2008年09月29日
J1第27節・鹿島対清水戦は28日、カシマスタジアムで行われた。清水はここまでリーグ3連勝中と好調。一方の鹿島は9月、苦戦が続き未だ白星なし。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は準々決勝で敗退。24日の豪州・アデレードでの激闘から中3日という過密日程や、20日のJ1第25節・鹿島対柏戦でのサポーターの暴挙・愚行事件。そしてチームの支柱となる小笠原満男の左膝負傷による長期離脱・・・。相次ぐ暗いニュースで沈滞ムードが漂っていたが、それを克服して今季、1分2敗と相性の悪い清水に快勝劇。ある意味、鹿島がどん底へ落ちるには最高の相手だったのかもしれないが、2-0の完封勝利で天敵を撃破。再出発に相応しい見事な勝利だったといえるだろう。今は心機一転。リーグ連覇へ向け快進撃だ。
立ち上がり、清水に何度か決定機を与えてしまうが、前半20分、ダニーロのパスを受けた青木剛が強烈なミドルシュートで先制。勝ち切れない試合が続く中で、精神的支柱を失った中で、それを忘れさせてくれる素晴らしい先制点。ゴール裏は歓喜のハイタッチで沸き上がった。さらに前半41分、リーグ得点王を独走するマルキーニョスがリーグ戦6試合連続となる今季18ゴール目を奪い、鹿島に流れを引き寄せた。小笠原満男の抜けた中盤の再構築も、青木剛が前目で中後雅喜が後ろ。ダブル・ボランチの役割を明確化しお互いの長所を活かす。CBの岩政大樹・伊野波雅彦も無失点で護り切った。身体能力の高さ、豊富な運動量を誇る伊野波雅彦と、高さを制圧できる岩政大樹の長所を活かせば堅守復活と成り得るかもしれない。また後半途中出場の増田誓志は、コーナーキックを蹴る際にゴール裏から拍手が起きた。期待の裏返しである。鹿島の終盤戦の追い込みは、成長という掛け替えのない財産が勝利の原動力となっていく。
9月最後の日曜日に9月初勝利。聖地は久々に歓喜の唄が響き渡った。ハッピーバースデー・コールで青木剛の26歳を祝った。オブラディ・オブラダの大合唱でスタジアムが揺れた。監督が、選手が、サポーターが結束した。また、ピッチの凸凹も夏場に較べ、多少改善されたようにも感じた。次節、大宮戦、G大阪戦と過密日程は続くが、このままでは終わらない。この勝利が再出発の、快進撃の鹿島立ちとなる事を切に期待している。アジア制覇の夢は途絶えても国内最重要タイトルJ1連覇。ユニフォームの袖に新たなゴールデン・スターを刻み、クラブ・W杯出場を目指すのだ。献身さ、謙虚さを持ちながら、苦難に屈しない闘争心が我等の美学なのである。
話を変えて先日、国内の某クラブが、中東のクラブが、大金を叩いてマルキーニョスを獲得するとの報道があった。入団当時、「鹿島でプレーするのが夢だった」と語る本人に、直接クラブハウスで「移籍するの?」と知人が聞いてみると、「そんな事ある訳ないじゃん」と笑顔で応えていた。時期尚早の話で、実際、蓋を開けて見なければ何も分からないが、私はマルキの言葉を偽りのない真実として受け止めようと思っている。今はクラブ史上初のリーグ得点王を目指し、また献身的なプレーで若い選手の手本となり、18番が偉大な背番号に変わる事を祈るばかりである。
清水戦のあった28日はいろんな偶然に出逢った。この日、鹿島のホームタウンの一つ神栖市に用事があり、早朝、同市の喫茶店で朝食をとっていた時の事だ。遠くから紺色のジャージを着た集団が列を成して歩いてくる。数にして20人前後。同じ様相をした男達が某ホテルに向かって歩いていた。私は見慣れない光景に暫く注視していると、その集団は鹿島の対戦相手オレンジ軍団である事に気付いた。清水の指揮官の姿も確認できたが、その格好が実に愉快だった。それはまさに、近所のスーパーに出掛ける地元の中年おじさんや、休日の私と全く同じスタイル。スウェットのズボンのポケットに手を突っ込みながら蟹股で歩く姿は和やかな雰囲気。飾らない清水の指揮官には何故か親近感が湧く。
清水戦後、バスに乗って帰京。東京駅とカシマスタジアムを結ぶ直行便が東京駅の八重洲北口に続々と入って来る。バスから降りて来るのは巨多のアントラーズ・サポーター。八重洲北口はバスが到着する度にディープレッドに染まる。私もその一人として、バスを降り、改札口に向かおうとした時だ。ブルーのユニフォームを着たガンバ・サポーターとコンビニの前で出くわし、携帯電話やデジカメなどを使って誰かを撮影しようとしている。気になって様子を見ると、G大阪の選手達がコンビニで買い物をしていた。PKの職人でチームの大黒柱・遠藤保仁も見える。「ガンバは今日、東京で試合だったんだね。」と知人に話すと、私の横には播戸竜二。聞こえていたのか笑顔で軽く頷いてくれた。遠藤保仁がコンビニから出てくると、ガンバ・サポーターもアントラーズ・サポーターも入り乱れ、サイン攻めにあう。しかし、それを振り払う事無く一人ひとりにペンを取る姿はアントラーズの選手と一緒。否、多くのJリーガーは何処に行ってもサポーターを大切にしているんだな、と。とても微笑ましい光景に出逢った。その後、大阪行きの新幹線にちゃんと乗れたかどうかは本人のみぞ知る所だが・・・。
今日はピッチ以外の所で、多くのJリーガー達と出逢った。地元の中年おじさんを想起させるような長谷川健太監督に、東京駅のコンビニで買い物をするG大阪の選手達。とても愉快な光景だったが、最後、そんな両チームにエールを送りたいと思う。清水はナビスコ杯を、G大阪はACLを、是非、勝ち抜いて欲しいと思う。頑張れ!
