2008年05月05日
間接的トレーニング
ジュニア期に間接的(単発的)なトレーニング、例えば2人1組のパッシングやスラロームドリブル、そしてリフティングなどを行わせた場合、疑問を持たずに楽しくボールを蹴っている姿がうかがえるが、ジュニアユース期に成長するにつれてそのトレーニングに疑問を持ち始めてくる。それは特に心身の乱れや、上手くパフォーマンスでないときに反射的に表れてくることもある。 先日、中2のジュニアユースの選手とトレーニングを行っていた時のことである。私がその選手にコンビネーションリフティングを行わせたところ、なかなか上手くいかず苦戦していた。表情もだんだんと暗くなりしばらくたってそれが苛立ちに変わっていった。私はもう少し頑張ってほしいと思い選手に何点かアドバイスを与えているとき、その選手が「コーチ、この練習をして何の意味があるんですか?」と聞いてきたので私は「しっかりしたボールコントロールをするためだよ。」と答えてた。しかしその回答では満足した表情はみせてくれず、間髪入れずに、「けどこんなリフティングはゲームのときには使いませんよ、普通のリフティングだったらトラップの練習になるけど、ヘディングや肩を連続して使ったリフティングは実際のゲームでは使わないから何のために練習してるのかわからない。」と私にぶつけてきた。私は少し間をおいてから、「確かにこのトレーニングは実際のプレーとはかけ離れているけど、あるスキルを基礎からしっかりと作るのにはこういった間接的なトレーニングが必要だし、それはとても効果的だからね。もし、君の言う通りに実践的なトレーニングばかりを強調すればミニゲームやゲームだけをすればいいってことになるだろ?」と伝えるとまだスッキリはしていない様子だったがやる気は元に戻った様子だった。 このようにジュニアユースのような思春期にあたる選手たちはただそのトレーニングの表面的な疑問だけでなくその本質から疑問を持つことがある。その時には「いいから動けよ!」、「そんなこと考えなくてもいいから!」などと無理やりその場を終わらせるのではなく簡素に短くその選手にヒントを投げかけることも大事である。
posted by 隈崎コーチ |23:47 |
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