2007年11月30日
たぶん誰も真似することは不可能なんだろう、オシム・スタイルというのは。まず、その認識は共有されるべきだ。あのようなチーム・スタイルは誰もが目指せるものではないし、ましてやフィールド上で実現させるのは難しい。
アンダー世代の監督達やG大阪の西野さん達はチーム・コンセプトを<ボールと人が動く>脱中心化を目指すリゾーム的なサッカーを目指しているが、それは少数派だ。西野監督は「勝負強さ」はともかく、スタイルを持っている。チームコンセプトを提案できる監督というのはやはり息が長い。勝負弱くても生き残っている可能性がある(例えばベンゲルのような)。彼らは「価値提案型の監督」、と言えるかもしれない。
それに対して非常に堅牢な、守備の堅いガチガチのサッカーを展開する監督もいる。やたら退屈。でも強い。負けない。というような、そういう類の監督…そう、例えばファビオ・カペッロのような(笑)。自分は全くこういったタイプの監督は否定はしないし、どちらかと言うと選手たちから好かれるタイプでもある。ただし、勝てないとかなり激しい批判にさらされるタイプでもある、「結果重視型の監督」と言えるかもしれない。
そして岡田さん。岡田監督はやはり勝負に徹するタイプの監督だと思う。「結果重視型の監督」。何かしらの付加価値を伴ったチーム・コンセプトを提案するのではなく、白か黒かをハッキリとつける…もしそういう方向性で日本代表を運営するとなると、なかなかのプレッシャーを監督自身が背負ってしまうんじゃないのかなあ、という気がする。ただでさえ非常にハードなプレッシャーが押しかかってくる、その中で価値提案を出来ない監督というのは常に批判に晒されること必死なんじゃないだろうか。
とは言え、僕らには他には選択肢などない。それは受け入れないといけないことなんだろうとは思う。しかしながらチームにとっての幸福というのは、「価値提案型の監督」によって体現されるチーム・カラーがサポータの趣向性とシンクロすることに尽きるんじゃにだろうか。愛されるチームというのは強いから愛されるのではなく、私達に対して何かを訴えてくるからに他ならないのだから。
posted by footballplanet |16:55 |
日本代表 |
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2007年11月26日
セクスもファン・ペルシーもいないアーセナルの試合を観る。対ウィガン戦。司令塔のセクスがいなくてもチームコンセプトが徹底されているのがわかる。ショートパスを主体としたパスサッカーは、ボール・プレイヤーの後ろから次々とフリーランニングをしてくるプレーヤーが現れ、シュートポジションに侵入してくる。
中心となるようなコントローラーは存在せず、誰もがコントローラーであり、ハブでもある。パスの起点は絶えずフィールド上をワイドに偏在し、気がつくとフリーのプレーヤーが絶好のシュートポジションに入る。特にサイドハーフとサイドバックが起点となって、追い越し、追いかけを繰り返し、センターハーフとセンターフォワードのマークをはがしにかかる。
これはオシムのジェフのコンセプトと同じであり、セリエAのローマとも同じでもある。現在のソリッドな戦術が敷かれているチームに穴を開けるのにはこれしかない、という攻撃スタイル。そして決勝点も後ろからフリーランニングをかましたセンターバックのギャラスだった(笑)。こんなオチかよ!でも素晴らしい。センターバックのフリーランニングによるゴールという、究極の脱中心化サッカーの理想を見ることが出来た。
posted by footballplanet |20:52 |
ヨーロッパ |
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2007年11月26日
久しぶりに「らしい」試合。もちろん、鹿島アントラーズのこと。レッズを9人で倒し、チームとしての意地を見せることができた。僕は生粋の鹿島ファンで、やはり自然と熱くなる。こういう試合を観てしまうと。
<鹿島らしさ>というのはどういうものか?たぶんそれは粘り強く守り、一発の必殺のカウンターで相手を仕留める。そんな、かなりカテナチオでソリッドなサッカーなんだろう。たぶんファン以外は面白くないかもしれない(苦笑)。でもファンというのは結局のところ、あまりそういうのは気にならない。
そもそも、鹿島はJリーグ元年においてはリーグに参入できるかどうか微妙な後進の立場だったわけで、そういった「歴史」があのカウンタースタイルの中に凝縮されているんじゃないかな、と漠然と思う。グダグダに、粘り強く、なおかつ嫌らしく上位チームの攻撃を跳ね返しながら、わずかなチャンスを決定的な、致命的なものにする。そんな泥臭いスタイル。そもそも初期のチームは有望な高卒新人は皆無だったわけだしね。
で、そんなチームにユース出身の野沢が勝負を決めるゴールを奪ったのは感慨深い。彼のテクニックの切れ味は素晴らしい。絶好調時のフォームで繰り出されるシュート・パスは惚れ惚れする。小笠原の凄みにはまだ到達していないけど、それに近いものを身に着けつつあるんじゃないだろうか。
posted by footballplanet |18:46 |
Jリーグ |
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2007年11月21日
予想通り前半はサウジが猛攻を仕掛けてくる。が、それに慣れるとダイナゴナルのロングパス、フリーランニングで揺さぶりを仕掛け、押し込む。
しかしこのチームは何でこうも時代錯誤的なスリーバックにこだわるんだろうか。相手チームの両サイドが強ければ確実に押し込まれる。ストロングポイントである本田・水野の両サイドの位置も下げられてしまう。スリーバック自体も必然的に下がってしまうので、中盤がつくれない。
が、後半になるとサウジががくんと落ちて、日本の早いタイミングで入れるダイレクトパスが効き始める。柏木は反転のスピードが上がり、岡崎のフリーランニングがはまり始める。この選手はほぼ初めて見る感じだが、とにかく地味。いや、いい走りをしているんだけど。
やはり前に1人ドリブルで仕掛けられるアタッカーが欲しい。ツートップにするならばセカンドトップにはドリブルできる選手がいれば・・・とか思ってしまう。いずれにせよ、五輪出場は決めたが、様々なジレンマを抱え、それが未だ解消できていない、という印象。
posted by footballplanet |22:04 |
日本代表 |
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2007年11月19日
五輪代表。対ヴェトナム戦。今までと違い、ツートップで攻める。前半は非常にいい内容だったが、後半は攻めあぐねる。しかし、このチームはタレントにばらつきがあり、それぞれがうまく噛み合っていない。だからチームとしてのソリッドさ、オートマティズムというものが希薄だ。
CFとセンターハーフ、そしてフィードのできるCB。これがいない。要はセンターラインが存在しない、背骨のない手足のみで動こうとしている動物のようなのだ。非常に見ていて痛ましい。
posted by footballplanet |23:15 |
日本代表 |
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2007年11月12日
リバプール×フルハムをBSで。久しぶりのプレミアシップは、やはり爽快だ。展開が速く、思いっきりボールを蹴りあげるような感じで、決してボールを下げない。素晴らしい。
選手個人ではジェラード。センターサークル付近を上下運動し、自陣と敵陣を往復する。鋭いサイドチェンジとショートパス、ワンツーにミドルシュート。自由自在で、守備もかなりハードワークする。イングランドサッカーはやはりジェラードのようなセンターハーフがキーになる。
posted by footballplanet |01:01 |
ヨーロッパ |
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