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2008年09月21日
J1第25節の鹿島対柏戦で、前半2分、小笠原満男が相手選手との接触プレーで、左膝の半月板と前十字靱帯を損傷。全治まで6ヶ月と公式サイトで発表した。今後は急性期症状(腫れ等)が収まり次第、手術を行うようだ。これで小笠原は今シーズン、残り試合の出場は絶望的となった。鹿島は攻守の要を欠いてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)や2連覇を目指すJ1リーグ、さらに年末年始の天皇杯を戦う事になる。
ACLもJ1も佳境に入る終盤戦。小笠原の全治6ヶ月の重傷は残念至極。しかし、いつまでも79年組に頼ってはいられず、将来を見据えた若手の台頭を待ち望んでいるのも事実である。この時期に、この局面で、支柱を失うのは本当に痛手であるが、今こそ総合力を発揮する時である。小笠原不在とはいえ、鹿島のボランチ陣はJリーグ屈指の人材を誇る。中盤はボックス型、ダイヤモンド型、3ボランチ型のどれを採用するかは指揮官のみぞ知る所だが、選手達もさらに結束を強め、着実に一歩一歩前進して欲しいと思う。今は気を取り直して前を向くしかない。
20日に日立柏サッカー場で行われたJ1第25節・鹿島対柏戦で、前半34分、鹿島側最前列サポーターの大旗がコーナーキックを蹴ろうとしていた柏・アレックス選手の頭に直撃し試合が中断した件で、該当サポーターを21日、ホーム・アウェー共に公式戦の無期限観戦禁止処分とする事を発表した。鹿島はホームクラブ柏との協力により、試合中に該当サポーターを特定し退席処分とした上で事情を聴取。その結果、Jリーグの観戦規定に基づいて処分を決め、本人に通達した。
鹿島の大東和美社長は「選手に危害が及んだ事を極めて重く受け止めています。言うまでもなく、選手・審判団などピッチ上に危害が及ぶ事はあってはならない事であり、試合進行そのものの妨げとなります。こうしたことから、本日、該当サポーターを無期限の観戦禁止処分と致しました。また、これとは別に、鹿島・柏両サポーターによるトラブルも起き、双方に負傷者が出ています。試合を楽しみにご来場された方に不快で不安な思いをさせました。また、試合を運営するホームクラブの柏レイソル様にも多大なご迷惑をお掛けしました。『安全で快適なスタジアム作り』を推し進めるJリーグ全体の信頼を損なうものでもありました。ファン・サポーター・関係者の皆様に、クラブの代表者として深くお詫び申し上げます。同時に、『安全で快適なスタジアム作り』に向けた皆様のご理解とご協力を、改めてお願いしたいと思います。」とのコメントを発表した。
過激な応援に酔っているだけの愚かな輩達。今回は、相手チームの選手に危害を加えてしまった。スタジアムにはそれぞれルールがあるにも関わらず、大旗をピッチに突き刺す行為。そこまでして勝ちたいという信念が、輩達の鹿島アントラーズに対する絶対的な忠誠心の表現方法なのであれば、それは、何と脆く、虚しく、醜い忠誠心の表現の仕方だろうか。幾度となく繰り返される愚行は、本当に情けなく、気持ちが悪く、自立神経が怒れているとしか言いようがない。頭の中のネジが何本か抜け落ちた連中に何を言っても無駄だろうが・・・。
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2008年08月16日
8月も終盤に差し掛かろうとしているが、相変わらず都市部は熱帯夜。陽射しが強過ぎて、目を開けるのも辛く厳しい猛暑は全ての気を消耗させる。今後も残暑は厳しく、暫く厚手のハンカチが手放せない。秋の到来を心待ちにしているが、心地好い陽射しと清々しい風が吹くのはまだ先になるだろう。さて、バテ気味の私とは一方で、子供達は全く疲れを知らない。遊び疲れはあるようだが、翌日になれば完全に元気を取り戻す。鹿嶋へ帰省した際も、海・山・花火大会などに連れて行き、様々な事を経験して多くの事を学んだ。勉強も非常に大切だが、やはり子供の仕事は遊び。本音を言えば、二学期が早く始まって欲しいと悲鳴を上げたくなる時もあるが、多くの経験からまた一回り成長できた事は本当に良かったと思っている。最後はこの有り余るエネルギーを、一回り成長した精神力を、夏休みの宿題でもしっかり発揮して貰いましょう。
