2008年09月06日

【取材記】トップリーグ第1節 サントリー対三洋電機

ラグビートップリーグが9月5日、
サントリーサンゴリアス対三洋電機ワイルドナイツ戦を皮切りに開幕。

秩父宮ラグビー場で行われたオープニングゲームは、
19対9で三洋の勝利でした。

前半を10対9で折り返した三洋は、
後半からSOトニー・ブラウン選手のキックの回数を増やしました。

本来は、
飯島均監督曰く「ボールを(パスなどで)動かすラグビー」を志向していたようです。
が、
サントリーのブレイクダウン(ボール争奪戦)が予想以上に強かったこと、
熱帯夜につき選手の汗でボールが滑りやすくなっていたことを考慮したのです。

ただ、
「私は(キック中心にしろという)指示していません」
(飯島監督)。
グラウンドに立った選手たちが自ら判断し、
プランを変更したと言えます。

以降三洋は、
サントリーが反則を犯せば、
ハーフウェーラインを少し超えたあたりからでもPGを選択。

「もし入らなくても、
 ゴールラインには届くという自信があった」
(三宅敬ゲームキャプテン)

よって、サントリーの22メートルラインからのドロップアウトから試合再開となり、
常に敵陣でプレーできるという目算を立てたのです。
ラグビーは陣地取りゲーム。
敵陣に居続ければ、それが勝利に直結するケースは非常に多いですからね。

結果、
ブラウン選手はPGを5本中3本成功させ、
マン・オブ・ザ・マッチに。

サントリーは後半無得点。
自慢のスクラムでは終始圧倒しながら、
「それを上手く活かせなかった」(サントリー清宮克幸監督)。
後半から増えたブラウン選手のハイパントと、
それに対する三洋の統率のとれたチェイスに、
終始、苦慮していました。

「試合で力を出せなかった。
 うーん…悔いが残ります。
 キャプテンとして、しっかりまとめられなかった。
 日々の積み重ねでこういう結果になったんで…」

サントリー山下大悟キャプテンの悔み方は印象的だったなぁ。

もうひとつ。

以前の日記にも書いたサントリーSHジョージ・グレーガンは、
先発し後半20分まで出場。
ブラウンが誰もいないスペースにキックを蹴り込んだ時が何回もあったが、
そこにいち早くカバーに入っていたのがグレーガンだった。
スピード、危機察知能力を見せ付けていたものです。

でも、
試合後の囲み取材では、
多くの記者から「来日して日が浅かったから調子が悪かったのでは?」
という質問が浴びせられたといいます。
囲み取材って、
記者が入れ替わり立ち替わりに現れるから、
後から来た人が先に出たものと同じ質問をしてしまうことも多々、
あるんだよなぁ。

それにみなさん、
「世界最高峰のプレイヤー」に、
「何かとんでもないもの」を期待している向きもあり、
さらにはグレーガン選手自身の準備期間の短さを知っていた。
だから、「調子が悪いこと」を前提とした取材をしていたのでしょうね。

ある方曰く、
「最後、グレーガンもちょっと怒り気味だった」。

うーん。
いろんな意味で勉強になる一幕でしたな。

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posted by fumiya |21:48 | 【取材記】 | コメント(0) | トラックバック(0)
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