2007年08月27日

日本化について ~残り時間10分の守備~ 補足

前回書いた"日本化について ~残り時間10分の守備~"へのコメントで
"1点を守りきるより追加点を狙う方が日本の強化に繋がる"と頂きました。
これについて特に否定するつもりないのですが、深読みすると下記の発言が気になりました。

カメルーン戦前に"攻撃練習か?"守備練習だと話した。
『攻撃が圧倒的な状況にあって、何ができるかを試してみたかった。』
試合後も前日の話と継続した発言をし
『しっかりと守備を固めれば、強敵に勝つこともできるという例だったかもしれない。』
さらに阿部が下がった3バックについてもコメントしている。
『選手が考えた結果、そうしたのだと思う。2トップに対して、最後列で1人余らせる
守備を選択した。そういう選手の意思は尊重すべきではないか。』

新たな攻撃の選手を試しながらも、守備面のチーム戦術を高める所にポイントがあった
のではないかと考えています。
オシムの守備に関する発言(著書、インタビューより)を拾ってみると
・中盤では走る (マークを外す為、危険なスペースを埋める為)
・自陣ゴール前ではGKの、攻撃を予測した積極的な守備
・中央の守備は、基本路線としてCB 2人+ DMFにより挟む方法でいく
等がありますが、追加出来る項目が、あるかないかを気にして見ています。

オシムは『試合中に常に変化する状況を、的確に判断する事』も求めています。
例えば、前半1-0でリードしながら、後半開始早々に一人退場となるケースもあります。
かなり特殊な状況ですが、ありえる話ですし、これでも攻撃的なスタイルを続けろという
意見はあるかもしれませんが、落ち着いて守り抜く事も必要ではないでしょうか。
最近は日本代表は退場者があまり出てないですので、逆に大一番のW杯予選で起こった場合
"残り時間10分の守備"の意思統一が出来ていれば、それを応用する事も出来ると思います。

多少状況は違いますが、2006W杯 イタリアvsオーストラリアの試合で1-0で勝利した
イタリアは見事だったと思います。また駆け引きもおもしろい試合でした。
後半早々退場者を出したイタリアは守備を固めました。オーストラリアが攻め続けて、
ヒディング監督はいつもの様に、ドンドン攻撃的な選手を入れて勝負すると思いきや延長を
考えて、イタリア選手のスタミナを奪う事を意識したのか、いつものアグレッシブな
采配ではなかった。オーストラリア選手にもこの意思が伝わったのか、ロスタイム表示が
されるころには全員延長を意識したと思う。しかしこの瞬間イタリアが攻撃モードに入って
PKを獲得して、1-0の勝利。
筆者はこの試合でイタリアが、どのチームでも考えるこの隙をねらっていた様に思った。
また11vs10の数的優位が生まれた事により、あのヒディング監督がいつものアグレッシブさ
を出さなくなり、その結果出来た隙。もし延長なんか考えない采配をしていたら、違う
結果になったのではと思わせる駆け引き。

守備的なイタリアスタイルは好きではないが、この試合できっちりと仕事をし、そして
勝利したイタリアは、"見事"の一言でした。

この例はちょっとずれているかもしれませんが、選手全員が流動的に攻撃と守備を変化
させて対処していく日本スタイルに期待したい。

posted by きっと |02:58 | サッカー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年08月25日

日本化について ~残り時間10分の守備~

オシムは攻撃的なパスサッカーをやろうとしている。筆者もそれに反対ではない。
しかし現実的には、守備の時間は必ず存在する。と言う事で、最近は新たな
攻撃的な選手探しといった風潮ですので、あえて守備の話をしてみます。

FIFAランキングは置いといて、もしアメリカのプロスポーツでよくある攻撃力と
守備力を数値化してランキングを着けた場合、日本代表は攻撃と守備の順位が
離れているとなんとなく思っています。(攻撃力は得点のみで順位が決まる訳
ではないとして下さい。)
例えば、攻撃力: 40位、守備力: 90位みたいな感じです。
長所をより伸ばして、短所をカバーするという発想もありますが、しかし
バランスが悪ければ安定感に欠けます。更に強豪国に守備の弱いチームなんて
ない。日本も更なる飛躍のためには強化は不可欠のはずです。

