2007年07月31日
コメント欄でも書きましたが、昨日の深読みの解釈について少し説明したいと思います。
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オシムは就任会見でこのように言っている
『現在のサッカーのトレンドは常に注目していく。ただし他国のマネはしない』
2006W杯で注目点ではミドルシュートがあった。改良されたボールで
不規則な変化をする無回転シュートを打つ事は、この1年間のトレンドだった。
よって世界のサッカーの流れからすれば、隙あればミドルシュートは打って当然のはずだ。
更に『ゴール前で守りを固める相手にはミドルシュートを打って、相手を引っぱり出す』
これは古くからのセオリーであり、ジーコ前監督の時も打っていた様に思う。
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この事実から"縛りがあった"と結論を導き出しましたが、当初は下記の選択肢を用意していました。
監督、選手共に分っていながら、ミドルシュートは少なかった。何故?
1) ミドルシュートで打開出来る局面でも、パスで崩すことを徹底した強い制約があった。
2) 今まではシュートかドリブルを選択していた局面に、パスを加える約束事があった。
3) 指示はなかったが、選手自身パスの意識が強く、結果として自分たちを縛ってしまった。
4) 気候、疲労等から、自ら突破してシュートに行く体力がなかった。
基本的に1) -> 4)に向かって縛りが弱くなっていく感じです。
この中で1)ぐらい強い縛りが全くないとは言い切れませんが、現実的には2)ぐらいの可能性は
あるのではないかと考えていました。
しかしいざ書くとなると、ちょっとした拒否反応を覚えました。それは1) -> 4)になるにつれて
日本代表のレベルを下方修正している気がしたからです。そこで1)を使った結論にしました。
しかしコメントを頂いた方の内容を読んで、やっぱり2)ぐらいの方が説明がつく事実が多い
と思います。
・ミドルシュートを打ったケンゴにパスもあると苦言を与えた
・羽生の中では、あの瞬間はミドルを打つ事が最優先の選択肢だった
・2)の約束事が試合をこなすにつれて、3)に変わってしまった選手もいた
またオシムが大会前に、結果と内容どちらを重視するかとの問いの答えは、翻訳によっては
ニュアンスが違うかもしれないが私は下記のように言ったと解釈しています。
『監督の立場としては結果は重視するが、個人的には(サッカー協会もそうだと思うが)、内容だ。』
結果と内容を考慮した、次のステップは選手選考に表れてきそうですね。
posted by きっと |23:15 |
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2007年07月30日
今大会で日本代表に対する不満の1つに、"ミドルシュートを打てよ!"という声をよく聞く。
これは専門家、サポーター関係なく出ている批判であると思う。私自身も何か違和感が
あったので、その理由について敢えて深読みしてみる。
オシムは就任会見でこのように言っている
『現在のサッカーのトレンドは常に注目していく。ただし他国のマネはしない』
会見は2006W杯が終わって、あまり日数がたっていなかったのだから当然W杯で
注目を集めた事についてはインプットしているはずだ。
その1つはボールの改良があり、プレーではミドルシュートがあった。このボールで
不規則な変化をする無回転シュートを打つ事は、この1年間のトレンドだった。
よって世界のサッカーの流れからすれば、隙あればミドルシュートは打って当然のはずだ。
更に『ゴール前で守りを固める相手にはミドルシュートを打って、相手を引っぱり出す』
これは古くからのセオリーであり、ジーコ前監督の時も打っていた様に思う。
監督、選手共に分っていながら、ミドルシュートは少なかった。何故?
