2009年10月15日

この攻撃力は世界に通じるか?

香港、スコットランド、そしてトーゴの3試合で得点13、失点ゼロ。

格下の香港、そしてワールドカップ予選敗退でモチベーションを喪失したコットランドと、トーゴ相手に奪った13得点は相当下駄を履いたものだと考えるべきだ。

岡田監督は今回の対戦相手が日本代表にとって十分強化に値するチームとは全く考えていないだろう。しかし立場上そうはいえないところがつらいところだ。
やはり、強化を主目的にするならばより真剣度の高いチームと対戦しなければ当初の目的は達せられない。それには敵地に乗り込み、本大会出場の決まっている相手とのゲームを組むべきだろう。これは岡田監督の仕事というより協会の仕事である。

しかし、全く収穫がなかったわけではない。
最大の収穫は岡崎が攻撃の中心にどっしり座ったことだろう。相手が相手とはいえ2試合ハットトリックは十分評価に値する。絶好調のときの中山のような貪欲さ、がむしゃらさ、泥臭さが実にいい。点を取に行く一つのパターンになりつつある。

パターンといえば攻撃のバリエーションを広げる実現可能なイメージをいくつか持たせてくれた。
後半の終わりの苦しい時間帯に活きのいい飛び出しでゴールを狙わせるには佐藤がもってこいだ。
そしてツートップには岡崎・森本、岡崎・前田の組み合わせがいまのところ最善である。
岡崎が徹底的にマークされれば、岡崎が囮になりトップ下の本田、中村憲に点を取らせる組み合わせもある。

中盤の組み合わせにもバリエーションが出てきた。オプションとして本田と稲本が加わり、状況に応じた組み合わせが幾通りか考えられる。
守りを重視するか、攻めを重視するかで組み合わせの選択肢がおのずと決まってくるだろう。
サイドからの崩しではスピードあるドリブラータイプの石川がやはり佐藤同様、相手に疲れが見えた後半にかき回し役として十分その能力を生かすことが出来る。

この3戦で逆に課題が全くといっていいほど引き出せなかったのが守りである。何せ失点ゼロではバックの組み合わせのオプション効果が見えてこない。
個人的には岩政、センターも出来る徳永あたりを試したところを見せてもらいたかった。
いずれにしてもゴール前に3人以上の選手が点を狙いに突っ込んでくる型が出来つつあるのが頼もしい。ポゼションサッカー一辺倒気味だった日本サッカーを苦々しく思っていた自分にとっては、明るい兆しを見出せた3戦だった。その点では大いに評価できる結果を見せてくれた。

最終的な23人枠に誰が残るのか、選ぶ側の岡田監督もうれしい悲鳴を上げるくらい、チーム内の競争が激化すれば、南アフリカ大会にも光明が見えてくるだろう。

posted by futbolwold |14:01 | 日本代表 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2009年10月11日

収穫の多い香港、スコットランド戦

代表戦2連戦を見た。
初戦はTVで香港戦。2戦目は6万を超える観衆で埋まった横浜スタジアムでのスコットランド戦だ。

いずれも無失点で2試合合計8得点という完勝である。実力に差がある相手なので無邪気に喜んでもいられないが、2つの収穫があった。

一つ目は攻撃のバリエーションが増えたこと。二つ目はJリーグで活躍している選手を招聘し、その選手たちが持ち味を出したこと。

これまで日本の攻めのパターンはセットプレーからの得点に限られてきた。
流れのなかでの得点は少なく、特にサイドからの崩しには更なる工夫と精度を求められてきた。しかし、ゴール前を高いバックで固められると、これまでいとも簡単に跳ね返されてきた。

一枚のフォワードにピンポイントでボールを合わせられるほどの技術をもつキッカーは日本に限らず世界でもそう多くはいない。したがって日本のサイドからの崩しはけしてうまくいかないことは無理からぬことである。
しかし、この2連戦を見る限り、この点に大幅な工夫のあとが見られた。
1点は同じサイドからの崩しでも、いままでの遠目からの放り込みから、よりゴールライン深く、またよりペナルティー付近からのパスが多くなったことである。

これにより必然的にセンタリングの精度は上がってきて、より得点のチャンスが増えてきた。香港戦での相手バックスとキーパーの間にシュートせいのパスをけった中村俊輔の狙いと、それに応えた4人5人と飛び込んだフォワードが好例である。結果は点に結びつかなかったが、相手バックからすれば脅威の分厚い攻めだった。

この形はスコットランド戦の1点目につながっている。駒野からの早いセンタリングに森本がゴールライン近くまで走りこんで、相手のオウンゴールを引き出した。

昨晩は石川、前田、本田、そして岩政がスタメンから起用されたが、特に石川の動きがこれまでになかった日本代表に刺激的なアクセントをもたらした。石川のスピードあるドリブル突破は得点の可能性を感じさせるものであり、攻撃のバリエーションを増やしくれた。

相手かられみればこれまでの日本のワンパターンの攻撃はとても守りやすかった。しかし攻撃のバリエーションが増えれば、それだけ相手は的を絞りにくくなり対応に苦慮する。
またこれまでその能力を高く評価されてこなかった稲本がキープ力、安定性においてしっかり結果を出してくれた。

彼ら新戦力の働きは、これまで固定されてきたメンバーたちへいい刺激を与えたし、伸びしろの限界を感じてきた日本代表に、次のステップアップの可能性を感じさせてくれたことは大きな収穫だった。2人の中村、そして遠藤の組み合わせも、稲本が加わったことで、ワンパターンからケースバイケースの中盤の組み立てができるようになるだろう。

