2008年12月26日

瀕死の勝利者達が見せてくれたもの

天皇杯のベスト4最後の一枠を決める試合が先ほど終わりました。

僕はこの試合を、今期の中でもとても重要な意味を持つものになると期待をしていました。

今季躍進した名古屋はピクシーの下、極めて欧州的なスタイルで戦っていた。
またそのスタイルは、決して揺らぐことはなかった。

対してガンバは、序盤とは布陣が大きく異なる。
ACLで確立した4-2-3-1も、CWCでは二川と佐々木のアクシデントも伴って4-4-2となり、結果的にその形が功を奏した。

そして、世界王者のマンチェスターユナイテッド戦を通過したことで、彼らが感じる感覚は、Jリーグのそれとは比べ物にならないほど高ぶっていったことだと思います。

当然の様に名古屋はユナイテッドではない。小川はロナウドではないし、吉田はファーディナンドではない。

この試合には、ガンバがJリーグを犠牲にしてまで勝ち取った、ACLチャンピオンと、CWC出場の意義が確かめられる、という期待を感じていました。

前半は名古屋の試合勘の鈍りも手伝ってか、終始ガンバが圧倒した。
CWCの感覚をそのまま持ち込んだ様なそれは、名古屋から2点をたやすく奪って見せた。

だが、後半は一転として名古屋ペース。
原因は、名古屋が調子を上げたこと以上に、ガンバのコンディション不良が目立っていました。

あの明神ですら前半から膝をつくシーンを見せ、プレスがなかなか掛けられない。
CWCではあれだけ実況から名前が挙がった安田も、守備に徹するという感じで、攻撃に出てこれない。

藤ヶ谷の奮起で何とか逃げ切ったものの、ゲーム終了直後にテレビをつけた人には、どっちが勝ったのか分からないぐらい、ぐったりとしていました。

前半のあのペースを後半も保てるのなら、間違いなくガンバは決勝までたどり着くのではないかと思います。
ただ、次は中3日の試合になり、舞台は国立ということで、今日のような苦しいゲームになることが予想されます。

僕としてはアジア王者として、来年もACLでガンバを見たいものです。
そして、この感覚を来季も保てるのならば、間違いなく優勝に絡んでいけるのではないかという期待が一層膨らみました。

一つ気になるのは、バックアッパーの形成がまだ未完成なことですかね。補強は積極的に動いているみたいですが。

こういった試合を見れると、来年もJリーグからアジアチャンピオンが誕生することを切に願うばかりです。

まあ、、とりあえずヴェルディは昇格ですかね。
来年は、例年通りJ1に意識が向きにくくなりそうですが、注意して気にしたいと思います。

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2008年12月23日

より道ベストイレブン

もうオフィシャルなベストイレブンも出てしまいましたが、今さら書いてみます。

選考基準は僕が見た試合が中心になるので、超個人的視点で決めました。

なので、ベストというか「印象に残ったイレブン」になりました。

【GK】

■川島 永嗣(川崎)
攻撃的なフロンターレにあって、この選手の活躍は素晴らしかったです。代表では、川口・楢崎ラインを崩すまでには至っていませんが、西川・菅野共々、次世代の代表を担う存在ですね。

【DF部門】

■石櫃 洋祐(神戸)

この選手を知ったのはわりと最近ですが、良いクロスを持っていますね。日本の選手で、あのような重くて速いボールを蹴れる選手は珍しいです。FKも蹴れるみたいで。
守備も安定していました。
加地と悩みましたが、よりインパクトが強かった方にしました。

■中澤 聡太(G大阪)

今季、彼がルーニーと対峙することを誰が予想できたでしょうか。
水本がもたついた内にレギュラーを奪取しました。
総合力ではもう一人の中澤さんなどにも、まだまだ劣りますが、成長著しい選手として入れました。

■土屋 征夫(東京V)

まずは、、すいません。
でも、彼の読みは相当素晴らしいです。
危険なポイントをいち早く察して、カバーに入ります。
今季ヴェルディが崩れたのは、中盤の問題でもあるので、その中で孤軍奮闘していました。

■長友 佑都(F東京)

彼を知ったのは今季からですが、実際にスタジアムで見ると、その運動量の多さに驚かされます。
フィジカルも強、くフッキは完全に潰されていました。
内田が目立ってますが、攻守にとてもバランスの良い、選手にとっては助かる存在ですね。

【MF】

■遠藤 保仁(G大阪)

