッカーを取り巻く環境が代表の試合に客がひところより集まらない最大の理由だと思います。
posted by futbolwold |09:24 |
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2008年10月09日
浦和が敵地、万博に乗り込んで価値あるドローに持ち込んだ。
細貝の虎の子の先制点を守り抜こうとする戦術は、消極的と非難されるかもしれないが、過密日程と選手のコンディションを考えれば、これもまた良しとしなければならないだろう。
主審は中東のレフリーで、“ホームに有利な笛を吹く”という固定観念で凝り固まっているのだろうか、播戸のシュミレーションをペナルティーに判定したり、遅延行為でもなんでもないのにイエローを出したりと、浦和にとっては散々な判定の連続だった。
欧州の優れたレフリーに試合をゆだねなければ、試合そのものがぶち壊しになる。こんないい加減なレフリングではアジアのサッカーレベルの底上げは難しい。一考を要する問題だ。
この試合、JR大崎駅前の「Footnik」で見るつもりで6時半ごろに店に着くと、なにやらリクルートスーツを着た男女数十人が、店内貸切でパーティーをやっていた。ACL目当ての一般客は店の外で7時キックオフなのに7時15分まで待機させられた挙句、なんとスカパーの受信状態が悪く、画面が映らない。店内は100人以上の客が詰めかけていても肝心のゲームが放映できないまま、いたずらに時間だけは過ぎていく。
業を煮やして、3駅先の恵比寿の「Footnik」に猛ダッシュする。店は表通りまで客にあふれ、すでに前半も40分過ぎに何とか滑り込むことができた。
しかし、この「Footnik」大崎店、考えれば考えるほど全くふざけた店だ。日本人はおとなしすぎる。日本以外の国であれば、店内のテーブル、椅子は粉々に打ち砕かれ、ビンやグラスが床一面に散乱しているだろう。こんな店が「Foot」なる神聖な名称を店名に軽々しくつけるなと言いたい。
どうせなら西洋居酒屋「ラスベガス」とでも店名を今すぐ変えなさい!
店長もスタッフもサッカーを知らないのであろう。サッカー文化がこの国ではまだまだ成熟していないことを痛感させられた一夜だった。
posted by futbolwold |13:20 |
Jリーグ |
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2008年10月05日
浦和は勝利すれば鹿島と勝ち点で並ぶチャンスをみすみす逃した。
相手は降格争いまっしぐらの千葉といえど、このところ4連勝と調子を上げている。いやな相手と危惧はしていたが、心の底では、それでも何とか勝ちを拾うだろうという慢心が無残にも打ち砕かれた。
ボールへの寄せ、ボールを奪う玉際の厳しさ、ボールを追いかける気迫、いずれをとっても浦和は千葉に劣っていた。
残念ながら、負けるべくして負けたという印象だ。
ゴールチャンスの頻度は前半から千葉が勝っていた。もう1~2点入れられても仕方がないシーンがあった。
右の平川が何の仕事もさせてもらえず、後半投入された永井も2点目のアシストを除いては、ペナルティーエリアに切り込む積極性が足りなかった。
もう少し早い時間帯に、このプレーが出ていればと悔やむばかりだ。
しかしまだトップとは勝ち点3の差だから、まだまだ優勝の行方はわからない。最終戦まで順位は猫の目のように変わる。
今日のゲームは浦和の優勝したいという気持ちよりも、降格の危機感を強く持った千葉が心理的に上回ったということだろう。
残り試合、気持ちを強く持ったチームが最後は生き残る。
posted by futbolwold |16:04 |
浦和レッズ |
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2008年10月05日
私は「兎の眼」の児童文学者、灰谷健次郎の子育て論に大きな影響を受けた。
朝の通勤電車のなかで文庫本の同書を読んでいるうちに、思わず涙が止まらなくて困ったほど感銘を受けた。周りの乗客の目には、たぶん変な奴と映っただろう。
灰谷の子育て論は単純明快で、こう言っていた。
小学校の低学年までは、子供はのびのび育てたほうが、後々人間的な“のびしろ”が大きくなる。
具体的には小学校4年くらいまで、子供には「運動をさせること、本を読ませること、絵を書かせること」この三つをやらせておけばいい。
小さな子供ほど自己表現を言葉ではなく、体を使って行動であらわすことが多い。子供を観察していると言葉より先に体が先に動いている様子を見ることができる。
子供は成長に応じて、徐々に言葉を覚え、自分の気持ちを行動から会話のなかで伝えようと努力する。
しかし大人でも言葉で言い尽くせなくなると、行動で意思を伝えようとする。たとえば、自分の気持ちや思いがあまりにも相手に通じず、もどかしくなって思わず行動で示してしまうことをしばしば経験する。恋愛、憤怒、感動のような感情表現には言葉より行動で示したほうが圧倒的に伝わりやすく効果的だ。