ここで"1-0のリードで後半残り10分"の状況を考えてみる。ここでこの1点を
守りきるという戦術があるが、その戦術と言っても様々である。
1) 定番戦術として、守備的な選手を交代で入れて守りの強化を図る
2) チーム戦術として"攻撃の意思がないパス回し"、"時間稼ぎの選手交代"等
3) 選手個人が行う"怪我のフリ"、"選手間でトラブルがあったフリ"等
多くの国が、これらの戦術を柔軟に使っている。

最近の日本代表は2)のチーム戦術として、"GKまで含めたパス回しから相手陣の
コーナー付近でボールをキープする"高度な時間稼ぎをかなり身につけた。
ではその2)を補完する意味で、1)を実行する手はあるが、日本は過去に失敗を
している。

1998W杯予選、Homeの韓国戦で、山口のゴールで先制するも最後は逆転を許した試合。
たぶんここが"守備的な選手投入する戦術"を捨てたターニングポイントだったと思う。
この敗戦後、『日本にはまだ、1点を守りきって勝つ文化はない』といった趣旨の事が
語られていた記憶がある。そしてこれ以降の試合で、1-0リードの展開であっても攻撃的
選手と守備的な選手を交代させて、そのまま終わらせた試合は記憶にない。

たしかに改善している"相手陣のコーナー付近でボールをキープするためのパス回し"
は、うまい言い方をすれば、『攻撃は最大の防御』を実行している事になるが、
そんな格好の良い事ではない。身長差のある相手を自陣に入れたくない、
『自陣で守りきるのは難しいから、相手陣でキープしよう』という感じか。

3)を加える事はいつでも出来るが、遅延行為として反則を取られるリスクがある
さらに日本人が勝負をする時に、使う言葉で
『みっともない姿を、晒してまで勝ちたくない』という面がある。
見ているサポーターも、残り10分で選手たち全員が急に"怪我のフリ"を始めたら
スタンドが声援から失笑に変わりそうである。

そうなると今実行している2)を更に強化するしかない。
相手はこんな状況だ。
・必死で攻撃に来ている
・攻撃の選手が増えている
・得点しなければ負ける、というあせりも生まれる
相手は守りの面でリスクを犯して、点を取りにきている。

この守備の弱い所を選手たちがパス回しから判断して、急なスピードチェンジで
攻め込み、うまくいけば得点出来るようなパス回し。
相手陣内でただキープする以上のポジティブな姿勢。
この辺りの見極めを強化する事もオシムの計画には入っていると思っている。

posted by きっと |23:42 | サッカー | コメント(3) | トラックバック(0)
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2007年08月23日

生き残るのは誰? ~カメルーン戦後 オシム監督会見より~

最近は記者への意見ばかりだったから、久しぶりに日本化に向けた
深読みをしようと思ったが、この試合は『日本スタイルの構築』とは
少し違うと見ている。と言うのは、日本代表チームを構成する要素として
何年たっても"日本スタイルだな"となる土台とは、別の要素がある。

(1) その時代に日本代表になれる選手の技術、タイプ
(2) 監督それぞれがイメージしている理想形
(3) 時代ごとに変化していくトレンド
(4) 更に強豪国によくある選手同士の相性

(1)~(4)の各要素については、またいつか触れる機会があると思うが
これらの要素によって変化をしていく。
今回の試合はこの(1)に当たるのではないかと考えている。『日本スタイルの構築』を
実現するため、そしてW杯予選が迫ってくる現実的な面の両方を満たす
ための選手選考だったのではないか。決定的なパスを出せる3人を
使ったアジア杯とは違うタイプの攻撃的選手。もう俊輔と遠藤が攻撃的MFとして、
同時に使われることはない気がした。
ただ流動性のあるパスサッカーを目指す以上、質の高いパスを出せる選手は必要だ。