最後に岡崎、森本の点取り屋の活躍も見逃せない。
特に岡崎はきちんと取るべき点を取っていた。確実性で他のフォワードのなかで一歩頭をぬけだした感がある。決める時にシュートをはずした大久保、松井と対照的だ。ゴール前のイージーミスは一流と二流の境をきっちり分ける。世界を目指すなら、このあたりを克服する厳しさ、貪欲さが不可欠だ。

イタリアでもまれた森本には「点を取るのが仕事」という動きが感じられた。少ない出場時間のなかで、ゴールの臭いのあるところ、必ず森本が走りこんでいた。昨晩の2得点に森本が絡んでいたのがそれを証明していた。

2試合ともゆるい相手のゆるいゲームだったが、収穫はこれまで以上にあったようだ。

posted by futbolwold |11:47 | 日本代表 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年09月10日

ガーナ戦はオランダ戦と表裏一体

三日前にワールドカップ本大会出場を決めたガーナはやはり疲れていたのだろう。

ガーナの3得点は後半21分までの得点で、しかも2得点は個人技の高さで決めたものである。
キーパーが蹴ったゴールキックが大きく弾み、都築の判断ミスもあって、中澤が間単に振り切られゴールを割られてしまった。2点目も同じような速攻からのロングパスにバックもキーパーも置いてゆかれ、無人のゴールに流しこまれてしまった。

1点目のPKを含め、完全に相手に崩された失点でないのが悔やまれるが、身体能力の高い外国人選手をいかに押さえ込むかという長年の宿題は未解決のまま今回もまた先送りされてしまった。

日本の4得点のうち3得点は78分からわずか5分間の間に連続得点した。
70分過ぎからガーナは疲れから、がくんと運動量が落ちた。オランダ戦の日本と同じように。

攻撃で目立ったのは内田に代わって先発した駒野、途中長谷部に代わったベテラン稲本、そしてポスト役をこなした前田。
駒野、稲本ははやり安定感がある。久々に代表復帰した稲本は岡崎への絶妙なクロスでのアシスト、そして自身のミドルシュートとこれまでの鬱憤を晴らすかのような活躍で、代表のオプションが一つ加わったことは収穫だ。稲本の攻撃力が活きたゲームだった。

フォワードはこれまで玉田、岡崎、大久保、興梠の似たようなタイプの組み合わせでやってきたが、長身でマルチなプレーのできる前田との組み合わせは、今後も試してみる価値はある。

勝ち試合だから総じて活躍の目立った選手は多い。中村憲剛、長友の2人の精力的な動きが目立った。
しかし期待された本田は途中出場もあってか、ほとんど見せ場もないまま終了のホイッスルを迎えてしまった。わたしの本田への印象は出来不出来の差が大きい選手というものだ。それだけ期待値も大きいことの裏返しだが、彼のベストパフォーマンスを引き出す状況とはどうあればいいのかよくわからない選手の一人だ。

オランダ戦とガーナ戦、好対照なゲームを見せてくれたが、今回の遠征で得たことは、どんな強いチームでも後半の20分が真の勝負どころということだろうか。

厳しいゲームであればあるほど、気力、体力を最後まで維持できるチームが勝ち残る。

posted by futbolwold |10:53 | 日本代表 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年09月08日

二つの顔を持つ日本代表 オランダ戦総括

90分間のうち70分まではアジアの代表にふさわしかった日本代表、残り20分はこれがさっきまで互角以上の戦いをしてきた同じアジア代表の日本代表かと我が目を疑いたくなる日本代表。

日本代表は二つの顔を持っている。

これほど二つの顔の落差の大きな日本代表が世界のベストフォーにはとても似つかわしくない。動きと集中力の切れた日本代表が見せてくれるいつものパターンが短時間での連続失点。

体と心のスタミナが切れると、がたがた崩れ落ちていく守備網、試合開始早々から、前線で執拗にボールを追いかけるフォワードだが、時間がたつにつれて、味方中盤のとのスペースが間延びしてしまう欠点を抱える。

常に90分間全力でプレーする心がけは結構だが、肉体がついてこない。ここぞというとき全エネルギーをワンプレーに集中できない日本代表の欠点があらわになったが、ドイツ大会のオーストラリア戦の教訓がいまだ活かされていない。

勤勉な日本代表を見ていると半世紀前のボクシングのファイティング原田とダブらせてしまう。1ラウンド開始のゴングがなるや否や、コーナーを飛び出しパンチ力のなさをカバーして、勤勉に手数を繰り出す。毎試合、終盤にスタミナを切らし、がくんと動きが落ちてふらふらになりながらクリンチでピンチをしのぐ。

敵の軽いパンチがいいところにあたると、簡単にダウンしてしまうF・原田。でも人気は抜群だった。神風特攻隊の精神を引きずった敗戦国日本は死に物狂いの“滅びの美学”がお気に入りだった。

戦後60年を経ても、日本人の心の底にはいまだに玉砕という戦い方を引きずっているかのようだ。オランダ戦は90分を戦う戦い方ではない。いけるところまで全力でいき、結果は時の運任せのようなゲームだった。ゲームプランそのものを考え直したほうがよさそうである。

勤勉なサッカー、生真面目なサッカー、緩急のないサッカー、ゲームリーダーのいないサッカー、ゲームマネジメントができないサッカー、これだけ日本の欠点があらわになったのに、軌道修正が遅々としてすすまない。どうしたことか?

