2007年09月03日
オリンピコでカメラマンデビュー!
セリエA第2節、ローマのホーム開幕戦となるローマvsシエナ戦を現地取材した。 当日の朝、ホテルで取材申請書のコピーを確認した際に、大きなミスがあったことに気づく。通常ならば、「Journalist」と記載するところを、「Photographer」としてしまっていたのである。すぐさま、申請書を作成した副編集長のSに確認すると、申請書をFAXしたのみで、電話確認等はしていないという。試合当日、しかも日曜日ということで、広報担当者と連絡を取れる可能性は限りなく低い。同行していたカメラマンK氏、地元カメラマンのT氏に相談したところ、二人とも、「現場でJournalistに変更するのはリスクが高い。そのままカメラマンとして入ったほうがいい」と言う。 忠告に従い、取材受付所をカメラマンとしてパスする。内心ドキドキであったが、全く問題なく、無事にチケットを受け取ることができた。その後も、ペン記者として入る時との違いにとまどいつつも、カメラマンK氏の助けもあり、なんとかオリンピコのピッチサイドへ到達することに成功。 通常なら入ることのない、試合時のピッチサイドへ自分がいることにひそかに感動しつつ、ピッチサイドをうろうろ。さすがに、カメラマンビブスを着ているのにカメラを持っていないのはおかしいだろう、ということで、K氏からカメラを借りて肩へかける。カメラを持っているだけで、自分がそこにふさわしい人間に思えるから不思議である。 この日はホーム開幕戦ということで、トッティが昨シーズンに受賞したゴールデンブーツ(欧州最多ゴール賞)の受賞セレモニーがあった。セレモニーには、トッティだけでなく、息子のクリスティアン、ローマのチームメート、そしてセンシ会長も久々に公の場へ姿を見せた(セレモニーを行ったスタンド最下部中央の脇まで車を横付けしたセンシ会長は、車を下りると両脇を抱えられて歩行。人一倍元気な会長だっただけに、この姿は衝撃だった)。 大勢のカメラマンに混ざってセレモニーを撮影し、その後はベンチ入りメンバーとスパッレッティ監督を撮影。その後、選手の整列シーンを撮り、キックオフ後はK氏とともに(というか、K氏のアシスタント的な感じで)、シエナのゴール裏、つまりローマが攻める側のゴール裏へ陣取る。 試合が始まると、撮影そっちのけで、ピッチ上の選手たちのプレーに釘付けになった。ピッチレベルで見るセリエAは、テレビ中継はもちろん、記者席で見るものとも全く迫力が違う。また、観客の声援も、ピッチサイドにいると、ことさら大きく聞こえるため、規模の大きな劇場にいるような錯覚を受ける。 貸してもらったカメラのレンズが50mmだったため、近くの選手しか取れなかったのだが、それでも十分にやりがいのある“仕事”だった。一瞬のタイミングを見はからってシャッターを押す作業がたまらなく楽しい。 また、一度、K氏が使用していた400mm+1.4倍のコンバーター(焦点距離を伸ばす機具)、つまり超望遠レンズ使用のカメラでも撮らせてもらったのだが、これはホントに難しかった。ピントを合わせるどうこうではなく、選手をファインダーの中に収めることすら、慣れないとなかなかできないのだ。よく、試合後にカメラマンからその試合の展開やゴールシーンについて聞かれることが多いのだが、ようやくそれがなぜなのか理解できた。ファインダーをのぞいて選手を追っていると、試合展開やゴールシーンなど、わかりっこないのである。 試合は、シエナの粘りに苦しんだものの、終わってみれば、アクイラーニ、ジュリ、トッティのゴールで、ローマが3-0と快勝。無事に開幕2連勝を果たした。それにしても、くり返しになるが、ピッチレベルで見るサッカーは、記者席から見るサッカーとは全く別物だということを、改めて感じさせられた、今回の体験だった。ぜひ、今後はチャンスがあれば、年に数回はカメラマンとしてピッチサイドで試合を見たい。いやいや、できれば、これを機会にカメラマンの勉強をしてみるのもありかも……。とにかく、こんな貴重な経験をさせてくれた、副編Sに感謝したい。今後は、送る前に必ず文面を再チェックしろよ。 ※写真は記念すべきカメラマンデビュー作品。使用希望、格安にて受け付けます(笑)
posted by from1 |08:20 |
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