2008年06月21日

【DESAFIO~挑戦~】恩返しへの鹿島立ち

鹿島に復帰する中田浩二に関して21日、代理人と契約を解消するとの報道があり、カシマスタジアムでは中田本人の復帰会見と新背番号のお披露目が行われた。代理人については、FIFA公認代理人の田邊伸明氏との契約を更新せず、新たな代理人とも契約をしない。同氏に帰属していた肖像権などの権利を鹿島に戻した。移籍を完全に封印して「生涯アントラーズ」。残りの現役生活すべてを鹿島に捧げる決意だ。また、2004年のフランス・マルセイユへの移籍の経緯も一筋縄ではいかず批判も多かったが、中田浩二は海外でプレーしている間も、移籍金を残す事ができなかった鹿島に対し、少しでも利益に繋がるよう、カシマスタジアムの年間シート200万円分を毎シーズン購入していた事も明らかになった。そして、復帰後の背番号は伝統の「NO.6」に決定。鹿島の6番は、元日本代表で2006年に引退した本田泰人の番号である。引退後は後継者が現れるまで準永久欠番とする方針だったが、クラブは中田浩二に受け継がせる事を決定した。復帰会見が行われた21日、鹿島アントラーズ・大東和美社長より新しいユニホームが手渡され、新背番号「6」を背負ってのお披露目もあった。以下、中田浩二の復帰会見のコメントである。

「皆さん、ただいま。3年半ぶりですが、こうして鹿島に戻って来れた事を、そしてこの素晴らしいチームの一員になれた事を大変嬉しく思います。チームは来週から、またリーグ戦が始まります。さっき社長が仰られたように、3冠・3つのタイトルと、ACLも今年はタイトルを狙える位置にいると思います。そのチームに貢献できるように、また初心に戻って頑張っていきたいと思います。応援宜しくお願い致します。」

Q:3年半ぶりのJリーグ復帰となりますが、今のお気持ちを聞かせて下さい。
「そうですね、本当にまたこうやって鹿島に戻って来れた事、このピッチに帰って来れた事は、本当に嬉しく思っています。」

Q:バーゼルから残留の誘いもあったという事ですが、鹿島復帰を決めた理由は何ですか。
「理由は本当に沢山あるんですけど、言える事は僕が移籍した後も鹿島は常にコンタクトを取ってくれたし、常に僕を必要としてくれました。今回、契約が切れるという事でタイミング的にも良かったと思い決意しました。」

Q:個人的にポジションの希望はあるのでしょうか。
「ポジションは監督が決める事なので、どのポジションでやりたいというのはありません。監督が望むポジションで、チームが一番良い状態になるポジションでやる事が一番だと思っています。」

Q:背番号が「6」となりましたが。
「鹿島の6番というと、本田さんが付けてたもので、本当に鹿島を象徴するような選手が付けていたものなので、本当に重たい番号だと思います。自分にプレッシャーを掛ける意味においても、お客さんとして帰ってきた訳ではありませんし、しっかりチームに貢献できるように、そして若手に良い刺激を、チームにも良い刺激を与えられるように6番を選びました。」

Q:今のチームの状態をどう見ていますか。また、そこにどうフィットしていこうと考えていますか。
「何試合か見ましたけれど、最近勝って無いという事はありますが、そんなに状況は悪く無いと思います。やってるサッカーも良いサッカーをしてると思います。ただ、ちょっとした切っ掛けで、ACLとかの試合が続いて疲れとかもあるでしょうし、そういうところで勝ち切れなかった部分があると思います。そうしたところを、メンタルで上手くチームを導いて行ければ良いと思います。チームもこの中断期間でリフレッシュできたと思いますし、これから良いスタートが切れると思います。そうなっていくようにやっていきたいと思います。」

Q:スイスリーグで自分の力が伸びた部分を教えて下さい。
「一番言える事は、人間的に成長できたという事です。それは文化や言葉が違うところで、一人で生活していったというのは大きいと思います。プレーとかは、そんなに大して変わらないと思うんですけど、ただ1対1の部分では多少強くなれたと思いますし、ヨーロッパで3年半できたという自信や経験は、自分にとって一番の大きいものだと思います。そういったものを活かして行ければ良いなと思ってます。」

Q:怪我の状態はどうでしょうか。
「思ったより長引いてしまったのですが、来週辺りからチームの練習に合流できると思います。その辺は、監督・フィジカルコーチと話さなくてはいけないのですが、7月に入ってからいけるんじゃないかという手応えはあります。本当に来週辺りからできるんじゃないかなと思っています。」

以上が復帰会見のコメントである。鹿島での第二幕がいよいよ始まる。海外で経験したプレーを一日も早く魅せて欲しいと楽しみにしているが、中田本人はそれだけで満足しないで欲しい。鹿島「NO.6」の後継者として輝きながらも、それを継承する若鹿をしっかり育てる事も重要な仕事だ。鹿島の79年組(小笠原・本山・曽ヶ端ら)は才能ある黄金世代だが、すでに30歳を目の前にしたベテランである。中田は本来の体を取り戻してポジション争いに加わる事が先決だが、チームに慣れ落ち着いてきたら、海外で培った強いメンタルやプロのスピリッツなどを是非、将来を担う若鹿達に伝え、チームを鼓舞して欲しいと期待している。生涯鹿島。生涯宜しく、中田浩二。

posted by 鹿太郎 |00:00 | 鹿島アントラーズ | コメント(10) | トラックバック(0)
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【DESAFIO~挑戦~】恩返しへの鹿島立ち