これは筆者の個人的な理想だが
 最後尾にベッケンバウアーのような選手
 ボランチにピルロのような選手
 攻撃的MFにジダンのような選手

この様なタイプの選手がいて、どのポジションからでも決定的なパスが出せる
なんておもしろそうと、アジア杯の時はCBに阿部がいたので考えていましたが
CBのファーストチョイスは中澤、闘莉王のコンビみたいですね。

9月のオーストリア戦、スイス戦は誰がスタメンか、そして生き残るのは誰か。
ちょっと楽しみになってきた。

最後にオシムの発言で驚いた事を1つ。
『その本は行間を読まなければならない本である。』
ヨーロッパでもあるんですねこの言葉。池波正太郎の鬼平犯科帳を思い出した。

posted by きっと |23:38 | サッカー | コメント(5) | トラックバック(0)
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2007年08月22日

やっぱり日本のサッカー記者って ~見るに耐えない三流記事~

今日の試合についてはオシムの発言がまとまってから書くとして
これプロが書いたの?という話

スポーツ報知 8/22の記事 タイトル
『オシムの宿題!強敵攻略法は“自分で考えろ”…22日・カメルーン戦』
(リンクする気にもならない記事です)

非常にガッカリする記事である。もはや確信を持って言うがこの記者は自分の
取材対象である人物に対して全く調査をしていない。サッカージャーナリストの
在り方について意見された事に対する逆恨みとしか取れない記事である。

このオシムを深読みするというblogを立ち上げて1ヶ月、本文を書くに当たって
可能な限り彼の発言を拾い、日本化(日本スタイルの確立)とはどういうことか
考察して書いている。サッカーは最も好きなスポーツであり、以前から機会が
あれば見たり、記事を読んだりはしていた。
さらに加えてこの1ヶ月はサッカーについて調べる事も増えた。
まぁ、文章を書く事に慣れていないため、うまく伝え切れない場合もあるが
読んで頂いた方からのコメントで助けてもらったりしながら書いている。
今は1つの文章に2~3時間も掛かるが、読んでくれる人がいる以上、事実
確認をしながら書くのは当然の事と考えている。

さてこの残念な記事の話に戻ろう。この記者が日本サッカーの事を真剣に考え
"こんなサッカーは日本人には合わない。オシムを解任して新監督を"という
のであれば、そう考える理由を論理的に記事にして書けばいい。オシムは記者が
そのくらい突っ込んでくる事を望んでいるのは著書を読めばわかる。
しかしこの3流雑誌のような内容、記者でもない筆者が飽きれかえる程の不勉強。
自分の仕事を楽にするために、次の試合のスタメンまで発表してくれるような
監督を求めて書いているのか。
とりあえずこの記者はオシムが嫌いだということだけは分るが。

報知スポーツは大手新聞社が発行するスポーツ紙ということで、今までは
信頼できる情報として見ていたが考え方を変えます。今後はサッカー記事を
読む時は、東スポを見る感覚で行こうと思います。
(読売新聞も今月でやめよ。)

posted by きっと |23:25 | サッカー | コメント(27) | トラックバック(0)
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2007年08月18日

日本化について ~日本人のメンタル面~

オシムは著書の中で日本人の長所に上げている一つです。
『モチベーション、自らコントロール出来る闘争心が高い』

これについて書くのは、専門知識もない心理学的要素が入りそうで非常に難しい。
そこで "国際大会で日本選手のメンタルは強いか? 弱いか?" という形にハードルを
下げて書いてみます。

例えば柔道の選手が、五輪で金メダルを取った時にインタビューで
「ホッとしました。」と答えたりします。競技が日本で生まれた事もあり
常に国民の期待が重く圧し掛かっています。このプレッシャーからの開放から
出た言葉ですが、勝ち抜いた人からは強い精神力を感じます。

