2008年07月03日

【EURO2008】至福な微笑

欧州の最強国を決めるユーロ(欧州選手権)2008は6月29日、オーストリア・ウィーンで決勝戦が行われ、スペインが1-0でドイツを破り、1964年以来44年ぶり2度目の優勝を果たした。近年のW杯やユーロといった大きな国際大会で、毎回優勝候補に推されながら、あと一歩のところで敗北し続けていたスペイン。今大会はそのトラウマを克服して、実に44年ぶりの欧州王者に輝いた。言うまでも無いが、「無敵艦隊」躍進の原動力は才能ある若きタレント達である。ユーロ2008は、各チームの世代交代が順調か否かを光と影で写し出し、また大陸間のレベル差は有るにしても、アジアと同様、欧州でも全体的に各国との実力差が縮まっている印象を受けた。

私の職場も欧州サッカーファンは多く、連日ユーロの話題で盛り上がっていた。それぞれの思いを巡らせて各国の戦評を熱く語っていたが、個人的にはユーロと同様、否、それ以上にJリーグも盛り上がってくれればなあという思いだった。とはいえ、欧州サッカーファンもJリーグファンも愛するものは皆一緒。サッカー談議に花を咲かせて楽しい時間を過ごす事ができた。そして、気になっているのはユーロを観戦する為に母国へ里帰りしているイビチャ・オシムである。JFAアドバイザーに就任したオシムが現地観戦してどう感じ、また日本サッカーへどう提言してくれるのか。実はスペインが44年ぶりに優勝した事よりも、オシムが肌で感じたユーロを日本人の私達にどう語ってくれるのか。「欧州の現状と日本の今後」。簡単に題せばこんな感じだが、こちらの方が関心がある。来日した際は、日本サッカー発展の為に良きアドバイスを期待している。

そういえば、ユーロ開幕戦のスイスvsチェコ戦で興味深いシーンがあった。テレビ観戦なので僅かな時間だが、それは選手でも監督でも無く、美しい女性でも無い。表情のそれは、スイス側のスタンドで見守っていた老夫婦と思われるお爺さんの表情である。この試合は0-1でチェコに敗北。残念ながら、自国開催の初戦を勝利で飾れなかったスイス。敗れはしたが、拮抗したゲーム内容で、どちらが勝ってもおかしく無かった。試合は後半チェコが先制し、そのままロスタイムへ。スイスが最後の猛攻を仕掛けるが、あと一歩のところで阻まれてしまう。テレビには、スイス・サポーターの姿が映し出される。「大舞台・開幕戦・ホーム・後半ロスタイム・負けている」。これだけのキーワードが揃ったら、日本であれば、こんな時こそ、最後の最後まで声援を送り続けるだろう。しかし、その時映し出された僅か数秒の画は、スイス・サポーターの静観と微笑だった。

数秒の出来事で偶然なのかもしれない。とはいえ、現地で撮影しているカメラマンにはカメラマンの意図がある。いずれにしても、偶然か必然かの問題では無く、私にとって興味深いシーンに変わりはなかった。そのシーンとは微笑を浮かべるお爺さんだった。椅子から体を乗り出し、両手を軽く合わせて指先を下唇に付け、スイスの最後の猛攻をしっかりと見つめている。静観する優しい微笑は、母国の選手が勇気を持って戦っている姿に満足しているかの表情。ユーロというビッグ・トーナメントを母国で開催でき、さらに開幕戦でその勇姿を真直に観戦できる至福。それは勝ち負けに関係無い、幸せな時間と充実感に包まれているような光景だった。心の年輪を刻む人生ように、サッカーに関しても、愛情を刻みながら生まれる新しい価値観。勝ち負け以上の何かを見つけた時に、この上ない至福に包まれるのだろう。私は、この上ない至福の深遠はまだ分からない。しかし、日本代表で、Jリーグの某クラブで是非、それに出会いたいと思う。一瞬の出来事だったが、スイスのお爺さんは心に残る1カットだった。

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2008年07月01日

【DESAFIO~挑戦~】DESAFIO em JULHO

「DESAFIO em JULHO」。ポルトガル語で「7月の挑戦」という意味だ。中断明けのリーグ戦は本来の勝負強さを発揮して2連勝。叛逆の狼煙を上げて首位との勝点差を「7」から「1」へと縮めた。今後も相変わらず過密日程は続くが、7月はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)が無い為、一先ず国内の戦いに専念できる。アジアの長距離移動が無いのも選手達の負担を軽減できるだろう。とはいえ、ACLが無いこの時期に一つでも多くの勝点を上積みして、リーグ戦やカップ戦、ACLにW杯最終予選といった終盤戦の超過密日程を少しでも有利に戦いたいものだ。今後は、元々苦手としている夏場に差し掛かるが、中断期間のJヴィレッジ・キャンプで鍛えたフィジカルの強さをを是非、発揮して貰いたい。また、復帰した中田浩二とクルゼイロから期限付きで加入したマルシーニョが本格的に始動するのも、この7月である。

