2009年05月22日
【ACL2009】ラウンド16進出クラブ紹介(アジア西地区)
アジアのクラブ王者を決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)は19日と20日、グループ・リーグ最終戦が各地で行われ、ノックアウト・ステージに進出する16チームが決定した。アジア西地区は、サウジアラビアから4チーム、ウズベキスタンから2チーム、イランとカタールからそれぞれ1チームがノックアウト・ステージに進出した。ベスト8を懸けたラウンド16は、アジア西地区は5月27日、アジア東地区は6月24日に行われる。なおACL2009のレギュレーションは、グループ・ステージ1位チームのホームで一発勝負。90分で決着がつかない場合には30分(前後半各15分)の延長戦・PK方式となる。アジア西地区の組み合わせとチーム紹介は以下の通り。 【ラウンド16組み合わせ(アジア西地区)】 アル・ヒラル(サウジアラビア/A1位) vs ウム・サラル(カタール/C2位) ピルズィ・テヘラン(イラン/B1位) vs ブニョドコル(ウズベキスタン/D2位) アル・イテハド(サウジアラビア/C1位) vs アル・シャバブ(サウジアラビア/B2位) アル・イテファク(サウジアラビア/D1位) vs パフタコール(ウズベキスタン/A2位) 【ラウンド16進出クラブ紹介(アジア西地区)】 ■アル・ヒラル(サウジアラビア/グループA1位) サウジアラビアの首都・リヤドを本拠地とするサッカークラブ。今大会はサウジ・プレミアリーグ07/08で優勝し出場権を獲得。1957年創設のアル・ヒラルは、国内リーグ最多の11回優勝、カップ戦を含めた主要タイトルは24冠、ACLの前身アジアクラブ選手権を始めとする国際大会でも多くのタイトルを獲得している名門中の名門クラブ。現在は、スウェーデン代表で2006年ドイツW杯に出場したMFクリスティアン・ウィルヘルムションや、イングランド・プレミアリーグのフルハムから期限付きで移籍した韓国人ストライカーFWソル・ギヒョンらが在籍している。 ■パフタコール(ウズベキスタン/グループA2位) ウズベキスタンの首都・タシュケントを本拠地とするサッカークラブ。今大会は2008ウズベク・リーグ2位で出場権を獲得。1956年創設のパフタコールは、リーグ、カップ戦ともに国内最多優勝を誇るウズベキスタン屈指の強豪クラブ。ACLの常連でもあり、2003年と2004年にはノックアウト・ステージ準決勝進出を果たしている。現在は、2008年アジア最優秀選手賞を受賞したMFセルヴェル・ジェパロフや、同国代表でプレースキッカーを務めるFWアレクサンドル・ゲインリフらが在籍している。 ■ピルズィ・テヘラン(イラン/グループB1位) イランの首都・テヘランを本拠地とするサッカークラブ。今大会はイラン・プレミアリーグ07/08で優勝し出場権を獲得。1963年創設のピルズィ・テヘランは、クラブ名をペルセポリス、アザデガと改称し現在に至る。近年はACLでセパハンが台頭するも、国内を代表する名門クラブといえば、このピルズィとエステグラルだ。ピルズィは、90年代にイラン・サッカーの英雄的存在であるアリ・ダエイを筆頭に代表選手を多数擁して栄光の時代を築いたが、ここ数年は低迷を続けていた。国内最多タイトルを誇るイランの名門クラブが黄金時代復活を目指す。 ■アル・シャバブ(サウジアラビア/グループB2位) サウジアラビアの首都・リヤドを本拠地とするサッカークラブ。今大会はサウジ・チャンピオンズカップで優勝し出場権を獲得。1947年創設のアル・シャバブは、人気的には同都市を本拠とするアル・ヒラルなどに劣るようだが、実力的にはサウジ・プレミアリーグ屈指の強豪クラブである。現在は、同国代表のGKモハマド・ホージャやMFアブドゥ・アウテフ、UAE代表のDFワリド・アッバスらが在籍している。 ■アル・イテハド(サウジアラビア/グループC1位) サウジアラビアの第2都市・ジェッダを本拠地とするサッカークラブ。今大会はサウジ・プレミアリーグ07/08で準優勝し出場権を獲得。1928年創設のアル・イテハドは、ACL史上唯一、連覇(2004年、2005年)を達成したクラブで、2005年クラブW杯では準決勝進出を果たすなど、国内のみならずアジアを代表する強豪クラブに成長した。ちなみに「アル」はアラビア語の「定冠詞(英語のTheに相当)」で、「イテハド」はアラビア語で「ユナイテッド」という意味。現在は、アル・アハリ(エジプト)時代にアフリカ王者としてクラブW杯に2回出場したエジプト代表のFWエマド・モタエブや、同国代表のエースFWモハメド・ヌールらが在籍している。 ■ウム・サラル(カタール/グループC2位) カタールの首都・ドーハの北約20Kmに位置する史跡の街ウム・サラルを本拠地とするサッカークラブ。今大会は国内3大タイトルの一つ、アミール・カップで優勝し出場権を獲得。1979年創設のウム・サラルは、G大阪に在籍していたマグノ・アウベスが移籍したクラブとして知られているが、クラブ創設以来、カタール・スターズリーグ(Qリーグ)での優勝経験がない。カタール常勝軍団のアル・サッドに、豊富な資金力を持つアル・ガラファ、それに次ぐ国内第3の勢力として新たに台頭したクラブのようだ。 ■アル・イテファク(サウジアラビア/グループD1位) サウジアラビアの東部最大の都市・ダンマームを本拠地とするサッカークラブ。今大会は、サウジ・プレミアリーグ07/08シーズン3位で出場権を獲得。1944年創設のアル・イテファクは、北京五輪アジア最終予選・U-22日本代表対U-22サウジアラビア戦が行われたプリンス・ムハンマド・ビン・ファハドスタジアムを聖地としている。グループDでは、セパハン(イラン)やブニョドコル(ウズベキスタン)など強豪犇めく激戦区であったが、堂々の首位突破を果たした。現在は、同国代表のDFアーメド・バハリや、FWサレー・バシルらが在籍している。 ■ブニョドコル(ウズベキスタン/グループD2位) ウズベキスタンの首都・タシュケントを本拠地とするサッカークラブ。今大会は2008ウズベク・リーグで優勝し出場権を獲得。2005年創設のブニョドコルは、2008年にクラブ名をPFCクルフチからブニョドコルに改称。ACLでは2008年大会に初出場ながら準決勝進出を果たすなど、成長著しいクラブだ。元日本代表監督のジーコも指揮を執った経験があり、また、元ブラジル代表のリバウドが在籍しているクラブとして知られる。豊富な資金力を持つブニョドコルは、多くの代表選手を擁して、国内のみならずアジアを代表するクラブへと成長を続けている。 西地区においてはサウジアラビア勢の健闘が目立つ。また出場枠「2」のウズベキスタン勢も、ともにグループ・リーグ突破を果たした。イランの名門ピルズィ・テヘランと、カタールの新興ウム・サラルの実力は未知数だが、全体的にACLの常連が名を連ねた印象だ。今後の日程は、5月27日にラウンド16が行われ、準々決勝に進出する4チームが決定する。東西に分かれていたアジアが一つになる準々決勝。まずは8強を懸けた西の激突。月末の一発勝負に注目したい。
posted by 鹿太郎 |00:00 |
AFCチャンピオンズリーグ |
コメント(7) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
(表示は許可制となっています)
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/football_dream/tb_ping/175
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
【ACL2009】ラウンド16進出クラブ紹介(アジア西地区編)
コメント投稿者ID :
アル・シャバブの監督は、鹿島にいたトニーニョ・セレーゾですね。
posted by m | 2009-05-22 13:53
【ACL2009】ラウンド16進出クラブ紹介(アジア西地区編)
コメント投稿者ID :
>mさん
髭が監督をしてるのはUAEのアル・シャバブだったと思う。
posted by 無明 | 2009-05-22 16:59
【ACL2009】ラウンド16進出クラブ紹介(アジア西地区編)
コメント投稿者ID :
セレーゾは、UAEのアル・シャバブの監督ですね。こちらは残念ながらグループリーグで敗退しています。
posted by レギオン | 2009-05-22 18:03
【ACL2009】ラウンド16進出クラブ紹介(アジア西地区編)
コメント投稿者ID :
西も毎節1試合は見よう!と心掛けていたせいか、段々と各クラブの名前や中心選手(1名くらいですが)が頭に入ってきました。
しかしイランやウズベク勢は覚えやすいのですが、サウジ・カタール・UAE勢はまだ同じ名前に見えますね。
セレーゾ目当てに深夜眠い目をこすって見てたら、実はもうひとつのアル・シャバブだったり。
ところでたまたま私が見た試合がそうだっただけかもしれないのですが、中東の試合は終盤になってもあまり鹿島らないんですね。ゴール前に人数がいないのにどんどんクロス上げてくのは驚きました。
クロスをあげた選手が何の接触もないのに毎回倒れたりもしますし、なかなか面白いです。
posted by Kashima Nation | 2009-05-22 18:20
【ACL2009】ラウンド16進出クラブ紹介(アジア西地区編)
コメント投稿者ID :
m様、無明様、レギオン様、Kashima Nation様
コメントありがとうございます。
元鹿島監督のトニーニョ・セレーゾが現在、指揮を執っているのは、サウジアラビアのアル・シャバブではなく、UAE・ドバイを本拠地とするアル・シャバブです。アラブ諸国には同名のクラブが幾つかあるので、何だかややこしいですね。私も混同する事があります。ちなみにセレーゾ率いるアル・シャバブは、今大会、混戦のグループDで善戦しましたが、最終的に勝点差「1」でラウンド16進出は叶いませんでした。最後まで突破の可能性があっただけに残念です。
アジアには多くの難敵が待ち構えます。中国・韓国のような荒々しいサッカーに、フィジカルの強さを特徴とするオーストラリア・サッカー。東南アジアの難敵は高温多湿な気候など細かく挙げれば切りがありません。中東のイメージは堅守速攻のカウンターサッカーですが、クラブによってスタイルもさまざまでしょう。Kashima Nation様が仰るような、クロスをあげた選手が何の接触もないのに毎回倒れたりする光景を、私は観た事はありませんが、想像するだけでも笑えます。海を越え、赤道を越え、中東へは最大6時間の時差移動を要する広大なアジア大陸。何があっても不思議ではないのかもしれません(笑)。
