2008年07月05日

本能とバスケ?

ホイッスルの後のシュート --- ぼくはこれを毎晩、目にした。ブルズの選手も、その他すべての相手チームの選手も、みんなこれをやる。バスケットボールで生計を立て、毎日の仕事の中でシュートしているのだから、いまさらそんな本能に従う必要もないだろう、と考える人もいるかもしれない。にもかかわらず、彼らはそれをする。無意識的な行為なのだ。バスケットがあれば、かれらはそれをめがけてシュートを打つだろう。
ボブ・グリーン「マイケル・ジョーダン物語」

人間はリングがあればボールを入れたくなる生き物なのかもしれない。

本能?
何度か書いたが、ウチの三男はダウン症でもう少しで2歳になるというのにまだ歩けない。 半年前に立ち上がることはできるようになったのだが、そこからの一歩がなかなか難しい。 実際、発達の度合いは通常の一歳児程度だそうだ。 しかし、お兄ちゃん、お姉ちゃんのバスケットボールを見るのは大好きで、シュートが決まると敵味方関係なく手を叩いて喜ぶ。毎週末には体育館に連れて行っているせいか、バスケットボールが生活の一部になっている様だ。 そして、まだ歩けないにも関わらずシュートするのが大好きだ。 ボールで遊ぶのが好きだったので、思いつきで玩具のリングを低い位置に設置してみたのだが、飽きずにずっとボールをリングに入れている。しかも「ダーッ!」と言いながら入れるので何となく「ダーンク」と言ってる様にも聞こえる。 成長が遅いのは確かだが、それはあくまでも他の誰かと比べた場合であって、この子独特の成長のスピードだと思えばさほど気にならない。というか何だかずっと赤ちゃんでいてくれて可愛いと言う気さえする。 この子がずっと笑って過ごせる環境を作る事が親としての使命だと思う。 兄弟はチームスポーツで勝利を求めて頑張っていて、それは常に他者と比較される事を意味するし、それはそれで大事な事だ。頑張って自分を高め、成長してもらいたいと思う。 それだけでなく「弟が喜んでくれるから」と言って試合でシュートを決める兄姉達は、親の贔屓目でも格好いいと思う。 そして、なんだかわからないけど本能のままにシュートを決める三男は、バスケットボールというのは人間の本能に近いスポーツなんじゃないかと思わせる。


posted by foxx |01:28 | ダウン症 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年08月21日

一歳の誕生日

先日、三男の一歳の誕生日だった。

以前にもこのブログで書いたが、三男は予期せず自宅で出産となり、黄疸で一ヶ月入院、しかもダウン症という先天的な遺伝子の疾患も持っている。
だが、特に合併症もなく、今のところすくすくと育っている。ダウン症の50%の子供が心臓などに合併症を持っていると聞いていたので、かなり恵まれていると思う。

三男
写真は先日渋谷のジョーダンコートに家族で出かけたとき。 ダウン症のせいかどうか判らないが、兄弟と比べると発達はゆっくりとしている。一歳なのだが、見た目は7ヶ月程度だ。 だが、いつまでも赤ちゃんでいてくれて嬉しいと私も妻も勝手に喜んでいる。 今までの経験で、あまり早く育つとなんだか寂しい気がしたからだ。 SMAPの歌ではないが、子供を育てているとつい他の子と比べてしまっていた。でもこの子に関しては、他の子と比較することはあまり意味がない。ゆっくり育つというのも個性の一つだと思う。 長男や長女は一歳の時に歩いていたし言葉も発していたが、だからと言って特に良い事があったわけでもない。他の子と比べて成長が早いと安心できるというのは確かにあったが、4人目ともなるとそんな事はあまり意味がないとも気づいている。 そんな事より、毎日この子が笑って暮らしていられるか、それが一番大切な事だ。 今のところ、この子は誰にでも愛想が良く、いつもニコニコしている。そのため、町を歩けば見知らぬおじいさんやおばあさんがニコニコと声をかけあやしてくれる。何て幸せな事だろうと思う。 この子がダウン症と知ったとき、もしこの子の発育が遅いせいでこの子が苦労するような社会であれば、私はそんな社会と戦うと決意した。戦っても仕方のないと思ったら、さっさとこの国から出て行こうとすら思った。 今思えば気負い過ぎだったかもしれない。しかし、自分ではそれくらい覚悟の必要な事だった。 今のところ、特に目立って発達障害があるわけでもない。普段は信仰心などない私だが、子供に関しては神に感謝したいくらいだ。 このまま育っていってくれればと思う。


posted by foxx |00:46 | ダウン症 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年04月05日

ダウン症

genjoh
昨年の夏に生れた三男は、ダウン症だった。 ダウン症は1000人に一人の割合で生れる、割りと多い先天性の染色体異常の症候群とされる。 精子または卵子が作られる時の減数分裂の際に何かしらのトラブルがあり、染色体が1本多くなるのが最も多い例だそうだ。つまり通常は23対46本の染色体なのに対し、47本の染色体を持っているのがダウン症とされる。 しかし、この子の場合、染色体の数自体は46本と普通と変らない。これは珍しい例なのだそうだ。 生れた時も大騒ぎだったが、その後この事実を知って私たち夫婦は驚いた。 しかし、折角生れてきたのだからきっと何か意味があるのだろうと思い、できる限りの事はしてやろうと考えた。 これまでのところ、ダウン症に多い心疾患などの合併症は無い。これはもの凄く幸運な事だ。 早産だったために平均と比較すると小柄だが、元気である。 そして、早くもボール遊びが大好きだ。 まだ腰もすわっていないので一人で座ることも出来ないのだが、寝たままボールを触ってははしゃいでいる。 早いうちからボールを使って運動させる事は、神経の発達にとても良いのだそうだ。 長男も娘も、そして次男もこの子が大好きだ。 先日、買い物に行った際「お父さん、こんなのがあるよ」と持ってきたのがベビー用のNBAの洋服。76ersとサンズとレイカーズとセルティックスがあったのだが、長男と次男はコービーブライアントが好きなのでレイカーズをいち押し。娘と妻は76ersがいいと言う。 私はなんとなく黄色より青が似合いそうという理由で76ersを購入した。 そしてお気に入りのボールは「FIBA世界選手権公認マスコットバッドばつ丸付きの12面ボールレプリカ1号ボール」。 この子は恐らく普通の子よりも発達は遅いだろう。 しかし、だからといって今から可能性を決めても仕方がない。 毎日を笑って暮らせればそれでいいと思う。


posted by foxx |01:43 | ダウン症 | コメント(19) | トラックバック(0)
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