■J1リーグ順位表(第14節終了時)&7月の試合日程
1位:浦和 【勝点26】 8勝2分4敗 得失点差+12
2位:名古屋 【勝点26】 8勝2分4敗 得失点差+4
3位:鹿島 【勝点25】 7勝4分3敗 得失点差+13
4位:G大阪 【勝点25】 7勝4分3敗 得失点差+4
5位:F東京 【勝点24】 7勝3敗4敗 得失点差+4

第15節:7月05日(土) 鹿島vs磐田 (19:00キックオフ/エコパスタジアム)
第16節:7月13日(日) 鹿島vsF東京 (19:00キックオフ/カシマスタジアム)
第17節:7月16日(水) 鹿島vs京都 (19:00キックオフ/西京極陸上競技場)
第18節:7月20日(日) 鹿島vs横浜 (19:00キックオフ/日産スタジアム)
第19節:7月27日(日) 鹿島vs浦和 (18:30キックオフ/カシマスタジアム)

■Jリーグ・ナビスコカップ 7月の試合日程
準々決勝 第1戦:7月2日(水) 鹿島vs清水 (19:00キックオフ/カシマスタジアム)
※準々決勝 第2戦は、8月6日(水)日本平スタジアムにて行われます。

「一戦一戦を決勝戦のつもりで戦う」。「鹿島の最大の補強は現有勢力の向上である」。オリヴェイラ監督の言葉を二つ挙げてみたが、一つ目はメンタルな部分。これは、ACL予選の厳しい戦いを経験して「やれる」という自信を深め、足踏みしてしまった序盤戦の課題も、次は高い意識で乗り切れるだろうと期待している。二つ目は総合力のレベルアップについてである。中盤戦、そして終盤戦と全ての大会が佳境に入る時期に、スタメン組み以外の、特に若鹿達の活躍があれば鹿島の機能美が色褪せる事は恐らく無いだろう。とはいえ、体力的にも、精神的にも疲労がピークに達する時が必ず訪れる。今迄のパフォーマンスが嘘のように変貌して、打開するアイデアや正確な状況判断に必要な冷静さが欠如し、それがボールと意思との連携を鈍くしてチームの輝きを失いそうになる時が、過密日程と戦うクラブには必ず訪れるのだと思う。苦しい時期は個の力で乗り切れる事もあるが、全員サッカーの組織力で戦い抜くのが鹿島の応分である。リーグ戦は18節から第2クールに突入する。7月は若鹿達の多くの輝きを期待している。

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2008年06月28日

【DESAFIO~挑戦~】鹿島がマルシーニョ獲得

鹿島は26日、クルゼイロ(ブラジル)からマルシーニョ(本名:マルシオ・ミランダ・フレイタス・ロシャ・ダ・シルバ)を2009年1月までの期限付き移籍で加入したと発表した。層が薄いと言われていた前線の補強は、ペルー・シエンシアーノに所属する澤昌克が有力とみられていたが、鹿島前監督のパウロ・アウトゥオリ率いるクルゼイロからマルシーニョを獲得する事になった。新加入のマルシーニョはセレソン経験も有り、ブラジル国内ではテクニシャンとして評価されている。体格面で劣るもののボディバランスが良く、相手ペナルティーエリア付近で効果的なプレーも期待できるようだ。プロフィールは1981年3月20日生まれ。出身はサンパウロ州カンピーナス。攻撃的MFを得意とするセカンドストライカー。利き足は右で、サイズは171センチ・70キロ。背番号は「33」。

【マルシーニョ経歴】
1996~1999:パウリスタ・ユース
2000~2001:パウリスタ
2002~2002:コリンチャンス
2003~2005:サンカエターノ
2005~2006:パルメイラス
2007~2008:クルゼイロ

早くから将来を期待されたマルシーニョは、2000年に名門コリンチャンスで19歳でデビュー。華麗なテクニックでユース代表・五輪代表に名を連ね、コリンチャンスでは2002年頃から主力として活躍するようになった。しかし、連携面に難が有ったのか、自身のテクニックを効果的に発揮できず、スタメンから外されてしまう。2003年サン・カエターノへ移籍。加入後は負傷・不調に苦しむも、徐々に本領を発揮。2003年にはブラジル全国選手権で13ゴールを挙げている。コリンチャンス時代は自我の強いプレーも多かったが、サン・カエターノではゴールに繋がるシンプルなプレーでチームを牽引。2004年のサンパウロ州選手権では7ゴール(得点ランキング3位)を挙げて、同チーム初タイトルとなるサンパウロ州選手権制覇に貢献した。2005年全国選手権開幕直後にサン・カエターノからパルメイラスへ移籍。加入後、18ゴールの大爆発でFWとしての才能が開花。パルメイラスではMFだけで無く、FWでもプレーし結果を残した。