それが実力の差、世界の壁、といってしまえば簡単だが、それでは延々と問題解消へ向けた道のりは遠い。
一人一人の戦う姿勢、心構え、あるいは組織としての戦いにのぞむ基本戦略を見直すべきだ。

70分間できたことを、あと20分間持続延長できるためのトレーニングを積み重ねればよい、これがこれまでの多くの賢者たちの多数意見だった。
一見ごもっともな正論ではあるが、愚直な精神論がまだまだ幅を利かせているようなところがある。
戦術的には前線に対し、過度の守備への勤勉さを求めすぎないようにすること。それよりもコンパクトなラインを常に保つことを求めるべきだ。

敵味方で密集するエリアでも中村憲剛が何度か見せたような、個人技による相手マークの突破ができるような選手が日本には育っている。90分間、プレーのレベルが一定に保てるようなチームという組織の課題としてペース、スタミナ配分を考えるべきである。

オランダ戦を見る限り、このままではドイツの二の舞になる可能性が高い。いまから個人技を、フィジカルを強化する時間は限られているし、それはJリーグの各チームに任せることであり、日本代表としてやるべきことは、勝つための戦略を練ることである。

そのキーワードは「勤勉性」の呪縛から解き放たれることである。

posted by futbolwold |13:37 | 日本代表 | コメント(11) | トラックバック(0)
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2009年09月02日

代表のオランダ遠征の注目点

9月5日(土)日本時間21時からオランダ代表と日本代表が戦う。

相手は世界ランキング3位の強豪。南アフリカ大会でベストフォー入りを目指し、世界をあっといわせたい日本代表がその真価を問われる。オランダと対等の勝負をすれば、その可能性を否定しないが、どうなんだろう。

TV朝日で中継するのでいまから楽しみだ。
さて岡田監督がFWの目玉として期待していた森本が体調不良で急遽不参加が決まった。
おそらく玉田のワントップでスタートするだろう。Jリーグで好調を維持している前田の出番はあるのか。岡崎の泥臭いプレーがどこまで通じるのか。

中盤は底堅く俊輔、遠藤のコンビで行くだろう。中盤の守りは長谷部と今野に任せるのか?
点をとりにいく場面では本田が投入されるはずだ。ただ本田の過去のイメージはでき不出来の差が大きい選手という印象だ。気持ちか気分かわからないが、そのときの彼のメンタル面がプレーに大きな影響を与えてきたように感ずる。
地元オランダでいいところを見せようと、積極的な気持ちになれば活躍が期待できる。

さて守りのほうだが、田中と中澤のセンターは不動だが、田中はいつもの目立ちたがりの軽率なプレーは慎んでもらいたい。イージーミスで何度も失点シーンを見せられてきたので。浦和でも守備に不安のある安部は使わないほうがいいだろう。
岩政が国際試合で通じるかどうかを試して見るべきだ。大きなオランダ選手にも高さでは互角に渡り合えるのではないか。

今日の朝日新聞で取り上げられていた日本代表の運動量分析によれば、運動総量では日本代表は世界でもトップクラスだが、後半の残り15分でがくっと運動量が落ちる欠点を指摘されていた。
スタートの15分と残り15分の運動量を比較すると後半の残り15分はスタートの15分の64%に落ちてしまっている。

ドイツ本大会そして今回のアジア最終予選のオーストラリア戦が好例だが、ともに後半の後半にがたがたと守備が崩れ、失点している。体格、体力に劣る日本の弱点を突かれた敗戦である。

ちなみにイタリア、ブラジル代表は日本の逆で後半のほうが運動量があがるというデータが出ている。

日本代表の印象はちょこまか動き回るが、無駄走りが多く、最後に疲れて集中力を切らし、連続失点して負ける、そんなイメージである。
少なくとも、オーストラリア戦を引き合いに出せば、日本の欠点はなかなかなおりそうもない。

posted by futbolwold |11:56 | 日本代表 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年08月26日

監督交代論について一言

日本代表の強化試合が9月から11月まで5試合が予定されている。

9月はオランダに遠征して、オランダ、ガーナと戦う。翌10月はスコットランド、トーゴを日本に招く。そして11月は本大会会場の南アフリカに赴き同代表と戦う。
年が明ければワールドカップへの期待と興奮が徐々に高まる。

こうなると来年の南アフリカWCの指揮を現岡田監督に換えて、経験があり、手腕ある著名な外国人監督にすべきという話題が再燃し、あちこちで議論がますますヒートアップしてくるだろう。岡田監督では実力不足で、本戦での指揮を執るにはなんとも心細い、というサポーター心理の投影である。

しかしそうなる前に一言釘をさしておきたい。
世界を知り尽くした百選練磨の監督に比べれば、確かに岡田監督はあたりまえだが見劣りする。
大枚をはたいてでもいいから、ヒディングのようなプロ中のプロに日本代表を託してみたい、という気持は大いに理解できる。

しかし、外国人大物監督が岡田監督に代わり、短い準備期間で日本代表を予選突破に導き、なかんずくベスト8に導くことができるのだろうか?

世界のトップクラスの代表では優勝請負人として大物監督が短期間でチームを纏め上げ、それなりの好成績をあげるケースはよくある。

岡田監督更迭論の最大の根拠は大物監督による世界の成功例を日本代表に重ね合わせていることだ。日本にも同じ夢をもたらしてくれるはずだと更迭支持者は確信しているのだろう。

代表に選ばれた選手を強化合宿や実践の強化ゲームに引っ張り出すことはなかなか難しい。
代表監督の悩みは選手と監督、そして選手同士の相互コミュニケーションを密にとるための時間があまりにも少なすぎることである。

しかし日本代表の選手拘束時は日本は世界に比べかなり多いと聞く。その一点だけを取り上げれば、岡田監督は恵まれているといえよう。これはJリーグの代表に対する理解が深いことを意味している。