これは全くの推測だが
『ミスを恐れてミドルシュートを打てなかったのではなく、敢えて打たなかった』
と考えれば説明はつく。
これを会見で話す事は相手への敬意を欠く行為なのでオシムは言わない。
今後を考えて、ミドルシュートで打開出来る所を、パスで崩すことを強要した。
この程度の縛りは、W杯で初戦を捨てるリスクから考えれば大した事ではないと思う。
次に2006W杯でパスのみで、強い守備を突破したシーン
相手守備陣を翻弄するパス回しからの得点、その結果相手の心を折る程の効果
アルゼンチンvsセルビア・モンテネグロ戦 カンビアッソの得点はそんな得点だった。
他国のマネはしないと言ったが、パスのみでも崩せるという例ではある。
アジア大会というタイトルの懸かった試合で、自らに縛りを設定し、ある程度までは
パスによる攻撃は通じたが、壁にぶつかった。(選手は現在のレベルが分った)
こう考えると、日本スタイル確立に向けた次のステップが楽しみになった。
オシムが課題に挙げた"精度とスピード"、選手たちがどのように改善していくのか
そんな目線でJ-リーグを見てみるか。
posted by きっと |20:13 |
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2007年07月30日
試合に対する感想はありますが、試合後の公式会見とその後のインタビューで
オシムが今後について語っているので深読みしてみました。
まずその内容から要点をピックアップしてみた。
試合結果について
・PK戦では運がなかっただけで、試合は負けではない
・トルシエ、ジーコ時代に比べて質は向上しているという自信
スタメン選手について
・負けた次の試合では、チームをいじるという一般的な原則に従わなかった。自身の選手選びを
確認する意味で、レギュラーにもう一度チャンスを与えた。
・高さ勝負で劣る事を認め、スピードで勝負する事を選択(スタメンが4-5-1システムの理由)。
・サブメンバーが、もう少し個人技があれば、数人のスピードある選手を使うことができた。
選手交代について
・羽生、佐藤の投入はこの試合に対する戦術に沿っているが、高原の疲労から矢野への交代は
この戦術には沿っていない。しかし予想を超える効果(相手のDFがパニックを起こした)までは
読み切れなかった。
今後の選手選考について
・中盤の選手で、高い期待をしている選手には厳しい評価(しばらく召集されない事もある)
選手への課題 (日本に何十年も欠落しているもの)
・個人の向上なしに組織の向上は有り得ない。
・シュートの正確性は個人に委ねられる。
・トップスピードで自由にボールを扱える選手も足りない。
戦術
・中央の守備は、基本路線としてCB 2人+ DMFにより挟む方法でいく
・戦い方とスタイルは変えない(パスを主体とした攻撃サッカー)
スタメンは前回のblogで推測した"韓国戦のスタメンについて"の言葉を使えば
"選手たちに試練与える"だ。しかし"正解"の部分もあるが、もっと厳しい追試の意味で
使われた選手もいたようだ。
選手交代では、高原への信頼、そして他のFWとの差が大きいと認めている事が読み取れる。
今大会では(守備を含めた)高さ勝負は巻を入れて対応したが、スピード勝負では彼ではない。
(4-4-2システムとは決まっていないが) もう1つFWの席は空いている。
この1年は、『パスを主体とした攻撃サッカー』実現のために、『考えて走る』という
サッカーでは当たり前の言葉を使って、持久力の強化を求めたと思っている。
実際日本の選手はJ-リーグ所属の選手だけでなく、海外リーグの選手もこのキーワードが
代表入りへ必要と意識し、改善している(よく動いている)と思う。
『戦い方とスタイルは変えない』とオシムは言っている。ドリブラー(松井、家長、梅崎等)を
待望する声を目にするが、現状でC.ロナウドの様に出来るとは思わないし、もしいたとしても
その選手個人に度を越えて依存してしまったら、日本スタイル確立には妨げになりかねない。
ただオシムは次のキーワードを上げた『スピード』
これも昔から3S(走るスピード、技術的なスピード、考えるスピード)とよく言われるが
技術的なスピード改善を、日本選手全員が意識してその結果、ドリブルが生きてくるなら
それは日本スタイル確立に向けた前進だと思う。
(J-リーグ再開後は、TVのスポーツニュースではドリブラーにスポットを当てるのかな)
posted by きっと |00:43 |
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2007年07月29日
韓国戦の評価は多くの方がするだろうから、今日のスタメン選びについて深読みしてみる。
サウジ戦後は、3位決定戦ではフレッシュな選手を使う事も考えると言った。
『オシムは次戦のスタメンを会見で言う事はない』ので、珍しいとは思ったが
3位決定戦という状況を考えれば、アリかなという感じだった。
でも前日会見ではスタメン選びに悩んでいたようだ。
そして出した答えは初戦の布陣に戻っただけ。
ここはオシムの考えを深読みしてみた。
・単純に3位を取りに行った。
・スタメンは当面の基本メンバーなので、その選手たちに試練与える事にした
・前日練習でサブメンバーからアピールを感じなかったので、いつものスタメンにした
う~ん、やっぱりこの試合を勝ちにいったというのが妥当かな。でも何か欠けている様な...
