2008年08月07日

バルセロナ+モウリーニョ=PTP理論?

昨日はバルセロナのスクールコーチを務める村松尚登氏と会食。村松氏は現在、「バルセロナキッズキャンプ」を横浜にて行っているのだが、その忙しい最中にもかかわらず、時間を作ってくれた。村松氏と会うのは今回でまだ2回なのだが、自分はすでに彼の話すコーチング理論に魅了されてしまっている。やはり、12年間にもわたって、スペインの地で修行を積み、リーガ・エスパニョーラでも監督を務めることのできるトップライセンスを取得している人の言うことには説得力がある。

ちなみに、村松氏のコーチング理論は、『戦術的ピリオダイゼーション理論』(以下PTP理論)が軸になっているのだが、ポルト大学のビトール・フラデ教授が提唱したこのPTP理論は、モウリーニョ監督が自身のコーチング理論に取り入れたことによって、一躍注目を浴び始めている理論である。

理論の基本的な考え方は、「サッカーを常に全体像で把握する」、「トレーニングでやっていることを試合でそのまま出す」というような、とことん、「試合=トレーニング」に近付けるというもの。つまり、練習のための練習はしない、ということだ。近い将来、このPTP理論は村松氏、そしてその理論に賛同する指導者の手によって日本でも広まっていくだろう。村松氏の今後のさらなる活躍を期待したい。


村松尚登(むらまつ・なおと) 1973年生まれ。千葉県立八千代高校卒。筑波大学体育専門学群卒。同大学蹴球部OB。指導者の勉強のため1996年にバルセロナに渡る。2004年にスペインサッカー協会の上級コーチングライセンス(NIVEL 3)を取得。2005-06シーズンにはスペインサッカー協会主催の「テクニカルディレクター養成コース」を受講。この11年の間にバルセロナ近郊の8クラブで指導に携わり、2006-07シーズンよりFCバルセロナのスクールにて12歳以下の子供達の指導に従事。実験のため、地域4部リーグ所属のCATALONIAのトップチームのアシスタントコーチも現在務めている。村松氏のHPはこちら

posted by from1 |17:13 | 欧州サッカー |
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2008年07月30日

ロナウジーニョ取材

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先日、ロナウジーニョがイベントのため来日した際に、単独インタビューをさせてもらった(現在、発売中の『Jリーグサッカーキング』、『ワールドサッカーキング』にて掲載)。インタビューを行った時は、まだミラン移籍が決まっていなかったのだが、言葉の端々に、新しい挑戦に向けての気持ちがあふれていた。これでミランは、ロナウジーニョ、カカー、パトのブラジル人トライアングルが実現。この3人がベストなコンディションでプレーすることを考えると、今からワクワクしてくる。この魅力的なトライアングルが、セリエAでしか見られないのはさみしいが……(※ミランは昨シーズン5位のため、欧州チャンピオンズリーグは不出場)。

ちなみに、実際に対面したロナウジーニョはとても陽気だった。部屋に入って来るなり、手持ちのデジカメでいきなりこちら(取材陣)を撮影しまくり。撮影時もニコニコしまくりで、取材する側としては非常にありがたいタイプの選手だった。ぜひともミランで復活して、再び一時代を築いてくれることを願いたい。まずはその前に北京五輪か。


posted by from1 |19:55 | 欧州サッカー |
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2008年06月23日

イタリア、コイントスに泣く

本日は、今回のメインイベント、EURO2008準決勝スペインvsイタリアだった。社内トトカルチョでは、すでにイタリアが取られてしまっていたこともあって、スペインに賭けているおれだが、直接対決となれば、当然肩入れするのはイタリアである。

どうやっても残り数枚が手に入らなかったこともあって、某非合法な手で手に入れたチケットは、メインスタンドからピッチに向かって右手1階席、前から6列目の席だった。当然、ポジションが低すぎるため、試合の全体像は把握できないが、EURO2008というイベントを楽しむには、迫力満点の十分に満喫できる席だった(控え選手のアップも目の前。写真参照)。

試合はいかにも強国同士の戦い、特にイタリア絡みの試合にありがちな、いわば詰め将棋のような試合だった。個人的には、こういう緊張感のある試合がいい。結果、前後半延長120分間戦っても互いに得点できず、スコアレスドローでPK戦へと突入し、デ・ロッシとディ・ナターレが外したイタリアが、ベスト8で姿を消すことになった。

勝負を分けたのは、PK戦をどちらのゴールでやるか決めるためのコイントス。結果、スペインサポーターの目の前でやることになったことが、結果的に非常に大きな意味を持ったと思う。一昨日のクロアチアvsトルコでも、トルコサポーターの目の前でやったことによって、トルコは圧倒的なサポーターからの声援を味方にPK戦を戦うことができた。今回も、デ・ロッシはともかく、ディ・ナターレのPK失敗は絶対にスペインサポーターのブーイングが影響していた。