以上が、マルシーニョが記されているサイトを参考にして大雑把にまとめたものである。若い頃はボールを持ちすぎ利己的なプレーが目立つも、徐々に周りの選手を活かしたプレーもできるようになった。さらに、周りを活かしながら自身の足元の上手さでFWの才能も開花させた。大まかにはこんな感じのようだが、まずは鹿の国へようこそ。マルシーニョは今季終了までの期限付き移籍だが、ACLを含めたハードワークが要される鹿島には心強い戦力補強と言えるだろう。ビザや国際移籍証明書などが揃い次第来日する予定で、早ければ7月13日FC東京戦から出場が可能になる。ドリブラーで技術が高いと評されているマルシーニョは、短期間で日本のサッカーに馴染めるのか否か、そこで結果を出せるかどうは未知数だが、期待するのは小笠原もコメントしているように「彼の加入でチーム内の競争がより激しくなれば良い」。同感である。今季、過密日程を戦い抜くには、現有勢力のレベルアップが不可欠である。チーム内の競争心。マルシーニョはそれを齎す存在となり、チームを鼓舞して欲しいと期待している。これからよろしく!マルシーニョ。

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2008年06月27日

【ALL FOR 2010!】W杯アジア最終予選 組み合わせ抽選結果

2010年W杯アジア地区最終予選の組み合わせ抽選会が27日、マレーシア・クアラルンプールのAFCハウスで行わた。抽選は2006年ドイツW杯のチームランキングなどを基に実施。日本は同率4位のサウジアラビアと予備抽選を経て対戦国が決定した。グループAに入った日本は、豪州・バーレーン・ウズベキスタン・カタールと対戦。また、グループBには韓国・イラン・サウジアラビア・北朝鮮・アラブ首長国連邦(UAE)が所属した。最終予選の概要は、10チームがグループAとグループBの2組に分かれ、ホーム&アウェーのリーグ戦を戦い、各組上位2チームまでがW杯本大会に進出。3位同士はプレーオフを行い、勝者がオセアニア地区1位との大陸間プレーオフを戦う。

■アジア最終予選の組み合わせ
【グループA】
豪州(FIFAランキング35位)
日本(FIFAランキング38位)
バーレーン(FIFAランキング72位)
ウズベキスタン(FIFAランキング58位)
カタール(FIFAランキング83位)

【グループB】
韓国(FIFAランキング45位)
イラン(FIFAランキング48位)
サウジアラビア(FIFAランキング54位)
北朝鮮(FIFAランキング118位)
アラブ首長国連邦(FIFAランキング95位)
※FIFAランキングは2008年6月現在

■日本のW杯最終予選日程
2008年09月06日:バーレーンvs日本
2008年10月15日:日本vsウズベキスタン
2008年11月19日:カタールvs日本
2009年02月11日:日本vs豪州
2009年03月28日:日本vsバーレーン
2009年06月06日:ウズベキスタンvs日本
2009年06月10日:日本vsカタール
2009年06月17日:豪州vs日本
※左側がホームチーム

■川淵会長のコメント
「ウズベキスタンがどの位の実力か分からないので、オーストラリアと共に要注意のチームに挙げられるだろう。バーレーンとはこの最終予選でも同グループだが、3月のアウェー戦の二の舞にならないようチームも考えるだろうし、3次予選で2試合経験しているので、そういう意味では良かった。豪州は強敵だが、3次予選の結果からみると最強とも言い切れない。全て楽に勝てる相手は1チームも無いが、かといって全て勝てないという訳でも無い。率直に言って、BグループよりはAグループの方で良かった。勝ち残れると確信している。是非、最終予選を突破して欲しい」。

■岡田監督のコメント
「チーム力から考えて、決して悪いグループでは無い。また移動や環境などのサッカー以外の面を考えてもそんなに悪くは無いのではないか。このチームは3次予選でも既に厳しい試合を経験しているが、W杯予選に簡単な試合は一つも無い。バーレーンについては、3次予選でも対戦したし、豪州についても情報を持っている。またウズベキスタンやカタールについても映像を見て、ある程度の事は分かっている。初戦はまたバーレーンとアウェーで当たる訳だが、前回(3月の対戦)と同じ間違いを2度起こさないようにしたい。我々には、この予選を勝ち抜いてW杯本大会に出場する力が充分に有ると信じている」。

