2009年01月02日

【F1改革論】もしも僕が、私がバーニー・エクレストンやマックス・モズレーだったらこうします!


来シーズンは
◆KERS⇒運動エネルギー回収システム
 (Kinetic Energy Recovery System)
ブレーキをかけた時に生じるエネルギーを回収しそれをマシンのエネルギーとして活用する。
◆タイヤをスリックタイヤ(溝なし)へ変更。
◆ダウンフォースの大幅低減。
(前後ウイングの大幅な小型化、ディフューザーによるダウンフォース発生量の安定化)
◆3レースで1基のエンジンを使用。

などのような様々なレギュレーションの変更点があり
また昨今の世界的経済不況、そしてホンダの撤退により『コスト削減』が強く訴えられ
また地球温暖化などに代表される『エコ対策』なども無視出来ないこのご時世…。

様々な課題、変更点がありますがレギュレーションを変更する代表的な目的は
① コスト削減
② エコ対策
③ レースをより面白くする為
の3つかと考えています。
①:まず年間『400億円(多い所は800億円)』と莫大な金額がかかると言われている今のF1。
当然その莫大なコストに耐えられずに撤退するチームもいます。
08年だけでもシーズン途中にスーパーアグリが
そしてシーズン終了後にホンダが
と僅か1年で2チームが消えてしまう事になりました。
昨今の不況もあり、コストを出来る限り抑えようという声がより大きくなり、今すぐにでも対策を考えなければならなくなりました。

②:ただでさえ『エコロジー、環境対策』が強く言われ、その上ガソリンを大量に使うと批判され風当たりが強いモータースポーツ。
勿論そういう所にも対策をうたなければならないですし、F1はそれ(エコの新技術)の開発、実験を行ういい場だとも思います。

③:コストが〜、エコが〜と対策をうった所でレース自体が面白くないと意味が無いので、より魅力的なレースをする為にレギュレーションを作る必要があると思います。


そこで、このブログでは今まで、そのレギュレーションの変更点、議題についていろいろケチをつけてきましたが
今回は『こうしたらより良くなる面白くなるのでは?』という、自分がFIA会長になったつもりで素人ながら自分なりの提案を書いてみました。

以前に頂いたコメントの中には自分なりの改革論を提案された方が複数いらっしゃいましたが、私自身も書いてみました。

もちろん難しい所もあり、例えばKERSなどの『新技術の開発』にはどうしても費用がかかり、『コスト削減』とは矛盾してしまいますが、そこは実際のF1でも難しい所ではありますし
また『それは実現可能なのか?、実現した所でそう上手くいくのか?』という声もあるかとは思いますが、そこは少し多めに見てもらえると有り難いです。m(-_-)m


① 『異なる規格のマシンを複数参戦させる』

コスト削減も勿論大事。
しかしエコ対策に代表される新技術の開発も決して無視は出来ない。
しかしメーカー勢や資金を豊富に持っているチームならまだしも、ウィリアムズのように個人レベルで運営していて、それほど資金を持っていないチームというのはどうしても淘汰されていきがちです。
そこで従来のマシン『ノーマルF1(とここでは仮名)』とは別に新技術(KERSだったりエタノールや燃料電池のような新しい燃料を搭載など)を導入した『ハイブリットF1(とここでは仮名)』も参戦させて、2つの異なる規格のマシンを混走させてみるのはどうでしょうか。
ル・マンでは『ディーゼル車』と『ガソリン車』が混走していたり、インディでは『エタノール』を燃料源にしていますがそれらを少し参考にした形です。
自動車メーカーや資金を豊富に持っているチームは原則『新規格(ハイブリットF1)』で参戦させて、そうでないプライベーター(コンストラクター)は新技術を開発する費用のいらない従来の規格通りのマシンで参戦させる。
また、本来は新規格で走る所が『ハイブリットF1』ではなく『ノーマルF1』で走るメーカーがいた場合はそれ相応のペナルティーを出す。
(例)××kgウェイトを積む。細かい所を従来の規格より厳しく制限する。など

これにより資金があまり多くないチームも新技術の開発をしないですむ分、費用が安くてすみ、それなりに継続して参戦する事が可能になり、願わくば参戦台数が増えてレースも面白くなるはず。