さて、家族全員で初参戦するJ1第21節・東京ヴェルディ戦は、茨城県在住の小学生を無料招待するようだ。数年前から鹿島アントラーズは、ホームタウンだけでなく、フレンドリータウンと呼ばれる県外近郊の地域や県内のホームタウン以外の地域とも繋がりを持ち、あらゆるイベントを実施してきた。地元の取り組みについては、2006年からホームタウンの全小学生に無料観戦できるキッズパスを提供したり、2007年からは選手が分担して小学校訪問をしたりするなど、より一層の地域浸透に力を入れている。また、地元のコミュニティ放送局「FMかしま」では、新たなファン開拓に向け、カシマスタジアムで行なわれるホームゲームの実況中継も行なっている。クラブがより一層の地域浸透を目指し、ホームタウン5市(鹿嶋市・神栖市・潮来市・行方市・鉾田市)が行政で出来る支援策を模索しているのには理由がある。それは近年、県外や県内のホームタウン以外の地域の観客数に較べ、ホームタウンの観客数が減少している「ドーナツ化現象」である。元々、鹿島のホームタウンは100万人といった大都市部を背景とするクラブと比較しても、圧倒的に人口が少ないというハンディがあり、土地柄的な問題もある。例えば、カシマスタジアムを中心にして円を描くと、その内の半分が太平洋。スタジアムやクラブハウスは近代化されても、利便性に於いては厳しい環境にあるのが現状だ。そういったホームタウンの弱点を克服しようとクラブやホームタウン5市が一体となり、さまざまな模索や取り組みが行われている。
地域浸透の一貫として、第21節・東京ヴェルディ戦でも多くのイベントが催される。茨城県在住の小学生をサポーターズシートに無料招待する他、フレンドリータウンデイズ「日立の日」「つくばの日」として、地元の特産品などが販売される。また、日立市民、及びつくば市民のファンクラブ会員を無料招待し、同市在住・在学・在勤など、一般の方達を格安で優待する。さらに同市を始め、茨城県内の特産物も多く販売されるようだ。8月のカシマ・ホームゲーム開催は、16日の東京ヴェルディ戦と23日の名古屋グランパス戦の2試合のみである。16日のイベントも盛り沢山のようで、試合開始前のコンコース・グルメ街は多くの人達で賑わいを見せる。都合が合えば、友人を誘ったり、カップルや家族連れで観戦するのも好いだろう。因みに我が家では、いばらき特産品で販売する「メロンまるごとフローズン」を食べようと今から楽しみにしている。
すでにご存知の通り、鹿島の夏の陣は苦戦を強いられている。累積警告などの出場停止やコンディション不良。さらに、北京五輪のナイジェリア戦で篤人が負傷し、復帰まで2~3週間を要するなど、ベストな布陣で臨めない試合が続いている。とはいえ、鹿島は鹿島に変わりは無い。夏休みには多くの家族や子供達がカシマスタジアムを訪れ、それぞれ素晴らしい思い出を持ち帰る。コンコースのグルメに美しい色彩のピッチ。そして、一丸となって戦う熱き仲間達。その光景に子供達は圧倒され、赤鹿の魅力に引き込まれる。勝利した後は、みんなで肩を組んで歓喜オブラディ・オブラダを唄えば日常には無い興奮に包れるだろう。東京ヴェルディ戦も苦戦が予想されるが、選手達は最後まで死力を尽くすに違いない。控えの選手達も奮起して、層の厚さを魅せ付けて欲しい。赤鹿が輝きを放って勝利すれば、赤いスタジアムは歓喜で溢れ、将来ゴール裏を先導してくれるかもしれない子供達に素晴らしい思い出をプレゼントできる。鹿島の課題であるドーナツ化現象や立地的な利便性の厳しさを克服できるのは、実は一つひとつの素晴らしい思い出の積み重ねではないかと・・・。険しい道程だが、クラブやホームタウンが行なっている取り組みと努力が報われた時、鹿島アントラーズが永遠に夢の象徴であり続け、ゴール裏が永遠に夢の箱であり続ける。16日の東京ヴェルディ戦は悪天候を懸念しているが、多くの子供達が素晴らしい思い出をまた一つ創って、笑顔で家路に着ける事を心から願っている。
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2008年08月07日
■Jリーグ・ナビスコカップ 準々決勝結果
<第1戦>
鹿島 0-0 清水 (7月2日/カシマスタジアム)
G大阪 1-0 横浜 (7月2日/石川県西部緑地公園陸上競技場)
千葉 0-1 名古屋 (7月2日/フクダ電子アリーナ)
F東京 1-2 大分 (7月2日/味の素スタジアム)
<第2戦>
清水 2-1 鹿島 (8月6日/日本平スタジアム)
横浜 2-1 G大阪 (8月6日/ニッパツ三ツ沢球技場)
名古屋 1-0 千葉 (8月6日/名古屋市瑞穂陸上競技場)
大分 1-1 F東京 (8月6日/九州石油ドーム)
■Jリーグ・ナビスコカップ 準決勝組み合わせ
<第1戦>
清水エスパルス 19:00 ガンバ大阪 (9月3日/日本平スタジアム)
大分トリニータ 19:00 名古屋グランパス (9月3日/名古屋市瑞穂陸上競技場)
<第2戦>
ガンバ大阪 19:00 清水エスパルス (9月7日/万博記念競技場)
大分トリニータ 18:00 名古屋グランパス (9月7日/九州石油ドーム)
■Jリーグ・ナビスコカップ 準々決勝セカンド・レグ:鹿島vs清水マッチレビュー