昔は彼のこと大嫌いでした。走らないから。
でも明らかに彼がいる時といない時のガンバの質は異なります。
走量も増えてきて、ポジショニングも抜群な感覚を持っていますね。
マークを外すのも上手いので、彼は高めの位置の方が活きるように思います。

■エジミウソン(大分)

当然のようにホベルトと迷いましたが、代表してということで。
間違いなく大分の心臓となった選手。攻守にわたり大分の血流を活性化させ続けました。
そういえば、正規のベストイレブンには入っていなかったですね。

■大久保 嘉人(神戸)

生で見ると彼の質の高さは際立っていますね。
今季は慣れないMFでの起用でしたが、パスの精度も高く、神戸の起点になっていました。
レアンドロとのコンビは破壊力抜群でした。
あの位置で得点ランキング日本人3位も見事じゃないでしょうか。

■小川 佳純(名古屋)

今季になるまで全く知らなかった選手ですが、上手いですね。
パスや、シュートのタイミングも素晴らしいですし、キックの精度も高いです。なかなか代表には選ばれないですね。
岡田さんのコンセプトには嵌らないからでしょうか。

【FW】

■フランサ(柏)

すいません、ここも完全な趣味です。
この人ほとんど守備しないですけど、魔法を持っていますね。
レッズ戦のボレーはまさにKYでした。
彼には試合の流れとかは関係ないみたいです。
単純にここまで上手いといえる外国人は、今のJにいないのではないでしょうか。
まあ、彼の起用はある種ギャンブルですけど。

■柳沢 敦(京都)

難しいシュートは決めて、簡単なシュートは外す事で、常に叩かれ続ける存在にあった彼ですが、今季は新天地で素晴らしい活躍でした。
今季も後ろから来るボールをボレーで決めたりと、見事なボールも大方です。
でも、彼の魅力はやっぱりスペースを作る動きですね。
代表でもその技術が活かされる日は来るのでしょうか。

【監督】

■アレックス・ミラー(千葉)

ピクシーも、西野さんも、もちろん良い仕事をしましたが、一番インパクトが強かったのはこの人です。
あれだけ、主力が離れ、後半に新しい選手が入ってきて、ぐちゃぐちゃだったチームを纏め上げた手腕は見事です。
最終戦もそうですが、レッズ戦も面白いサッカーを見せてくれました。
この人、連勝中にちゃっかりターンオーバーさせて、主力を休ませたのに勝たせていますしね。
祖母井さんが抜けたのに、ジェフは良い補強をしますね。
しばらくジェフは安泰なのではないでしょうか。


と、こんな感じになりました。
来季はACLも4チームになり、またAFCの厳しい基準により相手国の質も上がることから、見ごたえのある試合がたくさん見れるのではないでしょうか。
まだまだ、Jの戦国時代は続きそうですが、来年も楽しみです。






posted by footballshow |16:02 | Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年12月19日

嗚呼、素晴らしき打ち合い

昨日は大方の予想通り、ユナイテッドさんの勝利でした。

ただ、内容はスペクタクルな展開になったし、ガンバは僕の心を熱くさせてくれました。

時差ボケのせいか、全くプレスに来ないユナイテッドさんの面々。
それでも、じわじわと身に染み入ってくる世界との差。

印象的だったのが、前半に一度、遠藤が相手に触発されてか、またはそれでしか通せないと思ったのか、縦に高次元のパスを送り込みました。
その速く強いパスを、山崎はトラップできなかった。
そんなパスを彼らはポンポン繋いでくる。
だからサイドチェンジも有効に効いていましたね。

そしてセットプレーとは言え、立て続けに2本ぶち込まれ、J屈指の高さを誇る山口がビディッチに完敗し、また差を見せつけられた瞬間。
ロナウドのヘディングはとてもきれいなフォームで見事でした。

しかし、後半に入りある種試合をぶち壊したACL男、山崎の意地の一発。
あれは流して終わらそうとしていたユナイテッドさんに火を付けましたね。
そしてルーニーの精度の高い2発を含む3失点。前半に播戸が決定機を外したけども、チャンスを逃さないところはさすがでした。

でも去年の浦和のように、0で終わってしまうよりは全然良かったですね。
臆せずに高いラインを保ち続けたガンバには拍手を送りたいです。

僕はファンでルサールの悔しがるあの顔を忘れません。

でもこういう試合を見て、赤いユニフォームを着た日本人の子ども達は何かを感じてくれたのでしょうか。
日本という地での試合にしては、ガンバに対する歓声は少なかった気がします。
ロナウドがちょっとまたいだだけで、すごい歓声でしたもんね。

