2007年03月13日

言葉の重さ

言葉の重さ

 テレビの番組で「夢の瞬間、いのちの瞬間」を家内が録画してくれていて見ることができました。
 小池将聖君14歳は運動神経抜群で陸上も全国大会に出場するほど。野球も大好きな中学生でキャプテンをしています。しかし、彼は1型糖尿病。10万人に1人の病気です。インスリン注射を1日2回打たなくてはならない状況です。2歳に発病し、それからずっと闘病しています。
 
 小学生の頃に運動を陸上大会で優勝し、同時に野球にも打ち込みます。インスリンを打ち、月に一度通院しているようには見えません。
 しかし、血糖値が上がると失明や足の壊疽の可能性があります。逆に血糖値が下がりすぎると意識がなくなり、倒れてしまいます。

 糖尿病とは血糖値が高いだけでなく、血糖値を安定押させることができないこと。インスリンを体内で上手く作ることができないことだとは知りませんでした。
 生活習慣病だと思っていましたが、生まれて直ぐに糖尿病になる子供もいるとは思いませんでした。

 そんな彼に今度は野球肘が襲います。医者の先生は野球を辞めた方が、良いと両親に言ったそうです。糖尿病のことはあったにせよ、野球肘で「野球を辞めろ」なんて言わないでほしいです。

 チームの監督にも「野球は辞めた方が良いのではないか?」と言われたそうです。勝利至上主義なのか分かりませんが、好きな野球を何故辞めなくてはいけないのか?辞めさせる権利を大人が持っているのか?子供の気持ちは関係ないのでしょうか。
 
 野球があまり好きでなく、名前だけ置いているような選手であれば、野球を辞めてしまった方が良いのではと進言しても良いと思うのですが。
 小池将聖君のすごいところはここからです。彼は周りの大人の言葉に負けず、野球を続けるのです。
右投げだったのを左投げに変えることを決断したのです。
 ここまで野球を好きな子供に大人は何故酷な言葉を放ってしまうのでしょうか。糖尿病の闘病だけでも大変なのに。
 
 話は変わります。私が野球教室をしたあるチームでお父様に聞いた話しです。子供が股関節痛で入院したときに先生が「もう野球を辞めた方が良い」と直接子供に伝えたそうです。
 何も知らずに親が病室に入ると子供は大泣きしていたそうです。
 結局、その子供は今も野球を続けています。

 もう1つある元超有名プロ野球選手が野球教室を行なったときに「君は投手のセンス無いから投手辞めた方が良いよ。」と一言子供に言ったそうです。
 その方のお名前はお聞きしましたが、さすがに名前は出せません。しかし、失礼かと思いますが、私から言わせれば“あなたの方が野球教室で子供を教える資格がありませんよ”と私が先輩で彼よりも成績を上げることができていれば言いたいところです。
 
 言葉の力ってすごく大きなものです。言葉には注意しなくてはなりません。簡単ではなく必死に考えての言葉かもしれません。しかし安易に出した言葉も子供にはすごい影響力を持つことがあります。
 
 私も元プロ野球選手。子供立ちに与える影響量は少なからずあるはずです。子供への言葉、行動は気をつけなくてはなりません。
 言葉や文字はプラスにもマイナスにも作用させることができる物です。
 
 プラスの方向に子供や私と出会った方が、向けるようにしていければと思います。

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posted by frankima |07:19 | 野球情報 | コメント(5) | トラックバック(1)
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野球肘 【健康でんがな栄養まんがな】

野球肘ちうんは、肘関節周囲の故障のことをええまんねん。野球肘に関して症状や治療法、対策やらなんやら解説中!

2007-05-22 17:27 | 続きを読む
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Re:言葉の重さ

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 野球評論家の豊田 泰光氏は、”言葉で選手を動かせない指導者は最低だ!”と、おっしゃっていますが・・・まさにその通りだと思います。もちろん最近は、勉強熱心な指導者も増えて来てはいますが。まだまだ現状は厳しいのですね?いい加減、暴力や無意味な上下関係って、なくなりませんかね。強くなるのに何の必要性もありませんよ、ホント。こんなことをしていたら、ますます野球界の底辺が細っていきますよ。今関さん、なんとかして!

posted by oak | 2007-03-13 12:48

Re:言葉の重さ

コメント投稿者ID :

 ソフトバンクの松中信彦選手も、かつて小松君と同じような経緯がありましたよね。小松君にも、逆境を跳ね返して、松中さんのような素晴らしく偉大な選手になってほしいものです。

posted by 阪神ファン七号 | 2007-03-13 13:12

Re:言葉の重さ

コメント投稿者ID :

難しいことを難しくいうのは簡単ですし、あきらめてしまうのは簡単です。
小松君は本当に野球が好きなのでしょう。打つのは逆にすることはさほど難しいことではないですが、投げることを逆にすることは大変難しいことです。
ただでさえ、糖尿病を持っているのにすばらしい精神力です。
彼のこれからに期待したいと思います。

posted by いまぜき | 2007-03-13 16:30

Re:言葉の重さ

コメント投稿者ID :

先日は野球教室での熱心なご指導ありがとうございました。股関節痛の息子を持つ父です、今まで何故足を思い切り開いてピッチングができないのかイライラしながら見ていましたが、今関さんとの何気ない会話で初めて気がつきました、今更ながら自分に腹が立ちます、あのときの病院の先生の一言が子供の気持ちに深く根付いていた事に気がついてあげれなかったのか、練習の後何気なく聞いてみましたが、股関節の事はやはり気にしていたようです、これからも野球の大好きな息子と一緒にがんばって行きます。機会がありましたら又、ご指導の程宜しくお願いします、又あえる日を楽しみにしています。

posted by かけパパ | 2007-03-13 23:59

Re:言葉の重さ

コメント投稿者ID :

ありがとうございます。あのときのお話しをどうしても皆様にも感じてほしく文章にしました。
野球が好きな気持ちは誰よりも強いのですね。
上手くなるならないではなく、野球を続ける環境を作ってあげてください。仮にそこで身体を壊し野球ができなくなっても、野球が好きであれば、指導者やマネージャーの道も出てくるはずです。
コメントありがとうございます。

posted by いまぜき | 2007-03-14 10:51

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