2008年08月26日

レジェンド・オブ・鹿島 vs レジェンド・オブ・磐田

鹿島を2003年に退団し、2007年に引退した元日本代表のDF秋田豊(現在J1京都コーチ)の引退試合が2009年年2月1日に行われる事が分かった。秋田の功績を称える一戦はカシマスタジアムで行われ、鹿島が主催する。対戦相手は1997年以降、鹿島と死闘を繰り広げてきた磐田。鹿島はジョルジーニョ・本田泰人・柳沢敦ら、磐田はドゥンガ・中山雅史・名波浩らタイトルを分け合ってきた選手が集まり、当時の熱戦が再び観られそうだ。

秋田は1970年8月6日生まれ、愛知県出身。1993年に愛知大から鹿島に入団。1年目の開幕戦から右サイドバックで先発出場。その後、センターバックに移り、日本を代表するDFに成長し、鹿島の9冠獲得に大きく貢献した。2003年に鹿島から戦力外通告を受けたが、現役続行を希望し翌年、名古屋へ移籍。2007年からは当時J2だった京都へ移り、昇格にも貢献した。J1出場391試合(23得点)は歴代3位。J2では14試合(0得点)。A代表では44試合出場4得点を挙げており、1998年フランスW杯にも出場するなど、「鉄人」の愛称で呼ばれた。サッカー選手で引退試合ができる選手は一握りで、移籍した選手が古巣で開催できる事は異例のこと。花道を飾る一戦で、鉄人が最後の勇姿を魅せる。

上記は地元紙の記事であるが、ジーコ・スピリッツを継承し、鹿島の黄金時代を支えた闘将・秋田豊が来年、90年代後半に数々のタイトルを懸けて戦ったジュビロ磐田と引退試合を行う。レジェンド・オブ・アントラーズ対レジェンド・オブ・ジュビロは当時の豪華メンバーが揃う予定で、ジーコ元日本代表監督やジョルジーニョ、ブラジル代表のドゥンガ監督らも来日する可能性があるという。2強時代の死闘を繰り広げた黄金カードが実現すれば、常勝鹿島を築いた闘将を称えるに相応しい豪華な一戦となる。因みに引退試合は、「公式試合及び天皇杯に於いて通算500試合以上の出場実績を達成した選手またはJリーグで活躍し、リーグの発展に著しく貢献した選手を対象として開催する。」と定められているようだが、実績や功労者だけに認められる公式の引退試合は過去、8試合開催されている。以下、その全試合である。

【木村和司・引退試合】1995年7月:対ヴェルディ川崎オールスターズ
【ラモス瑠偉・引退試合】1999年8月:対Jリーグ選抜
【福田正博・引退試合】2003年6月:対浦和レッズ歴代選抜
【北澤豪・引退試合】2003年6月:対Jスターズ
【井原正巳・引退試合】2004年1月:対Jリンク(横浜FM・磐田・浦和選抜)
【澤登正朗・引退試合】2007年1月:対清水エスパルス・オールスターズ
【本田泰人・引退試合】2007年7月:対ヴェルディ1993
【城彰二・引退試合】2008年1月:対横浜FCオールスターズ

今回、9試合目となる秋田豊の公式引退試合。この試合の笛が鳴る頃は今季の全日程が終了している。レジェンド・オブ・アントラーズ対レジェンド・オブ・ジュビロ。私も嘗ての黄金カードを楽しみにしているが、我等は過去の栄光に愛執するだけで終わらず、今季、アジア・国内を両制覇して「鹿島のスピリッツは永遠に」という確信を抱きながら、秋田に、当時の常勝メンバーに、声援を送る事ができればと思っている。鉄壁な闘将。何処に行っても、やっぱり秋田は鹿島の秋田。ディープレッドなユニフォームが一番似合わしい。

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2008年08月16日

【Jリーグ2008】小さな胸に大きな思い出

8月も終盤に差し掛かろうとしているが、相変わらず都市部は熱帯夜。陽射しが強過ぎて、目を開けるのも辛く厳しい猛暑は全ての気を消耗させる。今後も残暑は厳しく、暫く厚手のハンカチが手放せない。秋の到来を心待ちにしているが、心地好い陽射しと清々しい風が吹くのはまだ先になるだろう。さて、バテ気味の私とは一方で、子供達は全く疲れを知らない。遊び疲れはあるようだが、翌日になれば完全に元気を取り戻す。鹿嶋へ帰省した際も、海・山・花火大会などに連れて行き、様々な事を経験して多くの事を学んだ。勉強も非常に大切だが、やはり子供の仕事は遊び。本音を言えば、二学期が早く始まって欲しいと悲鳴を上げたくなる時もあるが、多くの経験からまた一回り成長できた事は本当に良かったと思っている。最後はこの有り余るエネルギーを、一回り成長した精神力を、夏休みの宿題でもしっかり発揮して貰いましょう。