でも問題なのは『ガソリン、ハイブリットのどちらで各チームを参戦させるかの「基準」をどこにおくか?』
①『メーカー』と『プライベーター(コンストラクター)』にするか。
②『資金を一定以上持っている所』と『一定以下の所』にするか。
③それ以外。(例)資金などは関係無しに『昨年の成績』で判断する。など

ちなみに例として08年(シーズン前)で見ると私の価値観では
【ハイブリットF1】⇒フェラーリ、マクラーレン、BMW、(ルノー)、トヨタ、(レッドブル)、(ホンダ)
【ノーマルF1】⇒トロロッソ、ウィリアムズ、フォースインディア、スーパーアグリ

()で書いているチームはちょっと悩みましたが私がFIA会長でこれを導入するとしたら多分こうしますかね。


また一番の問題となりそうなのが
『異なる規格のマシンがいる事によって格差が生じる可能性』です。
以前の『ターボエンジン』と『自然吸気のエンジン』、GTの『GT500』と『GT300』のような大差がついてしまう事も十分に考えられます。
そこは回数を重ねていくにつれて(無茶なのは解りますが、極端な話毎戦ごとにレギュレーションを少しずついじるとか。)両方の規格のマシンが拮抗するような絶妙な所をついて欲しいです。(…お願い?)


② 『ピットストップ義務化の廃止』

今のF1は例えばソフトタイヤ、ハードタイヤそれぞれを必ず使用しなければいけなく、それによりピットストップは『義務化』となっています。
昔のF1を知っている方の中には
『ピットストップが導入されるようになってからつまらなくなった。』
『ピットストップか無い方がレース自体は白熱して面白いのに。』
とおっしゃる方をネットや記事のコラムなどで見掛けます。
私は『ピットストップ』が無かった時を知らないので(もしくはただ覚えていないだけ?)これがどれほど面白かったのかはよく解らないのですが、言っている事は何となく理解出来るような気がします。
そこでこの提案。
しかし「ピットストップの廃止」ではなく「ピットストップ義務化の廃止」です。
だから『ピットに入っても入らなくてもどっちでもいいよ』って事です。
雨が降り出すなど状況が変わる時は別ですが、とりあえずピットに入らなくても1レース走りきれる。
しかし途中にピットストップを設けて、燃料を軽目、ソフトタイヤで攻めて走っても良い。
そのサーキットによってみんなが同じ戦略をとる事も十分有り得ますが、これにより戦略に幅が出来て様々な戦い方をする事が可能となり、レースも面白くなるはず。

またこれによりタイヤの使用量を抑える事もひょっとしたら可能(少なくとも毎回2種類のタイヤを使う事は無くなりそう)でコストを抑える効果もあるかも…?


③ 『カスタマーカーの容認に代表されるタイヤ、エンジン、シャーシーなどの使用の自由化』

タイヤは今現在ブリヂストンの『ワンメイク』。また、採用されることはありませんでしたが、『単一エンジン』論もありました。
そしてその一方で『カスタマーカー』は禁止。

正直ブリヂストンのワンメイクになってからはちょっとつまらなく感じます。
ミシュランとタイヤ戦争をしていた頃の方が面白く思います。
単一エンジンは以前に書きましたがメーカーの存在意義が失われてしまうので反対。
参戦台数を確保する為にもカスタマーカーは導入すべき。

若干矛盾するかもしれませんが、これが私の意見です。

タイヤにしてもエンジンにしてもシャーシーについても『強制的なワンメイク』は若手ドライバーを養成するカテゴリーならまだしも、世界最高峰のカテゴリーであるF1がそうだとレースをつまらなくしてしまうと私は考えます。

そこでこれらの規制を緩和するといいましょうか…

どこのタイヤメーカーを使おうが
どこのエンジンを使用しようが
シャーシーを自前で開発しようが他チームやシャーシーを作る専門メーカーから譲り受けようが
原則自由化にしてみます。

エンジンは今現在もそうですが
タイヤ戦争が再び始まり、チームごとの対決の他にタイヤメーカーごとの対決構造も生まれて、それはそれで面白くなります。
シャーシー調達の手段もメーカーや資金、ノウハウがあるチームは自前で作ったり
資金にそれほど余裕が無いチームは他から譲り受けたりする事で、自前で開発しなくて済む分安く抑える事ができる。
これでコストのかかる開発は資金があるチームや、開発を専門とする所に任せて、それほど資金の無い所は開発には資金を回さずにレースに専念させる。
これが出来たら結構今と比べても、大分違ってくるかもしれません。