読書は運動とは間逆な関係で、本を読む行為は静的である。読書は知識を豊富にするが、それだけではない。物事をじっくり考える時間と余裕を与えてくれる。そこに書かれている事柄の意を読み取る訓練になる。おのずと物事を順序だてて考える論理的思考が身についてくる。
絵を描くことは、自分の思いや、感じることを体を使って、ここでは主に手をさすが、表現する行為である。また絵を書く前段階として、描こうとする対象物をよく観察しなければならない。普段は見落としがちなものも、絵を描くことで細部まで見えてくる。
科学はまず観察することから始まるといわれているが、絵を書くことは科学する心を育てる。
現代の子供たちは学習塾や習い事に忙しい毎日を過ごしている。いわゆる教育の外部化が行き着くところまでいってしまった感じだ。いずこも運動会のシーズンだが、以前信じられない報道をTVでみた。足の遅い吾が子が徒競走でビリの常連になっていた。案じた母親は、体育大の学生をアルバイトに雇い、近所の公園で「走り方」の練習をさせていた。
灰谷健次郎が言わんとするところは「運動、読書、絵画」を子供の自主性に任せ、自由にのびのびやらせればいい、といっている。この三つを誰かに教えられたり、一定のルールの足かせのもとでやらせろとは言っていない。お金をもらった先生は、お金を出してくれた親の手前、それこそ手取り足取り“テクニッツク”を伝授するだろう。でも、後々ののびしろは、あまり期待しないほうがいいだろう。
サッカーの年代別代表の世界一を決める選手権がある。A代表と違い同年齢同士の戦いは、その国のサッカー事情がよく解かる点で興味深い。U23代表の世界一を決めるオリンピック。日本は世界から置いてけぼりを食らったような北京五輪の結果。
大雑把な感想ではあるが、今回の北京五輪世代だけでなく、過去の五輪世代も厳しい予選を勝ち抜いてきて、試合内容はけして悪くはない。しかし、なぜか勝ちきれない。今回は1勝すらできなかった。
日本のめざすサッカーは個の力不足を組織で補い、戦うという暗黙の了解事項があるようだ。
若い世代から組織的サッカーを叩き込まれれば、90分のなかでかなりの部分、「いいサッカー」を見せてくれる。きれいなパスワーク、理にかなった崩しと守り、しかし相手選手の、反転速攻の力強さ、強引なドリブル突破、そして俺が俺がの我の強いシュートで日本が沈んでいく場面を何度も見てきた。
最後は個の力で何とかしようとするサッカースタイルをとらなかった日本ではあるが、本当にそれでいいのだろうか。せめて若い世代は、試合に勝つ“テクニック”偏重教育を止めて、荒削りでもいいから個の力を伸ばすサッカーを目指すことは出来ないのだろうか。
ひ弱なサッカーエリート集団ではなく、自由で個性豊かなのびのびしたサッカーをやらせるほうが、後々ののびしろは大きいと思う。
posted by futbolwold |13:16 |
アンダー23代表 |
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2008年10月01日
今日10月1日のJ1の試合はACLの影響で浦和、鹿島、ガ大阪の3チームの試合が組まれている。
ともにホームに相手を迎え、浦和は相性のいい京都、鹿島は大宮、ガ大阪は柏と対戦する。ここは3チームとも取りこぼしはしたくない。
3チームが順当に勝てば、勝ち点49で3チームが並ぶ。浦和、鹿島、名古屋である。
得失点差の関係で1位鹿島、2位浦和、3位名古屋となる。
4位は勝ち点1の差で大健闘、大分(勝ち点48)が続く。さらにトップと勝ち点4の差で川崎、FC東京(勝ち点45)が続き、ガ大阪は勝ち点43となる。
勝ち点6の差で7チームがひしめき合う、前代未聞の混戦リーグになる。
今日の結果で優勝の行方はほぼこの7チームに限られてくると思われる。
今季ここまで、絶対的な強さで抜け出すチームは見当たらず、このままどこか1チームが抜け出すこともあるまい。すなわち最終戦まで7チームが団子状態でなだれ込むような予感がする。
これから以後は一戦、一戦気が抜けなくなる。もっと厳しい状況を考えると得失点差で優勝が決まることも十分考えられるので、たとえ負け試合でも1点をおろそかにできなくなる。
上位もさることながら下位グループの争いも熾烈だ。気の毒だけど,最下位は札幌で決まりだろう。自動降格圏には磐田がいる。勝ち点34の横浜FM、神戸、33の柏、32の大宮、31の東京ヴ、30の千葉が降格レースの候補となっている。こちらも目が離せない。
12月6日の最終戦は18チーム、9試合が14時半から一斉に始まる。他会場の途中経過に一喜一憂しながら、各スタジアムは異様な熱気につつまれるかもしれない。
それもこれも、今日の試合で上位3チームが勝ち点3をあげるという大前提の話ではあるが。
posted by futbolwold |15:42 |
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