マルキーニョスとマルシーニョを2トップで並べる新しい布陣で臨んだ鹿島だが、清水に2ゴールを許しナビスコカップ準々決勝敗退が決まった。第1戦のホームではスコアレスドロー、そして第2戦の日本平では1-2と惜敗。悔しい負け方での敗退となった。マルキーニョス・マルシーニョの外国籍選手の2トップを先発させた鹿島は序盤、清水ゴールに迫る。前線の2人と本山・野沢がワンタッチでボールを繋ぎ相手DF陣を崩し、チャンスがあれば積極的にシュートを打っていくが、中々ゴールの枠に飛ばない。良い形で攻めていた鹿島だが16分、CKから岩下に押し込まれ、清水に先制ゴールを許す。これで鹿島が準決勝へ進むには少なくとも1ゴールが必要となったが、運動量が上がらず何度かチャンスはあったものの同点ゴールまでは至らない鹿島。逆に36分、西澤にゴール至近距離から技ありのシュートを放たれる。しかしこれはゴールポストに救われ、鹿島は九死に一生を得た。
前半を0-1で折り返し、後半すぐにでも追いつきたい鹿島だったが、48分に兵働からミドルシュートを決められ、2点のビハインドを背負う。「あれでバランスが崩れた」と試合後に中田が語ったように1点差までは余裕のあった鹿島だが、2点を取り返すべく必死に前に出る。52分には野沢に代え、ダニーロを投入すると遂に欲しかったゴールが決まる。54分、そのダニーロがクリアしたボールからカウンターアタックを見せ、最後は左サイドをドリブルで駆け上がった青木が綺麗なクロスをゴール前に送る。これを待っていたのが、やはりここ一番で頼りになるマルキーニョス。見事なヘディングゴールで1-2とした。その後も興梠・増田と次々と攻撃的な選手をピッチに送り出し、同点ゴールを狙う鹿島。リスクを冒して前に出る分、カウンターを食らう場面も多かったが、主将・小笠原や守護神・曽ヶ端が体を張った守備で3点目は許さない。84分には右SBに下がった青木のクロスを増田がヘディングで合わせるも、これは惜しくもサイドネット。結局、最後まで同点ゴールを決める事ができず、ヤマザキナビスコカップ準々決勝敗退が確定した。試合後、「去年も最後のG大阪戦で、セットプレーから悔しい思いをした。今日も同じ事。一発勝負のカップ戦では一番気をつけなければいけない」と青木は語った。取れるタイトルを1つ失った鹿島。この試合での悔しい思いをこれからのACLでの戦いに活かす事を考えなければならない。
■偉大なる偉業への挑戦は終わらない
残念ながら4冠の1つを失ってしまったが、これで9月以降の過密日程が緩くなったと楽観視してはならない。今後は中二日でリーグ第20節・千葉戦をアウェーで戦う為、切り替えが何よりも肝要である。千葉もナビスコ杯を戦った後で日程的には同じ条件だが、鹿島はこの試合でも内田篤人が不在。さらに、小笠原が出場停止となっている。中田浩二やマルシーニョが加入した事で選手層に厚みが増し、ポジション争いはさらに激化しているが、連携面の成熟にはまだ時間が必要だ。強靭な組織力を構築する事は決して容易では無い。とはいえ、残りのタイトル全てを獲得できるか否かはオリヴェイラの決断にかかっている。現在のベースを何処までベースアップできるのか。現有勢力は確実に向上しているのか。我等の為に砌は待ってはくれない。時は刻々と過ぎているのである。8月、そして9月以降の過密日程を乗り切る為に、国内・アジアを制する為に、オリヴェイラと心中する強い信念が今、必要なのかもしれない。赤鹿の賛美歌を叫ぼう。偉大なる偉業への挑戦はまだ終わっていないのだから。
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2008年06月25日
W杯予選による中断を経て、25日の鹿島vs大分、G大阪vs京都でJリーグが再開する。中断期間の活用法はリーグ戦の行方を左右するポイントの一つ。昨季王者の鹿島は過密日程を睨んで体力強化を再徹底し、6位からの巻き返しを図る。「バモ(頑張れ)、バモ・シューチューウ(集中)」。9~14日の福島・Jヴィレッジ合宿。オリヴェイラ監督の鼓舞は止まず、選手の顔は歪み続けた。1日2度の練習は砂地での走り込み、ほぼ1時間ぶっ続けのインターバル走など。選手は心拍数を測る腕時計を巻いており、手加減すれば、すぐにばれる。
「体力は貯金」。フィジカルコーチの経験が長いオリヴェイラ監督の信念だ。「だからこそ、この時期に体を追い込んでおく必要がある」。序盤戦はJ1とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の掛け持ちで疲弊し、尻すぼみだった。今後は、さらに1次リーグを免除されたナビスコカップも加わる。「想像を絶する連戦」(DF岩政大樹)に備えた「貯蓄」が猛練習の意図だ。