さて、家族全員で初参戦するJ1第21節・東京ヴェルディ戦は、茨城県在住の小学生を無料招待するようだ。数年前から鹿島アントラーズは、ホームタウンだけでなく、フレンドリータウンと呼ばれる県外近郊の地域や県内のホームタウン以外の地域とも繋がりを持ち、あらゆるイベントを実施してきた。地元の取り組みについては、2006年からホームタウンの全小学生に無料観戦できるキッズパスを提供したり、2007年からは選手が分担して小学校訪問をしたりするなど、より一層の地域浸透に力を入れている。また、地元のコミュニティ放送局「FMかしま」では、新たなファン開拓に向け、カシマスタジアムで行なわれるホームゲームの実況中継も行なっている。クラブがより一層の地域浸透を目指し、ホームタウン5市(鹿嶋市・神栖市・潮来市・行方市・鉾田市)が行政で出来る支援策を模索しているのには理由がある。それは近年、県外や県内のホームタウン以外の地域の観客数に較べ、ホームタウンの観客数が減少している「ドーナツ化現象」である。元々、鹿島のホームタウンは100万人といった大都市部を背景とするクラブと比較しても、圧倒的に人口が少ないというハンディがあり、土地柄的な問題もある。例えば、カシマスタジアムを中心にして円を描くと、その内の半分が太平洋。スタジアムやクラブハウスは近代化されても、利便性に於いては厳しい環境にあるのが現状だ。そういったホームタウンの弱点を克服しようとクラブやホームタウン5市が一体となり、さまざまな模索や取り組みが行われている。

地域浸透の一貫として、第21節・東京ヴェルディ戦でも多くのイベントが催される。茨城県在住の小学生をサポーターズシートに無料招待する他、フレンドリータウンデイズ「日立の日」「つくばの日」として、地元の特産品などが販売される。また、日立市民、及びつくば市民のファンクラブ会員を無料招待し、同市在住・在学・在勤など、一般の方達を格安で優待する。さらに同市を始め、茨城県内の特産物も多く販売されるようだ。8月のカシマ・ホームゲーム開催は、16日の東京ヴェルディ戦と23日の名古屋グランパス戦の2試合のみである。16日のイベントも盛り沢山のようで、試合開始前のコンコース・グルメ街は多くの人達で賑わいを見せる。都合が合えば、友人を誘ったり、カップルや家族連れで観戦するのも好いだろう。因みに我が家では、いばらき特産品で販売する「メロンまるごとフローズン」を食べようと今から楽しみにしている。

すでにご存知の通り、鹿島の夏の陣は苦戦を強いられている。累積警告などの出場停止やコンディション不良。さらに、北京五輪のナイジェリア戦で篤人が負傷し、復帰まで2~3週間を要するなど、ベストな布陣で臨めない試合が続いている。とはいえ、鹿島は鹿島に変わりは無い。夏休みには多くの家族や子供達がカシマスタジアムを訪れ、それぞれ素晴らしい思い出を持ち帰る。コンコースのグルメに美しい色彩のピッチ。そして、一丸となって戦う熱き仲間達。その光景に子供達は圧倒され、赤鹿の魅力に引き込まれる。勝利した後は、みんなで肩を組んで歓喜オブラディ・オブラダを唄えば日常には無い興奮に包れるだろう。東京ヴェルディ戦も苦戦が予想されるが、選手達は最後まで死力を尽くすに違いない。控えの選手達も奮起して、層の厚さを魅せ付けて欲しい。赤鹿が輝きを放って勝利すれば、赤いスタジアムは歓喜で溢れ、将来ゴール裏を先導してくれるかもしれない子供達に素晴らしい思い出をプレゼントできる。鹿島の課題であるドーナツ化現象や立地的な利便性の厳しさを克服できるのは、実は一つひとつの素晴らしい思い出の積み重ねではないかと・・・。険しい道程だが、クラブやホームタウンが行なっている取り組みと努力が報われた時、鹿島アントラーズが永遠に夢の象徴であり続け、ゴール裏が永遠に夢の箱であり続ける。16日の東京ヴェルディ戦は悪天候を懸念しているが、多くの子供達が素晴らしい思い出をまた一つ創って、笑顔で家路に着ける事を心から願っている。