フィジカルと基礎的技術の低い日本人選手は個の力での状況打開が難しいので、数的有利な状況を作りチーム全体が有機的につながるようなチーム作りをしなければならない。
それには多くの時間を使って、相互連係を繰り返し確認して、精度をあげていかなければならない。

チームの組織力で戦い抜くという戦略で戦う限り、長い準備期間と密な相互理解が不可欠になる。
その点、百戦錬磨の一流選手をそろえたワールドカップで好成績をあげてきた上位チームは、選手の個人能力の高さをベースにしたチーム戦略で臨んでくる。
監督の意図するところを理解する能力、それを現実のプレーで実践してしまう能力、監督は選手の個人能力に少しのスパイスをふりかければ、それで良い。

大会直前の短期間に集中的に密な練習を反復することで、チームとしての完成度を高めることが可能だ。監督が選手に要求するレベルの高さに選手は簡単に応えてしまう。

しかし、はたして日本の代表選手のなかで外国人大物監督の高いレベルの要求にこたえられる選手は何人いるだろうか。

外交辞令で日本人選手は能力は高い、テクニックも一流だと外国人監督はことあるごとに言う。しかし、これは「想像していたより日本人選手は~」という前提条件のもとでの話だ。
世界の超一流選手を手元において日々彼らの能力の高さを実感している、外国人大物監督が日本サッカー協会から大金を積まれた手前、日本人選手の本当の実力を公の前で吐露することはないだろう。

外国人大物監督がこれほど危険な賭け(日本をベスト8に導く)そのものをするかどうか怪しい。危険な賭けの日本代表監督を引き受けたとしても予選突破やベスト8入りはオプション条項にして、成功加算金扱いにするくらいのことは逆提案するだろう。私が大物外国人監督だったら絶対にそうする。

話をまとめると、まず大物外国人監督が日本代表監督への要請を受けるかどうかという問題がまずある。仮にその問題がクリアーになっても、世界的なレベルに達していない日本代表を短期間に組織として纏め上げることは難しい。
ましてやベスト8などとは景気付けにアドバルーンを揚げる程度の意味しかない。
消去法としてここは岡田監督でワールドカップを戦うしかないだろう。

従って岡田監督の下で戦う以上、あまり雑音を監督や選手に聞かせるのは得策でない。

posted by futbolwold |07:17 | 日本代表 | コメント(12) | トラックバック(0)
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2009年06月18日

オーストラリアと日本の決定的な差

3年前と同じようにケーヒルにやられた。

オーストラリアの基本戦術は3年前と根本的に変わっていない。
長身のケネディをトップに据えて、ロングボールを放り込んでくる。頭で落としたボールをひろいまくり、シュートに結びつける。
オーストラリアには得点の形がある。けしてスマートさもなく、シンプルな戦術だが得点を狙う意識が高い。

昨夜はケネディと彼へのパスの出所をしっかりマークして、オーストラリアの攻撃パターンは押さえ込んだ。しかし、セットプレーでの2失点は彼らの得点への執念と泥臭い強さにやられた。

最初の失点はボールの落下点に入ったのが田中マルクス一人。かたやオーストラリアはケーヒルともう一人。田中がオーストラリアの2選手に挟まれる格好になった。本来はその逆でなければならない。阿部が空中で相手に体をぶつけていれば、という失点だった。

2失点目もゴールを横切るセンタリングにケーヒルをマークしていた阿部が足を出すことができずやられた。
ここ一番の集中力の差が明暗を分けた。中村のフリーキックが入ったと思った瞬間、ゴールラインにいつの間にか戻っていたのはニールだろうか、ヘッドでクリアーされてしまった。危険を察知する感覚、集中力はさすがだ。

オーストラリアは攻撃も守備の意識も日本より一歩先を行っている。
オーストラリア選手の大半が欧州各国のリーグでもまれている。その経験の差がそのまま結果となって出たゲームだった。
ここぞというときの集中力の差がはっきり出てしまった。この差がまさに世界との差なのだろう。

オーストラリアのとの差を感じたのはもう一つ。

れは中長距離のパスの速さである。
日本は意識してサイドチェンジを試みていたが、そのパススピードがオーストラリアに比べて遅い。右サイドの内田へのパスが何本か通ったが、パススピードが遅くて、その間にオーストラリア選手が戻り、しっかりマークさせてしまう余裕をあたえていた。
高くて固いオーストラリア守備網を崩すには早い攻撃が絶対条件だ。そのためには強いパス、速いパス回しが求められる。

サイドチェンジの有効性は相手守備陣が戻りきれない速さにある。
サイドの選手がトップスピードで走りこんだその先にパスが届くイメージでパスしなければならない。
右サイドの内田が大きなアクションでパスを要求しているシーンが何度かあったが、送られてくるボールが内田のその足元では意味がない。

なぜパスが弱いのかはパスの出し手の問題だけでなく、受ける側のトラップ技術の問題でもある。
後半途中から交代した矢野がパスを大きくトラップミスをして、チャンスをピンチに変えてしまったシーンが象徴的だった。
一人一人のプレーの早さ、確実性が積み上げられて、チームとしてのスピードが上がる。

ウズベキ、カタールの2戦よりも昨夜のオーストラリア戦のほうが、チームとしてのできはよかった。日本代表とオーストラリアのとの実力差はほとんどないといってもよい。

しかし勝敗の明暗を分けたものは、プレースピード、基本技術、集中力、闘争心、勝負にこだわるメンタリティーなどほんのちょっとしたところの差にある。

しかしこの差を埋めるのが実はとても時間がかかる。
手っ取り早く、有効なのが海外のクラブに移籍して厳しいゲームを経験するか、ACLやアジアカップ、年代別の世界選手権のような真剣勝負の国際試合を数多く経験することだろう。
最も基本的な強化策はJリーグのレベルの底上げが代表強化に直結する。

ワールドカップ本大会まで一年。
わずか一年、世界との差を埋めるには、まして「世界の4強」になるにはあまりにも短すぎる気がする。

posted by futbolwold |14:33 | 日本代表 | コメント(7) | トラックバック(0)
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2009年06月13日

2010年までは俊輔の力は必要だ!