全チームがW杯出場経験が有るB組に較べ、A組は3チームが未経験。相手の顔ぶれだけを見れば、確かに日本は比較的恵まれた組に入ったといえるだろう。組内の最大の強敵はやはり豪州。豪州とは2006年ドイツW杯、昨年のアジア杯に続いて日本と顔を合わせる事になった。豪州サッカー協会は「驚くべきライバル関係だ。豪州で日本と対戦する最終戦(2009年6月17日)は互いのライバル心が最も盛り上がるだろう」と話した。豪州のピム監督は「予選突破を果たすには全力を尽くさないといけないが、我々にとっては良い試合になるだろう」と2大会連続のW杯出場に自信をのぞかせている。主力の殆どが海外でプレーし、アジアでも強さを発揮している豪州と、アウェーの最終戦に出場権を懸ける展開になると厳しくなる。日本としては、できるだけ前半戦で勝点を稼ぎ、豪州との最終戦は消化試合とする展開が望ましい。まずは、初戦であたるバーレーンとの再戦が重要な一戦となる。最終予選でも同組となったバーレーン。最後まで付き纏う中東の妖怪として日本を苦しめるのか否か、終わってみなければ分から無いが、スタートダッシュを決める為にも、敵地マナマで同じ過ちを繰り返してはならない。

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2008年06月25日

【Jリーグ2008】「DESAFIO」第二章

W杯予選による中断を経て、25日の鹿島vs大分、G大阪vs京都でJリーグが再開する。中断期間の活用法はリーグ戦の行方を左右するポイントの一つ。昨季王者の鹿島は過密日程を睨んで体力強化を再徹底し、6位からの巻き返しを図る。「バモ(頑張れ)、バモ・シューチューウ(集中)」。9~14日の福島・Jヴィレッジ合宿。オリヴェイラ監督の鼓舞は止まず、選手の顔は歪み続けた。1日2度の練習は砂地での走り込み、ほぼ1時間ぶっ続けのインターバル走など。選手は心拍数を測る腕時計を巻いており、手加減すれば、すぐにばれる。

「体力は貯金」。フィジカルコーチの経験が長いオリヴェイラ監督の信念だ。「だからこそ、この時期に体を追い込んでおく必要がある」。序盤戦はJ1とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の掛け持ちで疲弊し、尻すぼみだった。今後は、さらに1次リーグを免除されたナビスコカップも加わる。「想像を絶する連戦」(DF岩政大樹)に備えた「貯蓄」が猛練習の意図だ。

ひたすら走らされても不満が出ないのは、成功体験が有るからだ。鹿島は昨季もアジアカップによる7月の中断期間を走り込みに費やし、逆転優勝の下地を固めた。MF本山雅志は「序盤戦でACLの長距離移動には慣れた。大きな怪我人も無く合宿を乗り越え、今季の後半戦も『やれる』という自信ができた」。ACLもナビスコカップも決勝まで勝ち上がれば、リーグ戦を含めて残り33試合。冬には天皇杯も有る。中田浩二を補強したとはいえ、決して選手層の厚く無い鹿島が、現代サッカーを象徴する過酷な日程に立ち向かう。

上記はasahi.comからの引用記事である。リーグ開幕5連勝と最高のスタートを切った鹿島だが、ACLとリーグ戦を並行して戦う過密日程やコンディション不良などで、常勝軍団は少しずつ輝きを失い始める。結局、5連勝後の7試合で1勝も挙げる事無く中断期間を迎えた。その間、大型連休で心身ともにリフレッシュした後、福島・Jヴィレッジでキャンプを張り、後半戦に向けて精力的なトレーニングを行った。正に、想像を絶する連戦に備えた体力作りだ。鹿島はフィジカル・メンタルがさらに逞しくなれば輝きを取り戻せる事ができるだろう。「進化と真価」が問われる中断明けの初戦は、21戦無敗を誇るカシマスタジアムで大分を迎え撃つ。鹿島は現在6位。首位との勝点差は「7」まで開いている。上位チームを追撃する為にも、無敗の聖地で歓喜し、常勝の波に乗りたいところだ。錨を上げろ!。「DESAFIO」。我等の「挑戦」第二章がいよいよ始まる。

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2008年06月23日

【ALL FOR 2010!】W杯アジア最終予選へ

■W杯アジア3次予選(グループ2)最終成績
1位:日本 【勝点13】 4勝1分1敗 得失点差+9
2位:バーレーン 【勝点11】 3勝2分1敗 得失点差+2
3位:オマーン 【勝点8】 2勝2分2敗 得失点差-2
4位:タイ 【勝点1】 0勝1分5敗 得失点差-9

■W杯アジア3次予選・日本代表メンバー
GK:川口能活(ジュビロ磐田)
GK:楢崎正剛(名古屋グランパス)
GK:川島 永嗣(川崎フロンターレ)
DF:中澤佑二(横浜F・マリノス)
DF:高木和道(清水エスパルス)
DF:田中マルクス闘莉王(浦和レッズ)
DF:駒野友一(ジュビロ磐田)
DF:井川祐輔(川崎フロンターレ)
DF:安田理大(ガンバ大阪)
DF:内田篤人(鹿島アントラーズ)
MF:中村俊輔(セルティック/スコットランド)
MF:遠藤保仁(ガンバ大阪)
MF:中村憲剛(川崎フロンターレ)
MF:松井大輔(サンテティエンヌ/フランス)
MF:鈴木啓太(浦和レッズ)
MF:山瀬功治(横浜F・マリノス)
MF:今野泰幸(FC東京)
MF:長谷部誠(ヴォルフスブルグ/ドイツ)
MF:本田圭佑(VVVフェンロ/オランダ)
FW:玉田圭司(名古屋グランパス)
FW:巻誠一郎(ジェフ・ユナイテッド千葉)
FW:佐藤寿人(サンフレッチェ広島)
FW:矢野貴章(アルビレックス新潟)
※上記はW杯3次予選最終戦(6月22日vsバーレーン)に召集されたメンバーです。