④ 『ポイント配分の変更』
これは以前にも書きましたが、1位と2位、3位と4位のポイント差を大きくする。

今思い当たる所だと、とりあえずはこの辺りでしょうか。


これに対する意見や『自分はこうした方がいいと思う。』と言うのがあればコメント下さい。m(__)m

posted by 管理人 |12:04 | F1(他) | コメント(2) |
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【F1改革論】もしも僕が、私がバーニー・エクレストンやマックス・モズレーだったらこうします!

コメント投稿者ID :

運動エネルギー回収システムの導入はとりあえず1年延期されたと記憶していましたが・・・。
また、ピットストップに関しては義務化以前は自由でした。

レース中ピットIN作戦を始めたのはブラバムでした。
バニー・エクレストン+ゴードン・マレイ(現マクラーレンで隠居中?)+ネルソン・ピケ+BMW
当時BMW直4ターボは1400馬力とも言われパワーだけなら最強と言われました。燃費が悪い、燃費を良くしようとするとブローする。
これは燃料冷却が必要だったんでしょうね(濃い混合気で燃え切らないガソリンで中からエンジンを冷やす)。
とにかくガソリンがたくさん必要だ。でかいタンクでマシンが重くて勝負にならなくなる。
そこでゴードンは考えた。
「速く走れればピットIN1回分稼げるんじゃないか」
常に軽い状態で走れるし、ついでにタイヤも買えちゃえば柔らかいタイヤも使える。
今で言えば1STOPと2STOPの差のようにも思えますが、ゼロとPITSTOP有りの差は次元がちがう。
必要にかられてとはいえ初めてコレを実行(ちっちゃいタンクマシンを開発)したのがスゴイです。


本題
1.耐久レースでメーカー選手権の開催(年間6戦程度)
ここでエコ(省エネルギー&高出力=高効率)技術を競えばよい。
これはTV放映の問題がありますが、ブロードバンドの普及に伴い(もしくは普及させるため)ネットを上手く利用することが出来るのではないでしょうか。
よってF1には技術開発(予算)のスピード抑制を設ける。

2.1チーム2台3人ドライバー制にする。
3人のドライバーが必ず数戦(例えば最低4戦)エントリーするようにする。
これはリザーブ・ドライバーに出場機会を与えるため。

3.F1マシン前後(オーバーハング部分)にクラッシュ・ストラクチャーの設置義務を設ける。
例えば「車体全幅で直径100mm厚さ2mmの鋼管」。
これはカウリングでおおっても構わない。ただし位置が重要で前端・後端から400mm以内、車体最低地上高となるようにする。
このことにより車体下面の空気の流れを利用してダウンフォースを生み出すことに大きな制限をすることが出来ます。
コリン・チャップマンによって見いだされた革新的技術開発でしたが、レースの目的は第一は「スポーツ」第二は「エンターテイメント」だと思います。「見えない空力」(車体裏面の空力)はヤメにしませんか、F1(フォーミュラー:規定という意味です)では。
これによって、様々なスタイルのマシン(当面だけかもしれないけど)が登場してバラエティ豊かになりますよ。ひょっとすると懐かしのスポーツカー・ノーズが復活するかも。

今の世の中を見れば小細工じゃダメだという気がする。

posted by トム・プライス | 2009-01-02 15:08

コメント有難うございます。

コメント投稿者ID :

『トム・プライス』様
⇒F1で耐久レースというのはとても面白いと思います。
テレビ中継の問題はありますが、見れる環境があるなら、好きな人は誰だって見るでしょうし、私は絶対見ます。
リザーブ・ドライバー出場案というのは度々聞きます。確かにサードドライバーにも若くて優秀なドライバーが多数いるのでやはり出場して欲しいですね。
様々なタイプのF1が出る事もとても魅力的だと思います。

何にしてもどこかの政府じゃないですけど、小手先の案ではなく大胆な改革案が必要だと思いますね。

posted by 管理人 | 2009-01-05 14:31

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