ほんのついさっきまで、俊輔は古巣マリノスに復帰するという情報が確実視されていた。

それを信じて21日(日)の浦和戦のチケットを早々に手に入れているが、どうやら「俊輔復帰第1戦」は幻になりそうな気配だ。

俊輔は現日本代表のなかでは年齢、実績ともにピカいちの頼れるベテランである。
若手からの信頼も厚く、俊輔のほうから積極的に代表メンバーにアドバイスをしていると聞く。円熟したベテランと伸び盛りの若手がしっくり融合すればチームはいい状態になる。
チーム内のコミュニケーションも自然に濃密になり、チームに一体性が生まれてくる。
俊輔は自らぐいぐいと引っ張るタイプのリーダーではない。しかし、静かな語り口のなかには経験に裏打ちされた珠玉のヒントが詰まっている。若手は俊輔から多くのものを吸収する絶好のチャンスだ。

俊輔は現時点では間違いなく精神的支柱であり、チームリーダーである。彼の元でチームが一つになればいい。
ドイツ惨敗の大きな要因はチームがバラバラだったことを、当時の代表選手は口にしている。はっきりと口にはしないが、バラバラの根っこは中田秀にあると見ている。

チーム内で孤高の姿勢をとり続けたヒデだが、彼の強烈過ぎるほどの個性はチームを一つに纏め上げる要因にはならなかった。ヒデが悪いのか回りの選手たちが甘すぎたのか、どっちもどっちなのか、いずれにしても日本にとっては不幸な組み合わせであり、最悪の結果を招いてしまった。

ドイツ以降、日本代表のゲームは盛り上がらず、サッカー離れ、いや代表離れといったほうが正確だろうか、街の関心はサッカーから少し遠のいたことは事実だ。この間にWBCの異常な盛り上がりにも左右され、日ごろプロ野球に関心のない主婦の間でもWBCの話題で持ちきりだった。

かたや、WC南アフリカ大会の出場をかけたアジア最終予選の話題は、いまいち盛り上がりに欠けた。
しかし現在の代表チームの状態はけして悪くない。チームとしてのまとまりがあり、控えとレギュラーの差も少なく、結果も付いてきている。来年には間に合わないかもしれないが、10代の伸びしろの大きい有望な若手も育っている。

ACLでアウエーでの厳しい戦いをJリーグの4チーム以上がすでに経験しているが、代表予備軍の選手も貴重な国際試合を経験していて、ドイツのときとは大きく環境が違ってきている。偶然かもしれないが、今回の最終予選で日本はすべて敵地で勝っている。

従ってドイツでの苦い経験を活かし、俊輔と中澤を核にして、チームが一つにまとまれば、もしかして「世界の4強」もあながち岡田監督の戯言には終わらないかもしれないし、ぜひそう願いたい。

posted by futbolwold |11:30 | 日本代表 | コメント(14) | トラックバック(0)
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2009年06月11日

俊輔と本田の起用法に異議あり

昨夜のカタール戦は「世界の4強」を目指す日本代表としては、かなり物足りない。

ウズベキ戦の肉体的、精神的な疲れを引きずったように、選手の動きが重たい。
開始早々のカタールのオウンゴールで、日本のゴールラッシュを期待したが、ウズベキ戦同様、またもや尻すぼみになってしまった。アジア相手にこれだけ手こずる日本を見ていると、世界の前にアジアでの圧倒的な強さを確立するのが先のような気がする。

ウズベキ戦では日本はずるずると守備が下がりすぎて、前線との間が間延びし、セカンドボールを支配できなかった。
守備が下がりすぎる理由はフィジカルの弱さを、数的有利でカバーしようとするため、全員がペナルティー近辺に集まりすぎてしまうからだ。

守り一辺倒になると苦し紛れにボールを蹴り返すだけだから、相手の厚い中盤にボールを拾われてしまう。
うまく前線に跳ね返したボールが味方につながっても、相手守備二人に囲まれると簡単にボールを奪われ、ボールをキープできない。

負の連鎖を断ち切るには、やはりフィジカルの強い選手が個人技でボールをキープしたり、ときに強引に力で突破できないと膠着した局面は打開できない。ウズベキ戦などは特に後半、相手のリズムから抜け出ることができず、一方的に攻められていた。

攻撃ばかりでなく昨夜のカタール戦のように守備でも同じことがみてとれる。今に始まったことではないが、相手一人に日本選手が二人でマークしていても、浮き球の処理が苦手な日本選手を見ていると不安が募る。上半身の強い外国人に勝つためには、フィジカルの強化とともに、ボールの下に相手より先に入るセンスを磨くべきだ。
前線に単純なボールを放り込まれ、そのバウンドしたボールの処理にひやひやさせられることがたびたびある。

この二試合、岡田監督は俊輔と本田を併用しなかった。それは二人のポジションが重なるというのが大きな理由だと思うのだが、俊輔と本田のプレースタイルは似ていない。本田は身長、体の強さにおいて俊輔を上回っている。
昨夜も右サイドで遅すぎる途中交代だったが、本田は二人のマークを力で振り切り、ゴールライン際まで一人で突破したプレーを何度か見せていた。得点に結びつかなかったがゴールを引き出すプレーをしていた。
俊輔ならば周りの味方を使って、局面を打開する。このあたりは同じ右サイドでもスタイルは全く違う。