■W杯アジア最終予選進出チーム
【グループ1】1位:豪州 2位:カタール
【グループ2】1位:日本 2位:バーレーン
【グループ3】1位:韓国 2位:北朝鮮
【グループ4】1位:サウジアラビア 2位:ウズベキスタン
【グループ5】1位:イラン 2位:アラブ首長国連邦(UAE)

■W杯アジア最終予選へ
日本はバーレーンに勝利して、3次予選・グループ2を首位で通過したが、27日にマレーシア・クアラルンプールのAFCハウスで行われるアジア最終予選の組み合わせ抽選に、この順位は影響しない。最終予選の組み分けは、3次予選を突破したチームのうち、2006年ドイツW杯の成績により決められたシード順を基に決まる。1位豪州と2位韓国、3位イランと4位チームをそれぞれグループA・グループBの2組へ別々に振り分ける。4位は日本とサウジアラビアが並んでいる為、抽選で4-5位を決める。7-10位は単純に抽選で2ヶ国ずつに分ける。この為、日本は豪州か韓国のどちらかと必ず同組になる事が決定している。

W杯最終予選の概要は、3次予選を突破した10チームが5チームの2グループに分かれてH&A方式で戦う。各グループ上位2チームがW杯本大会の出場権を獲得。さらに、同予選各グループ3位の2チームは、H&A方式のアジア地区プレーオフを行う。勝利チームはオセアニア地区勝者との大陸間プレーオフに進出し、勝利チームがW杯本大会の出場権を獲得する。

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2008年06月21日

【DESAFIO~挑戦~】恩返しへの鹿島立ち

鹿島に復帰する中田浩二に関して21日、代理人と契約を解消するとの報道があり、カシマスタジアムでは中田本人の復帰会見と新背番号のお披露目が行われた。代理人については、FIFA公認代理人の田邊伸明氏との契約を更新せず、新たな代理人とも契約をしない。同氏に帰属していた肖像権などの権利を鹿島に戻した。移籍を完全に封印して「生涯アントラーズ」。残りの現役生活すべてを鹿島に捧げる決意だ。また、2004年のフランス・マルセイユへの移籍の経緯も一筋縄ではいかず批判も多かったが、中田浩二は海外でプレーしている間も、移籍金を残す事ができなかった鹿島に対し、少しでも利益に繋がるよう、カシマスタジアムの年間シート200万円分を毎シーズン購入していた事も明らかになった。そして、復帰後の背番号は伝統の「NO.6」に決定。鹿島の6番は、元日本代表で2006年に引退した本田泰人の番号である。引退後は後継者が現れるまで準永久欠番とする方針だったが、クラブは中田浩二に受け継がせる事を決定した。復帰会見が行われた21日、鹿島アントラーズ・大東和美社長より新しいユニホームが手渡され、新背番号「6」を背負ってのお披露目もあった。

以下、中田浩二の復帰会見のコメントである。

「皆さん、ただいま。3年半ぶりですが、こうして鹿島に戻って来れた事を、そしてこの素晴らしいチームの一員になれた事を大変嬉しく思います。チームは来週から、またリーグ戦が始まります。さっき社長が仰られたように、3冠・3つのタイトルと、ACLも今年はタイトルを狙える位置にいると思います。そのチームに貢献できるように、また初心に戻って頑張っていきたいと思います。応援宜しくお願い致します。」

Q:3年半ぶりのJリーグ復帰となりますが、今のお気持ちを聞かせて下さい。
「そうですね、本当にまたこうやって鹿島に戻って来れた事、このピッチに帰って来れた事は、本当に嬉しく思っています。」

Q:バーゼルから残留の誘いもあったという事ですが、鹿島復帰を決めた理由は何ですか。
「理由は本当に沢山あるんですけど、言える事は僕が移籍した後も鹿島は常にコンタクトを取ってくれたし、常に僕を必要としてくれました。今回、契約が切れるという事でタイミング的にも良かったと思い決意しました。」

Q:個人的にポジションの希望はあるのでしょうか。
「ポジションは監督が決める事なので、どのポジションでやりたいというのはありません。監督が望むポジションで、チームが一番良い状態になるポジションでやる事が一番だと思っています。」

Q:背番号が「6」となりましたが。
「鹿島の6番というと、本田さんが付けてたもので、本当に鹿島を象徴するような選手が付けていたものなので、本当に重たい番号だと思います。自分にプレッシャーを掛ける意味においても、お客さんとして帰ってきた訳ではありませんし、しっかりチームに貢献できるように、そして若手に良い刺激を、チームにも良い刺激を与えられるように6番を選びました。」

