2008年09月03日
【ACL2008】サポーターの力は計り知れない
鹿島が24日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ノックアウト・ステージ準々決勝、アウェーのアデレード・ユナイテッド(オーストラリア)との第2戦に向け、“集客大作戦”を開始した。当地の日本人コミュニティーからの要請もあり、邦人向けの情報誌9月号にチームの大特集を掲載。準決勝進出がかかる大一番へのサポートを呼びかけた。さらに近日中には、ホームページにオリヴェイラ監督の英語でのメッセージも映像で配信される予定という。留学生も多いアデレードには近郊都市も含め約3000人の日本人が生活しており、悲願のアジア制覇を目指すチームにとって、大きな後押しとなりそうだ。 上記はスポーツ紙の情報であるが、私も早速、邦人向けのアデレード情報サイトに目を通した。残念ながら、内田篤人が表紙を飾る9月号の詳細を知る事はできなかったが、特別企画として記載されていたサッカー特集の一部を紹介しよう。第一弾は「今、サッカーが面白い!」と題して、世界、特に日本とオーストラリアのサッカーとその面白さを紹介していた。具体的には、過去の日豪対決やJリーグ・Aリーグ(オーストラリア・プロサッカー・リーグ)の歴史。さらに各国代表を支える中心プレーヤーにもクローズ・アップするなど、平易な内容で紹介されている。第二弾は「AFCチャンピオンズリーグを観に行こう!」と題して、始めにACLの大会概要や出場チーム、予選結果などを紹介。次にノックアウト・ステージ準々決勝で対戦するアデレード・ユナイテッドと鹿島アントラーズのチーム紹介を記載していた。以下、チーム紹介の全容である。 ■鹿島アントラーズ AFCチャンピオンズリーグの初戦でアデレード・ユナイテッドと対戦する為に、アデレードにやってくるのは鹿島アントラーズ。日本の茨城県鹿嶋市・神栖市・潮来市・行方市・鉾田市が本拠地で、チームカラーはディープレッド。2000年には年間3タイトルを総なめにするなど、Jリーグで唯一、11冠を達成した日本の名門クラブの一つだ。1991年、住友金属・蹴球団を母体とし、地元自治体と企業からの出資で立ち上げられた。この名門誕生には、Jリーグ開幕当時まだ選手だった元日本代表監督でブラジル代表「伝説の黄金の4人」の一人、ジーコの影響が大きく、彼の植えつけた「SPIRIT OF ZICO」と呼ばれるプロ意識は、今もチームを支えている。ジーコを始め、多くの外国人選手の活躍と彼らに触発された日本人選手達により、Jリーグ開幕年のファースト・ステージ優勝という栄光を手にすると、そこから鹿島は一気に強豪クラブへ伸し上がった。一時期は成績不振で落ち込んでいたものの、世代交代でチームを一新し、2007年は3シーズン振りにJタイトルを獲得。名門の名を改めて日本中に知らしめた。 今季の鹿島は5連勝と好調なスタートを切ったが、その後は怪我人などが相次いだせいもあり、7試合勝ち無しと苦しんでいた。そんな状況でAFCチャンピオンズリーグの予選を勝ち抜いた事は評価されるべきだ。グループ・リーグ終了時点での大会得点ランキングには、5得点で1位のマルキーニョスを始め、4位に3得点の田代、9位に2得点の野沢と本山、と多くの鹿島の選手が得点ランキングに絡んでいる。予選で叩き出された得失点差25という驚くべき数字は、その得点力と、それを守り抜く守備力があるからこそ。DF4人、MF4人、FW2人を基本とし、左右のフィールドを縦に走り抜くサイドアタッカーを中心にクロスを駆使した戦い方が目立つ。GK曽ヶ端、DF大岩・内田、MF小笠原・本山、FW田代など、各ポジションに日本代表経験のある選手達が揃っている上に、元日本代表の中田浩の復帰とブラジル出身のMFマルシーニョの加入で戦力はより強化された。また、8月に開催されたJOMOオールスターには、鹿島から、オズワルド・オリヴェイラ監督、DF岩政・新井場、MF小笠原が選ばれた。これはファンによる投票で決定される為、鹿島にはファンに認められた監督・選手がいるという事だろう。AFCチャンピオンズリーグ・ノックアウト・ステージでは、期待の新星20歳のサイドアタッカー内田篤人の動きに注目したい。 ■アデレード・ユナイテッド 鹿島アントラーズと対戦するアデレード・ユナイテッドは、オーストラリア・南オーストラリアの州都アデレードを拠点とするチーム。愛称はレッズ。こちらのチームカラーは赤。Aリーグの前身NSL時代、1977年から続いていたアデレード・シティが撤退した事で、急遽、僅か数週間でユナイテッドは作られた。経営が上手くいかずにリーグのシーズン途中から参加した事もあったが、現在は着実に強豪チームの道を歩んでいる。Aリーグのチームでは唯一、2度AFCチャンピオンズリーグの出場経験があり、オーストラリア初のACLノックアウト・ステージ進出を決めた。2006年には数試合限定契約で、ブラジルの生んだ天才的ストライカー、ロマーリオが所属していた事もあった。