俊輔はむしろ日本では右サイドではなく、トップ下でボールを散らしたり、2列目からミドルシュートを狙い、ときに前線を追い越して飛び出すプレーをしたほうがいい。今の中村憲の位置のほうが俊輔のよさを引き出せるような気がする。

憲剛ファンには耳が痛いかもしれないが、彼がフロンターレで活躍しているのは強力な外国人フォワードトリオの存在に、逆に助けられている側面がある。

似たようなタイプの選手の中に、個の力でドリブル突破できる選手の存在は組織のアクセントとしてぜひ必要である。特に岡田監督は運動量の多さ、数的有利の保持、ショートパスの多用を選手に求めてきて、ある程度成果を収めてきているが、フィールドプレーヤー全員が似たもの集団になると、負の連鎖からなかなか抜け出せなくなることが多々ある。

一方的に攻められる時間帯が長すぎるのは、組織の中にいい意味での異端がいないことである。異端は適切な表現ではないかもしれないが、プレースタイルの違う選手を適材適所にちりばめ、組織に多様性を持ち込むのである。

金太郎飴のような組織は日本的強さでもあるが、その裏に弱さ、もろさ、恐さが潜んでいる。右サイドは俊輔と本田の定位置という固定観念を払拭して、本大会での残り一年を柔軟な思考でのぞんでもらいたい。

余談だが、アジアの審判の技術レベル、公正意識の低さは目に余るものがある。すべてのアジアで行われる国際試合は、第三の中立な地域(当該国以外のアジアの国ではない)から選ぶべきである。戦う前から11対14(3人は審判)では不公平極まりない。

posted by futbolwold |15:10 | 日本代表 | コメント(9) | トラックバック(1)
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2009年06月09日

WCアジア最終予選2試合の見どころ

6日、日本、オーストラリアそして韓国がそれぞれ2試合を残して早々に2010年ワールドカップ南アフリカ大会への出場が決まった。

日本にとって残り2試合は消化試合となり、メディアの扱いは小さくなるだろう。
6日のウズベキ戦のTV視聴率、街のスポーツバーの入りもそれぞれ低調だった。やはりドイツ大会での惨敗の影響だろうか、ミーハー、にわかサッカーファンがごっそり抜け落ちたのだろう。
それはそれで、熱烈サッカーファンにとってはチケットが手に入りやすくなるので、歓迎するところだ。

さて10日のカタール戦の見どころといえば、常識的には1年後を見据えて、新戦力あるいは新布陣をテストする試合の位置づけであろう。
しかし、岡田監督はウズベキ戦後のインタビューで「これでスタートラインにたった」と答えている。

この言葉を真正面から受け止めれば、新戦力のテストをしている余裕があるのか?
本大会ベスト4を宣言した岡田監督としてはこの1年で、数段のステップアップのためになにをするのかが次なる課題である。
とすれば現時点での最強メンバーで2試合を戦うのがこれまた常識だろう。
真剣勝負のテストマッチが少ない日本代表にとって、消化試合とはいえこの2試合は貴重な試合である。

しかし相手のモチベーションのあり方にも大きく左右される。
カタールが全力で試合に臨んでくれれば、貴重なテストマッチになる。オーストラリアも同様にベストメンバーでむかってくれば、貴重なテストになるだろう。

冷静に考えれば、現時点で日本が世界のベスト4を目指すには世界との差はまだまだ大きい。ある人は岡田監督の願望に過ぎないと思うだろうし、大風呂敷を広げた発言とも感じるだろう。

大会が近づけばイギリスのブックメーカーが優勝国予想の賭け率を発表する。日本を本命視する確率は著しく低いものになるだろう。
世界が日本をどう見ているかがよくわかる。しかしイギリスのブックメーカーの予想はそれなりに客観的で正確だ。

日本がベスト4にどこまで近づいているかは、この掛け率は案外冷静に分析しているのでおおいに参考になる。

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2009年06月07日

真剣勝負の恐さと面白さ

これが数日前の日本代表と同じチームなのかと思うほど、昨夜の日本代表はウズベキスタンの攻めに苦しめられた。

岡崎の泥臭い先制点、それに続く大久保の幻の2点目、ここまではキリンカップの2試合を髣髴させる日本代表だったが、そのあとがいけない。
ホームで絶対負けられないウズベキスタンのモチベーションは先のチリやベルギーの比ではなかった。
これが真剣勝負とゆるい親善試合の決定的な差である。

日本は敵地での試合、同じイスラム圏の身びいきによる、シリア審判団の露骨なウズベキ寄りの判定に悩まされた。試合の始まる前から、重いハンディを課せられたようなゲームで、いいパフォーマンスは発揮できるわけが無かろう。

ウズベキのサッカー協会会長は絶対の権力を持っていると聞く。審判団に甘い鼻薬を嗅がせるくらい、いとも簡単にやりそうだ。

ウズベキが日本のペナルティー内に侵入してくると、思わず「頼むからウズベク選手の体に触るな!」と思わず叫んでしまう。不可解なPKをとられては元も子もない。

日本が前半の途中からゲーム終了まで、リズムを取り戻せなかったのは無理からぬことである。日本の途中交代は思っていたとおり、中村憲と大久保だった。

中村憲は岡崎への絶妙なパスのあと、視野が突然狭くなり、センターサークル付近で短いミスパスを繰り返しはじめた。大久保もいいプレーを見せていたにもかかわらず、相変わらずの得点欠乏症を発症しはじめた。こうなるとチームへいやなムードが波及してくる。こういうときはタイプの違うフォワードと交代させ、リズムを変えるべきである。大久保には高さとポストでのキープができる選手に代えたほうがいいと感じていた。