水泳の北島選手や女子ゴルフの宮里選手からも、同様に国民の期待を
背負っているがそれに負けない精神力を感じます。

その逆、プレシャーに押しつぶされたシーンも見た事があります。
スキージャンプの原田選手や男子マラソン等は、それに当たります。

ではそのプレッシャーって何、となると
・養うべき家族のため、お金が必要
・周囲の期待
・勝利により得られる名誉
日本ではこんな所でしょうか。

外国ではさらに
・将来の保障
・場合によっては敗北による罰
等が加わる国もあるでしょう。

こう書いてみると、個人差はあるでしょうが日本選手が、他国選手と比較して
弱いという事は決してないと思っています。もし敗北は死罪なんて国の選手と
対峙したら、どうなるかわかりませんが。

サッカーにおいても日本代表になる人間は負けず嫌いの集まりであり
プレッシャーに弱い選手なんて生き残れないと思います。

ではなぜW杯の豪州戦の残り数分で、心の折れる雰囲気を感じたのか。
これは団体競技だから言える事ですが、
『個々は強い精神力を持っていた。しかしその意思の統一はされていなかった』
ということでしょうか。
精神力とは言い換えれば"気持ちの強さ"です。その気持ちがまとまれなければ
バランスが崩れ、良い結果が出せないということですね。

日本人は集団で行動するなんて言われますが、
物を造る、相手と協調することは得意ですが、集団で戦うとなると
過去の記憶から、臆病になっているのですかね。

いや、これはちょっと飛躍しすぎですね。
U-20の戦いは決して暗いイメージではなかったですから。

(U-22は意思統一の面で不安を感じる。2006W杯の様にならなければいいが..)

posted by きっと |00:35 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(1)
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2007年08月17日

日本化について ~客観的に分析するとは~

このblogでこの2,3日こだわっている『記者主催のアジアカップの総括会見』は
各社全くやる気がないようである。昨日のコメントでも書いたが下記の手法は
どうだろうか。

1) スポーツ紙のWEBで質問をして欲しい内容を募集する
2) 寄せられた内容を集計する
3) 質問のベスト5についてビデオで再チェック
4) さらにその件で選手へ取材をする
5) 会見でサッカーファンの総意としてオシムにぶつける
何も変わらないとは思いますがもう一押ししてみました。


ところでオシムは『敵味方共に客観的に分析する』っていいますよね。
最近野球の星野監督をテレビで見て思ったことがあります。

サッカーアジア杯 日本vs その他の国に関する報道
野球五輪予選   日本vs 韓国、台湾に関する報道

この2つを比較した場合、
野球はWBCで世界一になったが、相手国を十分に警戒する論調を強い
サッカーは2連覇中であるためか、野球ほど相手を警戒する論調
だったとは思えない。

野球の日本チームは、今後何回WBCに出場しようと、どのチームに対しても
常に相手を警戒をした報道をするでしょう。
野球はサッカー界でみればブラジルの立場にあたると思うが、戦力に
よほどの差ないかぎり、こういった報道をしています。

さてサッカーの場合、監督や選手は、相手チームの現状を把握して試合に
望んでいると思いますが、報道は楽観的だった気がします。

客観的に敵味方の分析が出来る野球はA級ジャーナリストがあたり、
サッカーはB級ジャーナリストが書いているのですかね。

posted by きっと |02:37 | サッカー | コメント(4) | トラックバック(0)
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2007年08月16日

記者会見担当の皆様へ

今回は昨日のblogで話題とした記者主催の『アジアカップの総括』はやはり
実現してほしいと言う事で、記者の方々への手助けになればと書いてみた。

日本代表監督を記者会見する担当者なら、当然読み終えたとは思いますが
日々サッカー取材、研究でお忙しいためまだ読んでいない方ために、
オシム著書からポイントをピックアップ致しました。

『日本人よ!』より 
オシムが見る日本人の特徴
長所
・モチベーション、自らコントロール出来る闘争心
・機敏性
・変化にとんだ流動性
短所
・フィジカル面は平均的には劣る。しかし190cm以上の選手はいる。