来年はUAEでの開催ということで、例えJのチームが出たとしても、アウェーという地でこういうチームに勝つチャンスは、間違いなく減ると思います。

もっとホームの雰囲気があれば、また違った結果だったかなと残念に思ったりもします。

ガンバとしてはこの大会を通じて、天皇杯に対するモチベーションも一段と上がったのではないでしょうか。

次はパチューカとの3位決定戦ということで、中盤での攻防も注目したいと思います。

posted by footballshow |13:31 | Jリーグ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年12月14日

あの美しいラインをもう一度

今日は緑について。

新監督が高木さんに決まりそうです。
僕自身としてはやっとかという印象。
このシーズン中に代わっていても、おかしくなかったと思ってます。

ヴェルディがJ2時代(来季もですが、、)に、彼は横浜FCの監督でした。
どうしてもカズに目が行きがちでしたが、守備時に4-4のきっちりと整備された守備ブロックを見たとき、感動すら覚えました。

相手にスペースを与えず、まごついた所を掻っ攫っていく、守備からの攻撃には当時は苦しめられました。

来季、高木さんがどのような戦術で来るかは分からないが、その時自信を得たものを、また採用する可能性は高いと思います。

ただそれは、ヴェルディらしさを無くすサッカーに転じる事と等しいです。
でも、これが名門の幻想を捨てさることにも繋がるのかもしれません。
何はともあれ、J1に一年で帰るためにも、勝つサッカーをしてもらいたいと思います。

後は、どれだけフロントが動いてくれるか。
あの美しいラインを再現するためにも、そろそろ目覚めてくれないだろうか。

posted by footballshow |13:28 | Tokyo Verdy | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年12月11日

CWCって本当は素晴らしいのかもしれない

今日はCWCにより道です。

今日の開幕戦は、どれだけの日本人が注目していたのでしょうか。
僕は、「生中継でやってるんだ、ちょっと見てみようかな」ってぐらいの気持ちでした。

アデレードはACLで飽きるほど試合を見れていたので、特別に新鮮さはないだろうなって思っていたし、ワイタケレも前回の様な敗戦を期するんだろうと予想していました。

結果は、もちろん予想通りアデレードが勝つのですが、ワイタケレを見ていると、この大会の、この試合の価値が分かったような気がしました。

前回と比べると守備組織の向上がみられ、また攻撃もピアース、クリシュナを中心に威力が増していましたし、もし来年また出場することがあれば、準々決勝進出もあるのではないかという期待さえ感じさせました。

何より僕がこの日一番心を奮わせられたのは、後半の中頃、ワイタケレのピアースが倒されて負傷し、後退を余儀なくされたシーンに客席から大きな拍手が沸きました。

これって普段のJリーグでも見ることができない光景なんですよね。
今日は中立の立場である日本人の観客が多く、じっくりと見ているような、スタジアムの雰囲気でした。
なので、一つ一つのプレーをじっくり見ることができ、試合の流れというか空気を正確に読み取ることができていたような気がします。

そういったところからこの拍手は生まれたのではないでしょうか。

日本代表の試合やJリーグだとしばしばこの光景は応援によってかき消されてしまうことがあります。

僕はその光景を目にし、残念に思う時が度々ありました。

こういった中立の立場でサッカーの試合を見ることって、もしかして日本人にとってはとても有益なことではないのでしょうか。
僕はこういった所にCWCを日本で見る価値があるのだと改めて感じました。

もちろんガンバがこの大会でマンチェスターUとやることも、素晴らしいことで、是非アデレードを倒し、実現させてもらいたいと思います。

posted by footballshow |23:59 | Jリーグ | コメント(11) | トラックバック(0)
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2008年12月07日

内側からしか見えないもの

ブログを初めて感じるのは、やっぱり色々な人が見ているんだなってことですね。
スポナビでは、ヴェルディの事を書いている人も見当たらないし、やっぱり発信していく意味はあるんだろうなと感じています。

僕は、他チームについてあーだこーだ言うつもりもありません。
外側しか見えていない事で批判をしても仕様がないですしね。

そして、僕だってゴール裏の人間ではないですし、年数試合をバックスタンドで座って観戦するぐらいのものです。コアな人から見たら外側の人間なのかもしれません。

それでも負けたら悔しいんですよね。
降格したら、凹むんですよね。
良くわからない人から、罵声を浴びたら苛立つんですよね。

それもこれも、まだヴェルディを好きな証拠でしょう。

また、在籍2年の服部、1年の土居や福西が解雇通告を受けながら、あれだけの強い気持ちを表してくれることは、まだヴェルディにとって輝きがあるという事です。

昨日の居座り抗議という手段は、野蛮に移りましたか?
降格が決まったからやっている様に見えたと思いますが、残留していても同じことが起きてた事でしょう。
僕は、今までこの現実を見過ごし、寛容すぎたサポーターの目が覚めた瞬間だと感じました。

