2008年06月14日

負けるな!坪井、戻って来い坪井

「(代表で)試合に出られない悔しさと、それを押し殺してチームのためにやらないといけないという葛藤(かっとう)の中、ストレスを感じていた」こういい残して、坪井は代表から去っていった。生涯レッズの一員として、これからは原点である浦和レッズに戻り、専念するといっていた。快足のDFとして新人王を獲得した坪井のサッカー人生はこれまで順調そのものだったが、先の代表辞退はけがを除けば始めて味わう大きな挫折だった。

しかしレッズに戻った坪井は次第に輝きを失い、先発メンバーから名前が消えてずいぶん時間がたった。どのチームにも存在する、厳しいチーム内のポジション争いの結果とも、すこし違う理由から坪井は輝きを取り戻すことができないのだろうか。
体の切れが回復していないのか、精神的な弱さがプレーに反映しているのか、外からはうかがい知れない。
昨シーズン、固定メンバーでJリーグ、ACLを戦い、多かれ少なかれ大半の選手はポンテのように肉体は悲鳴を上げてぼろぼろになった。肉体同様、リーグチャンピョンになれなかった精神的ダメージも想像以上に深かった。
代表のメンバーになっても金銭的な恩恵は少ないと、漏れ伝え聞いている。日の丸を背負うという個人的プライドのために、そして一部の選手にとっては世界に自分を高く売り込む、もっとも有効な手段としての代表入りである。

結果的に坪井はその二つに自ら潔く決別したわけだが、残念ながら所属チームへの貢献もままならない状態にある。代表にとっても所属チームにとっても、二重の不幸である。

代表入りしてもピッチに立てるのは最大14名。14名から外れたメンバーは坪井と同じジレンマを抱えている。控え選手はいつか自分の出番のあることを唯一心の支えとして、ジリジリと待っている。弓を限界までふりしぼるように、いつでも強くて早い矢を放てるように、控え選手はベンチで満を持している。ワンチャンスをものにして一流選手の仲間いりを果たすたくましい選手もいれば、競争のプレッシャーを避けて通る選手もいる。

エリートほど逆境に弱いといわれるが、坪井よ、君の快足をもう一度みたい。香車のようにサイドを上下する背番号「2」を見てみたい。負けるな!坪井。戻ってこい坪井。

posted by futbolwold |09:03 | コメント(0) | トラックバック(0)
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