2007年02月20日
☆ロナウドは伝説になれるのか
やっぱりロナウドはまだまだ怪物のようだ。 先日のシエナ戦でロナウドは前半15分に、ピルロのクロスにヘディングであわせて先制ゴールをあげた。このゴールは彼にとってセリエAでは2002年4月28日以来のゴールとなったが、彼の不得意なプレーと言われがちのヘディングによる得点と言う点が面白い。「不得意」の次元が並みの選手とは違うんだろう。さらにロナウドは後半36分にもカカからのパスを押し込んで2得点。 試合は自体はこのまま終わらずシエナが追いつき3対3となるが、ロスタイムにミランが勝ち越して逃げ切った。 この勝利の立役者は2ゴールをあげたロナウドだったのか、あるいは3失点をしてゲームそのものを膠着化させた原因にロナウドの前線での運動量の不足があったのか、見方は人それぞれあろう。 しかし、得点をとる、という仕事に関して言えば、現在も彼の才能は突出しているということに異論はないだろう。 5シーズン半を過ごしていたレアル・マドリーをロナウドは今冬、追われるように出て行った。 彼の移籍先は、ACミラン。 言わずと知れた超名門チームで、決してステータス的にはレアル・マドリーに引けをとらない。 彼にはベッカムのようにMLSという、言わばサッカー人生のセカンドキャリアという表現も可能なリーグも選択可能であったが、まだまだ第一線でのキャリアを継続することを選択した。 彼にとってはミラノの街は、かつてインテル時代に過ごした場所でもあり、初めての土地ではないし、セリエAのリーグも経験済だ。 ミラノの街はロナウドにとっては大きな怪我と辛いリハビリ、そして復活という人生の大きな節目を経験した場所である。 ロナウドは、現在30歳となった。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%83%89 1999年の右膝十字靭帯部分断裂、2000年の右膝十字靭帯完全断裂によって、「怪物」とあだ名され、客観的にはいとも簡単にゴールを奪っていたように見えた彼のプレースタイルの大きなアドバンテージであった爆発的なスピードが陰りを見せていることは否めない。 しかし、怪物ロナウドはまだまだ健在のようである。
ロナウドは昨年のドイツW杯で、W杯での通算得点を15とし、同大会での歴代最多得点者となった。 これに限らずブラジル代表でも97キャップで62得点。 オランダ、スペインリーグで得点王に輝き、その記録はそう簡単に塗り替えられることのない、と思われるものが多い。 特にこの記録が守備や戦術が重視されるようになった近代サッカーの時代に打ち立てられたものであることは驚異的だ。 かつてバルセロナの監督ボビー・ロブソンが攻撃の戦術がないという批判に対して「私の戦術はロナウドだ」と言い放った逸話は有名であるが、現在の彼の起用もある部分には目をつむって機能しないことを前提にしている、という意味ではひとつの戦術と言えるかも知れない。(ウィキペディア(Wikipedia)には「私の戦術はロナウドだ」と言い放ったのはインテルの監督ルイジ・シモーニであるともありますが、ロブソンの発言のようです。) ロナウドは、チームの11分の1人では決して有り得ない、個人の能力だけでゴールを奪うことのできる、サッカー史においても伝説となっていくべきプレーヤーと言えるだろう。 しかし、伝説とは語り継がれていくものだ。 ロナウドは記録に残る数々の偉大な成績を残しているが、記憶に残る選手となっているんだろうか。 サッカー史に伝説として語り継がれる偉大なプレーヤーは、現役時代にW杯の賜杯を掲げることができたかどうかによって、その評価が大きく分かれる。 どんなに偉大な選手であっても、「W杯をとったのか?」ということで伝説の価値は左右されてしまう。 その意味ではロナウドは既に2002年の日・韓共催W杯で賜杯を掲げている。この大会で得点王もとった。 彼はサッカー史の伝説となるべき条件は既に備えている。 しかし、彼はペレやマラドーナに並ぶようなサッカー史の伝説の頂点に到達したかと言われれば、どうか。 このままブラジル代表を退くことになれば、2002年のW杯はサッカー王国ブラジルというチームメイトに恵まれた中でもたらされた結果、と揶揄され兼ねないだろう。伝説の頂点のプレーヤーとして記憶されることも難しいのではないだろうか。 彼が伝説の頂点に到達するには、もう一度W杯に出場し、今後永久に並ばれることのないような得点記録を更新し、再びW杯の賜杯を掲げる必要があるだろう。 しかし、その大会がロナウジーニョの大会となってしまった時、伝説として語り継がれるプレーヤーはロナウジーニョになってしまっているかも知れないが・・・。 生粋のゴールハンターではあるが、ファンタジシスタではないロナウドは分が悪い。
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posted by おおちゃん |00:09 |
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Re:☆ロナウドは伝説になれるのか
コメント投稿者ID :
ウィキペディア見て引用されたと思いますが、FCバルセロナ監督ボビー・ロブソンが「私の戦術はロナウドだ」言った気がします。怪我した時点で引退してたら確実にファンバステンクラスの伝説の選手になってた思います。
当時の凄さのエピソードとして、「今の子供達はロナウジーニョのプレーを見て真似するが、ロナウドのプレーは真似をすることができない」
ってのがあるぐらいです。
posted by ベップ | 2007-02-20 02:09
Re:☆ロナウドは伝説になれるのか
コメント投稿者ID :
ロナウドはあまり動かないけどその分きちんと点を取る。そこが日本人と違う。平山も「怪物」って呼ばれてますけどあれははっきりいって高校生レベル。フィールド上にはただいるだけの存在。
posted by ドログバ | 2007-02-20 17:47
Re:☆ロナウドは伝説になれるのか
コメント投稿者ID :
ベップさん、ありがとうございます。
ペップであればグアルディオラの愛称だったですからバルセロニスタからの指摘だったんでしょうか。ボビー・ロブソンが「私の戦術はロナウドだ」と発言したと確かにありました。やはりそちらだったんですね。訂正しておきます。
ありがとうございました。
ロナウドは怪我する前はもっといとも簡単に点をとってましたよね。
ドログバさん、確かに日本人FWはどんなに「超」がつく選手でも、カテゴリーが高くなってしまうと壁に当たって点がとれなくなってしまうところはありますよね・・・。ロナウドは身体的にも突出していたんでしょうけど、168cm程しかないロマーリオがどうしてあんなに高い得点能力を持っているのか、こちらの方は研究する価値があるような気がします。
posted by おおちゃん | 2007-02-20 20:43
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