2006年12月05日

アメリカ独立リーグ

 アメリカ独立リーグ

 先日、日本の独立リーグについて書かせていただきましたが、アメリカの独立リーグについての事を書かせていただこうと思います。
 ここ最近、何件か独立リーグでプレーしたいという選手から相談を受ける機会がありました。
 野球を続けたい気持ちはすごく良く分かります。しかし、現実はそうは甘くありません。
 アメリカ独立リーグ(アトランティックリーグ)の選手の意識・現実を伝えなければならないと感じ、ブログに掲載する事にしました。

 アメリカの独立リーグは私がいた当時で8つのリーグがありました。日本の大学生レベルのリーグもあれば、私のいたアトランティックリーグのようにメジャーリーガーや日本です助っ人として、活躍した選手等、日本の1軍兒匹敵するようなレベルもあります。それが私のいた後、アトランティックリーグです。リッキー・ヘンダーソン、ホセ・カンセコ、ホセ・リマ、ホセオファーマン等、メジャーばりばりでアトランティックリーグで成績を残しメジャーに戻った選手がいました。日本でプレーした選手だとチームメイトで元ヤクルトホージー、元ロッテジョー・クロフォード、対戦相手では元オリックスDJ、元近鉄クラーク、元ロッテインカビリア、監督には元ヤクルトオマリーがいました。
 当然レベルが上がれば、給料も良くなるのですが、その分競争も激しくなります。
 
 アトランティックリーッグは4月に10日間のスプリングトレーニング(キャンプ)があり、といっても2日目からはオープン戦が続きます。
 ここにもリーグの経営方針があるため、1つのキャンプ地に8つのチームが全て集まります。交通費等を削減。球場はメジャーがスプリングトレーニングで使用した球場を使用します。球場はメーン球場の他に6つの球場があります。
 そこでオープン戦を行ないながら、練習を行ないます。
 ここで40名の選手が呼ばれるのですが、スプリングトレーニングに呼ばれたからと言って、契約を結べる訳ではありません。10日間で25名まで絞られます。
 
 シーズンに入っても、調子が悪くなれば解雇され、またトレードも頻繁に行なわれます。リーグで活躍すればメジャー・マイナーは勿論のこと、日本・韓国・台湾・メキシコの球団と契約していく選手もいます。
 給料は私のリーグは良い方で、特に私に関しては日本のプロ野球での活躍が認められ、月収が30万円ほどでした。ホテルはほとんどの選手がシェアをし(私は契約でホームのときは独り部屋。ホテル代球団持ち)、生活します。
 遠征のときには2人部屋でした。
 アマチュアの選手が独立リーグにいこうとするならば、月収5万円なんて事も充分あり得ます。

 4ヶ月半で128試合、28連戦が2度あり、雨天中止になると翌日ダブルヘッター(7イニングで終了)になります。
 試合日程も詰まっていることもあり、2時間待って試合なんて言うこともあります。1番きつかったのは2時間待ちでゲームが始まり、延長戦試合終了12時30分。シャワー浴びて食事して、ホテルについたのが2時頃、次の日が球場集合7時で3時間移動してデイゲームということがありました。
 最長移動時間は5時間半移動してゲームです。文句を言っても何も変わらない。自分が選んだ道と考え、適応していくことにしました。
 また適応の仕方・就労ビザのことはいずれ書こうと思います。

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posted by frankima |22:51 | 独立リーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2006年12月05日

野球技術セミナー(投手偏・審判編)

 野球技術セミナー(投手偏・審判編)

 今回の投手部門は池谷講師、審判部門は大里講師のセミナーでした。
 
 始めに池谷講師のセミナーでした。
 トップを作るときに、無理にトップを作るのではなく、自然なトップの位置を作り、腕を振っていくことが大事。
 プロ野球に入団し、2ヶ月はコーチの指導でトップを無理矢理作るということをやり、それでは結果が出なかった。でもそれは遠回りでなかったと思う。
投手のフォームをいじるというのは難しいこと。
 選手には自分の考えがあり、それを無理にやれという指導をせずに、時期を見て指導をし、ピッチングフォームを矯正していく。
 