オシムが選手のモチベーションを上げる為に何と言って送り出したか知りたい。
(このポイントは深読みなしかよ)
posted by きっと |00:40 |
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2007年07月27日
サウジ戦後の会見からオシムが考えているポイントをピックアップしました。
・現在の日本の長所を更に強化する
・最もアイデアのある選手たちには、弱点の改善を要求
・今大会で出た問題点は分析して、対策を練る
・3バックは、中盤を削ることになりエレガントに欠けるから嫌い
・1点失点しても、2点、3点と取りに行くスタイルが好き
今後も4-4-2, 4-5-1をメインのシステムとして、攻撃的なパッシング
サッカーを進めていくという事でしょう。そして中盤の俊輔、遠藤、
憲剛にはスピードと体力の強化を求めている様です。
しかしこの3人を使い続けるとは言っていないので、別タイプのアイデアの
ある選手(例えば、ドリブルでアクセントを付ける選手)にももちろん
チャンスはあるでしょう。
U-22、U-20、U-17の若い選手たちも、奮起してA代表のレギュラーを勝ち取る
ぐらいの気持ちでやってくれるでしょう。
最後にちょっと思った事
JOMOオールスターも、サポーターが喜ぶ企画出来ないかね。
前には、バッジョのゲスト参加あったし。
今年だったら、こんなの盛り上がると思うんですけど。
--恒例、夏のJOMOイベント 今年は--
J-リーグ オールスターズ vs U-22 日本代表 vs U-17 日本代表
3チームによる夢の45分の変則マッチ
(*試合後はU-22、U-17選手へ五輪、W杯に向けた応援イベント)
posted by きっと |00:31 |
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2007年07月26日
負けた時はよくしゃべるのね監督。試合直後のインタビューで分った
3位決定戦の位置付けは、深読みするまでもなく次のW杯に向けた
日本スタイル構築のために、選手の底上げすると言う事ですか。
試合の感想
今日はここまでの4戦に比べて、縦へのスピードはあったと思う。
今まではサポーターも焦れるぐらい、横、横、折り返して横、横
そしてたまに縦みたいな展開だったのに。
学生時代、DFだった筆者自身の経験から言わせてもらうと
パス回しのうまいチームに横、横、横のパスを続けられると、直ぐに得点
される怖さはないが、いつ縦突破をされるかという緊張感がつきまとう。
しかし適度の横、縦、横、縦の場合、失点の怖さはあるが、相手との
ぶつかり合いも多いため闘争心を高められ、集中力が持続できる事があった。
今大会は横、横による緊張感が相手を疲労させていたと感じていただけに
意図した戦術ではないとしても、あの気候でのじらし作戦はいい戦法だと
思ったんだけどなあ。元々守ってカウンター戦法のサウジにとって、今日は
調度いいテンポの(仕掛けやすい)縦横パス回しだったのかな。
負け試合から学ぶ事って多いですね。今度は相手が嫌がるテンポのパス回しかぁ。
しかしサウジの3点目、阿部が手の負傷を気にしている(微妙に集中を欠いている)。
その姿を見て、仕掛けて来たのなら、敵ながらアッパレというしかない。
posted by きっと |01:33 |
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2007年07月25日
今日はサウジ戦あるけど、前日会見でオシムに質問する記者ついて深読み
ーーーーーーーーーーー 昨日のblogより引用 ーーーーーーーーーーーーーーーーー
オシムの前日会見での対応
・前日にスタメン発表はしない
・試合展開の予想は、会見では言わない
・次の対戦相手のみに集中し、それ以降の対戦については答えない
・チーム戦術については隠す
・チームの成長度に関する質問は、それが記者の仕事だと返す
・相手チームからの日本に関する発言は、受け流す
・相手チームに関する質問は、長所のみ答える
基本姿勢はこんな感じでしょうか。
『相手チームに敬意を表し、試合で最善を尽くす。故に試合前日に手の内を
明かす様な事はしない。』
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前日会見については、オシムはこの基本姿勢を今後も変えないと思う。
就任から1年もたてば、このくらいの事は分るのに記者は何故いつもと
変わらない質問を続けるのか。
この理由を深読みすると
(1) 新聞社(雑誌社)内で前日会見用フォーマットが決まっていて、それを使っているだけ。
(2) 質問事項は出席する記者に任されているが、お決まりの質問でいいと考えている。
(3) さらに『ちゃんと質問(仕事)しているのに、オシムの返答悪い』と上司へのアピール。
(4) テレビ局の要請で、視聴者から笑いを取れる問答を意図して作ろうとしている。
う~ん、出来る限り論理的に考えるつもりだが、まともな理由が見付からない...