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2008年08月09日

【DESAFIO~挑戦~】鹿島が「世界90位」

FIFA公認の国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)が発表した2007年8月~2008年7月の世界クラブランキングで、鹿島アントラーズは90位にランクインされていた。この記録はJクラブトップで、浦和・119位、G大阪・148位と続き、日本からは3チームのみランクイン。1位~350位まで発表される世界クラブランキングのトップはマンチェスター・ユナイテッドだった。今回の順位について鹿島幹部は、「昨年、J1リーグと天皇杯の2冠を獲得し、今季はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場している影響もある」と分析していた。世界は広く、鹿島の「世界90位」は決して上位といえる数字では無いが、ACLを勝ち抜きクラブ・ワールドカップで健闘すれば、さらなるランクアップが期待できる。謙虚に、貪欲に、この記録を更新していこうではないか。強靭な角を持った愛しき鬼子の挑戦は国内から世界へと切り拓かれるのである。

■世界クラブランキング・ベスト10
01位:マンチェスター・ユナイテッド
02位:グラスゴー・レンジャーズ
03位:チェルシー
04位:バイエルン・ミュンヘン
05位:バルセロナ
06位:ローマ
07位:リバプール
08位:アーセナル
09位:ボカ・ジュニアーズ
10位:インテル

■アジアクラブランキング・ベスト10
01位:鹿島アントラーズ/日本 (世界クラブランキング90位)
02位:シンガポール・アームド・フォース/シンガポール (同99位)
03位:セパハン/イラン (同105位)
04位:クルフチ/ウズベキスタン (同107位)
05位:ケダー/マレーシア (同111位)
06位:浦和レッドダイアモンズ/日本 (同119位)
06位:パフタコール/ウズベキスタン (同119位)
08位:アル・カラマ/シリア (同134位)
09位:ガンバ大阪/日本 (同148位)
10位:ホーム・ユナイテッド/シンガポール (同153位)

IFFHSのポイントは過去のタイトル獲得数や各国リーグのレベル差は基準にせず、査定期間の中で勝ち得たポイントのみでランクされる。各国リーグに於いては、勝ちが4ポイント、引き分けが2ポイントとして換算。チャンピオンズリーグ等の国際大会は大陸間でポイント数が異なり、欧州・南米、その他(アジア・アフリカ・北中米カリブ)で分類される。Jクラブが戦うAFCチャンピオンズリーグは、勝ち9ポイント、引き分け4.5ポイントとなり、欧州・南米のUEFAチャンピオンズリーグやコパ・リベルタドーレスに於いては、勝ち14ポイント、引き分け7ポイントとなる。因みにクラブ・ワールドカップは、勝ち14ポイント、引き分け7ポイントである。また、IFFHSのポイントはカップ戦にも適用され、UEFAカップやコパ・スダメリカーナなどの大会では、勝ち12ポイント、引き分け6ポイントが換算され、AFCカップでは、勝ち7ポイント、引き分け3.5ポイントが換算される。世界クラブランキングは強豪クラブで上位を占めるが、グラスゴー・レンジャーズのようにスコティッシュ・プレミアリーグでの勝ち星に加え、試合数の多いUEFAカップでも順当に勝ち、高ポイントを積み重ねて上位にランクインする場合もある。アジアクラブランキングも同様の事がいえる。

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2008年08月07日

【Jリーグカップ2008】鹿島4冠夢散

■Jリーグ・ナビスコカップ 準々決勝結果
<第1戦>
鹿島 0-0 清水 (7月2日/カシマスタジアム)
G大阪 1-0 横浜 (7月2日/石川県西部緑地公園陸上競技場)
千葉 0-1 名古屋 (7月2日/フクダ電子アリーナ)
F東京 1-2 大分 (7月2日/味の素スタジアム)

<第2戦>
清水 2-1 鹿島 (8月6日/日本平スタジアム)
横浜 2-1 G大阪 (8月6日/ニッパツ三ツ沢球技場)
名古屋 1-0 千葉 (8月6日/名古屋市瑞穂陸上競技場)
大分 1-1 F東京 (8月6日/九州石油ドーム)

