2008年08月27日
今シーズンのミランは本気だ。90年代はユヴェントスと常に覇権を争っていたミランだが、98-99シーズンにリーグ優勝して以降は、9年間で一度しかスクデットを獲得できていない。最近5シーズンの成績は、優勝(03-04)、2位(04-05)、3位(05-06)、4位(06-07)、5位(07-08)。ついにCL出場権まで失って、ようやく、ミラン・フロントは重い腰を上げる気になったようだ。もちろん、これは前会長のベルルスコーニが、イタリア首相に返り咲いたことと無関係ではない。
今シーズンのミランの本気度を知るには、今夏の補強リストを見れば一目瞭然である。FWロナウジーニョ(←バルセロナ、ブラジル代表)、DFザンブロッタ(←バルセロナ、イタリア代表)、MFフラミニ(←アーセナル、フランス代表)、FWボリエッロ(←ジェノア、イタリア代表※復帰)GKアッビアーティ(←アトレティコ・マドリー※復帰)に加え、この1週間で、FWシェフチェンコ(←チェルシー、ウクライナ代表※復帰)、センデロス(←アーセナル、スイス代表※レンタル)と2人の大物を獲得。
その結果、ミランの今シーズンの陣容はこのようになった。
シェフチェンコ
(ボリエッロ)(インザーギ)
ロナウジーニョ カカー
(パト)
フラミニ ピルロ ガットゥーゾ
(セードルフ) (アンブロジーニ) (エメルソン)
ヤンクロフスキ センデロス ネスタ ザンブロッタ
(マルディーニ)(カラーゼ)(オッド)
GKアッビアーティ
どうにも、すさまじいメンバーである。しかも、この戦力を持ちながら、チャンピオンズリーグには出場できないのだから、何とももったいない話だ。さて、このミランに加え、モウリーニョ率いるインテル、スパッレッティ監督の下、熟成されたローマ、そして盟主への返り咲きを虎視眈々と狙うユヴェントス、昨シーズンはミランとのガチンコに勝利して4位に入ったフィオレンティーナと、役者のそろったセリエA。開幕は今週末。見逃せないシーズンが始まる。
posted by from1 |18:12 |
欧州サッカー |
2008年08月25日
スコットランドプレミアリーグ。第2節に続いて、第3節のフォルカーク戦も解説を担当。対戦相手のフォルカークは、エディンバラとグラスゴーの中間あたりにある小さな街を本拠地とするクラブ。1876年創設と歴史のあるクラブだが、70年代以降は1部と2部を行ったり来たりのエレベーターチームとなっていた。だが、一昨シーズン、昨シーズンと連続で7位となり、今シーズンはトップ6を狙っている。
セルティックのスタメンは、GKボルツ(ポーランド代表)、DFヒンケル(元ドイツ代表)、ローフェンス(初スタメン、今夏、イングランド2部のカーディフより加入)、マクマナス(スコットランド代表)、ウィルソン、MFハートリー(スコットランド代表)、S・ブラウン(スコットランド代表)、中村俊輔、マッギーディー(アイルランド代表)、FWフェネホールオフヘッセリンク(オランダ代表)、サマラス(ギリシャ代表、マンチェスター・シティより完全移籍)[4-4-2]。開幕戦で負傷の左SBネイラー(打撲)、第2節で負傷のCBコールドウェル(腿)、FWマクドナルド(鼠径部)はベンチ入りせず。
試合は、序盤こそ、フォルカークの激しい中盤でのディフェンスに押されがちだったものの、前半31分にセルティックがゴールを挙げてからは、ほぼセルティックペース。ちなみに、この先制ゴールは俊輔の右サイドからのFKをキャプテンのマクマナスが押し込んで生まれたのだが、スローで見るとこれは完全なハンド。おそらく、ゴールしたマクマナス本人もわかっていたはずだが、それでもゴール直後にはガッツポーズ。きまじめそうな外見だが、意外としたたかなタイプなのかも。
その後、FWフェネホールオフヘッセリンクがDFのラフプレーによって負傷退場、替わって1年半ぶりにアストンビラから復帰したFWマローニーがピッチへ。マローニーは、俊輔がセルティックへ加入した05-06シーズンの年間MVPなのだが、久しぶりのセルティックパーク、しかも、まだチーム合流から数日(1日?)にもかかわらず、いきなり好プレーを連発。前半終了間際に完璧なスルーパスでサマラスの今シーズン初ゴールをアシストすると、後半にもまたもやサマラスのゴールをアシスト。相手GKのファインセーブにあって、復帰ゴールこそならなかったが、3-0の勝利に大きく貢献し、この試合のMVPに選ばれた。
マローニーの復帰によって、セルティックの中盤はさらに層が厚くなった。一昨シーズンのMVPである俊輔、昨シーズンのMVPマッギーティーと、3人のMVPが並ぶ中盤は、チャンピオンズリーグを戦う上でも大きなストロングポイントになるだろう。もっとも、現在、ケガで離脱中の水野晃樹にとっては、かなり厳しい状況と言えるかもしれないが……。