ちなみに、ディ・ナターレがこの日もっともひどいブーイングを浴びた理由は、延長後半にシミュレーション気味に倒れ、しかもその後に小芝居を入れたこと。これによって、試合中もボールに触れるたびにすさまじいブーイングを浴びることとなり、PK時も耳をつんざくようなブーイングを受けることになった。もちろん、演技をしたディ・ナターレは悪いが、今日の試合ではイタリアよりもスペインの選手のほうが演技で痛がるシーンが明らかに多かったことを考えれば、スペインサポーターのやっていることもメチャクチャに感じるのだが、まあ、それもサッカーか。

スタジアムからの帰途、地下鉄の駅に向かう途中で、スカパー!のセルティック中継でいつもコンビを組ませてもらっている実況アナウンサーの野村さんとバッタリ。一昨日は後藤健生さんともウィーン西駅でバッタリ会ったし、ホントに世の中って狭い。

というわけで、これでEURO2008観戦は終了。たった2試合ではあるが、それだけでもお腹一杯になるほど濃い2試合だった。あとは残りの3試合(3位決定戦入れると4試合か)を日本で楽しむこととしたい。

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posted by from1 |10:09 | 欧州サッカー |
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2008年06月22日

ミシュランでEURO2008観戦

昨晩はウィーン市内にあるレストランにて、クライアントの方々と一緒に晩ご飯。ミシュランガイドにも載っているというこのお店では、「EURO2008」というコースがあり、このコースを頼むと、店内の大きなスクリーン前の特等席でEURO2008の試合が観られる。夕食後、ウィーン中心部のファンゾーンで行われるパブリックビューイングでオランダvsロシアを観戦しようと思っていた我々だったが、急きょこのお店で観戦することに。美味しい料理とお酒を飲みながらの観戦、たまにはこういうのもありということで。

試合は、戦前は圧倒的に優位だと思われていたオランダを、ロシアが圧倒。特に、延長に入ってからのロシア選手の“走り”は衝撃的だった。なぜ中2日のハードスケジュールであんなに走れるのか。これは日本サッカーにとっても、非常に参考になるゲームだったのではないかと。そして、またしても快挙を成し遂げたヒディンク監督には脱帽。しかも、今回は母国オランダ相手の快挙だけに、本人も最高の気分だろう。

さて、今晩はいよいよ、スペインvsイタリアである。どちらが勝つにせよ、他の準々決勝の試合同様に、激しく熱い試合を期待したい。
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posted by from1 |21:29 | 欧州サッカー |
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2008年06月22日

ウィーンの悲劇&驚喜

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現在、EURO2008が開催されているウィーンに来ている。メインの仕事はイタリアでの交渉事なのだが、欧州サッカーを愛する者として、ヨーロッパへ来ているのにEUROを観ずに帰るなんてあり得ない! ということで、クライアントを巻き込んで、ウィーンでの準々決勝2試合を観るスケジュールを組んだのだった。

というわけで、昨晩はその1試合目、クロアチアvsトルコの準々決勝を観戦。この2チームのサポーターは試合前から、自分たちのチームが決勝トーナメントを闘えることを最大限に喜んでいた。それぞれの人がそれぞれのスタイルで試合前からたっぷりと楽しむ。欧州サッカーの歴史の深さをまざまざと感じさせられた。

試合内容に関しては詳細を省くが、延長後半終了間際から起こったドラマは、映画や漫画でさえあり得ないほどの展開だった。延長後半14分に、クロアチアがモドリッチの粘りから、最後はクラスニッチがヘディングで合わせて劇的な先制弾を挙げる。喜びを爆発させるクロアチアの選手たちと、スタジアムに詰めかけた1万5000人のサポーターたち。呆然と立ちつくすトルコ・サポーターたち。しかし、その直後の延長後半ロスタイム、GKリシュトゥからのロングフィードから生まれたエリア内の混戦を制したセミフが左足で叩き込み、まさかの同点。その瞬間、試合終了のホイッスルが吹かれ、勝負の行方はPK戦にゆだねられた。そして、PK戦はさも当然のようにトルコが制し、3試合連続の逆転勝ちを収めたトルコが、ドイツとの準決勝へ駒を進めることになった。

選手たちの様子ももちろんだが、それ以上に印象に残ったのが、両国サポーターの表情だった。歓喜からの絶望となったクロアチア、放心状態から一転、驚喜に沸いたトルコ。両国サポーターの表情はあまりにも対照的だった。

ピッチ上では、クロアチアのモドリッチにとにかく注目していたのだが、さすがのプレーぶりだった。“ベイビー・クライフ”と称され、イタリアの新聞、ガッゼッタ・デッロ・スポルトでも、「ゾラのファンタジーア、ピルロのレジスタとしての能力、そしてデコのテクニックを併せ持つ男」と評価されたモドリッチの今後に期待である。

そして、テリム監督率いるトルコ。今大会4試合を終えて、リードしている時間は10分にも満たない(初戦のポルトガル戦は0-2で敗戦、2戦目のスイス戦はロスタイムに勝ち越しゴール、3戦目のチェコ戦では後半42分に同点ゴール、44分に逆転ゴール)という事実が、トルコのミラクルを端的に表している。果たして、ドイツ相手にもこのミラクル・ターキーの勢いは通用するのか。準決勝を楽しみにしたい。

イタリア、ウィーンでの出来事は、後日、まとめてアップしますので、あしからず。


posted by from1 |07:53 | 欧州サッカー |
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