結果はその通りになって二人は矢野と本田に交代したが、できればせめて後半のスタートから代えてほしかった。前半のようなリズムを取り戻すには、選手が落ち着いたところで、監督の意志を伝えることができるハーフタイムに、しっかり選手に伝えるべきだった。
交代のタイミングがずれたことも、苦戦の一因だと思う。

イエロー、レッドの枚数、フリーキック、コーナーキックの数を比較すれば、どんなに選手がいいパフォーマンスをしても、公正無比な試合の演出者がいなければ、いい試合、いいサッカーは成立しない。

そんな最悪の状況で、しっかり岡崎の虎の子の1点を守りきったことは、拍手を贈りたい。
選手たちがあせらず、パニックにならず、冷静に守ることができたのは大きな進歩だ。
これまでの日本代表の欠点は、絶対的に有利な状況にもかかわらず、なぜか慌ててミスを犯し、無用な失点を繰り返してきた。心の弱さ、心理的な未成熟さが目に付いたが、昨夜の試合に限ってはその弱点も克服しつつあるように見えた。

やはり、ゆるい親善試合、表向き強化をうたった興行利益優先の代表戦のあり方を、根本から変えていかねば世界に追いつくことは難しい。

posted by futbolwold |09:18 | 日本代表 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2009年06月06日

ワールドカップ本大会出場、今夜決まるか?

今夜、日本代表はタシケントでウズベキスタンと戦う。

キリンカップでのチリ、ベルギー戦の結果をオーバーラップさせてしまうと、ウズベキスタン相手に楽勝を重ね合わせてしまいがちだが、それはやめたほうがいいだろう。

チリもベルギーも気持ちが入らない親善試合ムードでやってきて、結果はあの通りだ。
真剣勝負の戦いとは程遠い。

ウズベキスタン戦はタイトなマークと堅い守備網で日本は苦しめられるだろう。虎視眈々とカウンターを狙う作戦に日本は手こずり、けして楽な相手ではない。
キリンカップ2試合はともに大量得点で決まった勝負。野球でいえば大量得点した次の試合は打線が嘘のように沈黙するように、点はなかなか入らないような気がする。

引いて守る相手には、本田、中村憲の正確なミドルが有効だ。単純に左右のサイドから真ん中にクロスを上げるだけでは、すぐに攻撃が手詰まりになる。ミドルシュートについで有効なのがサイドをえぐりペナルティー深くドリブルで進入するプレーだ。ドリブラー松井に何とか望みを託したい。

引いた相手を前に引っ張り出すには早めのゴールがもっとも有効である。そのためには先取点、それも早い時間にほしい。相手が攻めあがれば、日本の速攻も生きてくる。
そうすれば岡崎と矢野の得点シーンのような、ピンポイントで合わせる場面の再現が見られる。

それと有効なのは早いサイドチェンジだ。サイドからサイドへダイレクトに、しかも低くて早いボールを確実に逆サイドに蹴ることができるかどうかだ。キックの正確性が問われるがこれが期待できるのはやはり俊輔、遠藤である。

長友、駒野(内田)がサイドチェンジで薄くなった守りを深くえぐれるか。
早いサイドチェンジで相手を左右に揺さぶり、守備網を切り崩すことができるか。

しかし早めに点が奪えなくてもあせる必要はない。マスコミは日本の世界最速本大会出場を煽り立てるが、それに踊らされることなく自信と忍耐でじっくり点を取ることに集中すればいい。ジリジリとあせる気持ちは守備にも影響を及ぼし、つまらない失点を喰らうことがある。

とにかく精神的にはウズベキスタンは追い込まれ苦しい立場にある。相手の置かれた立場を考えれば、日本は心理的にも有利なポジションにいるはずだ。
相手を見下すくらいの余裕を持ったほうがいい。

がんばれニッポン!

posted by futbolwold |07:11 | 日本代表 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年06月01日

キリンカップはウズベキスタン戦につながらない?

今週土曜にアゥエーでのWカップアジア最終予選、ウズベキスタン戦が控えている。

キリンカップはまさに最終予選の最終テストを兼ねた試合になったが、結果は2試合で得点8、失点ゼロの完璧な結果となった。

昨夜のベルギーは前半、引いて守り、プレッシャーもきつくなく、日本が自由自在にパスを回し、圧倒的にボールを支配していた。ベルギーは全員がゴール前に引いて、カウンターでの速攻ねらいの作戦だったが、その攻撃も単発で、前線へフィードするパスの精度も低く、全く恐さを感じさせない。
さすがに後半はがらっと戦術を変えて、日本陣内でボールを奪おうとプレスをかけてきたが、迫力、気力は感じられない。

国立での代表戦は久々の満員で、それはそれどいいけれど、もっと強い相手を招集しなければ、強化試合の目的は達成されない。達成されたのは興行としての試合である。

前から言われていることだが、「強化と興行」はなかなか両立しにくい。「強化」を最重要課題とするならやはり海外遠征で、手ごたえのある代表なり、クラブと試合をするべきだ。

今回のチリにしてもベルギーにしても、大量失点、無得点試合にプライドを傷つけられた怒りやイライラ感が彼らからまったく伝わってこない。淡々とゲームをこなしている、そんな感じが画面から感じ取れた。

敵地での真剣勝負の戦いは、今回のキリンカップ2試合のような楽なゲームはできない。なにが起こるかわからないのがサッカーという競技だ。
キリンカップの収穫といえば選手が「自信」という目に見えない力を得たことだ。しかし、それが即、勝利に直結はしないという気持ちを持たないと、痛い目にあう。