■Jリーグ・ナビスコカップ 準決勝組み合わせ
<第1戦>
清水エスパルス 19:00 ガンバ大阪 (9月3日/日本平スタジアム)
大分トリニータ 19:00 名古屋グランパス (9月3日/名古屋市瑞穂陸上競技場)

<第2戦>
ガンバ大阪 19:00 清水エスパルス (9月7日/万博記念競技場)
大分トリニータ 18:00 名古屋グランパス (9月7日/九州石油ドーム)

■Jリーグ・ナビスコカップ 準々決勝セカンド・レグ:鹿島vs清水マッチレビュー
マルキーニョスとマルシーニョを2トップで並べる新しい布陣で臨んだ鹿島だが、清水に2ゴールを許しナビスコカップ準々決勝敗退が決まった。第1戦のホームではスコアレスドロー、そして第2戦の日本平では1-2と惜敗。悔しい負け方での敗退となった。マルキーニョス・マルシーニョの外国籍選手の2トップを先発させた鹿島は序盤、清水ゴールに迫る。前線の2人と本山・野沢がワンタッチでボールを繋ぎ相手DF陣を崩し、チャンスがあれば積極的にシュートを打っていくが、中々ゴールの枠に飛ばない。良い形で攻めていた鹿島だが16分、CKから岩下に押し込まれ、清水に先制ゴールを許す。これで鹿島が準決勝へ進むには少なくとも1ゴールが必要となったが、運動量が上がらず何度かチャンスはあったものの同点ゴールまでは至らない鹿島。逆に36分、西澤にゴール至近距離から技ありのシュートを放たれる。しかしこれはゴールポストに救われ、鹿島は九死に一生を得た。

前半を0-1で折り返し、後半すぐにでも追いつきたい鹿島だったが、48分に兵働からミドルシュートを決められ、2点のビハインドを背負う。「あれでバランスが崩れた」と試合後に中田が語ったように1点差までは余裕のあった鹿島だが、2点を取り返すべく必死に前に出る。52分には野沢に代え、ダニーロを投入すると遂に欲しかったゴールが決まる。54分、そのダニーロがクリアしたボールからカウンターアタックを見せ、最後は左サイドをドリブルで駆け上がった青木が綺麗なクロスをゴール前に送る。これを待っていたのが、やはりここ一番で頼りになるマルキーニョス。見事なヘディングゴールで1-2とした。その後も興梠・増田と次々と攻撃的な選手をピッチに送り出し、同点ゴールを狙う鹿島。リスクを冒して前に出る分、カウンターを食らう場面も多かったが、主将・小笠原や守護神・曽ヶ端が体を張った守備で3点目は許さない。84分には右SBに下がった青木のクロスを増田がヘディングで合わせるも、これは惜しくもサイドネット。結局、最後まで同点ゴールを決める事ができず、ヤマザキナビスコカップ準々決勝敗退が確定した。試合後、「去年も最後のG大阪戦で、セットプレーから悔しい思いをした。今日も同じ事。一発勝負のカップ戦では一番気をつけなければいけない」と青木は語った。取れるタイトルを1つ失った鹿島。この試合での悔しい思いをこれからのACLでの戦いに活かす事を考えなければならない。

■偉大なる偉業への挑戦は終わらない
残念ながら4冠の1つを失ってしまったが、これで9月以降の過密日程が緩くなったと楽観視してはならない。今後は中二日でリーグ第20節・千葉戦をアウェーで戦う為、切り替えが何よりも肝要である。千葉もナビスコ杯を戦った後で日程的には同じ条件だが、鹿島はこの試合でも内田篤人が不在。さらに、小笠原が出場停止となっている。中田浩二やマルシーニョが加入した事で選手層に厚みが増し、ポジション争いはさらに激化しているが、連携面の成熟にはまだ時間が必要だ。強靭な組織力を構築する事は決して容易では無い。とはいえ、残りのタイトル全てを獲得できるか否かはオリヴェイラの決断にかかっている。現在のベースを何処までベースアップできるのか。現有勢力は確実に向上しているのか。我等の為に砌は待ってはくれない。時は刻々と過ぎているのである。8月、そして9月以降の過密日程を乗り切る為に、国内・アジアを制する為に、オリヴェイラと心中する強い信念が今、必要なのかもしれない。赤鹿の賛美歌を叫ぼう。偉大なる偉業への挑戦はまだ終わっていないのだから。