ひたすら走らされても不満が出ないのは、成功体験が有るからだ。鹿島は昨季もアジアカップによる7月の中断期間を走り込みに費やし、逆転優勝の下地を固めた。MF本山雅志は「序盤戦でACLの長距離移動には慣れた。大きな怪我人も無く合宿を乗り越え、今季の後半戦も『やれる』という自信ができた」。ACLもナビスコカップも決勝まで勝ち上がれば、リーグ戦を含めて残り33試合。冬には天皇杯も有る。中田浩二を補強したとはいえ、決して選手層の厚く無い鹿島が、現代サッカーを象徴する過酷な日程に立ち向かう。
上記はasahi.comからの引用記事である。リーグ開幕5連勝と最高のスタートを切った鹿島だが、ACLとリーグ戦を並行して戦う過密日程やコンディション不良などで、常勝軍団は少しずつ輝きを失い始める。結局、5連勝後の7試合で1勝も挙げる事無く中断期間を迎えた。その間、大型連休で心身ともにリフレッシュした後、福島・Jヴィレッジでキャンプを張り、後半戦に向けて精力的なトレーニングを行った。正に、想像を絶する連戦に備えた体力作りだ。鹿島はフィジカル・メンタルがさらに逞しくなれば輝きを取り戻せる事ができるだろう。「進化と真価」が問われる中断明けの初戦は、21戦無敗を誇るカシマスタジアムで大分を迎え撃つ。鹿島は現在6位。首位との勝点差は「7」まで開いている。上位チームを追撃する為にも、無敗の聖地で歓喜し、常勝の波に乗りたいところだ。錨を上げろ!。「DESAFIO」。我等の「挑戦」第二章がいよいよ始まる。
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2008年06月08日
今年で16回目を迎えるJリーグ・ヤマザキナビスコカップ。6月8日に予選リーグ全日程が終了し、準々決勝に進出する8チームが決定した。予選リーグ各グループ1位の4チーム、2位のうち成績上位の2チーム及び、AFCチャンピオンズリーグ出場の為、予選リーグをシードされた鹿島アントラーズ・ガンバ大阪の計8チームにより、ホーム&アウェー方式のトーナメント戦を行う。下記、左側のチームが第1戦ホーム。決勝(1試合のみ)は11月1日に国立競技場で行われる。
■決勝トーナメント組み合わせ
準々決勝(7月2日・8月6日)
[1] FC東京(グループ2位・1位) vs 大分トリニータ(グループ2位・2位)
[2] ジェフ・ユナイテッド千葉(グループC・1位) vs 名古屋グランパス(グループA・1位)
[3] ガンバ大阪(シード) vs 横浜F・マリノス(グループD・1位)
[4] 鹿島アントラーズ(シード) vs 清水エスパルス(グループB・1位)
準決勝(9月3日・7日)
[5] [1]の勝者 vs [2]の勝者
[6] [3]の勝者 vs [4]の勝者
決勝(11月1日/国立競技場)
[7] [5]の勝者 vs [6]の勝者
■Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ歴代優勝チーム
1992年:ヴェルディ川崎
1993年:ヴェルディ川崎
1994年:ヴェルディ川崎
1995年:開催せず
1996年:清水エスパルス
1997年:鹿島アントラーズ
1998年:ジュビロ磐田
1999年:柏レイソル
2000年:鹿島アントラーズ
2001年:横浜F・マリノス
2002年:鹿島アントラーズ
2003年:浦和レッドダイアモンズ
2004年:FC東京
2005年:ジェフ・ユナイテッド千葉
2006年:ジェフ・ユナイテッド千葉
2007年:ガンバ大阪
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2008年05月17日
リーグ序盤戦の最終節とも言える第13節。5月~6月は国際親善試合のキリン杯やW杯アジア3次予選など、日本代表戦の日程が組まれている為、リーグ戦は第13節で中断期間に入る。鹿島はリーグ戦とACL予選とのハードワークに苦戦したが、その時期が一先ず終わろうとしている。中断前の最後の試合だが、鹿島の対戦相手は、過去の通算成績19勝1分6敗と非常に相性が良い柏レイソルだ。相性が良いという事に加え、今節は過密日程ではなく、インターバールはしっかり取れている。会場は聖地カシマという事もあり、主導権を握る好材料は揃う。今節こそは、堅実な試合運びができるのではないかと期待を寄せている。
どの試合でも勝つ為に試合をやっている訳であって、そういう意識で取り組みたいと思っているが、残念ながら期待されている結果が出ていないのかもしれない。しかし、選手達は一生懸命やっていると思うし、一方で運が無いところも有るのかもしれないが、その流れを断ち切るのは自分達であって、この試合も全力を懸けて勝点3を取りにいきたいと思っています。柏は最近非常に良い結果が出ているチームだと思います。去年から独特なやり方でやっていますし、選手達が変わっても、やり方が変わらないのがこのチームの特徴であって、厳しい相手である事は確か。昨季2試合戦ったが、タイトでタフな試合だったと思います。今回も相手の長所に対して、また相手に敬意を払いながら対応して、自分達のサッカーができれば良いと思っています。