アデレード・ユナイテッドの選手として活躍し、さらにJリーグ出場経験もある元オーストラリア代表のFWアウレリオ・ヴィドマー監督の鋭く正確な采配は、もしかすると鹿島にとって最も手強い相手なのかもしれない。2007-2008年シーズン、アデレード・ユナイテッドの総得点31はAリーグ最多だった。元々定評のある攻撃力に加え、AFCチャンピオンズリーグの予選では、高さとオフサイドのトリックを使ったDFで相手を苦しめた。ただ、速攻にやや弱い面もあるようだ。 JOMOカップのファン投票は誤りのような気もするが、全体的に興味深く読ませて貰った。アデレード・ユナイテッドのトリック・オフサイドにも関心があり、機会があれば具体的にどういったものか調べてみようと思う。鹿島とアデレード・ユナイテッドは、クラブ史上初のノックアウト・ステージ進出となる。この2チームの対戦は、クラブの新たな歴史を懸けた戦いだ。初めての舞台でどれだけの力を発揮できるか。お互い挑戦者として全力ぶつかってくるだろう。いよいよ始まるACL。この試合に勝ち、準決勝に進出して欲しいチームは心情的には決まっているが、アデレード在住の日本人の皆様も是非、スタジアムへ足を運んで鹿島に声援を送って欲しいと思っております。
posted by 鹿太郎 |00:00 |
AFCチャンピオンズリーグ |
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【ACL2008】サポーターの力は計り知れない
潮来市の出身なもんで、ただただ健闘を祈ります。ホームでもアウェーでも勝って欲しいね。
プロフィールにあるけど、確かに、この鹿島、潮来地域ってのはスポーツ王国でもないし、サッカーファンが多かったわけでもないんだ。
たまたま住友金属が工場作って進出してきたもんで、そして、Jリーグが発足して、住金もそれに参加して、前期優勝しちゃったもんで、一気にもりあがっちゃったんだよ。
でも、鬼子なんて妙な言い方はしないでくれ。プロスポーツ後進地域の東北に楽天ができたように、どこにでもプロスポーツが根づく要素はあるんだよ。鍵は経済力だな。
やっぱり大都市は強いよ。でも、アントラーズにはがんばってほしい。
posted by 潮来 | 2008-09-03 10:07
【ACL2008】サポーターの力は計り知れない
「愛称 レッズ」に激しく反応してしまいました(笑)
お国は違えど、ここは叩いておかなくては!!
厳しい日程の中での戦いで大変だと思いますが、
ケガをしないで優勝してほしいです。
posted by あんあん | 2008-09-03 12:38
コメントありがとうございます
潮来様
すでに東京での生活の方が長くなってしまいましたが、私も幼年期・思春期・青春期を潮来様と同じホームタウンで過ごしていました。私は当時、ハナタレのサッカー小僧で、友達と毎日のようにサッカーボールを蹴っていたのを今でも憶えています。「ダイヤモンド・サッカー」を観たり、イングランドのケビン・キーガンに憧れたり、またJSL2部時代の住金の試合を応援しに行ったりと、サッカーを身近に感じる一方で、それが盛んではない鹿島・行方地域では、多くの友達や近所の小父さん・小母さん達と共有するまでには至りませんでした。
鹿島アントラーズが誕生した1991年を機に、カシマは大きく変わりました。世界のジーコが小さな街・カシマで買い物している姿を見掛けた時には、本当に吃驚でしたし、何故か愉快でした。1993年、Jリーグ開幕シーズンでの前期優勝。地元地域のサッカー熱が一気に上昇したのは勿論、「カシマ」の名を日本中に響かせた瞬間は、地鳴りのような歓喜がスタジアムを包み、自身、アントラーズの掲げる「FOOTBALL DREAM」が確信と誇りに変わりました。
「鬼子」。鹿島アントラーズの誕生・存在は、もしかしたら世界のサッカーの常識ではないのかもしれません。大都市でもなく、財政豊かなクラブでもなく、さらにJSL時代に弱小だったチームが今、Jクラブの中で最多タイトルを手にするまでに伸し上がったクラブなのですから。どんな苦難にも屈する事無く、謙虚に、直向きに取り組んできたクラブと地域の姿勢に深く感銘を受けます。レールの上をしっかり歩んでいく生き方も大切ですが、多少、逸脱しても直向きに頑張ろうとする姿は、我が子のように愛おしくなったりするものです。決して響きの良いものではありませんが、私にとって「鬼子」は最高の愛情表現なのです。
posted by 筆者 | 2008-09-05 12:55
コメントありがとうございます
あんあん様
国内の「レッズ」も存在感が大きく、鹿島のライバルチームでもありますから過敏に反応してしまいますね。前大会のアジア王者でもありますし。9月以降はリーグ戦やACLに加え、2010年南アフリカW杯アジア最終予選が始まります。過密日程をどう戦っていくのかはオリヴェイラの采配に期待していますが、終盤戦は疲労の蓄積で怪我になり易い時期でもあります。日々の自己管理は充分に気を付けて欲しいと思います。ACLアデレード・ユナイテッド戦やJ1リーグ再開が本当に待ち遠しいですね。
posted by 筆者 | 2008-09-05 13:35