好きに放蕩して、ふらりと帰ってきたら恩人みたく暖かく迎えられる・・・。
さすが11冠王者さんは度量が広いこと。。。

posted by ヌルイ | 2008-06-21 23:11

【DESAFIO~挑戦~】恩返しへの鹿島立ち

ポジションは、センターバックかな?
でも本当は、左サイドバックが見てみたいです。
岡田監督も喜ぶと思います。

これから代表が強いチームと戦う時、サイドバック1枚はディフェンス面で安心した選手が欲しいはずです。

posted by アルシンド | 2008-06-21 23:39

【DESAFIO~挑戦~】恩返しへの鹿島立ち

海外から古巣に帰ってきただけで十分でしょ。

移籍を(ましてや海外移籍)とやかく言ってたらキリがありませんて

浩二!!本当に期待しまくり。難しいかも知れんがやっぱりボランチで見たいなぁ

posted by aki | 2008-06-22 00:22

【DESAFIO~挑戦~】恩返しへの鹿島立ち

今のところは何も言えないですね。
経験を活かして力を出せるのか、
もしくはなまぬるいメンタルに劣化しているか。
某赤いチームのブンデス帰りのようになっていたら、
すぐさまブーイングでしょう。

posted by いち鹿サポ | 2008-06-22 00:25

【DESAFIO~挑戦~】恩返しへの鹿島立ち

6番・・・いつかは誰かがつけるものだけれど、満男がダメで浩二って・・・本田サポだった者にはちょっとフクザツかな。でもこれでハンパはできませんよね。これからは6番といえば浩二と言われるように。活躍をお願いします。

posted by こピ | 2008-06-22 08:49

コメントありがとうございます

アルシンド様

鹿島もA代表も、どのポジションになるのか楽しみです。今はオリヴェイラ監督と岡田監督のみぞ知るところですが、鹿島ではセンターバックかなと個人的には思っています。とはいえ、サイドバックもボランチも全て観たいのが本音です(笑)。例えば、新背番号を意識すると中田はボランチに入り、青木をセンターバックにするとかいろんな組み合わせが考えられます。最終的にどうなるのか分かりませんが、中田本人が復帰会見でコメントしていたように、チームが一番良い状態になるポジション。チームが上手く機能するポジションで地位を確立して欲しいと思います。「NO.6」は鹿島を象徴する番号ですから是非、どのポジションでも輝いて欲しいと期待しています。まずは本来のフィジカルを取り戻す事ですね。

posted by 筆者 | 2008-06-22 12:14

コメントありがとうございます

aki様

aki様の期待感が本当に良く伝わってきます(笑)。私も浩二に期待しまくりです(笑)。ピッチに戻ってきた際には、大きな拍手とエールで精一杯鼓舞しましょう。海外のクラブで幾ら経験してきても、サポーターはやっぱり鹿島が一番だと言わせなければなりませんからね(笑)。とはいえ、依然、蟠りの有る人が多いように見受けられますが、最後はサポーターも大同団結が必要だと思っています。中田浩二はクラブ・チーム・サポーターといった全ての鹿ファミリーの為に、死力を尽くしてくれるに違い有りません。

posted by 筆者 | 2008-06-22 13:00

コメントありがとうございます

いち鹿サポ様

海外で経験した力を活かせるか否かは、確かに実際のプレーを観ない限り何とも言えません。しかし、中田浩二は某クラブに所属するドイツ帰りの選手にはならないような気がします。小笠原や柳沢(現・京都)も含めてそうでしたが、鹿島はプロ選手として育った場所。加えて、チームの方針やイズムにブレが無い。これが、某クラブの選手のようにはならない一つの大きな要因かと思います。例えば、小笠原が復帰した際も、今の鹿島に何が必要で何が足りないかをしっかり分析し、自身の経験を活かしてチームを鼓舞しました。プロの出発点が鹿島だっただけに、目指す方向性は体に染み付いていますから、海外での経験を直ぐに活かせるのは強みだと思います。中田に関しても小笠原同様、「ZICO SPIRIT」+自身の経験=チームの進化と新たな創造。これを齎すだろうと期待しています。

posted by 筆者 | 2008-06-23 17:50

コメントありがとうございます

こピ様

中田が「NO.6」を背負うとは、私も正直驚いています。準永久欠番の後継者の定義は特にはっきりしたものは有りませんが、小笠原が駄目で中田は良しって事は無いと思いますよ(笑)。クラブが中田への期待を背番号で表現したのだと思います。とはいえ、背負うからには仰るように半端は絶対に許されませんね。今後、本田超えをする事が古巣への恩返しになるのか否か、私には分かりませんが、中田が復帰してやらなければならない仕事は沢山あるように思います。ピッチでの復帰が本当に待ち遠しいですね。

posted by 筆者 | 2008-06-23 18:01

コメントありがとうございます

ヌルイ様

中田浩二は放蕩していたでしょうか。ふらりと帰ってきたでしょうか。確かに、移籍する際の経緯は円満移籍では無く、凝りは残りました。しかし、ご存知の通りサッカーの選手寿命は他のスポーツに較べて決して長いものでは有りません。だからこそ、その短い時間の中でいろんな事を経験しようとする所懐。Jリーグ以外の海外へ挑戦してみようとする所懐は、ごく自然で当たり前の事だと思います。勿論、本人の意思を止める事は誰にもできません。好きに放蕩していると仰るのであれば、私は貴方とはまた違う中田浩二を見ているのだと思います。

posted by 筆者 | 2008-06-23 18:08

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