ウズベキスタン戦でいい結果を残して初めて、日本代表の評価が固まる。

posted by futbolwold |15:13 | 日本代表 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年05月28日

チリ戦、若手の成長で快勝

昨夜は友人からチケットをもらい、東京ドームで巨人対ソフトバンク戦を観戦していて、キリンカップ、チリ戦は帰宅後ビデオ観戦となった。

結果はご存知のとおり4対0の快勝。得点力不足で悩んできた代表の鬱憤を一気に晴らしたゲーム内容だった。相手は中心選手が幾人か抜けて、初代表が多かったようだようだが、日本も条件はほぼ同じだ。

代表常連組みの俊輔、トゥーリオ、松井、大久保、田中達らが抜けた日本もまた現時点での最強ではない。しかし、岡崎、本田、山田直ら若手が十分すぎるほど、その穴をしっかり埋めた働きをして、堂々の勝利である。

岡崎の人当たりの強さ、競り負けないスピード、シュートの確実性などフォワードの必要条件をきっちり果たしたことは大いに評価できる。

五輪代表までの本田の印象は勝負しない選手というものだった。相手に寄せられるとバックパスで逃げ、前での勝負を避ける頼りなさばかり目が付いていた。
しかし昨晩の本田は敵を背中でブロックして、適切なパスを送り、最後は初得点まで決めた。1点目の岡崎の得点は半分以上、本田のミドルで勝負あったというべきだろう。
オランダでの成果が確実に出でてきた本田を改めて評価したい。

山田はJリーグと同じような動きを見せてくれた。代表デビューで硬くもならず、攻守のアクセント役をしっかりこなし、周りがよく見えるプレーは天性のものを感じさせる。
4点目の本田へのパスの前のプレーは、シュートフェイントをかませ、相手を引きつけ、本田のシュートコースを空けたプレーに18歳とは思えない落ち着きとひらめきを感じさせてくれた。

20歳前後の若手が結果を出して、中堅、ベテランとの連携がスムーズに働いた試合だった。31日のベルギー戦で結果を出せば、これはホンモノかと思わせるだろう。またそうであってほしい。
久々の代表快勝で、人気低迷気味の代表戦が活気付けば、サッカーファンとしてもうれしい限りだ。

posted by futbolwold |11:30 | 日本代表 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年04月03日

岡ちゃん、勝っても不人気の理由

2010年、WC本大会出場がほぼ見えてきた日本代表だが、岡田代表監督への評価は相変わらず低くて厳しい。

試合に勝っても内容が乏しい、アジアで勝てても世界相手には通用しない、勝ちのこだわる現実的サッカーで将来へつながる夢がない、ジーコのようなカリスマ性、オシムのような卓越したサッカー理論がない、挙句の果てはWC本大会の監督は外国人監督を起用せよというブログまで散見される始末だ。

ここまでアジア最終予選で無敗を保っているが、岡田監督は「勝負」よりも「内容」を問われている。

思うに世界の4強を目指す、という岡田監督のメッセージと「内容」の落差が問われているからだろうか。
それとも、ジーコが率いたドイツ大会惨敗の残像が岡田ジャパンにダブって見えるのだろうか。
最終予選のもう一方のグループは一昨晩の「韓国対北朝鮮」のように、熾烈な争いをしている。ダエイ監督が更迭された不振のイランと首位韓国との勝ち点差は3試合を残して「5」で、イランの最終予選突破の可能性はまだ十分にある。最終戦まで本大会出場国争いはもつれるだろう。

かたや日本とオーストラリアが属するグループは、ほぼ先が見えてしまった。
幸いに“緩いグループ”に日本が入り、熾烈な予選を経験せずにすんだ。日本代表にとって厳しい予選を勝ち抜けば、精神的にも肉体的にも、もう一段階ステップアップが望めるが、こんな緩いグループのなかで、しかも格下のバーレーンに苦戦しているようでは、世界は遠いという印象が強いのだろう。

現状のアジア枠、4.5そのものの見直しを求める意見もある。わざわざ、既得権利を放棄するのも、日本的謙譲精神のなせる意見のようだが、私はこの意見に組しない。

また岡田監督の低評価の背景には、前オシム監督の影響が色濃く投影されている。志半ばで病に倒れたオシムのドラマチックな悲劇性がオシムの評価を高めているのではないか。
オシムへの期待の大きさが、悲劇で増幅された感がある。

歴代のWC本戦で指揮を執った監督といえば、トルシエ、ジーコ、そして岡田監督自身だ。
トルシエはアジア予選を経験していない。トルシエは日韓共同開催のホームアドバンテージを活かし、本戦予選を突破した。ジーコはアジア予選を突破した。
私はホームでの予選はすべてスタジアム観戦をしたが、ジーコジャパンの戦いぶりは、常にはらはらどきどきの連続で、おかげで血圧が高止まりしたいくらい、体に悪い戦いをしていた。
それに比べれば、現岡田ジャパンの戦いは相当安心してみていられる。

トルシエとジーコはアジア杯をともに制したが、オシムは優勝を逃し、最低ラインの3位も確保できなかった。オシムは残念ながら実績を残していない。にもかかわらず、オシムとの比較で岡田監督は常に貧乏くじを引いている。

2010年の南アフリカ大会を岡田監督が代表を率いれば、ワールドカップ2大会出場の日本初の監督となる。
なんやかんやと言われても、岡田監督はそれなりの実績を残してきた。そこはきちんと評価しなければ公平を欠くだろう。

posted by futbolwold |07:18 | 日本代表 | コメント(20) | トラックバック(0)
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