Q:今のチームの状態をどう見ていますか。また、そこにどうフィットしていこうと考えていますか。
「何試合か見ましたけれど、最近勝って無いという事はありますが、そんなに状況は悪く無いと思います。やってるサッカーも良いサッカーをしてると思います。ただ、ちょっとした切っ掛けで、ACLとかの試合が続いて疲れとかもあるでしょうし、そういうところで勝ち切れなかった部分があると思います。そうしたところを、メンタルで上手くチームを導いて行ければ良いと思います。チームもこの中断期間でリフレッシュできたと思いますし、これから良いスタートが切れると思います。そうなっていくようにやっていきたいと思います。」

Q:スイスリーグで自分の力が伸びた部分を教えて下さい。
「一番言える事は、人間的に成長できたという事です。それは文化や言葉が違うところで、一人で生活していったというのは大きいと思います。プレーとかは、そんなに大して変わらないと思うんですけど、ただ1対1の部分では多少強くなれたと思いますし、ヨーロッパで3年半できたという自信や経験は、自分にとって一番の大きいものだと思います。そういったものを活かして行ければ良いなと思ってます。」

Q:怪我の状態はどうでしょうか。
「思ったより長引いてしまったのですが、来週辺りからチームの練習に合流できると思います。その辺は、監督・フィジカルコーチと話さなくてはいけないのですが、7月に入ってからいけるんじゃないかという手応えはあります。本当に来週辺りからできるんじゃないかなと思っています。」

以上が復帰会見のコメントである。鹿島での第二幕がいよいよ始まる。海外で経験したプレーを一日も早く魅せて欲しいと楽しみにしているが、中田本人はそれだけで満足しないで欲しい。鹿島「NO.6」の後継者として輝きながらも、それを継承する若鹿をしっかり育てる事も重要な仕事だ。鹿島の79年組(小笠原・本山・曽ヶ端ら)は才能ある黄金世代だが、すでに30歳を目の前にしたベテランである。中田は本来の体を取り戻してポジション争いに加わる事が先決だが、チームに慣れ落ち着いてきたら、海外で培った強いメンタルやプロのスピリッツなどを是非、将来を担う若鹿達に伝え、チームを鼓舞して欲しいと期待している。生涯鹿島。生涯宜しく、中田浩二。

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2008年06月16日

【DESAFIO~挑戦~】赤鹿の「進化と真価」

6月はW杯アジア3次予選により、約1ヶ月中断していたJ1リーグも、今月末より再開する。鹿島は中断期間、リーグ戦やACL予選など、過密スケジュールで疲れた体を癒す為に大型連休で完全オフ。その後は福島Jヴィレッジで6日間のキャンプを行い本格始動。現在は鹿嶋に戻り、後半戦に向け臨戦態勢に入った。中断明けはリーグ戦だけで無く、ナビスコカップも加わって、さらに過密スケジュールとなるが、オリヴェイラ監督は現在のベースをベースアップする事ができたのか。若手の台頭は有るのか。ハードワークを戦い抜くフィジカルとメンタルは大丈夫なのか。期待と不安が交錯するが、まずは中断期間に行われた福島Jヴィレッジ・キャンプでのインタビュー(鹿島アントラーズ公式サイト)を紹介しよう。

●青木剛選手
Q:Jヴィレッジについて
「練習の前後でバスなどの移動も無く、寝て起きて、ご飯食べて、直ぐサッカーができるとても良い環境だと思います。」

Q:ルームメイトは
「野沢さんです。サッカーに対して、凄く意識の高い選手なので、見習わなくてはならないところが沢山あるのかなあと思います(笑)。」

Q:シーズン後半戦に向けて
「後半戦は凄く厳しい日程になってくると思うので、その中でも逞しく戦えるように、このキャンプでしっかり戦える体作りを高い意識で行いたいと思います。」

Q:ファン・サポーターの方へ
「後半戦はJ1リーグ有り、アジア・チャンピオンズリーグ有り、ナビスコカップも入ってきます。全ての大会で優勝できるように頑張りたいと思いますので応援宜しくお願いします。」

●岩政大樹選手
Q:キャンプについて
「きついメニューが続いているので体力的にもきついです。コンディションの維持はキャンプだけで無く、試合が始まってからでも続くので、キャンプをやったからOKとは捉えていませんし、これからもずっとシーズンが終わるまで、特に今年はコンディションをしっかり整えるという事をやっていく必要が有ると思います。」

Q:シーズン後半戦に向けて
「キャンプだけでは無くて、シーズンを通して。日々の練習だけでは無くて、日々の暮らしから優勝の為に全てを懸けて戦っていきたいと思います。」

