2007年08月01日

☆後半戦のカギはフェルナンジーニョ?

御覧の様にエスパルスのピースカップは予選3試合全敗となりました。
韓国でのアウェー戦ではありましたが、相手のリヨン(0-2)、リバープレート(0-1)、レディング(0-1)にとってもアウェーだった訳ですし、そういう意味ではエスパルスが一番近い国ではあったんですが。

今回の遠征には主催者がらみで賛否両論あったようですが、僕個人的には国際大会に出場すること自体は大変結構。
機会があればどんどん参加して武者修行と国際経験を積んでもらいたい。
問題があるとすれば裕福でない財政面に負担となっていることでしょうか。

この遠征、アジアカップ直前にオシム監督が藤本選手を代表メンバーから外したために、韓国代表になっていたチョ・ジェジン選手をのぞいてフルメンバーでの参加となりました。
アジアカップによるJリーグの中断期間で、チームのシステムや戦術をもう一度再確認するには非常に良いタイミング。
前半戦のエスパルス、長谷川監督はスタメンとシステムについて、ベストなものを模索する試行錯誤を繰り返していました。

ピースカップは後半戦のエスパルスを占う上でも、とても意味のある大会だった訳です。
予選3試合を全敗したエスパルスですが、この結果は埋め難い力の差が思った以上にあることを実感させました。
こちらはリーグ中断期間とはいえ、シーズン真っ只中。
あちらは若手選手には生き残りをかけたサバイバルの時期なんでしょうが、主力選手にはシーズン前の調整期間。

エスパルスは3試合を通して1点も奪うことができませんでした。
その結果に対しては、選手は危機感をもってやっていって欲しいとは思いますが、僕個人的には結果そのものよりも、3試合のスタメンが青山選手と岩下選手が交代した以外、ほぼ固定されていたことに注目したいと思います。

前半戦のエスパルスは、矢島選手の故障もあった訳ですが、フェルナンジーニョのポジションが固定できませんでした。彼をMFでつかうのか、FWの位置で起用するのか。
今年のシステムは、ダイヤモンド型の4-4-2ですので、2トップの後方にMFが入り、この位置はゲームメーカー的役割を担うファンタジスタのポジション、とされてきた場所ですよね。

中断前の数試合は、岡崎選手が急成長を遂げスタメンを奪いました。
彼がトップ下の位置に入り、運動量のある献身的な働きで2トップをサポートする試合もありましたが、15節のマリノス戦以降はスタメン2トップに岡崎選手が入り、矢島選手とコンビを組み、フェルナンジーニョがトップ下に入ります。
中断前の最後の試合、18節の柏戦では岡崎選手が2得点と爆発し、3-1と快勝しましたが、皮肉にもその試合でトップ下をつとめていたのはフェルナンジーニョではなく枝村選手だったんですが・・・。

フェルナンジーニョをトップ下に・・・この構想は開幕前から長谷川監督が思い描いていたものでしょう。
ピースカップを見る限り、後半戦はこのシステムを固定していく覚悟なんだと思います。
その背景に、岡崎選手の成長でフェルナンジーニョをFW起用しにくくなったこと、万が一トップ下で機能しなくても、枝村選手がいつでも代役をつとめてくれる、という計算もあると思います。

しかし、よりチームが上のレベルを目指すためにはフェルナンジーニョの個人技が大きな武器になると考えているはずです。彼はとにかく1対1で仕掛けられる力をもった選手、という印象ですが、ここまでよく指摘されてきたのは、ブラジル選手の共通の特徴でもあるボールの持ち過ぎ、です。

彼はトップ下では中央へドリブルを仕掛けていくので、パスがワイドに流れず、中盤からスピーディーな攻撃が展開されずにチームのリズムが崩れてしまい、数字上、藤本選手があまり目立たなかった前半戦となっていました。
そんなことから、開幕前の構想だったはずのトップ下フェルナンジーニョが固定できず、岡崎選手を起用したり、枝村選手を起用することが多かった前半戦でした。

今回の中断期間とピースカップは、フェルナンジーニョをトップ下で起用して機能するチームづくりの再確認。これがテーマだったように思います。
トップ下に誰が入ろうと、一人のゲームメーカーを経由して全ての攻撃が展開するようなサッカーは、近年なかなか見る機会がなくなって来ました。フェルナンジーニョという個性も、ひとつのピースとして、チームにフィットし、攻撃のアクセントになることができるのか、どうか。
後半戦のエスパルスのカギはそういった理由からフェルナンジーニョ、と見ています。

後半戦のスタートが、スムーズなものになるかどうか。
昨シーズンは中断期間以後の、スタートダッシュで4位に躍進しました。
このシステムが熟成されていけば、今シーズンのエスパルスの後半戦も、昨シーズンのような安定したゲーム運びができていくと思います。

しかし、再びフェルナンジーニョのポジションに迷走を始めることになれば・・・その時はチームの成績も尻つぼみに終わる可能性が高いでしょう。
長谷川監督は今シーズンをフェルナンジーニョと心中する覚悟があるのか。終わってみれば枝村選手がトップ下のポジションを奪う結果となっているのか。

どう考えてもやっぱり後半戦のカギはフェルナンジーニョでしょう?

posted by おおちゃん |01:05 | ☆清水エスパルス | コメント(3) | トラックバック(0)
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Re:☆後半戦のカギはフェルナンジーニョ?

フェルナンジーニョ上手すぎです。
後半戦はよりフィットすれば大躍進!!!

posted by 30 | 2007-08-01 09:51

Re:☆後半戦のカギはフェルナンジーニョ?

フェルナンジーニョ、ボール奪われてカウンターくらいすぎです!
ここまでやってフィットしないんだからエダや岡ちゃんに頑張って貰いたい!

フェルはジョーカーで起用が最善!

posted by 31 | 2007-08-01 19:37

Re:☆後半戦のカギはフェルナンジーニョ?

フェルナンジーニョをトップ下でスタメン起用することについては、賛否両論あるでしょうね。
ガンバで大黒とアラウージョとトリオで組んでいたときは確かにうまい、速い、すばしこい、って印象だったんですよね。
あれだけストロングポイントだったはずの選手を西野監督は急に全く使わなくなりました。この理由は気になるところなんですが。今ガンバの中盤は日本人で構成され、首位に立っています。
枝村選手が出場機会を逸している現状には、僕ももったいない気がしてますが、今度は与えられたポジションではなく、フェルナンジーニョ越えをしないとスタメンはないぞ、ってことなんじゃないでしょうか。


posted by おおちゃん | 2007-08-01 21:38

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