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2008年08月01日

【DESAFIO~挑戦~】DESAFIO em AGOSTO

「DESAFIO em AGOSTO」。ポルトガル語で「8月の挑戦」という意味だ。J1リーグは第18節から第2クールに入っているが、上位は相変わらず混戦状態にある。鹿島は7月のリーグ戦績を3勝1分1敗とし、6月末のリーグ中断明けからしっかり勝点を積み重ねて首位をキープしている。7月の挑戦を振り返ると、昨季まで鹿島に所属していたヤナギ(京都)との対戦やヴェルメーリャ(「赤」を意味するポルトガル語)決戦と呼ばれる大一番、浦和との首位攻防戦などがあった。浦和戦は激しい雷雨による66分間の中断にも関わらず、両チームのテンションは全く削がれる事は無かった。昨季のリーグ王者とアジア王者による激闘。公式戦50戦目の直接対決は、互いに譲らず1-1のドローに終わった。両者の勝点差「2」は変わらず、鹿島が僅差で首位を守っているが、この試合で小笠原はイエローカード累積4枚に達し、オリヴェイラは審判への抗議で退席処分を受けている。小笠原は次節の千葉戦が出場停止。同じく退席処分のオリヴェイラはナビスコ杯・準々決勝の清水戦がベンチ入り禁止の対象試合となってしまった。8月の挑戦はいきなり試練を迎えるが、これを乗り越えた時に王者たる強さが備わる。赤鹿の底力を誇示せよ。小笠原不在でも、鹿島は鹿島なのだから。

■J1リーグ順位表(第19節終了時)
1位:鹿島 【勝点35】10勝5分4敗 得失点差+18
2位:浦和 【勝点33】10勝3分6敗 得失点差+11
3位:名古屋 【勝点33】10勝3分6敗 得失点差+7
4位:G大阪 【勝点32】9勝5分5敗 得失点差+4
5位:大分 【勝点31】9勝4分6敗 得失点差+6

■7月の試合結果
<J1リーグ>
第15節:鹿島 2-1 磐田 (7月5日/エコパスタジアム)
第16節:鹿島 4-1 F東京 (7月13日/カシマスタジアム)
第17節:鹿島 1-2 京都 (7月16日/西京極陸上競技場)
第18節:鹿島 2-0 横浜 (7月20日/日産スタジアム)
第19節:鹿島 1-1 浦和 (7月27日/カシマスタジアム)

<Jリーグ・ナビスコカップ準々決勝>
第1戦:鹿島 0-0 清水 (7月2日/カシマスタジアム)

■8月の試合日程
<J1リーグ>
第20節:鹿島 19:00 千葉 (8月9日/フクダ電子アリーナ)
第21節:鹿島 18:30 東京V (8月16日/カシマスタジアム)
第22節:鹿島 18:30 名古屋 (8月23日/カシマスタジアム)
第23節:鹿島 19:00 神戸 (8月27日/ホームズスタジアム神戸)

<Jリーグ・ナビスコカップ準々決勝>
第2戦:鹿島 19:00 清水 (8月6日/日本平スタジアム)

<JOMO CUP 2008>
J-ALLSTARS 18:00 K-ALLSTARS (8月2日/国立競技場)
鹿島からは、オリヴェイラ監督・岩政大樹・新井場徹・小笠原満男の4人が選出。

苦手な夏場を制するには、選手達の奥底に在るメンタル・タフネスを発揮する必要がある。その為には、チーム・スピリッツを、監督の信念を、堅固に得心しているか。さらに、過去の豊かな成功体験や教訓などが伝統として活きているか否か。こういったクラブのイズムが大きなエネルギーとなって生み出す神秘的なパワー。疲労が溜まっていても、故障や怪我を抱えながら強行出場しても、選手達はクラブの伝統を糧として結束が強まるが故にさらに大きなパワーを齎す事ができる。伝統の力は勿論、一過性のものでは無い。その力とは、決してブレない不動のスピリッツや脈々と受け継がれたスピリッツを差し、その基本精神は「クラブの聖書」のようなものである。鹿島の聖書は「ZICO SPIRIT」であり、勝利へ導くその教えの根幹は「献身」にある。我等はプライドだけで戦ってはならず、逆境にも屈せず、謙虚さと正義を貫いて前進するのみである。8月の挑戦も謙虚さを持って全力で戦い、ナビスコ杯は準決勝進出。リーグ戦に於いては首位を独走できるよう、私も一丸となって戦う。

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