いずれにしても、プロの監督が公式会見に出ているのだから、もっと調べてから
会見に出席してほしいと思う。プロの記者として悔しくないのかな。
(大丈夫か、こんなこと書いて。)
posted by きっと |20:25 |
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2007年07月24日
オシム発言への深読み、今回は明日のサウジ戦前日会見のこのやり取りを見てみます。
%color(blue){記者 サウジアラビアのスピードのある選手に、メンバーを替えて対応するか?
オシム どんなチームにも、スピードのあるFWはいる。
サウジのFWはもちろん優れている。それでも、必ずDFを入れ替えると考えるのなら
もしかしたら質問者はDFを代えろ言っているのかもしれない。しかしこちらのDFも
能力があるから、必ずしも代える必要はないと思う。そこで仮に選手を代えて
負けてしまったら、代わりに入った選手の責任になってしまうではないか。
ここで就任以来、試合前日の会見は答えのパターンがあるので要点をまとめてみました。
オシムの前日会見での対応
・前日にスタメン発表はしない
・試合展開の予想は、会見では言わない
・次の対戦相手のみに集中し、それ以降の対戦については答えない
・チーム戦術については隠す
・チームの成長度に関する質問は、それが記者の仕事だと返す
・相手チームからの日本に関する発言は、受け流す
・相手チームに関する質問は、長所のみ答える
お決まりのパターンは他にもあると思いますが、基本姿勢はこんな感じでしょうか。
『相手チームに敬意を表し、試合で最善を尽くす。故に試合前日に手の内を
明かす様な事はしない。』
さて今回の発言も上記のパターンを、踏襲している部分はある。
加えて、選手選考への自信と、選手への信頼が見える。
ただいつもと違う違和感を感じる。それは発言が下記の様に受け取れるからだ。
『サウジの攻撃陣では日本の守備を突破出来ない』
(信頼しているから、ちょっとカチンときて、言い過ぎたかな)
こう受け止めると、オーストラリアとはタイプの違う攻撃をいつもの
いつものメンバーでどのような守備をするか非常に楽しみになってきた。
今後もこんな調子で、サッカーの日本スタイル確立まで、やって行こうと
思います。(やれるのかよ!)
posted by きっと |23:02 |
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2007年07月24日
オシムが試合前日会見で言った言葉
『1年間も、そのような(W杯の敗戦)ショックが続いていることの方がショックだ。
そういうショックを乗り越えて、生き残ってください。』
この一言が心に響きました。そして今日は晴々とした気分だったので、
自分もショックが残っていた日本人の1人だったと気付きました。
豪戦について、マスコミは『この1年の変化を見る絶好の試合』と
位置付けていましたが僕自身は開始から、『ショックを乗り越える何か』を
探していたのかもしれません。
だから開始直後にビドゥカを(一人余ったDFなく)マークする中澤を見て
オシムの意思『中澤、恐れず自分のプレーをしなさい。抑えることは
出来る』と勝手に感じたのでしょうね。実際試合中のパフォーマンスも
良かったし。
posted by きっと |01:23 |
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