上記は柏戦前日のオリヴェイラ監督インタビューであるが、加えて、「選手達は機械じゃないから、波があって良い時と悪い時がある。だから変更しなくてはいけない時もある」。と先発の入れ替えを行う可能性を示唆している。柏戦で欠場濃厚なのは、マルキーニョスと内田篤人。マルキーニョスは21日のACL予選突破を懸けたナムディン戦に向け調整中で、前節に復帰した内田篤人も腰の状態が芳しくない。二人とも完調には暫く時間が必要のようだ。15日の紅白戦に於いても、スタメン組2列目の本山と野沢が外れ、同ポジションにダニーロと増田が入ったり、試合当日までスタメンと控えとの判別はできず、先発入れ替えの可能性は大いにあるようだ。
昨季の柏戦は、佐々木や船山といった若鹿達の活躍で勝利を収めた。組織力で戦う鹿島にとって、若手の台頭と昨季以上のベースアップは不可欠である。ハードワークを強いられている時期ではなく、この時期に先発の入れ替えを示唆するオリヴェイラ監督の本当の狙いは私にも分からぬが、今季の柏戦も若鹿達の活躍で是非、勝利したいものだ。ACL・リーグ戦・ナビスコ杯、そして天皇杯と、終盤タイトな日程で勝ち抜くには、若手の台頭なくして成し得る事はできない。柏戦の先発はまだ分からぬが、若鹿達が出場すれば、スタメン組を脅かす程に元気に走り回り大暴れして欲しい。リーグ中断前の柏戦は、若鹿達の挑戦の場となれ。僅かながらでもその成長を見守りたい。それは今季の中盤・終盤戦を戦い抜く為に。そして鹿島アントラーズの未来の為に。
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2008年05月10日
アントラーズの聖地・カシマスタジアムが“夢の箱”なら、アントラーズのクラブハウスは“夢の殿堂”と言えるだろう。鹿島が掲げる「FOOTBALL DREAM」を、ホームタウンは元より全国のサポーターへ向けて発信する為の起点となるのが鹿島アントラーズ・クラブハウスなのである。メイングラウンドではJサテライトリーグが、サブグラウンドではJユースカップなどが行われ、公式戦以外ではトップチームやサテライトチームが練習試合やトレーニングに使用している。また、グランドには見学スタンドが設けられ、選手達を眼前で観る事ができる。休日や祝日で公式戦がない日は多くのサポーターが詰め掛け、練習が終われば選手・監督とサポーターとの交流の場に変わり、サインを求めたり、激励したりと、仄々とした空間になる。ゲーフラを掲げ続ける熱きサポーターもいる。クラブハウスは、そんなアントラーズを愛する全ての人を暖かく迎え入れる優しさと開放感に溢れているのである。鹿ファミリーを体感できる空間と言っても過言ではないだろう。
他にも、クラブハウスにはクラブショップや、レストラン「アントラーズカフェ」などがある。アントラーズカフェからは、食事・喫茶を楽しみながらの観戦が可能。クラブショップでは、アントラーズのキャラクター商品が豊富に揃い関連グッズを購入できる。私もユニフォームやタオルマフラー、帽子にTシャツなど、ここで購入する事が多い。2階に上がればクラブオフィスあり、チームの様々な情報は、全てここから発信されているようだ。ミーティングルームは、講演会・記者会見などに使われる多目的スペース。トレーニングルームには、約20種ものトレーニングマシンを設置し、選手達がデータに基づいたメニューに従い、体力向上を図っている。また、周辺には風力発電の風車が10基あり、風車にはアントラーズのロゴも入っているそうだ。クラブハウスからも見る事ができる。
先日、久しぶりにクラブハウスへ出掛けた。この日は快晴。昨日までの濃霧が嘘のような青空。そしてクラブハウスに吹く、心地よい浜風。練習するにも見学するにも最高の日和だった。練習は既に始まっており、私は足早で見学スタンドに向かう。闘将・小笠原満男と復帰間近の内田篤人が好い雰囲気、好い表情で練習していた。私は安心した。苦しい時期でも、チームの雰囲気は悪くない。「笑う角には福来る」。この言葉が当て嵌まる、良い緊張感と好い笑顔がチームにはあった。本山は無精髭で別メニューだったが、子供達には笑顔でサインに応えていた。練習中、私が目に留まったのは、スタメン組ではなく、控えとサテライト組だった。元気があり、一つひとつのプレーに全力で取り組んでいる姿があった。プロだから当たり前と言えばそれまでだが、今後も若鹿達の成長を確り見守っていきたいと思った瞬間だった。これからも頑張れ。精進、精進。