その短所を補う対策は
・中盤では走る (マークを外す為、スペースを埋める為)
・自陣ゴール前ではGKの、攻撃を予測した積極的な守備
・敵ゴール前では、高さに強い選手を活用

その他の必要な事は
・メンタル面での、自分たちを信じるポジティブな気持ち
・敵味方共に客観的に分析する
・試合で使えるテクニックの向上
・あらゆる局面で、もっとアグレッシブにプレーする

オシムの考えは日本人の長所を生かす事かと思います。

そしてアジア杯後のコメントからは
選手への課題 (日本に何十年も欠落しているもの)
・個人の向上なしに組織の向上は有り得ない。
・シュートの正確性は個人に委ねられる。
・トップスピードで自由にボールを扱える選手も足りない。

戦術
・中央の守備は、基本路線としてCB 2人+ DMFにより挟む方法でいく
・戦い方とスタイルは変えない(パスを主体とした攻撃サッカー)

更に私の解釈ではキーワードとして、『考えて走る』の次に『スピード』
が上がっていると思っています。

これらを頭にインプットして、サッカーファンが聞きたがっている事を
組み合わせれば、プロのサッカージャーナリストとして代表チームに
対するビジョンを持った質問、意見、提案はして頂けますよね。

記者会見担当の皆様
以上、よろしくお願い致します

posted by きっと |00:03 | サッカー | コメント(8) | トラックバック(0)
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2007年08月15日

記者への提案 ~カメルーン戦メンバー発表会見より~

久しぶりにオシムのインタビューがあった。いつもの形式で深読みしてみる。

まずは会見の要点をピックアップしてみた。
・アジア杯参加メンバーは信頼している。しかしメンバー入りの競争は続いている
  攻撃の選手はJ-リーグの2試合後、追加召集する
・カメルーン戦は、選手のクオリティーを上げる良い機会
・主催が協会ではなく、何故記者から会見を開く提案がないのか
・ジャーナリストの仕事は、選手選考に対するプレッシャーも含まれる
・ジャーナリストは、(監督を含む)スタッフと同じ目線で、選手を観察すべき
・9月のヨーロッパ遠征は、カメルーン戦で召集したメンバー + 欧州組
・日本人の五輪へのこだわりは理解できないが、その気持ちは尊重する
 ただU-22のメンバーを呼べないのは残念
大体こういったところか。

今回のやり取りでまず、感じたのは記者からの質問がまともだった事。
そしてオシムが考えるジャーナリスト像を記者に語り、アジア杯について
聞きたいなら会見を主催しろとまで言ったことだ。

この提案はぜひ記者の人たちは受けて欲しい。
オシムは"例え自分と違った意見であっても、サッカージャーナリストとして
代表チームに対するビジョンを持った意見は歓迎する"といった趣旨の事を
著書でも言っている。
記者が挑発と受け止め、感情的なやり取りをするのではなく、自分なりに
試合に対する検証をして望んで欲しい。そうすればオシムの考えが
良く見えると思う。
しかし『どうすれば決定力が向上するか』みたいな質問をした場合...
(1) 丁寧に答える
(2) 勉強しろと促す
(3) 呆れる
ん... さすがにこの質問はないな。

(このblogで質問を考えたら、記者が採用したりして)

posted by きっと |00:46 | サッカー | コメント(7) | トラックバック(0)
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2007年08月14日

オシムの『日本人よ!』を読んで

オシムの著書『日本人よ!』を読んだ。以前に『オシムの言葉』は読んでいたし
この本もいずれは読んでいただろうが、このblogを始めた事により、読む事が
義務の様に感じていたのは、少々不思議な感じだった。