来週は早くも、オールドファームダービー。第3節でレンジャーズがアバディーンと引き分けたため、セルティックは首位で決戦を迎えることになった。昨シーズンのセルティックホームでのオールドファームダービーでは、俊輔が見事なゴールを挙げてチームを勝利に導き、結果的にそこから8連勝を飾ったセルティックが、劇的な逆転優勝を遂げた。今シーズンは、どんなドラマが待っているのだろうか。
posted by from1 |16:07 |
欧州サッカー |
2008年08月20日
東京生まれの東京育ちなのに、広島カープファンである。カープファンになった理由は、はっきりとは覚えていないのだが、たぶんきっかけは84年、古葉監督時代の日本一。山本浩二、衣笠、北別府、大野らに熱狂して以来、カープひとすじだ。ちなみに、一番好きな選手は前田智徳。
というわけで、先週末は同じくカープファンの社内デザイナー・ハナノを誘って、東京ドームへ。最近のカープは、北京五輪の影響もあって(他のチームは主力を北京五輪のため欠いているが、カープは五輪代表選出ゼロのため、戦力ダウンせず)、すさまじく勝率が良い。正直、北京五輪には興味がないので、ぜひともカープにはこの期間に勝ちまくってクライマックスシリーズ出場を果たしてほしいと思う。
試合は5-4で何とか勝利。中継ぎで7、8回をぴしゃりと抑えた新外国人ブラウアー(7月末にアメリカ大リーグ3Aから獲得)のピッチングにしびれた。この後、勝ったり負けたりしたカープは、昨日時点で2位巨人と5.5ゲーム差、3位中日と2ゲーム差の4位。クライマックスシリーズ出場(3位以内)の可能性は十分だ。こりゃもう、最後の広島市民球場に行っちゃうしかない。というわけで、9月に広島行きを画策中。その際には、また「野球鳥」(やきゅうどり、カープファン御用達の焼鳥屋。焼き鳥メニューがすべてカープの選手名、店員はカープのユニを着て仕事、というカープファンにはたまらないお店)で前田(砂肝)をつまみに、スライダー(生ビール)やフォーク(焼酎)を浴びるほど飲みたい。

posted by from1 |17:32 |
生活 |
2008年08月18日
昨晩はスコットランドプレミアリーグ第2節、ダンディーユナイテッドvsセルティックの解説を担当(LIVE)。今シーズン初の解説ということで、ゆりかもめに乗ってお台場のスタジオへ向かう途中に、「いよいよ、またヨーロッパのシーズンが始まるんだなぁ」と実感。
スカパー!のスタッフも昨シーズンと同じメンバーでホッとしたが、それ以上に同じメンバーだったのがセルティック。スタメンの選手に新加入選手はゼロ、ベンチにも新加入選手は、バルセロナB育ち(昨シーズン後半はリヨンでプレー)の“グアルディオラ2世”クロサスのみ。間違いなく、欧州のトップクラブで一番選手の入れ替えが少ないクラブである。
そして驚きは、手術からまだまもない中村俊輔が、いきなりのスタメンだったこと。本人も「しばらくはベンチスタートだと思う」というような発言をしたという報道があっただけに、かなりビックリのスタメンだった。
さすがの俊輔も、手術明けでまだ満足に練習参加もしていない状況では、本来のプレーはできないだろう、と思っていた。そして、序盤はその予測どおり、かなり慎重なプレーに終始していた。実際、正面少し遠目のFKをハートリーに譲ったりしてたし。しかし、前半の半ばすぎからは、徐々にエンジンを上げはじめ、後半には完全にフルパワーでプレー。しかも、満足にトレーニングを積めていないというのに、それを感じさせないプレーを連発し、やわらかなパスで先制点をアシスト、その直後にはCKのこぼれ球を目の覚めるようなダイレクトボレー!(GKのファインセーブにより得点ならず)
先制後、一度、相手の激しいアフターチャージを受けたこともあってか、ストラカン監督は後半23分に俊輔をベンチに下げ、その後、1失点したセルティックは、昨シーズンから続いていた連勝記録を「8」でストップすることになった。だが、この日の試合内容は、開幕戦と比べて格段に良くなっており、長い目で見れば、それほど痛いドローではないだろう。
それにしても、くり返しになるが、この日の俊輔には驚かされた。それほど大きなケガではなかったとはいえ、半月前に手術し、数日前にようやく練習へ合流したばかりなのである。それなのに、あれだけのパフォーマンスを見せるとは……。どうやら、中村俊輔という選手の潜在能力には、まだまだ底知れないものがありそうだ。
posted by from1 |21:10 |
欧州サッカー |