5月7日、ACL予選グループ第5節・クルンタイ・バンク戦に大勝した。約1ヶ月、7試合ぶりの白星は素直に嬉しい。しかし、リーグ戦の勝利で、悪い流れを“完全”に断ち切りたいのが正直な気持ちだ。今節の清水戦は、ACLクルンタイ・バンク戦から中3日で相変わらず厳しい日程だが、集中力を持続して乗り切って欲しい。肩で息をするのはまだ早すぎる。シーズンは長丁場で、好調な時期・苦しい時期・困難な時期とさまざまな局面を迎えるが、そんな時期を、選手・監督が、クラブスタッフが、サポーター達が一つになって乗り越えてこそ、真の王者に相応しいクラブになれるのだろう。先日のクラブハウスでの練習を観る限り、チームの雰囲気は悪くない。若鹿達も元気が良い。篤人も復帰間近の様子だった。第12節の清水戦は、選手一人ひとりの輝きを期待し、また一つの勝利を積み重ねていくリスタートの日となれるよう心から祈っている。
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2008年04月13日
敵地・埼玉スタジアムで悔しい敗戦となった。多くのチャンスを創り出し、試合の主導権を完全に握ったが、一瞬の隙を突かれ、永井に2ゴールを許しリーグ戦初の敗北を味わった。これでリーグ連勝記録が14でストップ。リーグ順位も勝点差1で名古屋に首位を譲った。前半は完全に鹿島のゲームだった。北京戦に続き、青木・小笠原・本山・ダニーロで構成する中盤が圧倒的な展開力で試合の主導権を握る。守備面でも北京戦で負傷退場した内田に代わり、今季初めて右サイドバックに入った伊野波が質の高い動きを見せ、最終ラインの安定感は変わらない。前半だけを見れば、鹿島が圧倒的に有利という印象は埼玉スタジアムを埋めた5万4000人の大観衆の誰もが抱いただろう。
しかしハーフタイムを終え、高原に代え永井が入った浦和に一瞬の隙を突かれる。49分、相手ボールとなりラインをすっと上げたところ、闘莉王をフリーにしてしまう。曽ヶ端が素早く詰めるも闘莉王からのクロスを永井に楽々と決められ、今季初となる先制点を許した。この失点で完全にペースが狂った鹿島は同点にしようと必死に攻めに出る。小笠原が直接フリーキックから何度も浦和ゴールを狙うが相手GKの都築に全て止められる。また81分には増田がコーナーキックのこぼれ球から強烈なシュートを放つも都築にセーブされ、同点にはならない。残り時間4分となった86分、伊野波に代え興梠を入れるなど、がむしゃらにゴールを狙った鹿島だったが後半ロスタイムにカウンターからまたしても永井に決められ、万事休す。悔しい今季初の黒星を敵地・埼玉スタジアムで喫した。これでリーグ連勝記録も14で終わり、順位も2位へ落した。
「良いサッカーをしていても負けたら何も言えない」と試合後、青木が語ったように内容的には完全に上回っていただけに本当に悔しい敗戦となった。しかし、これで戦いは終わった訳ではない。岩政の「次のガンバ戦で勝てば、この2試合で勝点3。引き分け2つよりはマシ。そういうつもりでこの1週間やっていきたい」というコメント通り、下を向いている時間はない。先ずはゆっくりと休息を取り、土曜のガンバ戦に向け気持ちを切り替えて欲しいものだ。
●2007年09月15日(J1リーグ2007:第25節)名古屋 3-0 鹿島
○2007年09月22日(J1リーグ2007:第26節)鹿島 3-1 新潟
○2007年09月30日(J1リーグ2007:第27節)広島 0-1 鹿島
○2007年10月06日(J1リーグ2007:第28節)鹿島 3-2 神戸
○2007年10月20日(J1リーグ2007:第29節)磐田 1-3 鹿島
○2007年10月27日(J1リーグ2007:第30節)鹿島 3-0 大分
○2007年11月10日(J1リーグ2007:第31節)横浜 2-3 鹿島
○2007年11月18日(J1リーグ2007:第32節)鹿島 1-0 柏
○2007年11月24日(J1リーグ2007:第33節)浦和 0-1 鹿島
○2007年12月01日(J1リーグ2007:第34節)鹿島 3-0 清水
○2008年03月08日(J1リーグ2008:第01節)鹿島 4-0 札幌
○2008年03月16日(J1リーグ2008:第02節)東京V 0-2 鹿島
○2008年03月30日(J1リーグ2008:第03節)鹿島 2-1 横浜FM
○2008年04月02日(J1リーグ2008:第04節)新潟 0-2 鹿島
○2008年04月05日(J1リーグ2008:第05節)鹿島 4-1 千葉
●2008年04月13日(J1リーグ2008:第06節)浦和 2-0 鹿島
鹿島オフィシャルの浦和戦レビューである。昨季から続くリーグ連勝記録は14でストップしたが、この数字は偉大な記録である。言い替えれば、いつかは負ける連勝を14まで伸ばしてきたのである。2007年9月15日の名古屋戦以来、実に211日ぶりの黒星だった。昨季から勝ち続けた14連勝の軌跡は、さまざまな素晴らしいドラマがある。私は鹿島と共に歩む一人として、オリヴェイラ監督始め、選手達へはこう激励したい。「素晴らしい記録と感動を本当に有難う。私は、この14連勝を生涯忘れる事はないでしょう。大きな歓喜を齎した1つ1つの戦い。14連勝という偉大な記録は、サッカーだけでなく、人生をも教えてくれた。今節は、残念ながら浦和に苦敗を喫してしまいましたが、『FOOTBALL DREAM』は、まだ始まったばかり。新たな夢を、新たな歓喜を齎すために、これからの挑戦に期待しています。」