次はヴェルディが、ユースも含めその光が完全に消えない内に目を覚ます必要があると感じます。

何年かかっても良いので、軸を作ってもらいたいです。
それを担うのは、喜山や弦巻、オサマや河野のユース組であって欲しいと願います。

僕はこのゼロからのスタートを来年から見届けていきたいと思います。

という訳でかは分かりませんが、これを機にブログ名も変更致します。

もう少しヴェルディに愛を込めて、「緑からより道」とします。
とりあえず。。

posted by footballshow |14:25 | Tokyo Verdy | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年12月06日

VS ヴェルディフロント

前の記事のコメントも返せていない状態ですが、今日ヴェルディの降格が決まりました。

相変わらず日テレは生放送のサポートをしてくれませんでしたが、
選手スタッフともよく戦っていた試合だと強く感じます。

ただ、やはりこのチームの問題はフロントにあるのでしょう。

この試合の前から嫌な噂は続々と出てきていました。
真偽のほどは分かりませんが、それが現実になりつつあるのかもしれません。

試合終了から6時間を経過しようとしていますが、まだ味スタには100人近くのサポーターが残っているそうです。
社長との会談を望んでいますが、もう帰ってしまい出せないとの一点張りらしいです。

今は、メディアを入れずにサポーター10人とだけ対談しようと言ってきているみたいですが、こんな長時間サポーターを放置した上、ヴェルディのサイトでは萩村の解雇が発表されました。

どこまでフロントは腐ってしまっているのでしょうか。

ふつうはまず社長が頭下げに来るもんじゃないんですかね。

このままでは来季のことは考えられません。
この問題がどう進展するかは分かりませんが、サッカーを愛していないフロントが経営するチームに未来はないですね。

僕が思っていた以上に根は深いようです。

6時頃には1000人以上のサポーターがいたそうですが、今は100人程。
それぞれ離脱の事情もあるでしょうが、これが来年の現実にならないことを祈ります。
また、残っているサポーターの皆さんにも深くお礼を言いたいです。

posted by footballshow |23:03 | Tokyo Verdy | コメント(26) | トラックバック(0)
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2008年12月01日

日テレ依存の極致へ

Jリーグも残るはあと1節です。

優勝を気にしている状況ではありませんが、ほぼ8割型鹿島が連覇をさらっていくような感じでしょう。

さてヴェルディはというと、引き分け以上ではないと、自動降格もあり得る状況。
そんな中、戦力外選手の発表が行われました。

僕は前にも、ベテラン依存のこのチームの危うさを書きましたが、予想以上の粛清が待っていました。
船越、海本は分かるが、服部、福西、土肥は主力であるだけにびっくりですね。

ベテランの存在感というのはベンチ外でも、大いに発揮されるので、これはやりすぎでしょう。
服部に関しては衰えは顕著ですが、スタメンでは使えなくても残してほしかった。
若返りも徐々にやらないと失敗するんですけどね。

また大野も放出なんですね。慢性的なけがの影響でしょうか。
連れてきたのはラモス、ヴェルディの今のGMもラモス。
以前には前園の引退も撤回させようとした男が、こんな仕打ちをするだろうか。

マスコミは日テレの経営悪化を指摘しているが、この依存から抜け出してしまうと、クラブを運営できないのも事実。
そして今の状態ではスポンサーも集まるとは思えないです。
読売の根はまだまだ深い。

では逆に補強はどうなるのでしょうか。

J2昇格を決めた岡山の喜山は戻してほしい。
ただ、本人が愛着が湧いてしまって完全移籍を志願しそうで怖いですね。
それとももう一度、弦巻を育てるのか。

大卒一年目の足助を放出したこのチームで、若手を育てられるのでしょうか。
また、ベテランを重用して、守りに入ったこの監督と、来年も一緒に戦って何か得ることができるのでしょうか。

川崎戦を前にして、ヴェルディは迷走を続けているような気がしてならないです。
唯一の明るい話題は、練習試合でディエゴがハットトリックしたことですね。入れ替え戦に向けてひたすら牙を研いでおいてください。

posted by footballshow |16:07 | Tokyo Verdy | コメント(12) | トラックバック(0)
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