今後、深読みのためにこの本の内容を引用する事があると思うが、少しドキッ
とした部分があったので、それについて書きます。

『日本が抱かえる問題は、日本人が誇りとして考えているその国力にあるのでは
ないか。望むと望まざるとにかかわらず、様々な理由から多くの分野において
日本は大国である。しかしサッカーにおいて、必ずしも最強かつ最高ではないのだ。
日本の人々は政治的、経済的に成長し、国際的な地位も高い。実際に生活ぶりも
世界最高水準にある。だからと言って、そのままサッカーにおいても成功し
世界で3,4本の指に入ることになるだろうか。』

これは日本人が自分たちのサッカーにおける現実を見ていないという説明で
使われた言葉である。これを読んで"そんなことは思っていない"と感じる人は
多いと思う。もちろん筆者も日本サッカーが最高レベルとは思っていない。
それどころか"日本が大国である"という感覚すら薄い。

しかし外国人の目で見た時、こういった意見も出てくるという事になる。
この日本の様々な分野での立ち位置について、自分自身があまり意識していない
事にドキッとし、いろいろと考えさせられた。

いつも外国人と話をする時には、心の隅で意識している。この発言は
『宗教的に問題ないか』、『人種差別にならないか』、『相手国を蔑んでいないか』
等、注意して話しているつもりだ。でも日本の国力なんて全く意識していなかった。
彼らとの世間話の中で、"お高く留まった感じ"なんてなかったと思いたい。

posted by きっと |01:03 | サッカー | コメント(10) | トラックバック(0)
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2007年08月13日

守りを固めた試合 ~夏の思い出~

日本代表の試合で、守りを固められて得点出来なかった試合をアジア杯でも
見ましたが、ここで私自身の体験談を1つ。

中学3年の夏、1ヶ月間で13試合戦い、全国大会出場した思い出...
愛知、岐阜、三重、静岡それぞれの県を勝ち抜いた優勝、準優勝が出場する東海大会。
岐阜1位として対戦するのは静岡2位のチーム。サッカー王国静岡のチームが強い事は
分っている。しかし1試合平均3点の高い攻撃力と平均失点0.6点の守備力で自分たちにも
自信はあった。いつも通りやるだけ。

しかし試合が始まって直ぐに分った。『上手い、実力が違いすぎる...』
事実この試合、センターラインを攻撃で超えたのは2,3回(ドッカンクリアは除く)。
相手は余裕でプレーしていた。こっちは全員必死で守備をする絶体絶命の状況。
だがこの日はついていた。相手のシュートはことごとく"枠外"、"キーパー正面"、
"ポストを叩く"、"DFに当たる"等で入らないのである。
相手は次第に焦りから、単調な攻撃、無謀なミドルシュートを繰り返した。
しかも壊れたリズムの中、味方同士ミスに対して、不満をぶつけ合っている。

こっちは11人が1つの意思で統一されていた。『PK戦までねばる』
格言という程ではなかったが、中学生ながら、敵味方共に知っていた感覚
『PK戦はゲームを支配した方が負ける、そして粘った方が勝つ』

試合は延長に入り、私がマークする相手エースの"みんな落ち着け!"の声が響く。
しかしペースは変わらず延長後半も残り3分。
この次のシーンは頭の中に鮮明に焼きついている。(CB目線で読んで下さい。)

1) センターハーフからボールは右へ。
2) ウイングが軽くキープしてクロスを上げる。
3) ボールはファーサイドから、更に離れた位置の逆ウイングへ。
4) ワンタッチで戻された低いボールは、再びファーサイドに入ってきたMFへ。
5) 私は体を張って、シュートコースに入るがボールはダイレクトで中央のFWへ。
6) 短いパスが繋がり、鮮やかなシュートがゴールネットを揺らす。
そして数分後、試合終了。 0-1の敗戦。

右 -> 左 -> 右 -> 左と振られ、守りきれなかった見事な攻撃。
鮮やかなパス回しから、取られた記憶に残る失点。

代表の試合で、守りを固める相手を見るとを思い出すんだよなぁ、このシーン。
『あいつらに出来た事は、日本代表なら出来るだろ』って。

posted by きっと |02:27 | サッカー | コメント(2) | トラックバック(0)
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