2008年03月30日
【DESAFIO~挑戦~】DESAFIO em MARCO
「DESAFIO em MARCO」。ポルトガル語で「3月の挑戦」という意味である。昨年同様、原点回帰のコンセプトのもと、新たに「DESAFIO~挑戦~」というスローガンを掲げ、クラブ一丸となり、謙虚さを持って挑んだ3月。オリヴェイラ監督は、肩書きはJ1王者であるが、慢心すれば必ず足を掬われる。他のチームはJ1王者を倒そうと今まで以上に警戒してくるだろう。しかし、我等には昨季のアドバンテージなど存在せず、全てのクラブが勝点ゼロからのスタートとなるのだ。昨季の栄光は既に過去のものである。選手達だけでなく、クラブのスタッフやサポーター皆が謙虚さを持って、目の前の戦いに全力を尽くそう。と語っていた。 今年、鹿島神宮で行なわれた必勝祈願で、MF本山雅志が絵馬に書いた言葉がある。「献身」。他人やある物事の為に、我が身を犠牲にして尽くす事だ。本山が記した献身という二文字。私は、今の鹿島を象徴する言葉ではないかと思っている。今季の鹿島は穴がないという話を聞くが、それは単に技術の高い選手が揃っているだけではない。例えば、人間なら誰でもミスを犯す。この世に完璧な人間などは存在せず、当然、鹿島の選手達もミスを犯すのである。しかし、今の鹿島が安定した力を発揮できるのは、ミスや足りない部分などを選手全員で補おうという献身さが具わっているからなのだと思う。今の強さは組織力なのである。サッカーは、個の技術は当然必要だが、技術だけで勝利する事は難しい。“11人で戦うスポーツ”という当たり前の事を改めて教えてくれるのが、アントラーズのサッカーである。大鹿島の神に「献身」を誓った本山。その思いを胸に、気迫溢れるプレーを魅せて欲しい。心から期待している。以下、3月の戦績。 J1第1節:鹿島 4-0 札幌 (3月8日/カシマスタジアム) J1第2節:鹿島 2-0 東京V (3月16日/味の素スタジアム) J1第3節:鹿島 2-1 横浜 (3月30日/カシマスタジアム) ACL予選:鹿島 9-1 クルンタイ・バンク (3月12日/バンコク) ACL予選:鹿島 6-0 ナムディン (3月19日/カシマスタジアム) 以上が3月の鹿島戦績である。まず、3月での失点は「2」。J1リーグとACLで、それぞれ1点。強靭な守備は昨季からの継続であり、オリヴェイラ・イズムでもある。やはり失点が少ないのは、今季も堅守である事を証明している。また、FWが確りゴールを決めているのも喜ばしい事だ。3月(J1・ACL)の試合で鹿島が決めたゴール総数は、23点。その内、FWが決めたゴール数は実に14点である。また、FW以外で得点した選手は、野沢拓也・本山雅志・ダニーロ・新井場徹・岩政大樹といった選手達であり、何処からでも得点できる能力は、多彩な攻撃パターンを有している裏付でもある。成熟の更なる成熟を目指すオリヴェイラ監督。順調にスタートした鹿島だが、4月に最初のヤマ場を迎える。浦和・G大阪といったライバルチームとの対戦やACL予選突破のカギを握るグループF最大のライバル、北京国安戦などを控える。鹿島は連戦の過密日程で苦戦を強いられると思うが、この4月の戦に全て勝利し、「真の常勝軍団は我等である」という事を印象付けたい。何故なら、4月には、もう一つの挑戦があるからだ。 1998年2ndステージ第5節vsアビスパ福岡~1999年1stステージ第3節vsサンフレッチェ広島で記録した、リーグ戦連勝最高記録「16」。これを記録したのが、先代の常勝鹿島。今、その記録に追いつき、追い越そうとしているのである。今の鹿島のリーグ連勝記録は「12」。昨季から継続する連勝記録であるが、4月は、この記録を塗り変える、もう一つの挑戦の月なのである。引き分けを挿まない16連勝というJリーグ最高記録を築いた当時の常勝鹿島の記録に新生鹿島が挑むのである。スポーツ紙は、本日行われた横浜FM戦をゼロで抑えれば、無失点試合のJリーグ・タイ記録であると記していたが、我等は勝利のみに歓喜すれば良いのである。ゴール裏も、それを望んでいるのである。失点ゼロで抑える事ができなくても、勝利さえすれば勝点3を得る事ができるのだ。横浜FM戦。最初のヤマ場・第一幕を終えたばかり。全勝月間は、これから始まるのである。3月の勢いをこのまま持続して欲しいと思うが、選手達の疲労も垣間見える。過密日程という敵に打ち勝つには、裏方に徹するクラブスタッフの活躍も忘れてはならない。この優秀なスタッフの献身があるからこそ、選手達はピッチで縦横無尽に走り回る事ができるのだ。無常なる常勝。我等は、オリヴェイラ監督と信頼するチームによって導かれるのである。
posted by 鹿太郎 |00:00 |
鹿島アントラーズ |
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