Q:ファン・サポーターの方へ
「日頃から、特に去年辺りからホームの雰囲気が凄く良いと、僕も何度か言わして頂いているんですけど、そういう雰囲気をサポーターの皆さんが作って頂いている事で良い成績が出せていると思います。ただ、僕達チームも上を目指していかないといけないと思いますし、一緒になって、今以上にチームを盛り上げて欲しいと思います。僕達はサポーターの皆さんに感謝の気持ちを結果で応えたいと思っています。」

●田代有三選手
Q:キャンプについて
「練習はきついですけど、みんな集中しているので良いトレーニングになっていると思います。」

Q:シーズン前半戦を終えて
「最後は疲労でみんなが疲れてきたので、このキャンプで体力を付けて、90分戦える力をしっかり作りたいと思います。」

Q:シーズン後半戦に向けて
「リーグ戦の順位が下の方になっているので、これから練習を積み重ねて上位に喰い込み、また優勝できればと思っています。」

Q:ファン・サポーターの方へ
「最後まで諦めずに頑張るので応援宜しくお願いします。」

●オズワルド・オリヴェイラ監督
Q:キャンプのプログラムについて
「2部練習の中で、どちらかがフィジカル重視になるが、全部では無い。技術・戦術も取り入れたメニューも有るので、しっかりバランス良くやっていきたい。」

Q:後半戦に向けて
「強い自信は当然持っている。どの試合も90分の勝負であって、しっかり戦わなければいけない。その中には流れがあって、良い流れの選択やプレーが求められる。日頃の練習からしっかり取り組む姿勢をみせて、高い意識を持ちながらやっていけば、それを実現できる形になる。短所を消して、短所を突いていく事の繰り返し。1つでも多くの勝利を手にして、本当に良い形でシーズンを終えたい。去年と違うのは、チーム全体の自信を回復させる作業が有ったが、今年は去年のベースが有る。それを過信せずに、謙虚さを持って戦っていきたいと思っています。」

以上が、福島Jヴィレッジ・キャンプでのインタビューだ。シーズン開幕前にオリヴェイラ監督は、「現有勢力の向上が最大の補強だ。」と語っていたように、中断明けはその最大の補強が形となって過密スケジュールを乗り切って欲しい。また、昨季は負傷した野沢拓也の復帰やメッシーナから小笠原満男の復帰など、幾つかの転機がチームに好機を齎した。今季は中田浩二がそうではないかと期待しているのは、私だけでは無いだろう。右膝半月板を手術し、その後に骨挫傷も判明した事から回復が遅れているが、リハビリも順調のようで、少しずつ回復に向かっているようだ。ピッチに戻ってきたらチームを鼓舞し、魅せるプレーで輝いて欲しい。とはいえ、繰り返し述べるが、代表を憂慮するよりも、鹿島でポジション争いに加わり奪取する事の方が先決である。すでにベテランの域とはいえ、経験豊富だからこそ、代表でも期待されているからこそ、謙虚さを持って取り組んで欲しいと願っている。

最後になるが、月末からリーグ戦やナビスコカップ。9月にはAFCチャンピオンズリーグ・ノックアウト・ステージが始まる。もう後戻りはできない。過密スケジュールの疲労困憊も言い逃れはできない。月末から始まる後半戦は、常勝軍団の“進化と真価”が問われる戦いだ。新たな歴史を刻もうとする我等の挑戦に足踏みは許されない。一歩一歩、前進するのみである。リーグ2連覇に初のアジア制覇。12冠・13冠・・・。それだけでは無い。クラブ・ワールドカップで、欧州クラブ王者のマンチェスター・ユナイテッドに勇ましく立ち向かう愛しき鬼子の姿を想い描いて鳥肌を立てる。そんな事を夢見ながら、最後まで我等の「FOOTBALL DREAM」を篤信し続けよう。そういえば昨季、オリヴェイラ監督はこんな事を言っていた。「魂が一つになった時、夢は再び現実となる」。2008シーズン後半戦。赤鹿の挑戦が楽しみだ。

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2008年06月08日

【Jリーグカップ2008】決勝トーナメント組み合わせ

今年で16回目を迎えるJリーグ・ヤマザキナビスコカップ。6月8日に予選リーグ全日程が終了し、準々決勝に進出する8チームが決定した。予選リーグ各グループ1位の4チーム、2位のうち成績上位の2チーム及び、AFCチャンピオンズリーグ出場の為、予選リーグをシードされた鹿島アントラーズ・ガンバ大阪の計8チームにより、ホーム&アウェー方式のトーナメント戦を行う。下記、左側のチームが第1戦ホーム。決勝(1試合のみ)は11月1日に国立競技場で行われる。

■決勝トーナメント組み合わせ

準々決勝(7月2日・8月6日)

[1] FC東京(グループ2位・1位) vs 大分トリニータ(グループ2位・2位)

[2] ジェフ・ユナイテッド千葉(グループC・1位) vs 名古屋グランパス(グループA・1位) 

[3] ガンバ大阪(シード) vs 横浜F・マリノス(グループD・1位) 