posted by 筆者 | 2009-05-23 21:02
【ACL2009】ベスト8進出クラブ(アジア西地区)、2008-2009欧州王者決定
コメント投稿者ID :
5月27日、アジア西地区のラウンド16が行われ、ベスト8進出4チームが決定しました。
ウム・サラル(カタール)
ブニョドコル(ウズベキスタン)
アル・イテハド(サウジアラビア)
パフタコール(ウズベキスタン)
が残りました。しかし、気になるのはこの4チームのうち3チームがアウェイ(グループリーグ2位)チームが勝ち残っていることですね。西地区グループリーグ1位突破でベスト8に進出したアル・イテハドにいたっても同国対戦でしたし…。Jリーグチームも3チームがラウンド16はホームで戦うので少し気になります。鹿島は6月24日にホームでFCソウル(韓国)と戦いますが、ホームで1発勝負なら山東魯能(中国)の方がやりやすかったかな…と…。メンバー入れ替えもあったとはいえG大阪がホームで負けてるし…。無敗突破の名古屋はグループリーグで鹿島が手を焼いた水原三星(韓国)とホームで対戦しますが簡単には勝たせてくれないでしょうね。名古屋も。G大阪と川崎が直接潰し合いになって、川崎を1位から引きずりおろした浦項(韓国)はニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)と対戦。何とかJリーグのクラブに多く残ってほしいと思います。
また、2008-2009シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UCL)決勝が行われ、欧州王者は前回王者マンチェスター・U(イングランド)を2-0で破ったFCバルセロナ(スペイン)が獲得しました。FCバルセロナはUCLを含め3冠を達成しました。決勝では立ち上がりこそ相手(マンU)に攻め込まれましたが、前半10分にエトーが先制点を奪うと、あとはバルサペース。先制してからはバルサが失点する気配も感じず、逆にバルサの追加点のチャンスがたくさんあり、後半にメッシが追加点を奪い勝負あり。そしてこの年末には3年前に獲得し損ねたクラブワールドカップ(CWC)を全力で獲りにくることでしょう。
posted by siba | 2009-05-28 16:41
【ACL2009】ベスト8進出クラブ(アジア西地区)、2008-2009欧州王者決定
コメント投稿者ID :
siba様
コメントありがとうございます。
アジア西地区は準々決勝に進出する4チームが決定しましたね。私はピルズィ対ブニョドコルの試合をテレビ観戦していました。前半にリバウドのPKでブニョドコルが先制すると、後半はおもに自陣を固めてカウンター狙い。「1発勝負は先制点が重要」という事を改めて再確認する試合でした。鹿島は6月24日にFCソウルと対戦しますが、ホームのアドバンテージがある事に変わりはありません。GL第5戦・水原三星戦のように圧倒的なホームの雰囲気を創りだし選手達を後押しすれば、どこが相手でも必ず勝てる。私はそう信じています。
posted by 筆者 | 2009-05-29 09:41
コメントする
「他サービスID/メールアドレス」で投稿する場合は、そのID/メールアドレスは表示されず、当サービス専用の固定のコメント投稿者ID「英数+連番」に変換され表示します。
- Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
- mixiアカウントでコメント投稿
- Googleアカウントでコメント投稿
- Hatena IDでコメント投稿
- Biglobeアカウントでコメント投稿
- ログインしてコメント投稿
- メールアドレスでコメント投稿
※新規のメールアドレスによる投稿IDご利用は停止しました。
※コメント投稿手順
(1)上記リストから希望のIDを選択する。
例: Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
(2)Yahoo! JAPAN上の本人確認画面でIDとパスワードを入力する。
(3)スポーツナビ+blog側のコメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。
詳しくは以下2ページをご覧下さい
・【仕様変更】PCからのコメント投稿について
・ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」
※コメント投稿手順
(1)上記リストからログイン/メールアドレスのどちらかを選択する。
例: ログインしてコメント投稿
(2)plus-blogのアカウントとパスワード/メールアドレスを入力する。
(3)コメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。
詳しくは以下2ページをご覧下さい
・【仕様変更】PCからのコメント投稿について
・ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」