連勝は14で止まっても、積み重ねてきた伝統の意識は止まらない。今季初の敗北を喫してしまったが、相手は昨年のアジア王者であり、個の力は素晴らしい浦和である。安定した戦い、質の高いサッカー、そして主導権は鹿島であった。過密日程の疲労も否めない。しかし今節は、34試合分の1試合を落しただけ。我等は、もう一度気を引き締めて、新たな挑戦に臨めば良いのである。そして、浦和戦の敗北から学ぶ事も忘れてはならない。昨季も、G大阪(1-5)や名古屋(0-3)に大敗して、学び、結束し、そこから這い上がってきた経験がある。オリヴェイラ監督は以前、「監督というのは、怪我人が出たり勝てなかったりした苦しい時期にこそ、チームの一体感を感じ取るもの」と、述べていた。一体感を感じ取って欲しい。しっかり舵を取って欲しい。今日の敗北を、次節のG大阪戦やACL予選の大一番である北京国安戦に引きずらぬよう気持ちを切り替えて欲しい。ジーコは、「鹿島が今季、国内とアジアを制するには、今までにない結束と精進が必要になる」と、応えていた。そう、いつでも謙虚さと挑戦者の精神を忘れてはならないのだ。浦和戦では今季リーグ戦初の悔しい敗北を喫したが、次節は必ず勝利を掴もうではないか。笑顔で我が家に帰ろうではないか。鹿島の「FOOTBALL DREAM」は、これから始まるのである。
posted by 鹿太郎 |00:00 |
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2008年04月05日
J1リーグ第5節・鹿島vs千葉が4月5日、カシマスタジアムで行なわれた。私は、会社の後輩二人を連れて参戦。ちなみにその二人は、カシマスタジアム初観戦であり、残念ながら鹿島ファンではない。しかし、私達が選んだ席はゴール裏。後輩達には、カシマはサッカー専用スタジアムで何処から見ても観戦しやすく、アントラーズの熱狂を体感できるのはゴール裏であると説明した。早速、ゴール裏に入場。二人は、アントラーズレッドに染まるゴール裏に少し緊張していたが、とても良い表情をしていた。我が家へようこそ。私も、この二人の表情を見ながら、改めて新鮮な気持ちと充実感に包まれる。しかし、自身は「12番目」の選手である。後輩達に恥ずかしい試合だけは絶対に見せたくないと、いつも以上に気を引き締めた。
試合開始前、出店が並ぶコンコースへ。スタジアムはお祭りだ。ビールの匂いが漂い、出店の煙がモウモウと上がる。人気の店には行列ができる。勿論、名物のモツ煮込みを購入。他にも焼そば・牛串などを買ってビールのお供にした。モツも牛肉も本当に軟らかくて美味い。清々しい春の風に吹かれて食べるカシマの食は最高だ。ビールも大、二杯を軽く飲み干した。二人はカシマの食に填ったようだ。次回訪れる時は、早めに入場して食べ歩きをしたいとのこと。やはり、カシマの食は素晴らしい。これなくして聖地は語れないのである。
カシマの空は透き通る青を描き、春の暖かい陽射しがとても心地良い。試合の方は、4-1で圧勝。正に王者の風格だった。ロスタイムのPKは余計だが、層が薄いと言われているFW4人全員がゴールした事は素直に嬉しい。オリヴェイラ監督が掲げる「攻守の切り替えの早さ」・「全員守備、全員攻撃」の意識がチームにしっかり浸透している。更なる成熟を目指し、リーグ17連勝という偉大な記録を達成して欲しいと願う。
さて、ゴール裏に戻そう。後輩二人は初めてのカシマ観戦なので当然、鹿島のチャントなど知る筈もないが、精一杯の拍手で応援していた。そして、一番感動したのは“我等の気合いの応援”だったそうだ。「僕も鹿島の応援歌を覚えたい」と。本当に嬉しかった。先程、後輩から「うぉ~アントラーズ!っていうチャントが頭から離れません」というメールが届いた。
機会があれば、今後も後輩達をカシマスタジアムへ誘おうと思っている。私の想いは、この二人が鹿島アントラーズの魅力に惹かれ、いつかはサポーターになり「声」で応援するようになる。そして、後輩たち自身が友人や会社の仲間達を誘ってカシマスタジアムへ訪れるようになる。これが叶った時、同じ志を持つ仲間として我等は快く歓迎しなければならない。鹿ファミリーが増える事は、本当に喜ばしい事である。Bem-vindo a KASHIMA!。ようこそカシマヘ!。今日は、我等の「DREAM BOX」に来てくれて本当に有難う。お疲れさまでした。
posted by 鹿太郎 |00:00 |
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