[4] 鹿島アントラーズ(シード) vs 清水エスパルス(グループB・1位)

準決勝(9月3日・7日)

[5] [1]の勝者 vs [2]の勝者

[6] [3]の勝者 vs [4]の勝者

決勝(11月1日/国立競技場)

[7] [5]の勝者 vs [6]の勝者

■Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ歴代優勝チーム

1992年:ヴェルディ川崎
1993年:ヴェルディ川崎
1994年:ヴェルディ川崎
1995年:開催せず
1996年:清水エスパルス
1997年:鹿島アントラーズ
1998年:ジュビロ磐田
1999年:柏レイソル
2000年:鹿島アントラーズ
2001年:横浜F・マリノス
2002年:鹿島アントラーズ
2003年:浦和レッドダイアモンズ
2004年:FC東京
2005年:ジェフ・ユナイテッド千葉
2006年:ジェフ・ユナイテッド千葉
2007年:ガンバ大阪

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2008年06月07日

【ALL FOR 2010!】アジア3次予選・第4戦 日本vsオマーン

FIFAワールドカップ南アフリカ大会 アジア3次予選・第4戦
日本代表 vs オマーン代表(22:15キックオフ/オマーン・マスカット)

日本代表スターティングメンバー

GK:楢崎正剛(名古屋グランパス)
DF:駒野友一(ジュビロ磐田)
DF:田中マルクス闘莉王(浦和レッズ)
DF:中澤佑二(横浜F・マリノス)
DF:内田篤人(鹿島アントラーズ)
MF:遠藤保仁(ガンバ大阪)
MF:長谷部誠(ヴォルフスブルグ/ドイツ)
MF:松井大輔(サンテティエンヌ/フランス)
MF:中村俊輔(セルティック/スコットランド)
FW:大久保嘉人(ヴィッセル神戸)
FW:玉田圭司(名古屋グランパス)

控え
GK:川島永嗣(川崎フロンターレ)
DF:寺田周平(川崎フロンターレ)
MF:中村憲剛(川崎フロンターレ)
MF:鈴木啓太(浦和レッズ)
MF:山瀬功治(横浜F・マリノス)
MF:今野泰幸(FC東京)
FW:矢野貴章(アルビレックス新潟)

ウルグアイ人のオマーン代表リバス監督は、6月2日に行われた日本代表戦(日産スタジアム)での大敗と成績不振で監督を解任。後任には自国人で、元オマーン代表監督のハマド・アル・アザーニ氏が着任する事になった。オマーンは「リバス解任効果」を何処まで発揮できるのか。堅い守備を基調としたオマーンのカウンター・サッカーをハマド監督は短期間で取り戻す事ができるのか。その豹変ぶりに注目している。一方、ニッポンはこの試合に勝利すると、3次予選突破がほぼ確実となるだけに当然、勝点3を狙う戦いである。ホームで戦ったオマーンと、今回アウェーで戦うオマーンとではチームがどう変わるのかは未知数だとしても、青きサムライ達はオマーンのサッカーに合わせる事無く、前回のような泥臭くも美しい岡田監督のサッカーで是非、勝利して欲しい。また、アジア3次予選を「首位」で突破する為に志を低くしてはならない。多くのサッカーファンの代表熱を失わない為に、オマーンでもニッポンのユニフォームが輝く事を祈っている。

最後に、鹿の国から内田篤人がスタメン出場。4月に第3腰椎(ようつい)横突起骨折で懸命にリハビリに励んでいた篤人。久々の実戦復帰となるが、「もう怪我とか、暑いとか言ってられない。ここに来ている以上、出たらやるだけです。一生懸命走ります。」と本人が語るように、少しでも代表の力となれるよう、篤人らしく自然体で臨み、自身の試合感覚を少しずつ取り戻していって欲しい。またスタミナがポイントとなる中東でのペース配分は、今後ACLノックアウト・ステージを戦う鹿島にとっても、篤人の出場は貴重だといえる。帰国した際には、酷暑中東での経験を鹿ファミリーで共有すると良いかもしれない。中東は、ペース配分だけでなく、特有の堅守・逆襲サッカー、独特なスタジアムの雰囲気など、篤人はアウェーのオマーン戦から学ぶ事は多いはずだ。今回の経験は是非、クラブでも活かして欲しい。ワールドカップ出場に向け、青いユニフォームで奮起するのは篤人の宿命。しかし、国内リーグ優勝とアジア制覇、そしてクラブ・ワールドカップへの夢を決して忘れないで欲しい。私は代表の“ウッチー”よりも、鹿島の“篤人”の輝きに期待している。神の使いとされ、神武天皇を導いた「ヤタガラス」も良いが、鹿島神宮の神の使いとして親しまれている「鹿」の方がやはり愛着が沸く。話が逸れてしまったが、いずれにしても、篤人の怪我が完治し、実戦復帰できた事は欣快の至りである。

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