 ライバルの存在が選手を大きくする。その選手に負けたくない気持ち、その気持ちが練習態度、私生活を変える原因であった。レベルが上がったら、そのレベルでライバルを見つける。選手にライバルを見つけさせ刺激を与える。
 投手の始動の動作がずれてしまうと全てがずれてしまう。投球動作で立つ姿勢をしっかり作る。自然な動作、無駄な動作を無くしていくことが大事。
 タメを作るというのは後ろ足、片足でしっかり飛べる状態を作る。膝を意識させれば、自然と後ろの股関節にしっかりと体重は乗る。それがタメとなる。 タメとは並進運動(体重移動・前足に体重が移り)から回転運動(捻りの運動)につなげるための準備である。

 並進運動を起すことでトップの位置を決めていく。どんな動作をしようがトップの位置が決まってくれば、コントロールが良くなってくる。
 選手は投球しに行くときには投げたい気持ちがあるので、後ろ足に重心を残す気持ちくらいでいかないと軸ができてこない。
 人間の意識は簡単には治らないので、極端に選手には意識を持たせることが重要となる。
 前の手の使い方にも2つあり、並進運動から体重移動を使う投げ方、並進運動を強くする投げ方、2つの投げ方がある。選手にあわせた指導をしていく事が大事だ。
 プレートを蹴るという表現を使うときに、注意しなければならない。プレートを蹴るというのは並進運動を強く使う投げ方には適するが、並進運動から回転運動につながる投げ方のときには、プレートをストッパーと考えれば良いのではないだろうか。速い回転運動でスリップを起してしまうので、プレート(止め)があれば回転してもスリップを起さない。
 コントロールの良い投手は肩・肘・膝が投球方向に向かっている。フォームを矯正させるためには、ピッチングをさせるのではなく、ネットピッチングでフォームの矯正していくことが大事である。
 胸を張るという表現は自然に行なわれるものであって、作るものではない。回転運動が起こってくれば胸が張られてくる。
 肘も同様に使うものではなくて、自然に使われるものである。良い習慣を作るために地道な練習が必要になってくる。
 前足はギリギリまで横を向いていて、実際つくときには若干中に向くことはあると思うが、前足を投球方向に向かっていく。
 今回の池谷講師のセミナーは、自分が考えてきたことの確認をさせていただきました。実際、自分の指導者講習会や野球指導、野球教室を受けてきた方は分かると思いますが・・・・。

 大里講師の講義では審判の基本について語っていただきました。
 プロとアマチュアでは、審判の解釈の仕方がちがう。知識だけの審判は良い審判とはいえない。知恵を使った審判になってほしい。つまり臨機応変にということである。ボークに関してはアマチュアでは疑わしい行為を全てボーク。プロでは完全にアンフェアな行為であればボーク。ボークを全て取ってしまっては野球にならなくなってしまう。ここにも知恵が入ってくる。
 ホームランでのコーチャーとのハイタッチの解釈でも同じで、(ランナーの体に触れてはいけない。)というルールがあるが、「ランナーを無理矢理止めるために体に触れたりすることは問題で、ホームランでハイタッチをすることでホームランを取り消すというのはおかしい。」という言葉には確かにと思いました。
 
 審判には3つの条件。ジャッジの正確さ・人格者・ルールをしっかりと覚える、3つのことが必要。プロとしての誇りを持ち、勇気を持ったジャッジをすることが重要。
 アマチュアとプロでは、理念の違いからルールの解釈が違ってくる。
 審判は普段から練習をし、監督・コーチ・選手から信頼感を得る。監督・選手から抗議があるということは、90%はジャッジミス。そこで退場者が多いということは審判が下手だということ。審判の権限を勘違いしている。人格者であり、信頼感を得られれば抗議は短くてすみ退場者を出すことは無くなる。
 
 審判はジャッジを全て的確にと考えておかないと、ミスがどんどん膨らんでいく。ミスをしていいと思うと甘えが出てしまう。
 ストライクゾーンの安定度は、精神状態の安定につながっている。普段の生活から正していかなくては、良いジャッジはできない。体調管理や筋肉トレーニングも審判には必要。
 ジャッジするということは、知識で覚えるのではなく、体で覚える・知恵で覚える・経験で覚えることが必要である。
 審判にジャッジはあまりにも、マニュアルで動きすぎる。マニュアルで動きすぎるとジャッジの不合理がある。そうではなく臨機応変で動きは決めていかなくてはならない。それが知恵を使うということである。
 
 大里講師の抗議は人生観につながる講義でした。このブログを読者の皆様の何かの参考にしていただければと思います。

20061205-00.JPG
池谷氏講義2
大里氏講義


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posted by frankima |00:13 | 野球技術 | コメント(0) | トラックバック(0)
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